典拠となるところの明示[33]――911の事件と[梁としての特定事物ら]が複層的
なる繋がり合いを呈しているとのことについて

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梁となる事柄らと911の事件の接合性 ――普通に考えれば、奇怪奇態なることとしか申しようがないところとしてかの911の事件と問題となる事柄らが複層的に結びついているとのことが指摘できるようになってしまっている。それについて「まずもっては、」の取っ掛かりとしての話をなすこととする(3)――

 ここ本頁に至るまでの複数頁を割いて以下にての流れでの話をなしている。

 本論稿にての証示の対象、そこに[梁として関わってくること]に通ずるところとして

[[911の事件]と[ヘラクレスの11番目の功業]の関係性]

が挙げられる。

 同じくもの点 ――911の事件とヘラクレス第11功業の関係性―― に関しては

「[911の「前言」事物](そうしたものが存在していること自体がそも不可解極まりないことなのだが、[911の事件が起こる前から同様の事件の発生を前言していたが如きもの])との兼ね合いですらヘラクレス第11功業との関係性がみとめられる

とのこととてもがあり、にまつわっては、

[直下、事例紹介するようなこと]

が(まずもっての一例として)挙げられる。

(本稿を公開することにしたサイトの一にあっての他所でも述べているところとして、そして、これより本稿それ自体でもより入念なる出典紹介をなすところとして)

「 ――[イルミナティ]などというどぎつい陰謀論者好きする言葉が用いられている作品としてながらも―― 70年代に米国で大ヒットを見た小説、

The Illuminatus! Trilogy『ジ・イルミナタス・トリロジー』(正確には[光を与えられし者の三部作]とでもなろう語感のものだが、日本語ではイルミナティというフィクションや陰謀論の分野で好まれる陰謀団の名称からイルミナティ三部作と呼び慣わされている作品)

が[ヘラクレスの11番目の功業]に関する寓意性を色濃くも呈しながら911の事前言及をなしている作品となっているとのことがある」


※イルミナティなどとの語を含む文物(上にて言及の『ジ・イルミナタス・トリロジー』)のことを持ち出すと
『品行陋劣なる陰謀論者(イルミナティや三〇〇人委員会といったものをこの世界の影の支配者に比定してそちらに問題が収斂している旨、強調するとのお決まりの口上をお家芸とする者ら)か何かか?』
『情報操作者か?』
との式できちんとした知(ウィルダリー・ナレッジ世俗知としての知識と知恵)を有している向きらなどに誤解がなされうる、それによって、自身が命を賭けて訴えんとしていることにまで予断を抱かれやすくもなり、訴えんとしているとのその行為自体が[さらにもって無為に帰しやすくなる]との危惧・懸念があるため、本稿冒頭部より強調していたことを下に再度、繰り返し表記しておく

(restating)
Although this long paper deals with [ foretelling problems ] which are related with masonic symbolic system deeply , I don't cling to point of view that such organizations as Freemasonry (or "legendary" Illuminati) are chief conspirators behind significant incidents. As an author of this evidence-based paper, I never intend to maintain "self-belief-system" avoiding the sterile land of conspiracy theorists who persist in conspiracy "theories" such as [ NWO conspiracy theory ] , [ Illuminati (that organisation can't be identified exactly) conspiracy theory ] or [(fictional? ) power obsessed human elite circle conspiracy theory].

「長くもなるとの本稿にあっては
[フリーメーソンのシンボル体系と濃厚に接合する「前言」事物]
らがあまりにも露骨に多数存在しているとの問題についても取り扱うが(具体的事例を多数挙げながらも取り扱うが)、だが、だからと言って、(本稿それ自体にて)フリーメーソンのような組織体が重要なる出来事の背後背面に控えるフィクサーとしての陰謀団であるとの見立てを押し売りしたいわけではない
 フリーメーソンのシンボリズムを異常異様なることに流用する力学があるとは具体的事実を挙げ連ねて指摘なすが、[チェス盤上の駒]が陰謀の立役者であるなどとは考えていないし、そのようなことを目立って訴求するつもりもない
 またもってして筆者は陰謀論者よろしく[新世界秩序陰謀論][イルミナティ(という実体不明瞭なる組織体)に関連する陰謀論][「人間の」権力それ自体に固執するエリート・サークル(架空存在たりうる)による陰謀論]に固執するような人間でもない

 直上表記のことについて小説『ジ・イルミナタス・トリロジー』が何故にもってして
[911の予見作品]
とあいなっているのかについて1.から5.と分けもしての話をなす。

 直前頁に至るまでにては以上振り返りもしたことにあって1.から5.と分けても論じるとしていることにあっての3.までにつき ――原文引用との式で典拠挙げつつも―― 解説した(その流れにて問題となる小説作品『ジ・イルミナタス・トリロジー』が[1.マンハッタンのビル爆破から話がはじまる作品であること][2.ペンタゴン爆破がなされる作品であること](ペンタゴン爆破の時刻帯は一面で911を想起させる時間帯にてなされる)とのことを示しもした)

 ここ本頁では表記のことにまつわっての継続表記たるところとして、4.と振っての部の話に入りたい。

 70年代小説作品『ジ・イルミナタス・トリロジー』(先述のようにカルト的反響を呈し陰謀論にまつわる一大文化現象を引き起こしたとの解説のなされようもなされているとの小説作品)にあっての911の事件との接合性に関しては次のようなこと「も」ある。

スティーブ・ジャクソン・ゲームズという会社(一九九〇年、同社はどういうわけなのかシークレットサービスに家宅捜索されている会社となり、その現行にての社のシンボル(三角形の中の一つ目と結びつくピラミッド)からしてフリーメーソン的なるシンボルと現行根深くも結びついている会社となる)が販売している、
[カードゲーム・イルミナティ](1980年米国にて初出のもの)
は911の前言を含んでいたと指摘されているカードゲームとなっている。

[崩されるツインタワー]
[爆破されて粉塵をあげるペンタゴン]

などのイラスト使用からである。

 上のこと、カードゲーム・イルミナティにあって[崩されるツインタワー][爆破されて粉塵をあげるペンタゴン]が登場してくるとのことまでについては取り上げる人間は多いのだが(であるからこれこれ具体的な出典挙げるまでもなく検索エンジンに card game, Steve Jackson,911などと入力して見ればそれについて扱った時期的に問題になる[商品写真]そのものを掲載しているとの多くの英文ページを捕捉できることか、と思う)、 問題なのはスティーブ・ジャクソン・ゲームズの[カードゲーム・イルミナティ]にインスピレーションを与えた作品がここにて取り上げている『ジ・イルミナタス・トリロジー』であることが同カードゲーム発売元に明示されていることである。


| 出典(Source)紹介の部37-4 |

 ここ出典(Source)紹介の部37-4にあっては[911に相通ずる先覚的描写]が殊更に取り沙汰されるカード・ゲーム『イルミナティ』がそもそももって小説『ジ・イルミナタス・トリロジー』にインスピレーションを受けてリリースされた商品であると認知されていることの典拠を挙げておく。

 カード・ゲーム『イルミナティ』のリリース経緯についてはウィキペディアのような媒体にて以下のようなことが記されているところとなる。

(直下、英文Wikipedia[ Illuminati (game) ]にての現行記載より引用なすとして)

Illuminati is a standalone card game made by Steve Jackson Games (SJG), inspired by The Illuminatus! Trilogy by Robert Anton Wilson and Robert Shea. The game has ominous secret societies competing with each other to control the world through sinister means, including legal, illegal, and even mystical. It was designed as a "tongue-in-cheek rather than serious" take on conspiracy theories. It contains groups named similarly to real world organizations, such as the Society for Creative Anachronism and the Semiconscious Liberation Army. It can be played by two to eight players. Depending on the number of players, a game can take between one and six hours.In September 1981, Steve Jackson and his regular freelance cover artist Dave Martin discussed their shared admiration of the Illuminatus! Trilogy, and the latter suggested a game. Steve Jackson decided against adapting the novel because of the expense of game rights, and the difficulty of adapting a novel with such convoluted plots. He decided "a game about the secret-conspiracy idea behind Illuminatus!" was doable. After doing research on the Illuminati and conspiracy theories, and "extensive and enthusiastic playtesting" it went on the market in July 1982 in the Pocket Box format (a plastic box the size of a mass-market paperback) which was at the time the usual for SJG.

