典拠となるところの明示[48]――ダンテ『地獄篇』およびミルトン『失楽園』にあっ
ての[現代的観点から見た場合の多重的ブラックホール類似物]

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ダンテ『地獄篇』とミルトン『失楽園』に見る(「今日的観点で見た場合の」)ブラックホール近似物に関して何が問題になるのかについて[3]

 直近の段(出典(Source)紹介の部55から出典(Source)紹介の部55(3)を包摂する部)までにては次のことの指摘に努めてきた。

 ダンテ『地獄篇』にあっての、

[今日的な理解にあってのブラックホール近似物の描写(於て:コキュートス)]

ミルトン『失楽園』にあっての同じくもの、

[今日的な理解にあってのブラックホール近似物の描写(於て:アビス)]

は双方別個に別々の側面からブラックホールとの近似性を呈するとのものであるが、「極めて奇怪なことに」双方共に

ルシファーによる災厄
地獄門の先にある破滅・悲劇に関わる通路

と結びつけられているとのことがある。

 以上、i.からiii.と区切ってのことらにつき、まとめれば、『地獄篇』および『失楽園』との両古典を合算して見た際に、

[ [ルシファーによる災厄]および[地獄門(と描写されるもの)の先にある[破滅][悲劇]への通路]との両要素と結びついたポイント]

に関わるところで

A.[[不帰の領域]にまつわる隻句(『地獄篇』地獄門隻句)を目にしたところから入って最終的に到達した「悲嘆」を体現しての地点] (『地獄篇』コキュートス)

B.[重力の源泉と「際立って」描写されている地点] (『地獄篇』コキュートス)

C.[(静的描写として)外側から見た際に罪障がゆえに「凍りついた」者達がそこに横たわっている、と同時に、(動的描写として)当事者から見れば「永劫に粉砕され続けている」との地点] (『地獄篇』コキュートスの中枢ジュデッカ)

D.[光に語源を有する存在](ルチフェロ)が幽閉されている地点] (『地獄篇』コキュートスの中枢ジュデッカ)

E.[[果てなき(底無し暗黒領域] (『失楽園』アビス)

F.[大きさ・時間「場所無意味となる領域] (『失楽園』アビス/17世紀成立の『失楽園』の刊行時には時間と空間を有機的一体と見る相対性理論に通ずる発想法は無論、なかった)

G.[自然の祖たる領域] (『失楽園』アビス)

との要素らを「全て兼ね備えての」ありようが具現化していると述べられるようになっており、そうしたありようが現代物理学 ――(その担い手らが本質的には知性も自由度もないにも関わらず知性あるフリをさせられている下らぬ人種(ダンテ地獄篇にて欺瞞をこととする[人類の裏切り者]らとして氷地獄に閉じ込められているような者達)か否かどうかはこの際、関係ないものとしての現代物理学)―― の発展にて呈示されるようになったとの[「今日的な観点で見ての」ブラックホール像]と共通性を呈している、すなわち、

A.[一度入ったらば二度と出れない」との(事象の地平線の先にての)領域] (ブラックホール内側)

B.[重力の源泉となっている場] (ブラックホール) 

C.[(静的描写として)外側(生者)から見れば被吸引者が[時が止まったような状況]になっているとのことがありつつも(動的描写として)その被吸引者本人(死者と化した者)から見れば「粉砕され尽くしている」との場] (ブラックホール)

D.[光さえもが逃がれられないとされる場] (ブラックホール内側) 

E.[底無し暗黒領域] (ブラックホール)

F.[時空間の法則破綻する(「時間」と「空間」が本来通りの意をなさなくなる)領域] (ブラックホール)

G.[それをもって自然の祖であるとする観点が存する場] (ブラックホール)

との特徴を全て兼ね備えたものとしての[「今日的な観点で見ての」ブラックホール像]と共通性を呈していると摘示できるように「なっている」とのことがある。

(※ダンテ『地獄篇』の最終ゴールたる氷地獄コキュートスに
B.[重力の源泉となっている場
C.[「悲嘆の」川コキュートスにて(静的描写として)外側から見た際に罪障がゆえに「凍りついた」者達がそこに横たわっている、と同時に、(動的描写として)当事者から見れば「永劫に粉砕され続けている」との地点]

との側面が伴うのに対して、現代的観点で見た際のブラックホールに
B.[重力の源泉となっている場
C.[(静的描写として)外側(生者)から見れば被吸引者が[時が止まったような状況]になっているとのことがありつつも(動的描写として)その被吸引者本人(死者と化した者)から見れば「粉砕され尽くしている」との場]

との特性が伴っているとのまさしくものそのことに関わるところとしてブラックホール(と今日、呼ばれるに至ったもの)は初期、
Frozen Star[凍った星](ダンテ『地獄篇』の[重力の中枢にあっての氷地獄]のようなものとしてのフローズン・スター)
とも形容されていたとのこと「も」先立っての段で解説した ――そちら Frozen Starの現行、Wikipediaにての関連表記は[ Black Hole ]項目、そのHistoryの節にての This is a valid point of view for external observers, but not for infalling observers. Because of this property, the collapsed stars were called "frozen stars", because an outside observer would see the surface of the star frozen in time at the instant where its collapse takes it inside the Schwarzschild radius.「この見方は外側の観測者ら(訳注:ブラックホールの外側の観測者ら)にとっては適正なる見方だが、ブラックホールに落ちこむ観測者らから見れば、適正なる見方ではない。こうもした属性がゆえに[縮退星](訳注: collapsed starはブラックホールという言葉が生み出される前にブラックホールを指して用いられていたところの一呼称) Frozen Stars[フローズン・スターズ(凍り付いた恒星)]とも呼ばれていた、というのも[外側の観察者]はその星がシュヴァルツシルト半径の内側へ向けて崩壊していくまさにその場、その瞬間を[凍り付いた恒星の外面]とのかたちで見ることになるからであるとの部位となる―― 

 以上振り返ったうえで述べるが、

「[ルシファー]が多くを結節させる留め金となる要素の一ともなっている」

とのことを切り出してダンテ『地獄篇』とミルトン『失楽園』の話に入る「前の」[より従前の段]にあってのこととして、本稿では次のことらの指し示しに(各事項少なからずの紙幅を割きつつ)努めてきた。

以下のことをよく検討いただき、その意味性についてよく考えていただきたい


多少、順序違えながらもの振り返り表記をなすとして

[エデンの園の誘惑][トロイア崩壊をもたらした[パリスの審判]に伴っての誘惑]と多重的に接合しているとの指摘がなせるようになっている (:出典(Source)紹介の部48から出典(Source)紹介の部51を包摂する一連の解説部を参照のこと。につき、(順序を違えながらも)、再度、繰り返せば、[パリスの審判]および[エデンの誘惑]に関して、1.(エデンの[禁断の果実]を[林檎]と見る見方に拠っての話として)[パリスの審判]も[エデンの誘惑]も双方ともに林檎を巡るやりとりとなっている]、2.双方ともに誘惑の具として女 ――片方がヘレン、片方がイヴ―― が用いられている]、3.双方ともに誘惑の結果が誘惑対象に(女難による)破滅的結果をもたらしたとのものである ――パリスの審判の結果、パリスが王子となっていたトロイアは滅亡に至る戦争に突入した( Fall of Troyトロイア陥落に至った)。他面、エデンの誘惑の結果、アダムとイヴは至福の楽園からの追放を見た( Fall of man[人類の堕落]を見た)―― ]、4.[(パリスの審判でのアフロディテ、また、エデンの園で誘惑をなした蛇と結びつけられてきたルシファーに着目して)双方ともにて誘惑者が[金星]と濃厚に結びつくかたちとなっている]、5.[(誘惑者のうちのアフロディテの方の金星と結びつけられてきた属性を脇に置いたうえでも)黄金の林檎はそれ自体が宵の明星、すなわち、金星と結びつくとの要素を伴う管理者Hesperidesによって管理されているものとなる。他面、エデンの林檎の誘惑者の方は金星の体現存在とされているルシファーと結びつく]、6.[(小さなことながらも)双方とも爬虫類の類と接合する素地があることとなっている ――エデンの園の誘惑については言うまでもないとして、パリスの審判にてその取得が争われたとの黄金の林檎については[ヘラクレス第11功業を巡るギリシャ神話にて100の頭を持つ竜(半ば蛇のような存在とも先述)たるラドンという存在に守られていると伝わっている]とのことがある―― ]、7.上にて述べてきたことを加味したうえでよりもって重みが理解できるようなところとして19世紀欧州人によって[黄金の林檎の園]と[エデンの園]は同一性を帯びていた存在であると指摘されていたとのことがある]とのことらの摘示に表記の出典紹介部にては努めてきたとのことがある)

