典拠となるところの明示[32]――911の事件と[梁としての特定事物ら]が複層的
なる繋がり合いを呈しているとのことについて

関連情報にまつわるカテゴリ(各部クリックにて遷移)

梁となる事柄らと911の事件の接合性 ――普通に考えれば、奇怪奇態なることとしか申しようがないところとしてかの911の事件と問題となる事柄らが複層的に結びついているとのことが指摘できるようになってしまっている。それについて「まずもっては、」の取っ掛かりとしての話をなすこととする(2)――

 直前頁では下の流れにての筆の運びをなしていた。

 本稿にての証示の対象、そこに[梁として関わってくること]に通ずるところとして

[[911の事件]と[ヘラクレスの11番目の功業]の関係性]

が挙げられる。

 同じくもの点 ――911の事件とヘラクレス第11功業の関係性―― に関しては

「[911の「前言」事物](そうしたものが存在していること自体がそも不可解極まりないことなのだが、[911の事件が起こる前から同様の事件の発生を前言していたが如きもの])との兼ね合いですらヘラクレス第11功業との関係性がみとめられる

とのこととてもがあり、にまつわっては、

[直下、事例紹介するようなこと]

が(まずもっての一例として)挙げられる。

(本稿を公開することにしたサイトの一にあっての他所でも述べているところとして、そして、これより本稿それ自体でもよりもってしての入念を心掛けての出典紹介をなすところとして)

「 ――[イルミナティ]などというどぎつい陰謀論者好きする言葉が用いられている作品としてながらも―― 70年代に米国で大ヒットを見た小説、

The Illuminatus! Trilogy『ジ・イルミナタス・トリロジー』(正確には[光を与えられし者の三部作]とでもなろう語感のものだが、日本語ではイルミナティというフィクションや陰謀論の分野で好まれる陰謀団の名称からイルミナティ三部作と呼び慣わされている作品)

が[ヘラクレスの11番目の功業]に関する寓意性を色濃くも呈しながら911の事前言及をなしている作品となっているとのことがある」


※イルミナティなどとの語を含む文物(上にて言及の『ジ・イルミナタス・トリロジー』)のことを持ち出すと
『品行陋劣なる陰謀論者(イルミナティや三〇〇人委員会といったものをこの世界の影の支配者に比定してそちらに問題が収斂している旨、強調するとのお決まりの口上をお家芸とする者ら)か何かか?』
『情報操作者か?』
との式できちんとした知(ウィルダリー・ナレッジ世俗知としての知識と知恵)を有している向きらなどに誤解がなされうる、それによって、自身が命を賭けて訴えんとしていることにまで予断を抱かれやすくもなり、訴えんとしているとのその行為自体が[さらにもって無為に帰しやすくなる]との危惧・懸念があるため、本稿冒頭部より強調していたことを下に再度、繰り返し表記しておく

(restating)
Although this long paper deals with [ foretelling problems ] which are related with masonic symbolic system deeply , I don't cling to point of view that such organizations as Freemasonry (or "legendary" Illuminati) are chief conspirators behind significant incidents. As an author of this evidence-based paper, I never intend to maintain "self-belief-system" avoiding the sterile land of conspiracy theorists who persist in conspiracy "theories" such as [ NWO conspiracy theory ] , [ Illuminati (that organisation can't be identified exactly) conspiracy theory ] or [(fictional? ) power obsessed human elite circle conspiracy theory].

「長くもなるとの本稿にあっては
[フリーメーソンのシンボル体系と濃厚に接合する「前言」事物]
らがあまりにも露骨に多数存在しているとの問題についても取り扱うが(具体的事例を多数挙げながらも取り扱うが)、だが、だからと言って、(本稿それ自体にて)フリーメーソンのような組織体が重要なる出来事の背後背面に控えるフィクサーとしての陰謀団であるとの見立てを押し売りしたいわけではない
 フリーメーソンのシンボリズムを異常異様なることに流用する力学があるとは具体的事実を挙げ連ねて指摘なすが、[チェス盤上の駒]が陰謀の立役者であるなどとは考えていないし、そのようなことを目立って訴求するつもりもない
 またもってして筆者は陰謀論者よろしく[新世界秩序陰謀論][イルミナティ(という実体不明瞭なる組織体)に関連する陰謀論][「人間の」権力それ自体に固執するエリート・サークル(架空存在たりうる)による陰謀論]に固執するような人間でもない

 直上表記のことについてこれより小説『ジ・イルミナタス・トリロジー』が何故にもってして
[911の予見作品]
とあいなっているのかについて1.から5.と分けもしての話をなす。

 直前頁では以上振り返りもしたこと、1.から5.と分けても論じるとしたことにあっての2.までのことにつき ――原文引用との式で典拠挙げつつも―― 解説した(その流れにて問題となる小説作品『ジ・イルミナタス・トリロジー』が[1.マンハッタンのビル爆破から話がはじまる作品であること][2.ペンタゴン爆破がなされる作品であること](ペンタゴン爆破の時刻帯は一面で911を想起させる時間帯にてなされる)とのことを示しもした)