「(カードゲーム)イルミナティはスティーブ・ジャクソン・ゲームズ社(SJG)がロバート・アントン・ウィルソンおよびロバート・シェイらの手になる小説『イルミナタス・トリロジー』よりインスパイア受けて製作されたとのオフラインでプレー可能なカードゲームとなる。同ゲームは合法・非合法、時に神秘的ですらある陰険邪悪な手段をもってして世界をコントロールすべくも相争う凶兆帯びての秘密家結社らを主題としているものとなる。同ゲームは[シリアスに]というよりも[からかい半分]とのスタンスで陰謀論らをとらえて設計されているものである。また、同ゲームは中世文化同好会やセミコンシャス・リベレーション・アーミーといった現実に存在している組織を模したと思しきグループ名(訳注:セミコンシャス・リベレーション・アーミーについてはシンバイオニーズ解放軍、[七つの頭を持つコブラ]をシンボルとして、ハースト家の令嬢パトリシア・ハーストを拉致・誘拐し、脅迫の材料にしている内に同女が同組織に加わって銀行強盗なしたことでも知られるアメリカの過激左派組織となる)を用いているものとなる。同ゲームは二人から八名でプレー可能となり、プレーヤーの数によるが、一回のプレー時間は六時間ほどになる。1981年9月にてスティーブ・ジャクソンおよび彼が通例として依頼なしていたところのフリーランスのカバーデザイナーのデイブ・マーチンらは彼らが小説『イルミナタス・トリロジー』に対する崇敬の念を分かち合っていることにつき論じ合い、後者が同ゲームを企画提案した。ゲーム化権利に伴う支出および小説の複雑で絡み合った内容を反映させることの困難性を顧慮、スティーブ・ジャクソンはその提案を諾とすることに反発を呈していた。スティーブ・ジャクソンは[イルミナタス・トリロジーの背後にある秘密の陰謀]についてのゲームを造ることは実行可能であろうと決した。イルミナティと陰謀論についての調査の結果、そして、値が張り、熱意も伴っての実演検証を経て、同ゲームは往時SGJ社ゲームにあって常なるところとなっていたポケット・ボックス形態(大量市販のペーパーバック版サイズのプラスティック容器梱包形態)で1982年7月、市場に登場することとなった」

(訳を付しての引用部はここまでとする)

 上に見るような経緯にて小説『イルミナタス・トリロジー』の影響を受けて1982年に製作・リリースされたとされるカード・ゲーム『イルミナティ』については[爆破倒壊するツインタワー][攻撃を受けて粉塵を上げているペンタゴン]といった絵札が描かれていることがよく知られているとのことになっているわけだが、については、(繰り返すが)、
[ Illuminati (game) , Steve Jackson Games , 911 ]
とグーグル検索エンジンに入力するなどしてイメージ検索すれば、(表示されてくる媒体らの内容の品質・程度問題についてまでは何ら関知するところではないが)、多くの実物写真紹介媒体を特定できるようになっている(であるから、そちらをもってして典拠としたい)。

 ちなみに、遅まきに訳されての邦訳版『イルミナティII 黄金の林檎』巻末に認められる訳者後書き部ではその点につき何が巷間にて問題視されているかにつき「政治的配慮でか別の事由でか」一切触れることなくして(そのp.382より至当ととれる文量での原文引用をなすところとして)

当初、この作品は一巻本として書かれたのですが、版元のデルの編集者が分厚い本のペーパーバック・オリジナル刊行をしぶり、大ヒットした『指輪物語』にならって三部作形式で刊行しました。実際には五部形式なので、不自然になっているのは、そういう事情があるからです。刊行と同時にカルト的ヒットとなり、とりわけ当時の若者たちには絶対的な支持を受けました。これをもとに、当時流行しはじめていたロールプレイング・ゲームのなかでもとくに評価の高いゲーム・デザイナー、スティーブ・ジャクスンはカード・ゲーム形式でこれをゲーム化、一九八二年に発表し、その年のゲーム関係の賞を総ざらいするほどのヒット作品となります

と記載されている ――少なくとも私が所持している初版邦訳文庫版では上記のとおりに記載されている(重版に伴っての改訂なければ書籍を手元に取られることで、そうした訳者由来の解説もご確認いただけるだろう)―― )。

出典(Source)紹介の部37-4はここまでとする)


 これにて4.と振っての部を終える(そして、次いで、5.と振っての部に入る)。

 ここまでの1.から4.の内容と複合顧慮することでも[重み]が理解できようところとして70年代米国にてヒットを見た小説『ジ・イルミナタス・トリロジー』にあっては
[ペンタゴン状の五角形と黄金の林檎を真向かいに並べて並置させているシンボル]
が ―文献的事実の問題として― 
[ディコーディアニズム・シンボリズムたる「聖なるカオ」]
というものとして作品にて「頻出」させられているとのことがある。
 その70年代米国で大ヒットを見た小説ジ・イルミナタス・トリロジーに頻出させられている、
[ペンタゴン状の五角形と黄金のリンゴを並置させたシンボル]
たるディスコーディアニズム・シンボルにつきまずもって述べたいのはそのシンボルに見る[五角形]が実際に[ペンタゴンの比喩的象徴物]そのものと定置されているとのことがあることである。


| 出典(Source)紹介の部37-5 |

 本段、出典(Source)紹介の部37-5にあっては
[ペンタゴン状の五角形と黄金の林檎を真向かいに並べて並置させているシンボルが ―文献的事実の問題として― [ディコーディアニズム・シンボリズム「聖なるカオ」]と呼ばれるシンボルとして、そして、[合衆国国防総省庁舎たるペンタゴンに関わるもの]として「頻出」させられているとのことがある]
とのことの典拠を挙げる。

 出典を挙げる。まずは小説内に認められる[聖なるカオ]の描写に対する引用をなすことからはじめる。

(直下、遅まきに邦訳版として出されたとの集英社刊行『イルミナティI ピラミッドから覗く目(下巻)』の236ページから237ページよりの中略なしつつもの原文引用をなすとして)