・[パリスの審判](トロイア崩壊の元凶となったところの審判)にあってその取得が争われていた[黄金の林檎]がたわわに実る[ヘスペリデス(アトラスの娘達)の黄金の林檎の園]は「それなりの理由あって」プラトン古典が語る[アトランティス]の質的同等物と看做されてきたとの背景がある他面、同じくもの[黄金の林檎が実るヘスペリデスの園]は ―直近にて再述のように[エデンの禁断の果実]が[黄金の林檎]と結びつけられもする中― [エデンの園]の質的同等物と看做されるだけの背景があるものでもある (:[黄金の林檎の園]←→[アトランティス]との点については[アトランティスとアトラスの娘の語源的連続性]などに着目しての出典(Source)紹介の部40および出典(Source)紹介の部41を包摂する部を参照のこと.また、[黄金の林檎の園]←→[エデンの園]との関係性については出典(Source)紹介の部51を包摂する部を参照のこと)

・(直上にて振り返りもして述べているように)[アトランティス]←→[黄金の林檎の園]との観点が呈されてきた一方で[黄金の林檎の園]←→[エデンの園]との観点が呈されてきたとのことは、(纏(まと)めれば)、[アトランティス](←→[黄金の林檎の園]←→)[エデンの園]との見方もがなせるようになっているとのことである。そうしたことがある一方でのこととして「[アメリカ]こそが[アトランティス]である」との見解が大航海時代より存在しているとのことがありもし、その「[アメリカ]こそが[アトランティス]である」との見解に見る[アメリカ]にあってスペイン征服前に遡る土着文明(アステカ文明)にて崇められていたケツァルコアトルという神とルシファー(エデンにての誘惑者)の間には多重的接合性が存在しているとのことがある (:出典(Source)紹介の部52から出典(Source)紹介の部54(4)を包摂する一連の解説部を参照のこと。につき、再度、繰り返せば、[[エデンの誘惑の蛇(サタン・ルシファーに比定される存在)]およびケツァルコアトルの間の多重的接合性]として、1.双方とも[蛇]としての存在となっている ――[人語を解するエデンの誘惑の蛇]と[羽毛の生えた蛇としてのケツァルコアトル]とのことで両者とも蛇である―― ]、2.双方ともある種の[文明の促進者]とでもいうべき存在となっている ――[ケツァルコアトルにあっての神話に見る文化的英雄としての描写]と[エデンの知恵の樹の実による「裸体を恥じての」知恵と文明の向上]との観点で接合性が観念できる―― ]、3.双方とも[金星]と結びつく存在ともなる ――[エデンの園の蛇]の場合は明けの明星の体現存在としてのルシファーと見た場合に[金星]の体現存在となる。[ケツァルコアトル]は金星の体現神格として神話が語り継いでいる存在となる―― ]、4.双方とも信ずるものを裏切り、破滅的結果をもたらした存在となっている ――[エデンの蛇]にあっては旧約聖書にあっての創世記の内容および新約聖書・黙示録の内容が背信・裏切りの所在を示している。他面、[ケツァルコアトル]については(それが征服者のスペイン・サイドにいかようなる潤色・脚色がなされていようと)[一の葦の年(1519年)にてのケツァルコアトル帰還伝承]が[コンキスタドレス(スペイン征服者ら)征服活動]を容易ならしめ、それに付随しての土地収奪と疫病の流布による人口の激減が具現化を見ているとのことがある―― ]、5.双方の欺瞞が体現した場に接合性が見てとれるとのことがある ――重複するも、[アトランティス]を[アメリカ]と見る見方が歴史的に存在する。そちら[アトランティス]と見做されもしてきた[アメリカ]で崇められてきたのがケツァルコアトルとなるわけだが、[アトランティス]については[黄金の林檎の園]との結びつきが問題視されてきたとの背景がある。[黄金の林檎の園]については上述のような[黄金の林檎を巡るパリスの審判]と[禁断の果実を巡るエデンの園の誘惑]の接合点から[エデンの園]との接合性が観念される場となる―― ]とのことの典拠の紹介に表記の出典紹介部にては努めてきたとのことがある)

CERNLHC実験は[「科学の進歩にとって望ましい」と鼓吹されての安全な極微ブラックホールらを生成する可能性があると(中途より)述べられるに至った実験]となるが(出典(Source)紹介の部1および出典(Source)紹介の部2を参照のこと)、 「どういうわけなのか、」同LHC実験、[アトランティス]「とも」[トロイア崩壊伝承(黄金の林檎で滅んだ都市の伝承)にまつわる事柄]「とも」命名規則上、結び付けられるようになっている実験となっている(出典(Source)紹介の部35から出典(Source)紹介の部36(3)を包摂する解説部および出典(Source)紹介の部46を包摂する解説部を参照のこと)。 LHC実験では[黄金の林檎の所在地を知る巨人]として伝わる[アトラス]の名前が用いられていた、同実験まわりでのイベント・ディスプレイ・ウェアに対して[アトランティス]との名前を付すとの派生命名規則を「後に」生み出すことにもなることとつながったところとし計画準備段階から[アトラス]の名が用いられていた。 につき、[LHC実験に供されてのATLANTISという Event Displayツールの使用と表裏一体となっているATLAS出典(Source)紹介の部36に先立つ解説部を参照のこと)の命名が決せられたのは1992年に遡ることとなっており出典(Source)紹介の部36(2)にあってCERNのオンライン上解説媒体 timeline.web.cern. chより引いたところの ATLAS and CMS collaborations publish letters of intent 1 October 1992 The Toroidal LHC Apparatus collaboration propose to build a multipurpose detector at the LHC. The letter of intent they submit to the LHC Experiments Committee marks the first official use of the name ATLAS. Two collaborations called ASCOT and EAGLE combine to form ATLAS.(訳として)「ATLASおよびCMSコラボレーション(共同企画面々)が1992年10月1日付けで取決め書を発する: Toroidal LHC Apparatus(環状LHC装置ユニットとでも訳せようところ)のコラボレーションの面々はLHCにあって多目的に機能する検出器を建設するよう提案なした。そこにて彼らがLHC実験委員会に呈示してきた設立覚書にて初めてATLASという名の使用が公的に現われていた。初期のASCOTおよびEAGLEと呼ばれていたコラボレーションの面々がATLASという名称を形成するようなかたちで融合なすに至ったのである」との部を参照のこと)、 そうもした[アトラス]の名称利用決定はLHCでブラックホールが生成される可能性があることが認容されだした2001年よりも(また、ブラックホール生成可能性がはじめて(問題あるありかたでながらも)部外の人間より問題視されるようになったとの1999年よりも)何年も前のこととなる。 従って、あらかじめ、「危険なる」ブラックホール生成がなされる可能性があることを問題となる古典上の存在 ――[トロイア崩壊の原因たる黄金の林檎の所在を知る巨人アトラス]の名ATLAS―― を命名規則のなかに取り込みもして用いて、(ブラックホール生成の可能性を当初、全否定し、後に変節を経て、「ブラックホールを観測することは科学に望ましきものである」などと肯定するようになったとの実験機関ないしその一部の関係者が)「人間の意図として」事前に警告・警世をなそうとしていたとは「純粋に時期的な問題として」考えづらい、というより、まったくもって考えれられないところとなっている出典(Source)紹介の部1および出典(Source)紹介の部2にて摘示しているとの経緯と出典(Source)紹介の部36(2)にて摘示していることの純粋なる時期的比較より見出せることである) 