 ここ本頁では表記のことの続きたるところとして、3.と振っての部の話に入りたい。

 小説『ジ・イルミナタス・トリロジー』では

「米軍(の細菌研究者)から漏出した炭疽菌改良株が大災厄をもたらしかねないとの状況に至った」

とのこともが描かれている(明示されていないが、70年代小説内の炭疽菌の漏出に関しては[事故]に近しくもそれもまた[計画]のうちとの描写が作中にてなされている。要するにある種の[炭疽菌に由来する無差別テロ]とも定置できる)。

 さて、小説の話から一転、現実にあってはかの911の事件の後、一週間を経、米国にて[炭疽菌テロ]騒動が発生した。その[アメリカ炭疽菌事件]に関しては犯人声明文で狂信的イスラム・ラディカル・セクトの犯行が臭わされていながら当局捜査の結果、アメリカ陸軍感染症医学研究所で研究をなしていた科学者たるブルース・イビンズ容疑者(アメリカ陸軍感染症医学研究所奉職の科学者であった同男、後、自殺し、事件後、「精神的に不安定な異常者であった」との語られようをなされている人物ともなる)の精神不安定状況下の単独犯とのかたちで「一件落着」とされつつある ――ブルース・イヴィンズ容疑者の関与の話については一般的な解説のされようを下に引いておく―― 。

 いいだろうか。
 ここで問題視している七〇年代小説内にあっての、
「米軍(の細菌研究者)からの漏出を見た炭疽菌による災厄」
に類似しているところとしての

「「現実の911の事件の後に付随して発生した、米軍細菌戦防備研究の科学者の関与による炭疽菌漏洩事件」

が発生しているのである(フィクションにての炭疽菌流出事件と現実世界での炭疽菌流出事件の(出典紹介兼ねての)概要解説は下になす)。

911]と[米軍関係(の細菌研究者)に由来する炭疽菌の災厄]との兼ね合いで話が接合する。

 そこからして出来すぎているとのことである。


| 出典(Source)紹介の部37-3 |

 ここ出典(Source)紹介の部37-3にあっては

[「問題となるフィクションに見る架空の世界のありようでも」「現実世界に見る911に付随するありようでも」米軍(の細菌研究者)からの漏出を見た炭疽菌による災厄が具現化を見ている]

とのことに関しての典拠を挙げておくこととする。

 まず[小説に見る炭疽菌漏洩事件]の方の記載箇所だがイルミナタス・トリロジー中巻、 BOOK#2:THE GOLDEN APPLE以降(邦訳版では集英社刊『イルミナティII 黄金の林檎』以降)の部より同じくものことへの言及がなされだす。

 引用なせば、およそ次のようなかたちにて、である。

(直下、邦訳版『イルミナティII 黄金の林檎』(初版)にあっての58ページから59ページに記載の登場人物の台詞からの原文引用をなすとして)

午前二時に判明したのだが、炭疽菌パイ・プロジェクトに携わっている数人が誤って生きた菌にさらされた。全員が施設に住んでいるため、解毒剤が効く間の隔離は容易に行える。その旨の命令はすでに出した。モセニゴ博士は本人が気づかぬうちに一番強いものを受けたため症状が進行しており、わしが到着したときには死ぬ寸前だった。この家はもちろん焼き払う必要があるし、わしも彼を調べたときにそばへ寄ったから、もう助からない

(引用部はここまでとする ――尚、小説では引用部に認められるモセニゴという米軍の科学者が生前、娼婦と接触していたために炭疽菌流出による大災厄をもたらす可能性が首をもたげてきたと描かれるのだが、その背後には影の勢力のオカルト的な暗躍があるような書かれようも当該フィクションではなされている―― )

 オンライン上より全文確認できるとの原著よりの原文引用もなしておく。

(直下、上の国内流通訳書に対応するところの表記を原著 BOOK#2:THE GOLDEN APPLEにての THE SIXTH TRIP, OR TIPARETHの部より原文引用なすとして)

I discovered at two this morning that several people in our Anthrax Leprosy Pi project have accidentally been subjected to live cultures. All of them are living at the installation, and can easily be isolated while the antidote works. I have already given orders to that effect. Dr. Mocenigo himself unknowingly received the worst dose, and was in advanced morbidity, a few minutes from death, when I arrived. His whole house, obviously, will have to be burned down, and I am also, due to my proximity while examining him, too far gone to be saved.