[「これが」と芝居がかって博士はいった。「聖なるカオだ」・・・(中略)・・・右側に、おお、高貴な生まれのものよ、あなたの"女性的"直感的性質のイメージが見える。中国では陰と呼ばれるものだ。陰のなかにある林檎はエリスの黄金の林檎、イヴの禁断の林檎、ブルックリンのフラットブッシュ・バーレスク・ハウスでリンダ・ラルー嬢がストリップのクライマックスになってその上で前開脚をするとステージから消えたという有名な林檎だ。それが表すのはハグバード・セリーンやわれわれの味方となる動的不和軍が崇拝する、エロスとリビドーとアナーキーと主観という価値だ。さあ、高貴な生まれのものよ、完全なる覚醒の準備のために、聖なるカオの左側、陽の側に目を向けなさない。こちらはあなたの"男性的"合理的自我のイメージだ。そこにあるにはイルミナティや悪魔主義者や合衆国軍の五角形(ペンタゴン)だ。それが表すのはイルミナティが傀儡政権をつうじて世界のほとんどの人々に課している肛門と権威主義と構造と法と秩序という価値だ]

(引用部はここまでとする)

 引用するだにたばかれるとの猥雑な内容の小説(イルミナティなる陰謀団に支配された世界にての反体制派を気取るもその実のイルミナティの領袖との設定の乱交儀式をこととする麻薬ディーラーたるハグバード・セリーンという男を主人公とする小説)の特質、そちらをよくも体現した文章ではあるが、上にて見受けられる、
[聖なるカオ]
とは要するに、
[右側に陰陽における陰の体現物としての女性象徴としての[エリスの黄金の林檎]にして[イブの禁断の林檎]たる林檎を配し、左側に陰陽における陽の男性象徴としての[イルミナティ・悪魔主義者・合衆国軍が用いる五角形(ペンタゴン)]が配される象徴物]

であることが文献的事実の問題として作中に明示されているものとなる。

上の部についてはオンライン上のアーカイブ・サイトより確認できるとの原著 The Illuminatus! Trilogy BOOK#1 : The Eye In The Pyramid(にての THE FIFTH TRIP, OR GEBURAHの部)よりの原文抜粋をなすと

"This," he said dramatically, "is the Sacred Chao." [ . . . ] " On the right, O nobly born, you will see the image of your 'female' and intuitive nature, called yin by the Chinese. The yin contains an apple which is the golden apple of Eris, the forbidden apple of Eve, and the apple which used to disappear from the stage of the Flatbush Burlesque House in Brooklyn when Linda Larue did the split on top of it at the climax of her striptease. It represents the erotic, libidinal, anarchistic, and subjective values worshiped by Hagbard Celine and our friends in the Legion of Dynamic Discord. "Now, O nobly born, as you prepare for Total Awakening, turn your eyes to the left, yang side of the Sacred Chao. This is the image of your 'male,' rationalistic ego. It contains the pentagon of the Illuminati, the Satanists, and the U.S. Army. It represents the anal, authoritarian, structural, law 'n' order values which the Illuminati have imposed, through their puppet governments, on most of the peoples of the world.

との部が該当箇所となる。

 尚、その点については同じくものものについて解説しているとの英文ウィキペディアの[Discordianism]項目([問題となるシンボル]、 Sacred Chao「聖なるカオ」とのシンボルを扱う疑似宗教にまつわる項目)に次のような記載が「現行」なされていることを挙げておく。

(直下、英文Wikipedia[Discordianism]にての Sacred Chaoの節にての記載内容の原文引用をなすとして)

The choice of the pentagon as a symbol of the Aneristic Principle is partly related to The Pentagon in Virginia near Washington, D.C., partly a nod to the Law of Fives, partially for the Golden Ratio references associated with the pentagon/apple allegory, and wholly for the five-sided pentagon from the "Starbuck's Pebbles" story in the Discordia.

(下線を付した部の要約として)
「聖なるカオ( Sacred Chao )と呼ばれるディスコーディアニズム・シンボル ―問題となる小説で多用される[黄金の林檎と五角形を並置させるシンボル]― はワシントンDC近傍のヴァージニアの合衆国防衛の要ペンタゴンと関係づけされているものである」。

(引用部はここまでとする ―※― )

(尚、言うまでもないことかと思うが、Wikipediaという媒体については[公共心]も[道義心]も持ち合わせていなかろうとの筋目の相応の輩らによって[世の方向性を見誤らせる法螺]の類が書き込まれる、あるいは、小なるところとしては都合の悪い他者を直接ないし間接的に傷つけることを専らに意図した論拠無き中傷記述の類がなされることもあると知られているが(に関しては運営財団の具体的対応手法も込みにして[ Vandalism on Wikipedia ]項目に詳しい)、 他面、真っ当なところでも媒体内容が変化変容(change)を見ているとの欠陥もあり、上にて引用なしたような記述が残置しているかは請け合えない。だが、しかし、Wikipediaの記述動向の変遷については[ past versions of a page過去ページら]を収録した archive fileが公開されているため、それを元に変更内容の後追いが事細かにできるようになっていると述べておく(本稿筆者もオフライン環境閲覧にも資するものとして和文英文のWikipediaの大規模ダンプデータを都度取得している))

 上のようにウィキペディアに解説されているディスコーディアニズムシンボル[聖なるカオ]を図像化したものが、すなわち、[ペンタゴン状五角形と黄金のリンゴを対面並置するとのシンボリズム]が The Illuminatus! Trilogy『ジ・イルミナタス・トリロジー』作中では
図示されてまで
何度も登場してきている。

 具体的には(遅まきに訳されたとの邦訳版を引き合いに述べるとして)次にて表記のことが示せるようになっている。


[集英社刊行の『イルミナティI ピラミッドから覗く目(上巻)』の[第三のトリップ]と題された部、『イルミナティI ピラミッドから覗く目(下巻)』の[第五のトリップ]と題された部、『イルミナティIII リヴァイアサン襲来』の付録部らに[図示をなしてのもの]が掲載されている]
(図像まで呈示の該当部は当方所持の版の邦訳文庫版ではそれぞれ集英社『イルミナティI ピラミッドから覗く目(上巻)』161ページ/集英社『イルミナティI ピラミッドから覗く目(下巻)』236ページ/集英社『イルナティIII リヴァイアサン襲来』367ページとなる)


 同じくもの点に関しては下に同様のものを図示することとしたそちら問題となる図が実際に文献的事実 Philological Truthの問題として当該の小説に記載されているかどうか、(疑わしきにおかれては)書店にて幅広くも流通を見ている小説の方の[図像呈示]部を参照、確認されるとよいだろう ――※尚、誤解なきようにしていただきたいが、「さもくわしそうに語っているが、(ここまでの申しようからもご察しいただけることかとは思うが)この身はディスコーディアニズムのような得体の知れぬ疑似宗教の関係者やそういった領域に親和性高い人間でも何でもない。詳しくも調べて、[多くがそこに通ずる]ようになっていることにつき気付かされた人間がこの身なのだが、筆者は神秘主義的観点を象徴主義に用いる相応の者達のやりようには辟易させられこそすれ、そうした者達に共感を覚えたことは一度たりともないとの人間である。 以上述べたうえでさらに述べておくが、「当方のような告発をなそうとの人間までをそういう[得体の知れぬ者達]の係累にあの手この手、操り人形のようになった人間を用いているようにあの手、この手で見せたいとの力学は存在し、によって、実体験上、不快な思いをさせられることはあるが、そういう力学に惑わされないでいただきたい」―― 。

小説『ジ・イルミナタス・トリロジー』にあっては上にて似姿呈示している[[ペンタゴン象徴とされる五角形]と[黄金の林檎]を並置させるシンボル]のことが「何度も図示までされて」頻繁に言及されている

出典(Source)紹介の部37-5はここまでとする)