・(以上のようなことがある中で)、古代アトランティスに対する蛇の種族による次元間侵略といったモチーフを含む[より従前より存在していたパルプ雑誌に初出の小説『影の王国』の筋立てを受けての(一見すれば)妄言体系としての神秘家の戯れ言]といったものが前世紀、第二次世界大戦勃発の折柄(1939年)に遡るところとして呈されていたとのことがある (:疑わしきにおかれては出典(Source)紹介の部34から出典(Source)紹介の部34-2を包摂する解説部を参照のこと)

古代アトランティスに対する蛇の種族の次元間侵略といった神秘家戯れ言(としかそれ単体では見受けられないこと)と接合するように見える恐竜人の種族による次元間侵略]を扱った[片方の上階に風穴が開きつつ][片方が崩落する]とのツインタワー ―(恐竜人の首府と融合するとのツインタワー)― をワンカット描写にて登場させている「1993年封切りの」映画が「現実に」存在しているとのことがある (:疑わしきにおかれては出典(Source)紹介の部27を包摂する解説部を参照のこと)

ある種、911の先覚的言及をなしているとも述べられるような性質を伴っての上記映画は[他世界間の融合]といったテーマを扱う作品ともなっていたわけだが、そうした内容([異空間同士の架橋]との内容)と接合する[ブラックホール][ワームホール]の問題を主色として扱い、また、まさしくもの同じくものところで[911の事件の発生に対する先覚的言及とも述べられる要素]をも「露骨」かつ「多重的に」帯びているとの著名物理学者由来の著作 ―― BLACK HOLES & TIME WARP Einstein's Outrageous Legacy『ブラックホールと時空の歪み アインシュタインのとんでもない遺産』という著作―― が(申し分としては無論、頓狂に響くところなのだが)原著1994年初出のものとして「現実に」存在しているとのことがある (:疑わしきにおかれては(羅列しての表記をなし)本稿にての出典(Source)紹介の部28,出典(Source)紹介の部28-2,出典(Source)紹介の部28-3,出典(Source)紹介の部31,出典(Source)紹介の部31-2,出典(Source)紹介の部32,出典(Source)紹介の部32-2,出典(Source)紹介の部33,出典(Source)紹介の部33-2を包摂する解説部を参照されたい。表記の部にては BLACK HOLES & TIME WARP Einstein's Outrageous Legacy『ブラックホールと時空の歪み アインシュタインのとんでもない遺産』という1994年初出の作品が[双子のパラドックス(1911年提唱)の機序の利用による二点間時差の応用]/[91101(2001年9月11日を意味する数)との郵便番号で「はじまる」地を実験に対する[空間軸上の始点]に置いてのタイムワープにまつわる解説]/[2000年9月11日⇒2001年9月11日と接合する日付けの実験に対する[時間軸上の始点]としての使用]/[他の「関連」書籍に見る[ブラックホール←→グラウンド・ゼロ]との対応付け]を[僅か一例としての思考実験](通過可能なワームホール関連の思考実験)にまつわるところで「すべて同時に具現化」なさしめ、もって、[双子の塔が崩された「2001年の」911の事件]の前言と解されることを事件勃発前にいかようになしているのかについて(筆者の主観など問題にならぬとの客観事実に関わるところとして)仔細・繊密に摘示している。また、それに先立つところ、本稿にての出典(Source)紹介の部29から出典(Source)紹介の部30-2を包摂させての解説部ではその前言問題に関わるところの[双子のパラドックス](1911年提唱)というものと結びついているとのことがよく指摘される浦島伝承(爬虫類の化身と人間の異類結婚譚との側面も初期(丹後国風土記)にては有していた浦島子にまつわる伝承)が欧州のケルトの伝承と数値的に不可解な一致性を呈していることを解説、その「伝承伝播では説明がなしがたい」ような特異性についての指摘「も」なしている)

[加速器(およびそのゲート開閉)と通ずること][爬虫類の異種族の侵略]を扱っているとも「解釈できる」作品らが従前から存在しており、の中には、カシミール・エフェクトといった後に発見された概念につき尋常一様ならざるかたちにて先覚的言及なしているとの作品『フェッセンデンの宇宙』 ――人工宇宙にあっての[爬虫類の種族による人類に似た種族の(世界架橋に伴う)皆殺し]との内容が具現化している作品―― も含まれている (:出典(Source)紹介の部22から出典(Source)紹介の部26-3を包摂する一連の解説部を参照のこと)

上述にて箇条表記していることを敢えても再度繰り返すとしてCERNのLHC計画は「実際の命名規則の問題として」1990年代のプラン策定段階にての1992年(米国にて2004年に放映されていたテレビドラマ『スターゲイト・アトランティス』といったものを包摂する一連のスターゲイト・シリーズの嚆矢たる映画作品『スターゲイト』が1994年の公開にて世に出ることになった折より2年程前)よりアトラス ――ヘラクレスの11功業にて登場した[黄金の林檎]の在所を把握する巨人―― と結びつけられ、また、後にそのアトラスと語義を近くもするアトランティスともブラックホール探索挙動との絡みで結びつけられるに至っているしかもブラックホールの生成を観測しうるメカニズムと銘打たれているイベント・ディスプレイ・ツールのATLANTISについてはプラトンの古典『クリティアス』記述から再現できるところの古のアトランティスの城郭構造を意識させるようなモニタリング画面を用いているとの按配での堂の入りようとなっている (:出典(Source)紹介の部35から出典(Source)紹介の部36(3)を包摂する解説部、そして、出典(Source)紹介の部47を包摂する解説部を参照されたい

ヘラクレスの11功業][アトラスおよび黄金の林檎]に関わるものとなるのだが([ヘラクレスの11功業]は[黄金の林檎]を追い求めてのものとなっており、の中で、[巨人アトラス]が[黄金の林檎]の在処を知る巨人として登場してくる ――アポロドーロスBIBLIOTHEKE『ビブリオテーケー』に見る(先立って引用なしたところの)言い伝えの伝―― )、 どういうわけなのか」911の事件の前言要素(と解せられるもの/[ニューヨーク・マンハッタンのビルの爆破][ペンタゴンの爆破][ニューヨーク象徴物とペンタゴン象徴物の並列配置シンボルの多用][米軍関係者より漏洩した炭疽菌の災厄][関連作品でのツインタワー爆破・ペンタゴン爆破描写]との観点で[ニューヨークはマンハッタンとペンタゴンが同時に攻撃されて、後に米軍関係者よりの炭疽菌漏洩テロも発生したとの911の事件]を巡る前後関係と結節していると解せられる要素等等)を「同時に多重的に含んでいる」との按配の作品らが存在しており、それら作品らが[ヘラクレスの11功業]にまつわる寓意「とも」深く結びついているとのことがある ――本稿では既に[次元間浸潤妖怪の復活][古代アトランティスにあっての蛇人間を用いての反対派の粛正]といった従前サブ・カルチャー(戦前期パルプ小説『影の王国』など)の内容を受けてのものと思しきそうした要素を具備している70年代に大ヒットを見た作品としての『ジ・イルミナタス・トリロジー』(ヘラクレス11番目の功業にての目標物たる黄金の林檎をタイトル副題に解する小説)のことをまずもっての一例として摘示している―― (:『ジ・イルミナタス・トリロジー』については出典(Source)紹介の部37から出典(Source)紹介の部37-5そして出典(Source)紹介の部38から出典(Source)紹介の部38-2を包摂する一群の解説部、オンライン上より全文現行確認できるようになっているとの原著よりの原文抜粋および国内で流通している訳書よりの抜粋をなしつつ「どこが」「どのように」[911の事件に対する奇怪なる前言と呼べるようなパート]となっているかにつき事細かに解説しているとのそちらの部を参照のこと)