(原著よりの引用部はここまでとしておく ―※― )

(※オンライン上のアーカイブサイトなどにて上のとおりの記載が「原著にて」なされていることが確認できるようになっている。その点、グーグル検索エンジンで表記の英文を入力などし、該当ページを特定、インターネットアーカイブのサイトを開いた折などにて該当ページ閲覧時にキーボードのctrlキーとFキーを同時押しして、[ブラウザ](インターネット閲覧ソフト)の閲覧ページ内検索機能をオンの状態に切り替え、その際に表示されてくるチェックボックス内に表記の抜粋テキストの一部を入力すれば、膨大な文量を含むページ内の該当文字列を含む箇所に一挙にジャンプできる。それによって、この身が挙げているとおりのことが[文献的事実]、すなわち、問題となる記載が問題としている引用文献内にて実際になされているとのことの確認が即時容易になせると述べておく)

 上が小説に認められる架空の炭疽菌問題に関する部の一部引用をなしたが、対して、

「[現実世界で発生した炭疽菌事件]

の方については和文Wikipediaの[アメリカ炭疽菌事件]項目にすらブルース・イヴィンズ容疑者、米軍関係者の細菌学者たる精神の均衡を失した向きとされる同男の単独犯行によって二〇〇一年九月一一日以降の事件(炭疽菌事件)が落着したように現行、まとめられている(のでそちらを引用する)。

(直下、「現行の」和文Wikipedia[アメリカ炭疽菌事件]の「現行にての」記述内容より引用するところとして)

「FBIは2005年4月4日以降になり初めて犯人の可能性が高かった当時、メリーランド州フレデリック市のフォート・デトリックにあるアメリカ陸軍感染医学研究所に18年勤務していたブルース・エドワード・イビンズに対して焦点を当てたことが報告資料から判明している他、同研究所の他の3名を捜査対象としている。・・・(中略)・・・2008年8月6日、FBIはイビンズの単独犯行であると宣言した・・・(中略)・・・なおイビンズは捜査機関に対し捜査協力を行ってた米炭疽菌研究の第一人者であり、ジョージ・W・ブッシュ大統領を支持し、ユダヤ人は賤民であるとしてラビとイスラム教徒との対話を否定する過激なキリスト教原理主義者だった・・・(中略)・・・FBIはイビンズに告発が差し迫っていることを話しおり、2008年8月1日イビンズは、アセトアミノフェンの大量服用により自殺している・・・(中略)・・・攻撃の直後、ホワイトハウスは繰り返し「アルカーイダによる同時多発テロの第2波攻撃である」との証明をするためにFBI長官であるロバートミュラーに対し圧力をかけており、アメリカ合衆国大統領立会いの朝の緊急情報会議でミューラーはこの使用された炭疽菌がウサーマ・ビン=ラーディン側近らにより製造された物であるとの証拠が出せなかったために殴られている。退職した元FBI上級捜査官の一人は「彼らは実際に中東の誰かのせいにしたかった」と証言している。FBIは捜査初期段階でこの炭疽菌は高度な知識と設備が必要な環境下でしか培養できない物であり、テロリストが篭っているであろう洞窟などの環境下では到底生産できる物では無いと理解していた」

(引用部はここまでとする ――尚、[成果]を望まれるように出せなかったFBI長官が殴られたなどと「現行の」和文ウィキペディアにては表記されているが、英文Wikipediaでは強調のためのダブル・クオテーションが付けられて beaten upと表記されている、要するに、暴行を加えられるが如くの叱責を受けたとの趣旨の記載がなされている―― )

 以上のように1970年代小説で米軍関係者(チャールズ・モセニゴというキャラクター)よりの炭疽菌漏出が描かれているのに対して、現実の911の事件の後にあっても米軍関係者(陸軍感染医学研究所に18年間勤務のブルース・イヴィンズ容疑者)による炭疽菌テロが発生したとされていることがある。

出典(Source)紹介の部37-3はここまでとする)



※長くもなっての付記として

 ここで直近言及の炭疽菌流布などにまつわる[類似性]につき
[さらにどういったことが問題となるのか]
とのことについて「世間的目分量を基準にしての」長くなるも、の付記をなしておく。

 まずもってそこより言及なすが、直近まで出典紹介なしつつも指し示したようなこと、米国にて911の事件の直後に炭疽菌テロが発生したことにつき『ジ・イルミナタス・トリロジー』邦訳版の訳者(翻訳家の小川隆氏)は『イルミナティII 黄金の林檎』後書き部にて次のようなことを書いている。

(直下、初版文庫版の『イルミナティII 黄金の林檎』の377ページから378ページにての[翻訳者の手になる後書き部]よりの引用をなすとして)

「ところが、この作品が現実を先取りしていたというのは、そんな些末なことだけではありません。9・11テロのあとに起こった炭疽菌騒動を覚えておいででしょうか。アルカイダが炭疽菌を使った細菌兵器でアメリカにテロを仕掛けてくるという、実際に犠牲者まで生んだあの騒動です。まさか、アルカイダが本書を愛読していたとは思えないのですが、今回はいよいよこの炭疽菌ミュー(ないしはパイ)の漏出が決定的になってきます。それにしても、炭疽菌とは何という偶然の一致でしょう。・・・(中略)・・・ 国を警察国家にするためには国外、国内に危機をあおる必要があるとして、テロを演出するというのも、どこかの超大国の現実の姿を見るようで、いささか空恐ろしいものがあります。・・・(中略)・・・ 歴史的大陰謀が存在していたという本書の冗談のような仮定も、何だか意味をもっているようで気味が悪いですね。もっとも、作者は秘密結社の陰謀などこれっぽちも信じてはいませんでした。ただ、世界史をあるパースペクティブをもって鳥瞰してみることにより、人間の、あるいは知性のもつ本質が見えるのでは、ということで見出した、小説作りの上での工夫にすぎません(以下略)」