 また、現実のパロディー宗教(とされるもの)である[ディスコーディアニズム]のやりようと同様の式で問題となる小説『ジ・イルミナタス・トリロジー』にて頻出させられているとのもの、

[ペンタゴン状の五角形(上にてペンタゴンそのものの体現物との見方がなされているものであると紹介)と黄金の林檎を並置させたシンボル]

にあっての[黄金の林檎]の方がニューヨークの象徴物となっていることにつき本稿を公開することにしたサイトにてより従前から多くの筆を割き、解説を試みてきたのがこの身である(※)。


※長くもなっての補足として

「(まずもってしてそこから取り上げるが)ビッグ・アップルことニューヨークはマンハッタン地区には【エリス島】という島が包摂されている。その場、【エリス島】を介して(結果的に)[不和]をもたらすことになってしまった多くの移民がアメリカに流れ込んだとの歴史的背景がある ――(和文ウィキペディア[エリス島]項目にての冒頭部概説部にての「現行」記載内容を引用すれば(以下、引用なすところとして)エリス島( Ellis Island )は、アメリカ合衆国、ニューヨーク湾内にある島。アメリカの文化遺産である。19世紀後半から60年あまりのあいだ、ヨーロッパからの移民は必ずこの島からアメリカへ入国した。移民たちによって『希望の島』( Island of Hope )または『嘆きの島』( Island of Tears )と呼ばれてきた。約1200万人から1700万人にのぼる移民がエリス島を通過し、アメリカ人の5人に2人が、エリス島を通ってきた移民を祖先にもつと言われている(引用部はここまでとする)と表記されているような歴史的背景がある―― 。
 そうした【エリス島】という名称は(エリス島を介してアメリカに流れ込んだ移民たちのように)[人種の坩堝]での不和・不調和を体現するが如く女神エリス、[黄金の林檎の投げ手]として神話に登場するとの女神エリスのことを名称として「想起」させる名前の島であるとも述べられる ――後により真っ当な出典より長くもの引用もなすが、エリス神についてとりあえずも英文Wikipedia[ Apple of Discord ]項目にての現行記載内容より引けば、 An apple of discord is a reference to the Golden Apple of Discord (Greek: μῆλον τῆς Ἔριδος ) on which, according to Greek mythology, the goddess Eris (Gr. Ἔρις, "Strife") inscribed "to the fairest" and tossed in the midst of the feast of the gods at the wedding of Peleus and Thetis, (訳として)「不和の林檎は[不和の黄金の林檎](希臘(ギリシャ)語表記: μῆλον τῆς Ἔριδος)として言及なされるものとなり、ギリシャ神話にあっては女神エリス希臘語表記にしてGr. Ἔρις、その意は[争乱・不和])が「最も美しき者に.」と書き入れてペレスとテティスの婚礼にあって馳せ参じていた神々の祝宴の舞台に投げ込んだとのものである」と記載されているようにエリスは[黄金の林檎の投げ手]として神話に登場する存在である―― (:尚、【エリス島】の名称は額面上はその島の権利者であったというサミュエル・エリス( Samuel Ellis )氏から命名された、女神エリスEris(ギリシャ語綴りではἜρις,/同エリス、ここにて問題視している表面上の荒唐無稽小説 The Illuminatus! Trilogyにてその存在が非常に重要視されているとの神話に見る不調和[Discord/ディスコード]を体現する女神となる)とは英文綴りが微妙に異なる向きから命名されたとされており、そうもした表向きの命名理由に女神エリスとの関係性を見出すことにはできない)」

(以上のこと、【エリス島】との名称から【女神エリス】の名が想起されるとのことについて【「想起される」との印象論】で話が済まぬとのことに通ずる点として) 【エリス島】に対するフェリーが出ているニューヨークの一区画、バッテリーパークに[ツインタワーの間に置かれていたスフィアという黄金の球形オブジェの修復物]が(額面上は911の被害者を悼むとの名目にて)[記念碑]として安置されているとのことが「ある」 ――(英文Wikipedia[ The Sphere ]項目にて The Sphere is a large metallic sculpture by German sculptor Fritz Koenig, displayed in Battery Park, New York City, that once stood in the middle of Austin J. Tobin Plaza, the area between the World Trade Center towers in Manhattan.(訳として)「スフィアはかつてマンハッタンにてのワールド・トレード・センターのタワーらの間、 Austin J. Tobin Plaza (訳注:ニューヨーク・ニュージャージー港湾会社の重役 Austin Joseph Tobinの名より付けられたワールド・トレード・センターにてのツインタワーの間に存在していた一区画で2001年の事件で破壊された) の中央に立っていた、そして、現行、ニューヨークのバッテリーパークにて展示されているとのドイツ人彫刻家フリッツ・ケーニッヒの手になる巨大な金属製の彫刻となる」と記載されているとおりである)―― 。 その[スフィア]というオブジェ、ありし日にツインタワーに設置されていたオブジェが(女神エリスが騒乱の具としたとギリシャ神話に伝わる)[黄金の林檎]の体現物に露骨に仮託されていると判じられるだけの事由があるひとつにそれは[黄金の林檎の歴史的描かれよう]および[関連するところのニューヨークの地理的アイコン]より判断できるとのこととなる ――【[黄金の林檎]と[(エリス島からのフェリーが巡航している)バッテリーパークに据え置かれるに至っているザ・スフィア]の視覚的接続性その他の意でのニューヨークと黄金の林檎の接続性については続いての図解部を参照のこと―― 」


(直近言及のこと、黄金の林檎とバッテリーパーク安置のオブジェたるスフィアが[ニューヨークの「諸所」象徴的アイコンの問題]にも通ずる式で接合していることに関しての委細に踏み込んでの図解部として)

 上の図は

[[ワールド・トレード・センターで焼かれた特定オブジェ]が[エリス島](および[エリス島に近接してのリバティ・アイランドに設置の自由の女神像])と[バッテリーパーク]を通じて縁深いものとなっていることを示さんとすべくも作成した図]

である(:図の作成の材としては英文ウィキペディアにてのマンハッタン関連項目掲載の図像ら ―19世紀のマンハッタン鳥瞰図および同19世紀の自由の女神像ありようを描いての新聞紙掲載図、そして、17世紀のオランダ植民地時代のマンハッタン界隈地図らを含めての図ら― を用いている)

 上掲図にても矢印にて示しているところだが、エリス島 Ellis Island(および同島に近接しての自由の女神設置のリバティ・アイランド Liberty Island)に向けて[バッテリーパーク]、先にワールド・トレード・センターで焼かれたスフィアというオブジェの残骸が展示されているとのバッテリーパークから始発を見てのフェリーが出ているとのことがある(:見解の相違など生じえない[事実]であり、かつ、世間で広くも認知されているようなところであるのでその程度の媒体よりの引用に留めるが、和文ウィキペディア[バッテリーパーク]項目にてバッテリー・パーク( 英語: Battery Park )は、ニューヨーク港に面するニューヨーク市、マンハッタン島南端のバッテリーに位置する25エーカー(10ヘクタール)の公共公園である。バッテリーは、砲台の名称であり、都市が建設されて数年後に、これからの町を守るため、設置された。・・・(中略)・・・海岸からは、自由の女神像とエリス島へ向かうクルーズ・フェリーが出港している。公園にはさらに、第二次世界大戦中に西大西洋の沿岸で死亡したアメリカ海軍兵を追悼するイースト・コースト・メモリアルなど、いくつかの記念碑がある(引用部はここまでとする)とあるとおりである)。