振り返り表記部はここまでとする


(尚、(類似することを先だっての段にも述べているが)、本稿では以上の関係性らが「同時に」具現化しているとのその[機序(作用原理)]について云々することに力点を置いているわけではない。そう、[機序](作用原理)の問題に立ち入れば、[人間存在の実態がいかなるものなのか][人間のインプットとアウトプットにいかなることが介在していうるのか]、とのことについて、延々と[推測]の域を出ない(推測の域を出ることが現行にては望めない)との[不毛なる話]をなさざるをえないことになるのは論を俟たないからである。
 典拠となるところの紹介をひたすらに重んじての本稿にて力点を置いていることは、
[見るに堪えない愚劣なる劇が展開されているとの局面にあってのその舞台装置]
につき問題視することにはなく(たとえ、そのありようがまざまざと見てとれても、そのようなものの作動機序を分け入って問題視することにはなく)、
[[それを黙過黙視するようならば、そうした種族に明日はなかろう]との[[事実の山より指し示される事実「関係」]にて示されるところの[現象] ――(誰が見ても異動など生じようもないとの)[現象]―― 
を摘示することにある (:もっと述べれば、[現象]より「当然に」予測されるところの舞台の結末のありかたをも[理の当然としてそうであろう]とのかたちにて遺漏なくも摘示なしきり、確認をなし、変化を求めることが本稿の趣意でもある。[筆者(のやりよう)のことを好かぬ、それがゆえに、筆者の言論を破壊する]といった観点、すなわち、[宗教的・思想的狂人らとしてのモードで動くことを認容してきた・強要されてきたとの種別の人間達(筆者が相容れぬととらえる人種である)が他の尊厳を冒してきたとの歴史にて人の自由を拘束してきたが如き観点]にて動く者らなどはここにて述べていることの意味性からして死ぬまで解せない、解そうとしないことか、とは思うのであるが(人間を救いうる論証というものがどういった性質を有したものか、そして、そういう論証がいかようなる頻度でこのような世界で具現化しているのかということさえ「彼ら」は死ぬまで・殺されるまで情報処理なそうとしない・理解しようとしないであろうと手前は見るに至っている)、 一応、断っておけば、以上のような問題意識があって本稿をものしている)

先掲の Philological Truth[記録的事実]として成立していることらにまつわっての振り返り部、そちら内容を視覚的に示しての図解部として





視覚的な整理をなすために設けた図解部はここまでとしておく

 委細を(出典(Source)紹介の部55にて指し示しているとの)前段に譲っての関係性らにつき「再言及」したうえで書くが、最前にあって問題視していたところのダンテ『地獄篇』とミルトン『失楽園』を介しての類似性は次のようにまとめられるもの「でも」ある。


「古典『地獄篇』『失楽園』双方にて
[(エデンの誘惑の蛇にも比定される)ルシファーによる災厄]
[地獄門の先にある破滅への通路]

に通ずるところの要素が揃いも揃って[ブラックホール近似物]とも関わっているとのことがある。
 内、地獄篇』では[人類の代表的裏切り者ら]が地獄門の先にある地獄の中枢(コキュートス)にして[重力の本源]でもあるとの場で[永遠に姿形保ったままの姿で凍り付いたルチフェロ](ルシファー;語源として[光]と結びつく存在)に「永劫に」粉砕されているさまが描かれている ――「ブラックホールの外にいる人は、どんなに長い間待っても、宇宙飛行士の時計が十一時〇〇分を指すのを見ることはできません。その代わり、宇宙飛行士の時計の一秒一秒がどんどん長くなって、ついに十一時〇〇分の前の最後の一秒が、永遠に続くのを見ることになるでしょう」とブラックホールにつき解説してもいる存在、そして、「事象地平を通り抜けてブラックホールから抜けだすことのできるものは何一つない(事象地平はブラックホールから脱けだそうと試みている光が時空の中でたどる経路であること、そして光よりも速く伝わるものは何もないことを思い出そう)」などとその著作にて(原文引用しながら示したところとして地獄篇地獄門の比喩を持ち出しつつも)解説してもいる存在でもある著名物理学者スティーブン・ホーキングの申しようを想起させるような有様で[永劫に光を語源とする存在(ルシファー)に重力の本源たる領域にて噛み砕かれ続けている]と描かれている―― とのことがある。
 他面、失楽園』では堕天使ルシファー(サタン)が[エデンの園]に向けての単身飛行を行い[エデンの園]と[地獄]を[地獄門]の先にある[アビス]の領域(時間と空間が意味をなさなくなる底無しの闇の領域というブラックホールの近似物)を介して接合させもし、林檎で誘惑をなしたアダムとイヴの子孫を自らの擬人化された妻子である[罪]と[死]の餌食に供するとの筋立てが描かれているとのことがある」


 上のこととつい先立って再言及した一連の関係性らの複合顧慮によって

ルシファー](エデンの誘惑の蛇に比定される存在をキーとして ――[ブラックホール関連事物]との兼ね合いで―― あまりにも話が接合しすぎる」

とのことが申し述べられること、(解説部をきちんと参照されれば)お分かりいただけることか、とは思う。

 同じくもの話、ルシファーが多くを接合させるところの一つのキーとなる]との話はさらに深くも掘り下げるとのかたちで続けられるし続けるべくものところであると定置しており、

[堕天使の長ルシファー(サタン)が地獄門に控えていた己が妻子たる擬人化された[罪]と[死]らが人間を餌食にする上での通用路として用いることになったとの[[アビス]の領域(同じくもの古典内にて見受けられるブラックホール近似物との特性につき先述した[深淵]の領域)を横断する路]を構築したとの粗筋が具現化を見ている]

とのところが 

トロイアの崩壊
アトランティス滅亡伝承

とも」結びついている物事があまりにも多重的に結びついているとの塩梅で結びついているとのことがあることをこれ以降、取り上げることとする。

 さて、高等学校で、(勝つこと、ただそれだけを目的としての受験志向の[お勉強]であっても)、『地理』と『世界史』の科目を及第点を取れるぐらいに学習した人間ならば分かろうことかとは思うのだが、

「古のトロイア遺跡(ハインリッヒ・シュリーマンが発掘したもの)は現トルコ領のダーダネルス海峡の近傍にある」

とのことがある。

(:トロイア遺跡とされるものについては ――それは[トロイアそのものではない伝承上の元となった遺跡]ともされるが―― その遺跡所在地が高等学校で用いる『世界史』教科書前半部に載せられているとのことがある。
 その遺跡所在地、ここ日本にあっての受験勉強(「学習」)程度のものでもその地理的把握が「望ましい」とされる遺跡所在地が
「ダーダネルス海峡のすぐ脇.」
となっているとのことがあり、[ダーダネルス海峡およびボスポラス海峡に囲まれた領域]、北部は[黒海]に面するとの[欧州とアジアの接点]となるとのその領域(下に地図を付すところの[マルマラ海]の領域)がここでの話とダイレクトに関わってくる。
 ボスポラス海峡とダーダネルス海峡に囲まれたマルマラ海の領域と言えば、15世紀にイスラム圏とキリスト教圏のパワーバランスを決する上で重要な戦いであったとの
[コンスタンティノープル攻囲戦]
がイスラム勢力によって敢行された場ともあいなっており、 ――(筆者の少年時代にあっての多感なる時期をいたずらに浪費させもした[お勉強]にも通ずるとのことでくどくも厭味たらしくも書けば、「良い子ちゃんら(あるいはシステムに迎合せざるをえずと判断、ださいねと思いながらも嫌々ながらせせこましくも受験勉強をやる必要を感じているとの青少年らでもいいが)が暗記することを求められる通史知識の問題にすぎぬであろう」、あるいは、「作家・塩野七生のとってつけたような歴史本を好むような歴史マニア好みの普通に生きていくうえでは無意味なる知識であろう」なぞと人によっては取り合いもしない情報となるだろうが)―― 、その場にてイスラム勢力が同コンスタンティノープル攻囲戦にて
[船団を「陸送」する]
との戦略まで採用したことが[よく知られたこと]となっている (:オスマン帝国がビザンツ帝国(東ローマ帝国)の首府を陥落せしめたこと、その「文化面での」世界史的意味(ローマ帝国後裔として古典古代時代の知識を保持していたビザンツ帝国の崩壊によるビザンツ文化の欧州への拡散・流入とルネサンスの一層の促進)、「通商上の」世界史的意味(オスマントルコの策源地確保による地中海貿易にての主導権確保に伴うヴェネチア勢力の衰退と欧州勢の新通商路確保の機運増大、そのような中での大航海時代の到来)を把握のうえで簡にして要、きちんと答案に落とせるとのことが減点式で勝敗が決する天王山としての国立大学での記述式筆記試験に「確実に」受かるには必須の条件とされているとのことがあるぐらいに[よく知られたこと]となっている ――その点、「ひたすらに微に入っての,識る者もなきような話をなしているように思われるかもしれないが、一切妥協を許さぬし、許されぬとのお受験嗜好の高校生「ですら」知っているようなこと(忘れるかもしれないが一時的に覚えること)を取り上げている」ということを強調したいのである。無論、などと述べても、多くの人間にはそれでも「だから何だというのだ。知るかよ。そんなどうでもいいこと。」との性質の話であることは百も承知であるから地図を付しつつ、(出典(Source)紹介の部56とのかたちで)[下らぬ暗記知識とは次元を異とする問題]につきこれより布石となることを述べていく―― )


| 出典(Source)紹介の部56 |

 ここ出典(Source)紹介の部56にあっては
「古のトロイア遺跡(ハインリッヒ・シュリーマンが発掘したもの)は現トルコ領のダーダネルス海峡の近傍にある」
とのことの典拠を挙げる。