(以上、『ジ・イルミナタス・トリロジー』訳業に携わった訳書に見る邦訳者解説を記載しての部よりの引用とした)

 上のような ――(まだ、ブルース・イヴィンズ犯行のことが公にされる前のことであったからなのか)「アルカイダの炭疽菌流布」なる話柄を取りながらもの―― [常識的申しよう]を[下らぬ陰謀論]とは一線を画する方向で棄却せざるをえぬとのことを、

[「固い因果関係で相互にできすぎるほどにつながった」証拠の山]

の呈示によって指し示さんとするのが本稿にあっての筆者の意図である。

 につき、本稿の末尾近くの段にて[付録と位置付けてのもの]として

[多少込み入っての確率論の話] (大学理系教育で[確率論]を学んだ向きならば「何ら難なく」そのとおりであると理解できようとの話を[理系志向での高等学校卒業レベルの者(ティーンエイジャー)の数学知識にて理解できるところ]に引き落としての話)

も付しておく所存であるが、本来ならばそのような立論の方向を取る必要だにないほどに一連の事件の背後にあっての[恣意性]の介在が明かなることを指し示すのが本稿書き手たる筆者の意図するところである。

 さらに述べれば、その[恣意性]が

「[個々人や個々人の凝集たる「人間レベルの」組織体の意図]などを[陰謀]などという言葉で問題視することだにナンセンス(ナチスのユダヤ人問題最終解決手法が「かくあるべし」とアピールされているが如きところで[秘された陰謀]との言い回しを使う必要もなかろう?)、[存続]さえも根本否定しようとの性質のものである」

とのことまでを指し示さんというのが本稿本義でもある。

 以上、[大なるところ]につき述べたところでここでの話、小さなところ、

[邦訳版『ジ・イルミナタス・トリロジー』翻訳者の申し分そのレベルでの問題性につき論じる]

との[小さくものこと]につき書いておくが(「本来ならば(本稿テーマに比して)わざわざ取り上げるに値せぬほどにもの些事である」として書いておくが)、

「上の『ジ・イルミナタス・トリロジー』翻訳家申しようを見る限りでは炭疽菌事件がアルカイダが起こしたことのように曲解させられるも、同訳書が出た後、米国炭疽菌事件はアメリカ軍のために細菌戦を研究していたイヴィンズ容疑者による犯行によるとされるに至っており、同男自殺後、事件収束の兆しを見ている」(上にてのウィキペディア引用部の通りであることはすぐに確認いただけるだろう)

とのことが[現実](日本の相応のメディアなぞは背景あまり報じぬとの現実)的状況となっている。

 そのように目立つように流通している問題書籍(『ジ・イルミナタス・トリロジー』)の翻訳者がしたためている[常識的評価](悲劇的なまでに楽観的なる常識的評価というやつ)なぞ当てにならぬことに言及しつつ、さらに高等批評を講じれば、

「米国にあっては([信じがたいこと]かもしれないが)公衆に対する弱毒・無害化させた細菌散布「実験」が米軍によって実施されてきたとの史的経緯まで実際にあり、そのことが議会で問題視される「前に」どういうわけなのか『ジ・イルミナタス・トリロジー』作者らが同じくものことに「言及」しているようであるとのこと「も」が ――疑義伴って―― 見受けられる」

とのことがあり「さえも」する。

 普通人は論拠を呈示しなければ[容れない]ような性質の話だろうから(「たとえカモにされて殺されても文句も言えぬ」との類の頭の具合のよろしくはない人間は論拠を提示して「も」信じないかもしれないが)、論拠を呈示しながら具体的にどういうことなのか紹介する。

 国家の秘密主義体質に批判的な向きらには比較的知られ、手前も読したことがあるとの洋書 Clouds of Secrecy(1990)にあっては次の通りの記載がなされている。

(直下、 Clouds of Secrecy(1990)にあっての Airborne in the U.S.A Open Air Vulnerability Tests in Minneapolis,St.Louis,and the New York City Subway Systemの章、その中のp.65より原文引用なすとして)

Between the time of the spraying of Minneapolis and St.Louis in the early 1950s and the New York City subway system in 1966,scores of tests in other populated areas had taken place,as the army acknowledged in its 1977 report to Congress. Few details are known about the other tests,but the report on the New York City subway test confirms that the values behind the testing program had not changed during the years. The army's attack on New York City in 1966 exposed more than a million people to bacteria called Bacillus subtilis variant niger. The report of the test,entitled "A Study of the Vulnerability of Subway Passengers in New York city to Covert Attack with Biological Agents"