 繰り返すが、そのバッテリー・パーク(上掲図では英文Wikipedia[ History of New York City ]項目および同[Manhattan]項目にそれぞれ掲載されている図葉でもってして、そもそものニューヨークの植民都市化の草創期および19世紀初頭のそのありようを提示しているとのところのニューヨーク「南端」の一区画)、要するに、

[エリス島と自由の女神像(の据え置かれたリバティ島)とそれぞれにフェリー航路にて結線させられている場]

にてワールド・トレード・センターのツインタワーの間に配置された黄金色のスフィアが焼かれた後、修復を見、安置されるに至ったとの背景がある ――先に英文Wikipeida[ The Sphere ]項目より The Sphere is a large metallic sculpture by German sculptor Fritz Koenig, displayed in Battery Park, New York City, that once stood in the middle of Austin J. Tobin Plaza, the area between the World Trade Center towers in Manhattan. ] (訳として)「スフィアはかつてマンハッタンにてのワールド・トレード・センターのタワーらの間、Austin J. Tobin Plazaの中央に立っていた、そして、現行、ニューヨークのバッテリーパークにて展示されているとのドイツ人彫刻家フリッツ・ケーニッヒの手になる巨大な金属製の彫刻となる」との文言を引いたとおりである―― 。

 「問題なのは、」そのようにバッテリー・パーク([エリス島]に向けてのフェリーが巡航しているとのニューヨークはマンハッタン島南端に位置するバッテリー・パーク)に安置されるに至った金色のザ・スフィアが[黄金の林檎]と[同文のもの]と定置できるようになっているとのことである。
 どういうことか。
 については続いて図を付しながらも指摘するような関係性が成立しているとのことがあるからそうも述べるのである。

 図の最上段では【エリス島外観】および【(エリス島が結果的にそうなったところとして[不和の象徴]とも通ずる上での)エリス島を介して大量の移民が米国に流れていくありさま】を写し撮った写真を挙げている。

 そちら最上段のすぐ下の段(中段)の図は遺物 ―古代ギリシャ・アッティカの遺物として英文Wikipedia[Eris]項目に掲載されている遺物― にみとめられる不和の女神エリス ―本稿にての続いての段でも[黄金の林檎の投下による不和の誘発]とのその行状にまつわる出典紹介をなすことになる女神― の似姿およびエリス神によって投下された黄金の林檎(美の神の象徴としての字句が綴られていた林檎)を巡っての女神らの間で執り行われることになった美人コンテストの一幕を描いた絵画となる。

 さらに下っての段(下段)にて呈示の図らはルネッサンス期の巨匠ルーカス・クラナッハ・エルダーの16世紀絵画、

Judgement of Parisとの画題の絵画(女神エリスの林檎を巡る美人投票にトロイアの皇子としての出自を持つパリスが招聘された一幕を描いての1512年から1514年にかけて作成の画/無論、英文Wikipediaなどから簡単に捕捉できるとの絵画)]

となる。

 そして、同じくも下段にて呈示しているのは

映画『ファイト・クラブ ――本稿の後の部にて【多重的に張り巡らされた911の事件に対する先覚的言及(複数の理由からニューヨークはワールド・トレード・センターおよびツインタワー界隈と解されるところ、そうしたところにて連続ビル倒壊劇が具現化させられるとのことを描いての先覚的言及にして見様見方によっては911との数値規則それそのものとも関わる先覚的言及)】と共にあること、かつもってして、【フリーメーソンの象徴主義の「露骨なる」複線的反映】との兼ね合いで何が問題になるかとのことについて膨大な文量を割いて解説する所存であるとの映画作品―― に登場するオブジェ・スフィア(ツインタワー合間に置かれていたオブジェ)の露骨なるイミテーションを再現しての図

となる。

 以上、各段に分けて呈示の図らからお分かりいただけようことか、とは思うが、映画『ファイト・クラブ』(それ自体、非常に問題になる映画として本稿の後の段にて分析対象とすることにしているとの映画)にて登場のスフィア・イミテーションはルネサンス期の特定絵画にて[黄金の林檎](女神エリスと紐付く伝承上の果実)として描かれていたものとそっくりの外観を呈しているとのことがある。

(追記:本稿のかなり後の段、出典(Source)紹介の部104の部の直前の部にて[映画『ファイト・クラブ』のスフィア ―ニューヨークのツインタワーの間に敷設されていたスフィアのイミテーション(噴水の中に据え置かれていたとの黄金の球体オブジェのイミテーション)― ][クラナッハの黄金の林檎]の関係性については「より細やかなる」指摘をなすこととする)

 上の図解部に見るように
[ルネサンス期の巨匠ルーカス・クラナッハ・エルダーの手になる絵画 ―三人の女神が[最高の美神の証]たる黄金の林檎を巡っての美人コンテストにトロイア皇子パリスが審判役として参画させられたとの筋立てからなるパリスの審判、ジャッジメント・オブ・パリス(パリスの審判)をモチーフとした絵画― に見る黄金の林檎]
が映画『ファイト・クラブ』に登場した金色の球形オブジェがワールド・トレード・センターの合間に据え置かれたザ・スフィアというオブジェの露骨なる摸造物(映画に登場のイミテーション)と視覚的そっくりさんとなっている(のが問題になる)。
 そして、(繰り返すも)、現実世界ではツインタワーの間で焼かれたオブジェたるスフィアがバッテリーパークに後に安置されることになったとのことがある。そのバッテリーパーク(先掲の絵画に見るように黄金の林檎の歴史的描画形態と通ずるオブジェが据え置かれている一区画)よりエリス島 ―黄金の林檎を投げた女神エリスの名を想起させる島― に向けてのフェリーが出ているのであるから、「まずもってそこからして」黄金の林檎と女神エリス(黄金の林檎を争乱の具とした不和の女神)とニューヨーク(ビッグ・アップル)の関係性が観念されることになる

 話はそれにとどまらない。

 バッテリー・パークからエリス・アイランドと同様にそこに向けての船が出ているとの一区画たるリヴァティ島、そこに存在する[自由の女神]像が

黄金色を呈しての松明を掲げている存在

となっているとのこともが着目に値するところとなる ――たとえば和文Wikipedia[自由の女神像 (ニューヨーク)]項目にあって(現行記載を引用するところとして)右手には純金で形作られた炎を擁するたいまつを空高く掲げ、左手にはアメリカ合衆国の独立記念日である「1776年7月4日」とフランス革命勃発(バスティーユ襲撃)の日である「1789年7月14日」と、ローマ数字で刻印された銘板を持っている(引用部はここまでとする)と記載されているところである―― 
 同・自由の女神像とは

足下に鎖が描かれているとの彫像

でもある ――英文Wikipedia[ Statue of Liberty ]項目にあっての冒頭部にて The statue is of a robed female figure representing Libertas, the Roman goddess of freedom, who bears a torch and a tabula ansata ( a tablet evoking the law ) upon which is inscribed the date of the American Declaration of Independence, July 4, 1776. A broken chain lies at her feet. と記載されているとおりである―― 。
 そうもした黄金色を呈しての松明を掲げている存在であり、また、足下に鎖が描かれているとの彫像でもあるとの【自由の女神像】と同様に[黄金の炎]を掲げているとの存在がニューヨークはマンハッタン島に見てとれ、それは、(唐突とはなるが)、

[ニューヨークのロックフェラーセンターに据え置かれているプロメテウス像]