 まずもって次の図をご覧いただきたい。

 図は17世紀後半、1689年に Gerard van Schagenというアムステルダムの地図製作家に由来する古地図(英文Wikipedia[ World map ]項目にて著作権放棄明示表示と共に画像が公開されているとのもの)を元に作成したものとなる。

 図にあっては黒海とエーゲ海を分かつ二つの海峡、北側の[ボスポラス海峡]と南側の[ダーダネルス]の両海峡および[コンスタンティノープル](現トルコ首都)、そして、[トロイア遺跡](とされるもの.時代区分上、トロイアそのものではない[モデル遺構]とも見られているハインリヒ・シュリーマン発掘・発見のトロイア遺構)の位置関係 ――日本の高校生でさえ把握を求められるとの位置関係―― を示したものである。

(:物事をよく分かっていないとの人間は[古のトロイア]が実在しているとの確たる論拠がこの世界にあるのだろうなどと勘違いし、その遺物「とされるもの」を[完全に真正なる本物]と考えることもあるようではあるが、(トロイアの物語を今日に伝える一大叙事詩らを遺した伝説上の詩人たる)ホメロスの時代より語り継がれていると「される」 ――「される」としているのは[ Homeric Questionホメロス問題]との言葉があるようにホメロスの実在についてからして、そも、疑義呈されるとのところがあるからである―― トロイアという都市は[破滅に向かっての戦争]そのものも含めて[実在していたのかさえあやふやな存在]と史的には見做されてきたとのことがあるものである。といったところながらも、行動力に抜きんでたロマンチストとして知られる実業家ハインリヒ・シュリーマンがかくあるべしとの一帯を見繕ってそれらしき遺構を19世紀後半にて発見したというのが現在のトロイア遺跡であると広くも知られている ――[「ホメロス古文献にかく記載されているのだから、そうであるのだろう」と都度記載されるような書籍にしてシュリーマンの情熱がほとばしっているといった按配のシュリーマン自伝『古代への情熱』(岩波文庫刊)]を読し、トロイア「とされるもの」の発見経緯を押さえたうえで筆者はここでの記述をなしているのだが、トロイアの実在問題(伝説は伝説にすぎぬとの問題)について基本的なことはたかだかウィキペディアの[ハインリヒ・シュリーマン]項目などにも記載されているので興味があるとの向きはそちら確認されてみるのもよかろうか、と思う―― )

 ここで問題視しているのは

トロイアに比定される領域が黒海とエーゲ海のボスポラス海峡(北側)とダーダネルス海峡(南側)の近傍に位置している」

とのことである(多少ややこしいかもしれないと見たのでより簡略化しての図を下に挙げておく)。

 その点、普通一般には日本の受験勉強上ではそこまでは暗記することは求められないとの込み入った伝承上の理解に関わるところと解されることながらウィキペディアのようなものに次のような記載がなされているとの格好となっている。

(直下、和文ウィキペディア[イリオス]項目(イリオスとはトロイア別称のことである)項目より引用なすところとして)

「かつてイリオスのある地域は、スカマンドロス河とニュンペーのイダイアの子であるテウクロス(テラモンの子テウクロスとは別)が王として治めており、テウクロイと呼ばれていた。そこへアトラスの娘エレクトラにゼウスが生ませた子であるダルダノスがサモトラケ島からやってきた。ダルダノスはテウクロスの客となり、彼の娘バティエイアと領地の一部をもらった。彼はそこにダルダノスという都市を築き、テウクロス王の死後、テウクロイの一帯はダダニアと呼ばれるようになった。ダルダノスの後はエリクトニオルスが相続した。エリクトニオスの後はトロスが継いだ。トロスは、自分の名にちなんでダルダニアの地をトロイアと呼ぶことにした

(引用部はここまでとする)

(直下、英文Wikipedia[Dardanelles]項目の[Nomenclature](命名法)の節にあっての現行記載内容よりの抜粋をなすとして)

Nomenclature
The Turkish name Çanakkale Boğazı is derived from the major city adjoining the strait, Çanakkale (which takes its name from its famous castles; kale means "castle").
The name Dardanelles derives from Dardania, an ancient land on the Asian shore of the strait which in turn takes its name from Dardanus, the mythical son of Zeus and Electra.

(訳として)
[ノーメンクレイチャー(命名法)]
「ダーダネルス海峡に対するトルコ語呼称である[チャナッレ海峡Çanakkale Boğazı]は同海峡に存する主要都市Çanakkale(その都市にての有名な城塞から命名された都市)に由来している。
 (ダーダネルス海峡にあっての)ダーダネルスとの名は神話にあってのゼウスとエレクトラの子たる古代領主たるダーダネルスから命名なされたとの同海峡のアジア側沿岸部呼称、ダルダニアに由来している

(訳を付しての引用部ここまでとする)

 以上をもってして

[木製の馬の奸計で滅ぼされたとされる都市トロイア(欧米圏文明の源泉にある二大古典(その重要度との兼ね合いでの位置づけにつき先に言及のホメロス『イリアス』『オデュッセイア』)で同市を巡る戦争がモチーフとされている伝説上の都市)界隈ダルダニア]

および

[ダーダネルス海峡の名称由来]

がトロイア開闢王ダルダニアにあるとのことを示し、もって、トロイア比定地がダーダネルス海峡界隈に存在することを呈示した。

出典(Source)紹介の部56はここまでとする)


 ここで話の方向性をジョン・ミルトン『失楽園』(先に[今日的なる視点で見てのブラックホールの近似物]が登場しているとのこと、解説した古典)の方に向ける。

 同作、ミルトン『失楽園』に関しては

[叛逆天使の長たるサタンが自己の妻子たる擬人化された[罪]と[死]の餌食へとアダムら子孫を供することとなった ――本稿にての出典(Source)紹介の部55(2)で引用しているように[アビスを越えて脆い宇宙の最外層部にある原動天の領域(エデン)に侵入しての林檎による誘惑の成就]によって[罪]と[死]にアダムら子孫を供することとなった―― との通路(サタンが単身飛行で道筋をつけ、それに沿って[罪]と[死]が舗装をなしたと描写されている通路)の開通]

にまつわる下りで次のような表記がなされているとのこと、先の段(出典(Source)紹介の部55(2))にて摘示していたとのことがある。

(直下、岩波書店刊ジョン・ミルトン『失楽園(上)』(内収録の第二巻)p.111-p.112よりの「再度の」原文引用として)

彼はその衝撃を排除し、必死に進路を求めて飛翔しつづけた。勿論、幾多の困難と危険にも直面したが、それは、互に鬩(せめ)ぎ合う岩礁の間をぬいながら、ボスポラス海峡を通過したときのアルゴ号が、乃至は、左舷ではカリュプディスを避け右舷では渦巻すれすれに進路をとったオデュッセウスが、直面したものよりさらに甚だしいものであった。こうやって、彼は激しい困難と辛酸をなめながら進んでいった。――まさに、それは困難と辛酸の極といえるものであった。だが、彼がひとたび通りすぎてからまもなく、というのは人間が罪に墜ちた時のことだが、そこになんと不思議な変化が生じたことであったろう。「罪」と「死」がすぐに悪魔(サタン)のあとを追い(それが神の御意志(みこころ)であったのだ)、その足跡に従って、暗欝な深淵の上に、踏みかためた広い路を敷いたからだ。