(拙訳として)
「1950年代初頭のミネアポリスおよびセントルイスおよび1966年のニューヨークの散布行為の合間にあって1977年の議会への報告書にて軍が認めたように数多くの人口集中エリアにあっての(細菌撒布の)テストがおこなわれた。他の実験についての委細はほとんど知られていないが、ニューヨーク市地下鉄実験の報告書はその間の試験プログラムの価値観が異動を見ていないことをはきと示している。軍の1966年のニューヨーク市での攻撃(演習)では Bacillus subtilis variant niger(枯草菌)と呼ばれるバクテリアに100万人以上の人間が曝されることになった同実験の報告書は "A Study of the Vulnerability of Subway Passengers in New York city to Covert Attack with Biological Agents"『ニューヨーク市地下鉄乗客へのバイオロジカル・エージェント(バクテリア・ウィルス・プリオン・胞子ら生物兵器に用いられるものの総称)による攻撃実施にまつわる研究』と銘打たれていた

(引用部に対する訳はここまでとする)

 さらに同じくもの洋書 Clouds of Secrecyよりの原文引用を続ける。

(直下、 Clouds of Secrecy(1990)にあってのp.67よりの原文引用なすところとして)

The several trials were conducted as completely independent operations without the knowledge or cooperation of the New York City Transit Authority or Police Department. Dissemination of agent and collection of air samples attracted no attention,and the tests were carried out without incident.

(拙訳として)
「幾例からの実験実施はニューヨークシティー・トランジット・オーソリティー(ニューヨーク市の地下鉄とバスの運営元)および警察当局の関知なしの状況、あるいは、協力なしに完全に独立したものとして実施されている。生物兵器の散布そして標本としての気体収集は何ら(他よりの)注視を浴びることもなくそして事件になることもなしにテストらは実施を見た」

(引用部に対する訳はここまでとする)

 直上直近にて引用なした書籍内記述でもってブルース・イヴィンズ容疑者が奉職していたところ(あるいはその近接領域)との兼ね合いで何が問題になるかおおよそにしてお分かりいただけよう?

 が、などと原文引用をなして確認を求めても出典からして[虚偽]に基づいた正しくなき文書よりの不適切な引用、[虚偽の拡散のやりよう][馬鹿げた(そして実際に愚劣な)陰謀論( Conspiracy Theory )の流布者やりよう]だろうと思われるかもしれない。

 であるから述べておくが、 Clouds of Secrecyを記したレオナルド・コールという人物は真っ当な来歴を伴っている科学者となり(目立ってその確認をなせるところとしては英文Wikipedia[ Leonard A. Cole ]項目にて He is adjunct professor of political science at Rutgers University-Newark, New Jersey, and of emergency medicine at the University of Medicine and Dentistry of New Jersey, where he is Director of the Program on Terror Medicine and Security of the UMDNJ Center for BioDefense.(訳として)「彼はニュージャージーのラトガース大学およびニュージャージー医科歯科大の政治科学分野の外来教授 ―日本で述べるところの非常勤講師のようなもの― であり、ニュージャージー医科歯科大彼ではニュージャージー医科歯科大(UMDNJ)の災害医療およびバイオディフェンス(細菌戦防衛戦略)計画の管理者として従事している」との記載がなされているところである)、 また、そうした「専門の」学者(レオナルド・コール)の書 Clouds of Secrecyにあって扱われている[脆弱性テストを期しての散布実験]のことは主流メディアなぞにも報じられており、その例として「誰でも確認できるところの」オンライン上にてのニューヨークタイムズ ――尚、こちらニューヨークタイムズからして[偏向報道の実演]などから中立性込みにしてそれ自体批判が多い媒体でもある―― の記事も挙げられる

(直下、疑わしきにおかれてはグーグル検索にて直下呈示の記事題名とnytimes. comとのドメイン名を複合検索いただきたきところとしてのニューヨークタイムズのオンライン上流通過去記事、[ Archives The Army's Germ Warfare Against Civilians ]より中略しつつもの一部原文引用をなすとして)

The Army's biological warfare program has drawn heavy criticism in recent months.[ . . . ] The Army admits it is releasing a bacteria called Bacillus subtilis in Utah ''from time to time'' to simulate biological warfare attacks with the more lethal Bacillus anthracis, which causes anthrax. Other bacteria, including Serratia marcescens, have also been used there in open air tests.These bacteria are the same ''simulants'' that were sprayed in cities during the 1950's and 1960's to see how well they could spread and survive. Hundreds of mock attacks were conducted, including the release of bacteria during peak travel hours in New York City's subway system and in the main terminal of Washington's National Airport. In the late 1970's, when the tests became public knowledge, the Army insisted that they were harmless.[ . . . ] Unaware of the Army's test, doctors in San Francisco wrote about the unusual Serratia infections in a medical journal. They had never before encountered such an outbreak. Although the infections began three days after the spraying, the Army decided that the timing was ''apparently coincidental'' and that testing should continue. Neither then nor in later tests has the Army monitored the health of the people exposed.