となる ――ニューヨークのロックフェラーセンターに置かれているプロメテウス像、米国人彫刻家 Paul Manship(ポール・マンシップ)の手になる作品がいわば[黄金の松明]を掲げるが如く存在であるとのことについては例えば、英文Wikipedia[Prometheus (Manship)]項目に「現行」掲載されている同彫像の似姿を見れば、理解できることであろう(全身、金色を呈するとのブロンズ像が全容と同様に金色の炎を手に持っている似姿を見れば、理解できることであろう)――  。
 そして、神話が語るプロメテウスというのは

[足下に引きちぎられた鎖が配されている自由の女神像よろしく「鎖で繋がれるが如く状況より解放された」存在]

である ――目立つところでは英文Wikipeida[Prometheus]項目にても Prometheus, in eternal punishment, is chained to a rock in the Caucasus, Kazbek Mountain, where his liver is eaten daily by an eagle,「プロメテウスは永遠の責め苦としてコーカサスの岩に鎖で縛り付けられ、そこにて日々、自身の肝臓を鷲に啄(ついば)まれている」との通りの伝承が伝存している―― 。

 以上指摘したうえで申し述べるが、神話が語るプロメテウスをかたどりもしている[ニューヨーク据え置きの(直近言及の)黄金の火を掲げる彫像]自体には鎖は描かれて「いない」のであるが、プロメテウス像が飾られているのと同じ場、ニューヨークにてのロックフェラーセンターに神話上、プロメテウスの兄弟との設定の

[巨人アトラスATLASの像]

が ―彫刻家 Lee Lawrie(リー・ロウリー)の手になる作品として― 飾られていることが問題となると申し述べたい(:英文Wikipedia[ Rockefeller Center ]項目にての[ Center art ]の節の「現行の」記載内容より引用なせば、 Sculptor Lee Lawrie contributed the largest number of individual pieces -twelve- including the statue of Atlas facing Fifth Avenue and the conspicuous friezes above the main entrance to the RCA Building. Paul Manship's highly recognizable bronze gilded statue of the Greek legend of the Titan Prometheus recumbent, bringing fire to mankind, features prominently in the sunken plaza at the front of 30 Rockefeller Plaza.(訳として)「彫刻家リー・ローリーは五番街に面したアトラス像およびレイディオ・コーポーレーション・オブ・アメリカ・ビル(別名GEビルディング)正面通用口上部のフリーズ(装飾付壁面)作品を含む12の個人的作品を ―同センターにての芸術作品として最も多いところとして― ロックフェラー・センターにもたらした。 ポール・マンシップによる極めて目立つ黄銅にて箔付けされ、人類に与えるべくもの火をもっているとの横たわるタイタン・プロメテウスのギリシャ神話に依拠しての像はロックフェラー広場30号(GEビルディング)正面の落ちこんだ一画にて際立っての色合いを付している」(訳を付しての引用部はここまでとしておく)とあるとおりである)

 そのアトラス像の[アトラス]とは ―同じくものことは後の段にて伝承上の典拠を細かくも挙げることになるが― 、

ヘラクレスの11番目の冒険にて黄金の林檎 ―いいだろうか.ここにて問題視している[黄金の林檎]である― の所在を知る者として登場してくるプロメテウスの兄弟にあたる巨人

にして、かつもって、

[プロメテウス]本人がヘラクレス第11功業にてヘラクレスに言い含め、「彼に会うように、」との進言をなしたところの巨人

として神話が語り継ぐ存在でもある(:同点については本稿にての他所でギリシャ神話エピソードとしての出典紹介をなすことになるとのものである ――追記:本稿にての続く段、出典(Source)紹介の部39にてギリシャ神話を今日に伝存させるうえでの主要な媒質となっているローマ期古典よりの原文引用をなしてヘラクレス11番目の功業が[アトラス][プロメテウスの解放][黄金の林檎]と結びつけられていることにつき文献に依拠しての解説を講ずる―― )。

 といった、たかだか皮相的な側面、順序を多少たがえてまとめての表記をなせば、

[ニューヨークこと[ビッグ・アップル](巨大なる林檎)の守護神とでもいった位置付けの【自由の女神像】(リヴァティー島安置の女神像)は[足下にちぎられた鎖]が配せられての存在にして、なおかつ、[黄金の松明]を掲げる存在となっている]

[ニューヨークのランドマークとなっているロックフェラーセンターに据え置かれているプロメテウス像は[黄金の炎]を掲げる存在であるが、そちらプロメテウスはギリシャ神話にて[ヘラクレスより鎖から解放された存在]と伝わっており(従って【プロメテウス】と【自由の女神像】が[マンハッタンのアイコン][黄金の火を掲げる存在][鎖より解放された存在]との式で結びつくようになっている)、なおかつ、同プロメテウスはヘラクレスに巨人アトラスから[黄金の林檎]の在り処を訊くようにと進言した存在ともなっている(そして、【ニューヨークのランドマークたるプロメテウス像】と同様に【プロメテウスが彼に会うようにとヘラクレスに勧めた存在、黄金の林檎の在り処を知る存在である巨人アトラス(プロメテウスの兄弟にあたる巨人)の彫像】もがロックフェラー・センターには据え置かれている)]

[[黄金の林檎]を投げた不和の女神の名は[エリス]となるのだが、その女神エリスと綴りはともかくも発音が同じであるとの著名な島が存在しており、そちらが大量の移民が米国に流入するうえでの拠点にして関門となっていたとのビッグ・アップルことニューヨークのエリス・アイランド(常識上の話ではその島のかつてのオーナーがサミュエル・エリスなる人物であったからそのような名前になっているとの島)となる。 その[エリス島]に向けての定期便が[自由の女神像の据え置かれた一画]に向けての定期便と同様に運航を見ているとの場がニューヨークの南端バッテリー・パークとなり、そちら([エリス島]と[自由の女神の島]を結びつける場たる)バッテリー公園にてワールド・トレード・センターにあって911の事件で焼かれたありし日の黄金色のオブジェ、[ザ・スフィア]が安置されるようになったとのことがある。そして、映画『ファイト・クラブ』にもそのスフィアの露骨なるイミテーションが登場を見ており、こともあろうにそちらスフィア(イミテーション)との目立っての構造的近似物がルネサンス期特定絵画で[黄金の林檎]に仮託されているとのことがある]