(引用部はここまでとする ―※― )

(※上は著名な挿絵家ギュスターブ・ドレの挿絵が付されたオンライン上より確認できるとの近代刊行版『失楽園』にあっては
And more endangered, than when Argo passed
Through Bosphorus, betwixt the justling rocks
;
Or when Ulysses on the larboard shunned Charybdis, and by the other whirlpool steered.
So he with difficulty and labour hard
Moved on, with difficulty and labour -he ; ,
But he once passed, soon after, when man fell
Strange alteration ! Sin and Death amain
Following his track, such was the will of Heaven,
Paved after him a broad and beaten way
Over the dark abyss, whose boiling gulf
Tamely endured a bridge of wondrous length,

との表記がなされているところとなる)

(続いて直下、岩波書店刊ジョン・ミルトン『失楽園(上)』(内収録の第十巻)p.172よりの「再度の」原文引用として)

巨大なものを微小なものに譬(たと)えることが許されれば、この橋は、かつてクセルクセスがギリシャの自由を束縛しようとして、メムノンゆかりのあの宏壮な宮殿の地スサから海岸地帯に降りてきて、ヘレスポント海峡に橋を架けることによってヨーロッパとアジアを結びつけようとしたが、その際反抗する狂欄を幾度も鞭打った故事を偲ばせた。こうやって「罪」と「死」は、驚くべき架橋の技術を駆使してこの偉業を達成し、狂乱の深淵の上に宙づりに架せられた岩橋を造り上げた。

(引用部はここまでとする ―※― )

(※上は著名な挿絵家ギュスターブ・ドレの挿絵が付されたオンライン上より確認できるとの近代刊行版『失楽園』にあっては
Smooth, easy, inoffensive, down to hell.
So, if great things to small may be compared,
Xerxes, the liberty of Greece to yoke,
From Susa, his Memnonian palace high,
Came to the sea, and, over Hellespont
Bridging his way, Europe with Asia joined,
And scourged with many a stroke the indignant waves
.
Now had they brought the work by wondrous art

との表記がなされているところとなる)

 直上、再度の原文引用をなしたところから(まさにそこに見る Philological Truth[文献的事実]「のみ」より)指し示せるところを下に示す。


 第一。ミルトンの『失楽園』にあって描写される、
[サタンが拓きそのうえで[罪]と[死]が地固めしたとの通路](サタンのアビスを越えての単身飛行、続いてのエデンの園での林檎による誘惑にて拓かれ、なおかつ、[罪]と[死]によって舗装され、結果的に新発の種族たる人類に[罪]と[死]が襲いかかるうえで用いられるようになったとの通路)

ボスポラス海峡
に仮託され、なおかつ、
オデュッセウスが渦巻きの怪物カリュブデスに苦しめられた航海の難所
に仮託されているとのものとなっている。

(:上にての再度の引用部より該当部を抽出すれば、

[それは、互に鬩(せめ)ぎ合う岩礁の間をぬいながら、
ボスポラス海峡
を通過したときのアルゴ号が、乃至は、左舷では
カリュプディス
を避け右舷では渦巻すれすれに進路をとったオデュッセウスが、直面したものよりさらに甚だしいものであった。こうやって、彼は激しい困難と辛酸をなめながら進んでいった。――まさに、それは困難と辛酸の極といえるものであった。だが、彼がひとたび通りすぎてからまもなく、というのは人間が罪に墜ちた時のことだが、そこになんと不思議な変化が生じたことであったろう。「罪」と「死」がすぐに悪魔(サタン)のあとを追い(それが神の御意志(みこころ)であったのだ)、その足跡に従って、暗欝な深淵の上に、踏みかためた広い路を敷いたからだ]

Through Bosphorus, betwixt the justling rocks ;/ Or when Ulysses on the larboard shunned Charybdis, and by the other whirlpool steered. / So he with difficulty and labour hard / Moved on, with difficulty and labour -he ;, / But he once passed, soon after, when man fell Strange alteration ! / Sin and Death amain Following his track, such was the will of Heaven, / Paved after him a broad and beaten way / Over the dark abyss, whose boiling gulf / Tamely endured a bridge of wondrous length

との部位がそちら描写にあたる)。

 第二。同じくものパートに関わるところとしてサタンが拓いた通路 ―エデンの園にての誘惑を林檎にて成就させるとのかたちで拓いた通路― にて[罪]と[死]が橋を架けようとしたとの挙は
クセルクセスが(ギリシャの自由を束縛しようとして)ヘレスポント海峡 ――すぐ後に解説するが、このヘレスポント海峡とはボスポラス海峡と向かい合わせに存在する海峡たるダーダネルス海峡、すなわち、トロイア比定地にあってのトロイア創始者名称(ダルダノス)に由来する海峡そのものののことを指す―― に橋を架けることによってヨーロッパとアジアを結びつけようとしたが如くもの]
であったとも表されているとのことがある。

(:上にての再度の引用部より該当部を抽出すれば

[この橋は、かつてクセルクセスがギリシャの自由を束縛しようとして、メムノンゆかりのあの宏壮な宮殿の地スサから海岸地帯に降りてきて、
ヘレスポント海峡
に橋を架けることによってヨーロッパとアジアを結びつけようとしたが、その際反抗する狂欄を幾度も鞭打った故事を偲ばせた。こうやって「罪」と「死」は、驚くべき架橋の技術を駆使してこの偉業を達成し、狂乱の深淵の上に宙づりに架せられた岩橋を造り上げた]

So, if great things to small may be compared, / Xerxes, the liberty of Greece to yoke, / From Susa, his Memnonian palace high, / Came to the sea, and, over Hellespont / Bridging his way, Europe with Asia joined, / And scourged with many a stroke the indignant waves. / Now had they brought the work by wondrous art

との部位がそちら描写にあたる)。


 以上、文献的事実に基づいてのみより摘示できるとのことは

[[ミルトン『失楽園』に見られる、サタンが切り開き、罪と死が人類に襲いかかるのに用いたとの[アビス ―(繰り返すが、同アビス、[[時間]と[空間]が意味をなさなくなる底無しの暗黒領域]と表されているものとなる)― を横切る横断路]と[トロイア]との複合的結線関係]

を指し示すうえでの要諦となるところでもある。

 上のこと、申し述べたうえで[ヘレスポントス海峡と呼ばれる地所](ミルトン『失楽園』にて[アビス;今日の観点で見た場合のブラックホールとの質的類似性を解説してきたとの深淵領域]を渡る橋梁が構築されたと描写されている場)がトロイア城市ありし場と伝わるダーダネルス海峡(に拠ってのダルダニアの地)そのものであったことを指し示すべくもの典拠を挙げておく。


| 出典(Source)紹介の部56(2) |

 ここ出典(Source)紹介の部56(2)にあっては
[ヘレスポントス海峡と呼ばれる地所がトロイア創建の地であるダーダネルス海峡を指す]
とのことの典拠を挙げておく。

(直下、英文Wikipedia[Dardanelles]項目 ―[ダーダネルス海峡]項目― より引用するところとして)

The Dardanelles , formerly known as Hellespont ( Hellespontos, literally "Sea of Helle"), is a narrow strait in northwestern Turkey connecting the Aegean Sea to the Sea of Marmara.
[ . . . ]
Herodotus tells us that, circa 482 BC, Xerxes I (the son of Darius) had two pontoon bridges built across the width of the Hellespont at Abydos, in order that his huge army could cross from Persia into Greece.