(逐語訳ではなく大要訳として)
「ここ最近、軍の細菌戦関連のプログラムが激しい批判を引き起こしている。軍はユタ州にて「時々」枯草菌と呼ばれるバクテリアの[撒布]を[より致死的な炭疽菌による強襲]を想定しての細菌戦シュミレーションをなすためになしていること、認めた。他のバクテリアを含め、といったものが1950年代から1960年代にかけて細菌の生存状況を確認するために都市部に撒かれてきたとの経緯がある(注:細菌戦では[占領の便宜上兵器としての細菌が都市部に滞留しないこと]が重視されるきらいがあるから実演テストがなされたとも言われている)。何百回と模擬攻撃が実施され、その中には[ニューヨーク市地下鉄のラッシュアワー時のトンネル内撒布][ワシントン国際空港メインターミナル内撒布]も含まれている1970年代、そうした実験が公にて知られるところとなった際に、軍はそれらは無害であるとの強調をなしていただが、軍のテストにつき何も知らなかったとのサンフランシスコの医者らがセラチア感染症の通常ならざる増大にて医学誌に寄稿しているとのことがある。彼ら医師らはそうした[アウトブレイクと表されるレベルの疾病流布状況]に従前、相対したことがなかった。感染症は散布後三日を経てはじまったが、軍は「明らかにただの偶然」と決めつけ、テストも継続を見、細菌曝露を見た人々に対する健康診断をもなしていない

(訳を付しての引用部はここまでとしておく)

 以上、過去記事のアーカイブ版として主流メディアのニューヨーク・タイムズ紙のサイトにて公開されている(そして確認容易な)記事に関しては被害状況について軽々に見れないのではないかととれる書きようもなされているが、ここでの趣意は、

「ウィルス撒布が狂った人間ら ――あるいはそうしたことが実演されることになった際、自分達が[被害者]ではなく[選ばれた加害者]に留まっていられるとの心根を植え付けられた相応の手合いらでもいいが―― によってなされるとの陰謀論(あるいはその[可能性]を問題視するとの陰謀論「染みた」話)を展開する」

とのこと「にはない」。

 そうもしたことを問題視したのは、

[[文献的事実](特定文献ジ・イルミナタス・トリロジーに字面として特定の内容が具現化しているとの容易に後追い可能な事実)と[歴史的事実](とされること;国民の不同意状況下での軍による細菌撒布テストがなされていたとの事実)との間の時期的な意味で問題になりうる関係性を問題視する

との観点からである。

 すなわち、

Clouds of Secrecyより「再度の」原文引用をなすところとして)
Between the time of the spraying of Minneapolis and St.Louis in the early 1950s and the New York City subway system in 1966,scores of tests in other populated areas had taken place,as the army acknowledged in its 1977 report to Congress.(訳として)「1950年代初頭のミネアポリスおよびセントルイスおよび1966年のニューヨークの散布行為の合間にあって1977年の議会への報告書にて軍が認めたように数多くの人口集中エリアにあっての(細菌撒布の)テストがおこなわれた」

The New York Timesオンライン上過去記事より再度の原文引用するところとして)
In the late 1970's, when the tests became public knowledge.(訳として)「「1970年代後半より」細菌散布が公の知るところとなった」

とされているようなその「公然化した」情報が不快なる小説 ―― The Illuminatus! Trilogy―― に影響を与えることがあったのか、[時期的先後関係]の問題から考えてみる必要があるようにとれるとの観点からである。

 については

『軍よりの細菌流出を陰謀にかこつけて描いていたとの The Illuminatus! Trilogy『ジ・イルミナタス・トリロジー』(1970s.1975年刊行.草稿執筆期間は英文Wikipedia[ The Illuminatus! Trilogy ]項目の Publishing historyの節によると(刊行は1975年だが)ものされたのは1969年-1971年とも記載されている ― The trilogy was originally written between 1969 and 1971 while Wilson and Shea were both associate editors for Playboy magazine.と記載されている― 作品)の作者らが細菌戦予行演習にまつわる知識を知ることがあったのだろうか?』

という点が問題になりうると指摘したいのである ――(仮に先後関係から合理的説明が付けば、『ジ・イルミナタス・トリロジー』の炭疽菌持ち出しのやりようが時世を受けてのことと片付けられがちになることとは考えるが、同作に関してはその他の不審事由との兼ね合いで結局のところ、どす黒い作品と看做さざるをえないわけではあるも)―― 。

 その点、筆者脳裏をよぎったことは

[オウム真理教、人間の[尊厳]の問題すら理解できぬ・理解なそうとせぬとの精神構造に陥ってのロボット人間、言われればなんでもやるだろうとのそういう類ばかり集めてこさえられた節ある同カルトが[亀戸異臭事件]と後に呼称されるようになった事件を引き起こすとのかたちで他ならぬ東京都内(亀戸)にて[炭疽菌]を撒き散らし(1993年のこと/和文ウィキペディアにも一項設けられている事件)、の過程で、亀戸の事件で撒かれた炭疽菌があまりにも弱毒化していたためにそれが被害をもたらさなかった(弱毒化しての無害性は米軍による細菌散布脆弱性テストとの近接性を感じられなくもない)とのことがこの日本にて平成前半期にあった]

ということである。

 については、「後に」同カルト・オウムが地下鉄サリン事件を引き起こしたことが米軍が「実際に」地下鉄にて[無害な細菌戦]を[極秘]との人権 ――人間の尊厳―― の軽視が伺い知れる式でなしていた、とのこと「も」[類似性]を想起させるところとしてある。