との事由から見て「も」ビッグ・アップルことニューヨークが[黄金の林檎]と結びつけられているとの物言いがなせるように「なっている」 ――※【バッテリー・パークよりの(女神エリスと同文の響きの)エリス島へのフェリーの巡航】/【バッテリー・パークにおける黄金の林檎の歴史的具現化形態に通ずるオブジェ(ザ・スフィア)の据え置き】/【バッテリー・パークよりの自由の女神像(直上既述のようにマンハッタン・アイコンとしてプロメテウスに結びつく存在)が屹立するリバティ島へのフェリーの巡航】との各観点から[ニューヨークと[女神エリスの手管にしてヘラクレス第11功業の目標物である黄金の林檎]との結びつき]が観念されることになる、ということである。そして、判断事由はここに述べたことに留まらず「他にも」複数ある。そのように述べたうえで書くが、ここで引き合いに出しているとの極々一面的な判断事由らからしてこの世界では「どういうわけなのか」誰も指摘しようとしないとのこととなる(そこからして気付いている向きがいるかどうかは分からないが、この世界の限界領域にまつわることに関しては根拠なき稚拙な憶説・妄説を平然と鼓吹する人間(いわばもの屑か糸繰り人形であろう)が数多いる一方できちんとした論拠を伴っていることらでもそれが[ある程度の複雑性]を帯びだすと、たとえば、判断のためのプロセスが階層的になるとそのことを指摘しようとする人間が途端に[いなくなる]とのことがある。 同じくものことに気付いている人間はニューヨーカーにして、なおかつ、神話関連知識豊富な向きであるとの人間ならば、普通ならば部分的にいそうであるようにとれるのに、(再強調して)、「どういうわけなのか」誰もそのような指摘を具象論としてなそうとしないとのこととなっている(:性質の悪い日付け偽装の紛い物ら、[馬鹿話]を広めんとするが如くの媒体なぞが相応の程度・水準の人間らによるところの手仕事、誰がみようと[どぎつさ]につき察しがつくとの愚昧さが際立った劣化物としてこれより登場する可能性もあることか、と懸念するところであるが(幾点かそういう媒体が[頭の中身が「できあがった」手合い]によって捏造画像などを伴いつつもの紛いものの陰謀論サイトが英語圏にて流布されている、手繰られてであろう、検索エンジンなどにて目立って映りやすきところとして流布されだしているとのこと「も」本稿筆者は捕捉している)、現況情報流通動態を見る限りは「どういうわけなのか」誰も同じくものことまでの呈示の挙を(筆者を除き)見せていない)―― 。

(図解部終端)


 以上のような論拠らだけではなく、[他の数多の論拠]があるため(たとえば、(筆者が自媒体の他所でも指摘しているところとして)ニューヨークことビッグ・アップルと[黄金の比喩]および[揺れる双子の比喩]とを同時にサブリミナル的に結びつける1980年代初出の某映画作品なども存在しているといったことがこの世界には見てとれ、また、本稿の後の段で呈示するところとして[911の事件と黄金の林檎の関係性にまつわっての先覚的言及物「ら」]が幾点も存在しているといったことがある)、筆者としては「当然に」ニューヨークは黄金の林檎と結びつけられると指摘する次第である。

※長くもなっての補足の部はここまでとしておく


 以上、補足となることを呈示した段階で5.と振っての段を終えることとする(:問題となる小説にあって「何が問題となるのか」とのその根拠を分けても示していくとの趣旨にての5.と振っての段を終えることとする)。

 さて、ここまで70年代に欧米にてヒットを見た『ジ・イルミナタス・トリロジー』の[911の予見描写]について解説してきたことを振り返れば、

1.[ニューヨークのマンハッタンのオフィスビル爆破]より話がはじまり(:出典(Source)紹介の部37を典拠として挙げている先立っての1.の部を参照のこと)、

2.クライマックスに向けて魔的封印を解くとの目的で「ペンタゴンの爆破・部分倒壊」が実演され(:出典(Source)紹介の部37-2を典拠として挙げている先立っての2.の部を参照のこと.爆破時間まで問題にするかは人によろうがこの身は爆破時間のことまで問題視していることも理由と共に解説)、

3.現実のブルース・イビンズ容疑者を巡る911以後の状況を事前に描くように「米軍から漏出した炭疽菌改良株が大災厄をもたらしかねないとの状況に至った」ことが描かれ(:出典(Source)紹介の部37-3を典拠として挙げている先立っての上の3.の部を参照のこと)、

4.そのスピンアウト・カードゲーム作品(スティーブ・ジャクソン・ゲームズ製の[カードゲーム・イルミナティ])までもが[崩されるツインタワー][爆破されて粉塵をあげるペンタゴン]とのイラストの持ち出しから911の事前言及物であると問題視されている(:出典(Source)紹介の部37-4を典拠として挙げている先立っての4.の部を参照のこと)、

との各要素を同小説が帯びていること、具体的に指摘可能になっている。
 そして、直前直近までにてそのことに言及してきたところとして同作『ジ・イルミナタス・トリロジー』についてはさらにもって

5.[[合衆国国防総省のペンタゴン(911の事件で攻撃対象とされたバージニア州アーリントンにある国防総省庁舎)の体現物と当該小説内作中で明示されている五角形]と[直近言及のことからニューヨーク体現物(911の事件で攻撃対象とされた地域)との判断がなせるようになっている黄金の林檎]を対面並置させての独特なるシンボリズム]が図示までされて作中にて頻出を見ている(マンハッタンにてのビル爆破およびペンタゴン爆破をモチーフにしている作品で[そういうこと]が見てとれる)

とのことも指摘なせるようになっている(:直前にての出典(Source)紹介の部37-5では小説作中に頻出を見ている[聖なるカオ]などと命名されてのシンボリズム、すなわち、[[合衆国国防総省ペンタゴン象徴物と結びつけられての五角形]と[黄金の林檎]を真向かいから並置させてのシンボリズム]に関しては[黄金の林檎]がニューヨーク象徴物とされているとのことを摘示し、もって、問題となる小説にて[[合衆国国防総省ペンタゴン象徴物と結びつけられての五角形]と[ニューヨークの象徴たりえる黄金の林檎]を真向かいから並置させてのシンボリズム]が多用されているとのことを指摘した(黄金の林檎がなぜにもってニューヨーク、ひいては911と結びつくのかについてのさらに一歩進んでの深甚なる理由について解説しきれていなかったとのところがあるが、そちらについては本稿の後の段で詳説を加えるとしつつも指摘した)。

 以上、一九七〇年代に原著が刊行され大ヒットを見ている小説を引き合いにそれが

[911の前言事物]

となっているとの論拠 ―1.から5.― を挙げてきた。

 そして、同じくもの摘示してきたことは、と同時に、

[911の前言事物がヘラクレスの第11功業と結びついているとのこと]

を示すものともなっている。前言事象としての作品それそのものがヘラクレスの第11功業に登場する[黄金の林檎]と密接に関わっているからである (論拠にあっての5.と振っての段では黄金の林檎が[ヘラクレス第11功業](アトラスおよびプロメテウスが登場する功業)に関わるとの言及をなしていることを思い出していただきたいものである。そして、[黄金の林檎]はそもそももって1.から5.のような特性から(機序ともかくも)911の事前言及事物となっているとの作品のうちの一たる『ジ・イルミナタス・トリロジー』の作品副題ともなっている、 lluminatus! Part II The Golden Appleといったかたちで作品副題となっているものでもある ――黄金の林檎が登場するヘラクレス第11功業がいかようなものなのかは間を経ずに伝承に基づいての典拠を挙げることになるとしつつも、その点につき留意いただきたいと申し述べる(また、先立っての段でもその旨、記していることだが、ヘラクレスの第11功業と911の予見事物たる「他の」サブ・カルチャー作品らの関係性についても本稿では具体例を挙げていくとの方針でやっている)―― )。

 直上、申し述べもしている重要なことを含めて

「手前の申しようの理非曲直の程についてはきちんと論拠らを批判的に検証いただければ理解いただけるところである」

と述べ、話を進める。

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直下、本稿冒頭部へのリンクを設けておく

(⇒冒頭頁へは下の部より)

[典拠紹介部第1頁 加速器実験に伴う欺瞞性から証示なせることについて]

 上にて挙げているのはドイツ浪漫主義芸術の巨匠たる18世紀画家、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(Freemasonでもあったとの画家 Caspar David Friedrich)の手になる一品、