ダーダネルス海峡は以前は [ヘレスポントス(ヘレの海)] との名前で知られていたエーゲ海とマルマラ海を結節させる狭隘なる海峡となる
・・・(中略)・・・
紀元前482年にクセルクセス一世(ダレイオス帝の息子)が大量の兵員をしてペルシャからギリシャサイドに渡れるようにとアビドスにてヘレスポントスを横断するための二つの船橋を構築したと歴史家ヘロドトスは語っている」)」

(訳を付しての引用部はここまでとしておく)

出典(Source)紹介の部56(2)はここまでとする)


 繰り返す。以上のことからミルトン『失楽園』に見る[[罪]と[死]が人間の世界に来襲するうえで利用することになった通用路]はトロイア所在地と接合する、すなわち、

南端の海峡(ダーダネルス海峡)と共にトロイア比定地近傍となるマルマラ海を形成するもう一方の北端の海峡(ボスポラス海峡)のことが『失楽園』アビス横断路構築にまつわる比喩の中で言及されている」
トロイアに木製の馬で引導を渡したとの武将オデュッセウスの渦巻きの怪物(カリュブディス)との遭遇エピソードのことが『失楽園』アビス横断路構築にまつわるところで言及されている」
トロイア比定地近傍のダーダネルス海峡(ヘレスポントス/トロイア創設者ダルダニアに命名由来を持つ海峡)のことが『失楽園』アビス横断路構築にまつわるところで言及されている」
トロイアの存在地とされるダーダネルス海峡近傍で具現化を見たとされる古代史上の出来事 ――クセルクセス王の船橋構築―― のことが『失楽園』アビス横断路構築にまつわるところで言及されている」

との意味合いでトロイアと結びつくものである(よりもって述べれば、ルシファーの航路確立におけるエデン到達が人間にとっての破滅を意味するとのかたちとなっているため、意味合いとしては[内破させられたトロイア「の崩壊」]と結びつくとも表してもよさそうなところである)。

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直下、本稿冒頭部へのリンクを設けておく

(⇒冒頭頁へは下の部より)

[典拠紹介部第1頁 加速器実験に伴う欺瞞性から証示なせることについて]

 上にて挙げているのはドイツ浪漫主義芸術の巨匠たる18世紀画家、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(Freemasonでもあったとの画家 Caspar David Friedrich)の手になる一品、

Der Wanderer uber dem Nebelmeer雲海の上の旅人』(に多少の[動き]をアレンジとして加えたもの)

となる。

 言われようの問題として一般に、

[人間の崇高なる精神が高みを目指し、ついぞ多くの物事を達観するに至った時、その折の孤独と感慨を描いた画]

などと形容される上掲の『雲海の上の旅人』に関して(本稿でもその言行を順次・段階的に取り上げることになるとの)物理学者リサ・ランドールは[次のような申しよう]をなしている。


(直下、物理学者リサ・ランドールの手になる著作 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)にての CHAPTER THREE LIVING IN A MATERIAL WORLD[第三章 物質世界に生きる]の章の記述内容 ――オンライン上検索エンジンにあっての原文検索にて該当部特定できるところの記述内容―― よりの原文引用をなすとして)

Our universe is in many respects sublime. It prompts wonder but can be daunting ―even frightening― in its complexity.  Nonetheless, the components fit together in marvelous ways. Art,science, and religion all aim to channel people’s curiosity and enlighten us by pushing the frontiers of our understanding. They promise, in their different ways, to help transcend the narrow confines of individual experience and allow us to enter into―and comprehend―the realm of the sublime. (See Figure 11.)
          [ . . . ]
[ FIGURE 11 ] Caspar David Friedrich’s Wanderer Above the Sea of Fog (1818), an iconic painting of the sublime ― a recurring theme in art and music.

(上の原著引用部に対する[訳文]として国内流通訳書『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)ハードカヴァー版にあっての81ページに記載されているところを引くとして)

多くの点で、私たちの宇宙は崇高だ。その複雑さは好奇心を駆り立てはするが、無力感も抱かせるし、ことによっては恐怖さえも感じさせる。にもかかわらず、宇宙の構成要素は素晴らしくぴたりと絡みあっている。芸術、科学、宗教は、いずれも人々の好奇心を促して、理解の限界を広げさせ、それによって私たちを啓蒙することを目指している。いずれもそれぞれのやり方で、個人の経験の狭い領域を越えさせることを約束している。それがかなえられたとき、私たちは崇高なものの領域に踏み込む――そして理解する――ことができるのだ(図11を参照)。 …(中略)… [図11]ドイツの画家カスパー・ダーヴィド・フリードリヒの「雲海の上の旅人」は、崇高なものを象徴的に描いた作品だ。崇高さは、美術と音楽に繰り返し登場するテーマである

(以上をもって Knocking on Heaven’s Doorにての原著表記および訳書よりの引用とした)


 さて、何故、ここ脇に逸れての部にあって「目立つように」特定絵画 ― 『雲海の上の旅人』― を挙げ、その絵画に対する物理学者の評しよう ―「雲海の上の旅人」は、崇高なものを象徴的に描いた作品だ....― などを引いたりもしたのか

「それは、」
絵画『雲海の上の旅人』に対して直上引用なしたような評しようをなしているとの物理学者リサ・ランドールが

加速器によるブラックホール生成可能性にまつわるトピックの理論深化に一廉ならぬ貢献をなしているとの著名物理学者

[[崇高なるもの]を目指しての宇宙の探求(およびそのための装置と銘打たれている巨大加速器LHC)の称揚・礼讃をなしているとの向き

であるとのことがあり、また、なおかつ、彼女リサ・ランドールの手による、(絵画『雲海の上の旅人』を科学者が目指しての[崇高さ]とを結びつけている)引用元著作 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)が

人間のありよう(崇高さとはおよそ程遠いところにあるありよう)]
人間の辿る運命

を嘲笑うような[嗜虐的寓意]で満ち満ちていると申し述べられるようになっている著作であるとのことがある、遺憾ながら
[理の当然]
として申し述べられるところとしてある ――個人のせせこましい偏頗(へんぱ)な主観などとは一線を画したところで客観的かつ具体的にこれはこうでこうだと申し述べられるようになっている(出典呈示を第一義にしての本稿では無論、その論拠を事細かに挙げる)とのところとしてある―― からであり、そのことに注意を向けたかったからである(※)。

(※上にて引用元とした著作、 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)、同著にあってはその冒頭部より
September 10, 2008, marked the historic first trial run of the Large Hadron Collider (LHC). Although the name―Large Hadron Collider― is literal but uninspired, the same is not true for the science we expect it to achieve, which should prove spectacular. (表記英文引用部に対する訳として)「2008年9月10日、ラージ・ハドロン・コライダー(LHC)が歴史的始動を見た.[ラージ・ハドロン・コライダー]との名称は有り体に言ってインスピレーションを何ら与えぬとの平凡なものだが、私たちがそれ(LHC)に[証明すべきととらえている壮大なる挙]を託しているとの意では[科学(の進歩)]にとり同じくものことは真実とはならない(LHCは際立ってのインスピレーションを与えるものである)」
などとのことが書き記されている。
 そうもした書きようが目立ってもの冒頭部にてみとめられる著作ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアにおける表題、 [天国のドアをノックする]の由来についてリサ・ランドール女史は同じくもの著作の中で次のようなことを述べてもしている。
(以下、 Knocking on Heaven’s Doorにての CHAPTER FOUR LOOKING FOR ANSWERSより引用なすところとして)
I first heard the phrase “knockin”on heaven’s door”when listening to the Bob Dylan song at his 1987 concert with the Grateful Dead in Oakland, California. Needless to say, the title of my book is intended differently than the song’s lyrics, which I still hear Dylan and Jerry Garcia singing in my head. The phrase differs from its biblical origin as well, though my title does toy with this interpretation. In Matthew, the Bible says, “Ask, and it shall be given you; seek, and ye shall find; knock, and it shall be opened unto you: For every one that asketh receiveth; and he that seeketh findeth; and to him that knocketh it shall be opened. (以上原著表記に対して訳書『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)ハードカヴァー版[第四章]103ページにての表記を引くとして) Knocking on Heaven’s Door(天の扉を叩く)]――これが本書の原題だが、私が最初にこのフレーズを聞いたのは、一九八七年、カリフォルニア州オークランドでのグレイトフル・デッドとのコンサートで、ボブ・ディランが『天国への扉』を歌うのを聞いたときだった。いまでも私の頭の中ではディランとジェリー・ガルシアがこれを歌っているのが聞こえてくるけれど、いうまでもなく、私の本のタイトルは、この曲の歌詞とは意味が違っている。このフレーズは出典である聖書の一節とも違っているが、私のタイトルはこちらの意図を拝借したものだ。聖書の「マタイ伝」には、このように書かれている。「求めよ。さらば与えられん。尋ねよ、さらば見いださん。門を叩け、さらば聞かれん。すべて求むる者は得、たづねる者は見いだし、門を叩く者には開かれるるなり
(以上、引用部とした)
 といったところ、新約聖書のマタイ伝にあっての
[求めよ。さらば与えられん。尋ねよ、さらば見いださん。門を叩け、さらば聞かれん。すべて求むる者は得、たづねる者は見いだし、門を叩く者には開かれるるなり]
とのフレーズ、それが
[天国の門]・[天国への扉]・[天国への階梯](ステアウェイ・トゥ・ヘブン)
との兼ね合いでいかように嗜虐的なる別側面での意味( Double Meaning )と共にあるのか、そのことからして具体的典拠を挙げ連ねるとの式で遺漏無くも事細かに示そうというのが本稿の本義であるとここ脇に逸れての部にあって訴求しておきたいとの意図が筆者にはある)