 そういう日本の事件史との関係でも意味深くもとらえられる背景、[人形([機械]・[叩いても定型文しか出てこぬとのシステムの唾棄すべき端末のようなもの]でもいいが)のように動き、上から言われれば何でもやるとの不気味な個体ら([人間]との言葉にも値しなかろうから[個体]らと表記)によってその一例が具現化を見たとの忌まわしき機序が[米国の暗部]にてもまた作用している、そういうことにまつわる背景事情を把握しての相応の力学の介在があってジ・イルミナタス・トリロジーという小説 ([陰謀「論」]をモチーフに成り立っているとのことになっている小説) にて[軍による炭疽菌漏出]が取り上げられていた、軍の細菌散布実験 ―何の情報提供もなく、そして、ゆえに、同意すらなくに市民に対して実施されていたとの細菌散布実験― が「表立って問題視される」前ながら取り上げられた可能性もあるか、と手前なぞは考えているのである(さらに述べれば、オウムの輩ら、[宗教的狂気]という[スタンス]に逃げた相応の人間らの作用ではないが、軍で細菌戦を研究していたブルース・イヴィンズ容疑者が単独犯でそういう事件を起こしたとの「認定」がなされるような状況にも同じくもの機序の問題が作用している可能性とてありうるかと見ている)。

(長くもなったが、これにて[予見的小説の内容]と[現実世界での細菌撒布行為]の質的類似性から何が述べられるかの付記を終える。 すなわち、「臭気を放つ質的類似関係の問題には[国内国家の問題]も関わって"いうる"が、部分的に露見しているところもあるそうした問題については本稿にての主要論点とすべきではないとのスタンスで臨み、代わって、よりもって本質的なところに対する理解を求める」とのことにまつわる付記を終える)


 前のページへ〔PREVIOUS PAGE〕     次のページへ〔NEXT PAGE〕


直下、本稿冒頭部へのリンクを設けておく

(⇒冒頭頁へは下の部より)

[典拠紹介部第1頁 加速器実験に伴う欺瞞性から証示なせることについて]

 上にて挙げているのはドイツ浪漫主義芸術の巨匠たる18世紀画家、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(Freemasonでもあったとの画家 Caspar David Friedrich)の手になる一品、

Der Wanderer uber dem Nebelmeer雲海の上の旅人』(に多少の[動き]をアレンジとして加えたもの)

となる。

 言われようの問題として一般に、

[人間の崇高なる精神が高みを目指し、ついぞ多くの物事を達観するに至った時、その折の孤独と感慨を描いた画]

などと形容される上掲の『雲海の上の旅人』に関して(本稿でもその言行を順次・段階的に取り上げることになるとの)物理学者リサ・ランドールは[次のような申しよう]をなしている。


(直下、物理学者リサ・ランドールの手になる著作 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)にての CHAPTER THREE LIVING IN A MATERIAL WORLD[第三章 物質世界に生きる]の章の記述内容 ――オンライン上検索エンジンにあっての原文検索にて該当部特定できるところの記述内容―― よりの原文引用をなすとして)

Our universe is in many respects sublime. It prompts wonder but can be daunting ―even frightening― in its complexity.  Nonetheless, the components fit together in marvelous ways. Art,science, and religion all aim to channel people’s curiosity and enlighten us by pushing the frontiers of our understanding. They promise, in their different ways, to help transcend the narrow confines of individual experience and allow us to enter into―and comprehend―the realm of the sublime. (See Figure 11.)
          [ . . . ]
[ FIGURE 11 ] Caspar David Friedrich’s Wanderer Above the Sea of Fog (1818), an iconic painting of the sublime ― a recurring theme in art and music.

(上の原著引用部に対する[訳文]として国内流通訳書『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)ハードカヴァー版にあっての81ページに記載されているところを引くとして)

多くの点で、私たちの宇宙は崇高だ。その複雑さは好奇心を駆り立てはするが、無力感も抱かせるし、ことによっては恐怖さえも感じさせる。にもかかわらず、宇宙の構成要素は素晴らしくぴたりと絡みあっている。芸術、科学、宗教は、いずれも人々の好奇心を促して、理解の限界を広げさせ、それによって私たちを啓蒙することを目指している。いずれもそれぞれのやり方で、個人の経験の狭い領域を越えさせることを約束している。それがかなえられたとき、私たちは崇高なものの領域に踏み込む――そして理解する――ことができるのだ(図11を参照)。 …(中略)… [図11]ドイツの画家カスパー・ダーヴィド・フリードリヒの「雲海の上の旅人」は、崇高なものを象徴的に描いた作品だ。崇高さは、美術と音楽に繰り返し登場するテーマである

(以上をもって Knocking on Heaven’s Doorにての原著表記および訳書よりの引用とした)


 さて、何故、ここ脇に逸れての部にあって「目立つように」特定絵画 ― 『雲海の上の旅人』― を挙げ、その絵画に対する物理学者の評しよう ―「雲海の上の旅人」は、崇高なものを象徴的に描いた作品だ....― などを引いたりもしたのか