Der Wanderer uber dem Nebelmeer雲海の上の旅人』(に多少の[動き]をアレンジとして加えたもの)

となる。

 言われようの問題として一般に、

[人間の崇高なる精神が高みを目指し、ついぞ多くの物事を達観するに至った時、その折の孤独と感慨を描いた画]

などと形容される上掲の『雲海の上の旅人』に関して(本稿でもその言行を順次・段階的に取り上げることになるとの)物理学者リサ・ランドールは[次のような申しよう]をなしている。


(直下、物理学者リサ・ランドールの手になる著作 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)にての CHAPTER THREE LIVING IN A MATERIAL WORLD[第三章 物質世界に生きる]の章の記述内容 ――オンライン上検索エンジンにあっての原文検索にて該当部特定できるところの記述内容―― よりの原文引用をなすとして)

Our universe is in many respects sublime. It prompts wonder but can be daunting ―even frightening― in its complexity.  Nonetheless, the components fit together in marvelous ways. Art,science, and religion all aim to channel people’s curiosity and enlighten us by pushing the frontiers of our understanding. They promise, in their different ways, to help transcend the narrow confines of individual experience and allow us to enter into―and comprehend―the realm of the sublime. (See Figure 11.)
          [ . . . ]
[ FIGURE 11 ] Caspar David Friedrich’s Wanderer Above the Sea of Fog (1818), an iconic painting of the sublime ― a recurring theme in art and music.

(上の原著引用部に対する[訳文]として国内流通訳書『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)ハードカヴァー版にあっての81ページに記載されているところを引くとして)

多くの点で、私たちの宇宙は崇高だ。その複雑さは好奇心を駆り立てはするが、無力感も抱かせるし、ことによっては恐怖さえも感じさせる。にもかかわらず、宇宙の構成要素は素晴らしくぴたりと絡みあっている。芸術、科学、宗教は、いずれも人々の好奇心を促して、理解の限界を広げさせ、それによって私たちを啓蒙することを目指している。いずれもそれぞれのやり方で、個人の経験の狭い領域を越えさせることを約束している。それがかなえられたとき、私たちは崇高なものの領域に踏み込む――そして理解する――ことができるのだ(図11を参照)。 …(中略)… [図11]ドイツの画家カスパー・ダーヴィド・フリードリヒの「雲海の上の旅人」は、崇高なものを象徴的に描いた作品だ。崇高さは、美術と音楽に繰り返し登場するテーマである

(以上をもって Knocking on Heaven’s Doorにての原著表記および訳書よりの引用とした)


 さて、何故、ここ脇に逸れての部にあって「目立つように」特定絵画 ― 『雲海の上の旅人』― を挙げ、その絵画に対する物理学者の評しよう ―「雲海の上の旅人」は、崇高なものを象徴的に描いた作品だ....― などを引いたりもしたのか

「それは、」
絵画『雲海の上の旅人』に対して直上引用なしたような評しようをなしているとの物理学者リサ・ランドールが

加速器によるブラックホール生成可能性にまつわるトピックの理論深化に一廉ならぬ貢献をなしているとの著名物理学者

[[崇高なるもの]を目指しての宇宙の探求(およびそのための装置と銘打たれている巨大加速器LHC)の称揚・礼讃をなしているとの向き

であるとのことがあり、また、なおかつ、彼女リサ・ランドールの手による、(絵画『雲海の上の旅人』を科学者が目指しての[崇高さ]とを結びつけている)引用元著作 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)が

人間のありよう(崇高さとはおよそ程遠いところにあるありよう)]
人間の辿る運命

を嘲笑うような[嗜虐的寓意]で満ち満ちていると申し述べられるようになっている著作であるとのことがある、遺憾ながら
[理の当然]
として申し述べられるところとしてある ――個人のせせこましい偏頗(へんぱ)な主観などとは一線を画したところで客観的かつ具体的にこれはこうでこうだと申し述べられるようになっている(出典呈示を第一義にしての本稿では無論、その論拠を事細かに挙げる)とのところとしてある―― からであり、そのことに注意を向けたかったからである(※)。

(※上にて引用元とした著作、 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)、同著にあってはその冒頭部より
September 10, 2008, marked the historic first trial run of the Large Hadron Collider (LHC). Although the name―Large Hadron Collider― is literal but uninspired, the same is not true for the science we expect it to achieve, which should prove spectacular. (表記英文引用部に対する訳として)「2008年9月10日、ラージ・ハドロン・コライダー(LHC)が歴史的始動を見た.[ラージ・ハドロン・コライダー]との名称は有り体に言ってインスピレーションを何ら与えぬとの平凡なものだが、私たちがそれ(LHC)に[証明すべきととらえている壮大なる挙]を託しているとの意では[科学(の進歩)]にとり同じくものことは真実とはならない(LHCは際立ってのインスピレーションを与えるものである)」
などとのことが書き記されている。
 そうもした書きようが目立ってもの冒頭部にてみとめられる著作ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアにおける表題、 [天国のドアをノックする]の由来についてリサ・ランドール女史は同じくもの著作の中で次のようなことを述べてもしている。
(以下、 Knocking on Heaven’s Doorにての CHAPTER FOUR LOOKING FOR ANSWERSより引用なすところとして)
I first heard the phrase “knockin”on heaven’s door”when listening to the Bob Dylan song at his 1987 concert with the Grateful Dead in Oakland, California. Needless to say, the title of my book is intended differently than the song’s lyrics, which I still hear Dylan and Jerry Garcia singing in my head. The phrase differs from its biblical origin as well, though my title does toy with this interpretation. In Matthew, the Bible says, “Ask, and it shall be given you; seek, and ye shall find; knock, and it shall be opened unto you: For every one that asketh receiveth; and he that seeketh findeth; and to him that knocketh it shall be opened. (以上原著表記に対して訳書『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)ハードカヴァー版[第四章]103ページにての表記を引くとして) Knocking on Heaven’s Door(天の扉を叩く)]――これが本書の原題だが、私が最初にこのフレーズを聞いたのは、一九八七年、カリフォルニア州オークランドでのグレイトフル・デッドとのコンサートで、ボブ・ディランが『天国への扉』を歌うのを聞いたときだった。いまでも私の頭の中ではディランとジェリー・ガルシアがこれを歌っているのが聞こえてくるけれど、いうまでもなく、私の本のタイトルは、この曲の歌詞とは意味が違っている。このフレーズは出典である聖書の一節とも違っているが、私のタイトルはこちらの意図を拝借したものだ。聖書の「マタイ伝」には、このように書かれている。「求めよ。さらば与えられん。尋ねよ、さらば見いださん。門を叩け、さらば聞かれん。すべて求むる者は得、たづねる者は見いだし、門を叩く者には開かれるるなり
(以上、引用部とした)
 といったところ、新約聖書のマタイ伝にあっての
[求めよ。さらば与えられん。尋ねよ、さらば見いださん。門を叩け、さらば聞かれん。すべて求むる者は得、たづねる者は見いだし、門を叩く者には開かれるるなり]
とのフレーズ、それが
[天国の門]・[天国への扉]・[天国への階梯](ステアウェイ・トゥ・ヘブン)
との兼ね合いでいかように嗜虐的なる別側面での意味( Double Meaning )と共にあるのか、そのことからして具体的典拠を挙げ連ねるとの式で遺漏無くも事細かに示そうというのが本稿の本義であるとここ脇に逸れての部にあって訴求しておきたいとの意図が筆者にはある)

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