当サイト内にあっての【各頁および各典拠への一覧方式遷移部】、及び、【PDF形式文書配布ページ】へのリンクを直下、設けておく

各頁および各典拠への一覧方式遷移部へは以下より


問題となる[「予見的」言及→実現]の体系についての[典拠紹介部]一覧呈示頁

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典拠解説媒体としての[一括PDF文書]の公開頁

ここ本頁内の記述内容を支える【「容易に後追い確認なる」「堅い」ソースを呈示しての出典紹介部ら】のうち、枢要なるものへの[遷移経路]を下に設けておく。 典拠について疑わしいとの部があれば、必要に応じて参照されたい (:クリックすることでブラウザ ―インターネット閲覧ソフト― の[別タブ(別枠)]にて典拠紹介部を表示( open "additional" tabbed window(s) of web browsers ))

[出典(Source)紹介の部1](加速器のブラックホール生成リスク問題視の契機が1999年にあり、の折、実験機関はブラックホール生成可能性それ自体を否定していたとのことにまつわっての典拠紹介部1)
の参照は直下より (クリックすることで当該の出典紹介部を別タブにて表示)


典拠紹介部第2頁 1999年における加速器を巡る議論動向

[出典(Source)紹介の部2](加速器によるブラックホール生成が[現実的にありうること]と当事者実験機関および科学界にて表立って論じられ出したのが2001年であると判じられるようになっていることにまつわっての出典紹介部2)
の参照は直下より (クリックすることで当該の出典紹介部を別タブにて表示)


典拠紹介部第3頁 ブラックホール生成可能性にまつわる研究機関の変節の経緯

[出典(Source)紹介の部28-3](爬虫類たる亀にいざなわれて「竜の宮」たる龍宮に辿り着くとの浦島伝承が何故もって双子のパラドックスという現象と密接に結びつくのかについての解説をなしているところの出典紹介部28-3)
の参照は直下より (クリックすることで当該の出典紹介部を別タブにて表示)


典拠紹介部第23頁 双子のパラドックスと浦島伝承、そして、タイムマシン理論

[出典(Source)紹介の部29](爬虫類たる亀にいざなわれて「竜の宮」たる龍宮に辿り着くとの浦島伝承が欧州ケルトの特定伝承と「伝承の伝播関係など想起し難いところで」不可解に酷似しているとのことについて文献的論拠を挙げているとの出典紹介部29以降の部)
の参照は直下より (クリックすることで当該の出典紹介部を別タブにて表示)


典拠紹介部第24頁 浦島伝承とOisin伝承の相関関係について

[出典(Source)紹介の部35]LHC実験とトロイア崩壊およびアトランティスの関係性を示す命名規則上のありようにまつわっての部LHC実験にあっては[(トロイア崩壊の因たる)黄金の林檎の在処を知ると神話が語り継ぐ巨人アトラス]の名前を冠する検出器ATLASおよび黄金の林檎の果樹園とも同一視されもするアトランティス]の名前を冠するディスプレイ・ウェアATLANTISによって生成極微ブラックホール捕捉をなしうるとの可能性が取り沙汰されてきたとのことについての出典紹介の部35)
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典拠紹介部第30頁 アトラス・アトランティスとLHC命名規則の繋がり合い

[出典(Source)紹介の部36(2)](LHC実験にあってはブラックホール生成可能性が問題視されるそれ以前、1992年から覚書が交わされてATLASとの名称の使用が確定していたことにまつわっての出典紹介の部36(2))
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典拠紹介部第30頁 アトラス・アトランティスとLHC命名規則の繋がり合い

[出典(Source)紹介の部37]から[出典(Source)紹介の部37-5](よりもって後の段で[さらにも、の他の事例ら]を紹介することを前提に先行的に挙げているところの[[ヘラクレスの第11功業]と[911の予見事物]の接合性を示す事例]にまつわっての出典紹介部37から出典紹介部37-5)
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[出典(Source)紹介の部37]
典拠紹介部第31頁 911の予言的言及事物としてそこにあるもの

[出典(Source)紹介の部37-5]
典拠紹介部第33頁 陰謀論とりまとめ小説イルミナティ三部作に伴う特質[2]

[出典(Source)紹介の部39]トロイア崩壊の原因が黄金の林檎となっているとのこと、また、そちら黄金の林檎がヘラクレス第11功業に登場を見ている「巨人アトラスと結びつく神の果実」でもあるとのことに関しての出典紹介部39)
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典拠紹介部第35頁 ブルフィンチ神話要覧書などに見る黄金の林檎とトロイア

[出典(Source)紹介の部41]トロイアとアトランティスの関係にまつわっての出典紹介部の一例[トロイア崩壊の原因たる黄金の林檎が実るヘスペリデスの黄金の林檎の園]が何故、[アトランティス]と結びつくのかについての出典紹介の部41)
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典拠紹介部第37頁 アトランティスを巡るドネリーの主張について

[出典(Source)紹介の部48]トロイア崩壊に繋がった黄金の林檎を巡っての誘惑とエデンの園での誘惑が多層的多重的に共通要素を帯びているとのことの出典紹介部の一例として黄金の林檎を巡っての誘惑者エデンの園にあっての誘惑者[惑星ヴィーナス(金星)]の体現存在としての顔を有しているとのことについての出典紹介の部48)
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典拠紹介部第41頁 エデンの誘惑と黄金の林檎 ルシファーとアフロディテ

[出典(Source)紹介の部51]トロイア崩壊に繋がった黄金の林檎を巡っての誘惑とエデンの園での誘惑が多層的多重的に共通要素を帯びているとのことの出典紹介部の一例として黄金の林檎の果樹園エデンの園は実際に歴史的に相通ずるものと見られてきたとのことについての出典紹介の部51)
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典拠紹介部第42頁 エデンの誘惑と黄金の林檎を巡っての誘惑の接続性

[出典(Source)紹介の部52](アメリカ大陸をもってしてアトランティスと定置しているとのフランシス・ベーコン著作『ニュー・アトランティス』の内容を細かくも紹介しての出典紹介の部52)
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典拠紹介部第44頁 アトランティスと蛇崇拝の先コロンブス期アメリカ

[出典(Source)紹介の部54(4)](ケツァルコアトル再臨類似のプロセスにあって現出した裏切りと同文の結果をもたらした等等、エデンの誘惑の蛇に比定されもするサタン・ルシファーの特質について解説しての出典紹介部54(4)以降の部)
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典拠紹介部第44頁 アトランティスと蛇崇拝の先コロンブス期アメリカ[2]

[出典(Source)紹介の部55](ダンテ『地獄篇』およびミルトン『失楽園』にあって[「今日的な観点で見た場合の」ブラックホールの質的近似物]が描写されていることにまつわっての出典紹介部55)
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典拠紹介部第46頁 ダンテ『地獄篇』とミルトン『失楽園』に見るブラックホールに通ずる描写

[出典(Source)紹介の部55(3)](ダンテ『地獄篇』およびミルトン『失楽園』にあって[「今日的な観点で見た場合の」ブラックホールの質的近似物]が描写されていることにまつわっての出典紹介部55(3))
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典拠紹介部第47頁 ダンテ『地獄篇』とミルトン『失楽園』に見るブラックホールに通ずる描写[2]