「それは、」
絵画『雲海の上の旅人』に対して直上引用なしたような評しようをなしているとの物理学者リサ・ランドールが

加速器によるブラックホール生成可能性にまつわるトピックの理論深化に一廉ならぬ貢献をなしているとの著名物理学者

[[崇高なるもの]を目指しての宇宙の探求(およびそのための装置と銘打たれている巨大加速器LHC)の称揚・礼讃をなしているとの向き

であるとのことがあり、また、なおかつ、彼女リサ・ランドールの手による、(絵画『雲海の上の旅人』を科学者が目指しての[崇高さ]とを結びつけている)引用元著作 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)が

人間のありよう(崇高さとはおよそ程遠いところにあるありよう)]
人間の辿る運命

を嘲笑うような[嗜虐的寓意]で満ち満ちていると申し述べられるようになっている著作であるとのことがある、遺憾ながら
[理の当然]
として申し述べられるところとしてある ――個人のせせこましい偏頗(へんぱ)な主観などとは一線を画したところで客観的かつ具体的にこれはこうでこうだと申し述べられるようになっている(出典呈示を第一義にしての本稿では無論、その論拠を事細かに挙げる)とのところとしてある―― からであり、そのことに注意を向けたかったからである(※)。

(※上にて引用元とした著作、 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)、同著にあってはその冒頭部より
September 10, 2008, marked the historic first trial run of the Large Hadron Collider (LHC). Although the name―Large Hadron Collider― is literal but uninspired, the same is not true for the science we expect it to achieve, which should prove spectacular. (表記英文引用部に対する訳として)「2008年9月10日、ラージ・ハドロン・コライダー(LHC)が歴史的始動を見た.[ラージ・ハドロン・コライダー]との名称は有り体に言ってインスピレーションを何ら与えぬとの平凡なものだが、私たちがそれ(LHC)に[証明すべきととらえている壮大なる挙]を託しているとの意では[科学(の進歩)]にとり同じくものことは真実とはならない(LHCは際立ってのインスピレーションを与えるものである)」
などとのことが書き記されている。
 そうもした書きようが目立ってもの冒頭部にてみとめられる著作ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアにおける表題、 [天国のドアをノックする]の由来についてリサ・ランドール女史は同じくもの著作の中で次のようなことを述べてもしている。
(以下、 Knocking on Heaven’s Doorにての CHAPTER FOUR LOOKING FOR ANSWERSより引用なすところとして)
I first heard the phrase “knockin”on heaven’s door”when listening to the Bob Dylan song at his 1987 concert with the Grateful Dead in Oakland, California. Needless to say, the title of my book is intended differently than the song’s lyrics, which I still hear Dylan and Jerry Garcia singing in my head. The phrase differs from its biblical origin as well, though my title does toy with this interpretation. In Matthew, the Bible says, “Ask, and it shall be given you; seek, and ye shall find; knock, and it shall be opened unto you: For every one that asketh receiveth; and he that seeketh findeth; and to him that knocketh it shall be opened. (以上原著表記に対して訳書『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)ハードカヴァー版[第四章]103ページにての表記を引くとして) Knocking on Heaven’s Door(天の扉を叩く)]――これが本書の原題だが、私が最初にこのフレーズを聞いたのは、一九八七年、カリフォルニア州オークランドでのグレイトフル・デッドとのコンサートで、ボブ・ディランが『天国への扉』を歌うのを聞いたときだった。いまでも私の頭の中ではディランとジェリー・ガルシアがこれを歌っているのが聞こえてくるけれど、いうまでもなく、私の本のタイトルは、この曲の歌詞とは意味が違っている。このフレーズは出典である聖書の一節とも違っているが、私のタイトルはこちらの意図を拝借したものだ。聖書の「マタイ伝」には、このように書かれている。「求めよ。さらば与えられん。尋ねよ、さらば見いださん。門を叩け、さらば聞かれん。すべて求むる者は得、たづねる者は見いだし、門を叩く者には開かれるるなり
(以上、引用部とした)
 といったところ、新約聖書のマタイ伝にあっての
[求めよ。さらば与えられん。尋ねよ、さらば見いださん。門を叩け、さらば聞かれん。すべて求むる者は得、たづねる者は見いだし、門を叩く者には開かれるるなり]
とのフレーズ、それが
[天国の門]・[天国への扉]・[天国への階梯](ステアウェイ・トゥ・ヘブン)
との兼ね合いでいかように嗜虐的なる別側面での意味( Double Meaning )と共にあるのか、そのことからして具体的典拠を挙げ連ねるとの式で遺漏無くも事細かに示そうというのが本稿の本義であるとここ脇に逸れての部にあって訴求しておきたいとの意図が筆者にはある)

当サイト内にあっての【各頁および各典拠への一覧方式遷移部】、及び、【PDF形式文書配布ページ】へのリンクを直下、設けておく

各頁および各典拠への一覧方式遷移部へは以下より


問題となる「予見的言及→実現」の体系についての[典拠紹介部]一覧呈示頁

PDF形式文書配布ページへは以下より


典拠解説媒体としての[一括PDF文書]の公開頁