典拠となるところの明示[30]――LHC実験、その命名規則にあっての[ATLAS](検
出器呼称) および[ATLANTIS](ディスプレイ・ウェア呼称) の使用について

関連情報にまつわるカテゴリ(各部クリックにて遷移)

梁となる事柄らとLHC実験の接合性 ――LHCにあってブラックホール生成がなされれば、検出器[アトラス]がその生成を検知し、ディスプレイ・プログラム[アトランティス]がその生成を表示するとされている点について――

 直前頁にあっては


人類に破滅をもたらしうる特異点を生成すると考えられるに至った粒子加速器実験(本稿冒頭部より,にまつわっての異様なる先覚的言及文物が複数存在していることの論拠呈示を原文引用を密になしながらなしてきたとのものである粒子加速器実験)

911の事前言及事物「ら」](さらに問題となる作品「ら」を都度、挙げていくとの類の事前言及事物「ら」)
を濃密に、多重的に結びつけている要素、いわば、
梁(はり)となる要素
が存在している


と申し述べ、上にいうところの[梁となる要素]が

「アトラス」
「アトランティス」
「ヘラクレス」
「トロイア」

であると申し述べた。

 その上でそちら梁となる要素ら ――「アトラス」「アトランティス」「ヘラクレス」「トロイア」ら―― が以下、繰り返すところのα.からγ.(本稿にて従前摘示してきたことら)「とも」濃厚に繋がるものであると ――その具体的根拠呈示に先んじて―― 申し述べもした。


α.[カシミール効果 Casimir effect]検証実験(1948実施の実験)のことを露骨に想起させる独特なる行為によって宇宙開闢の実現が図られるとの小説 Fessenden's World『フェッセンデンの宇宙』初出1937年の小説作品)ではその作中、誕生した宇宙で[爬虫類の種族]が人間そっくりの種族を「皆殺し」にするとの描写がなされている(絶滅戦争・絶対戦争 Absolute Warの類が展開するとの描写がなされる)。 さて、そうした粗筋 ――初出1937年の作品のそれでありながら1948年のエポックメイキングな実験の内容をなぞるが如くの先覚性を有していたとの粗筋―― を有した『フェッセンデンの宇宙』(に見る[悲劇の宇宙]の開闢手法)と同様の手法で検証された[カシミール効果]が現実世界にてその存在を指し示すことになったとの[負のエネルギー]というものに関しては[ワームホールを安定化させうるもの]とも80年代後半より考えられるに至っているとのことがある(出典(Source)紹介の部24にて指し示しにつとめているところとして「物理学者キップ・ソーンによって加速器実験とは何ら関係ないところでそれ絡みの科学仮説が呈示なされての」1980年代後半のこととしてである)。 他面、『フェッセンデンの宇宙』と同様に[宇宙の開闢状況]を再現する、すなわち、宇宙開闢時のエネルギー状況を極小スケールで再現すると銘打たれながら後に執り行われるに至っている加速器実験に関しては[(『フェッセンデンの宇宙』と同様の手法で検証された)[カシミール効果]に見る[負のエネルギー]でこそそれが安定すると80年代後半に考えられるに至ったものたるワームホール]をそちら加速器実験が生成しうるとの観点が「ここ最近になって」(プランクエネルギーとの高エネルギーを用いなくとも加速器実験にてワームホ-ル生成なしうるとの観点が「ここ10数年で」)呈されるようになったとのことがある(出典(Source)紹介の部18出典(Source)紹介の部21-2らを通じて専門の科学者の手になる書籍に見る科学界の主たる理論発展動向に関して解説しているとおりである)。

β.上のαでフィクション『フェッセンデンの宇宙』と現実の[加速器実験]を ――[宇宙の開闢状況の再現の企図]といった共通事項に加えて―― 結びつける要素となるのが、
[[カシミール効果による負のエネルギーの検証]と密接な関係にある「通過可能な」ワームホール]
をテーマとして扱っているキップ・ソーン著書『ブラックホールと時空の歪み アインシュタインのとんでもない遺産』という著作となるのだが、同著に関しては[911の事前言及][他界との扉]との観点で爬虫類の異種族による次元間侵略を描いた映画、『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』という[上階に風穴が開き、片方が倒壊していくツインタワー]のワンカット描写を含む映画]と記号論的につながる素地がある(:その理由は事細かに先の段にて述べている。(羅列しての表記をなせば)出典(Source)紹介の部28出典(Source)紹介の部28-2出典(Source)紹介の部28-3出典(Source)紹介の部30-2出典(Source)紹介の部31出典(Source)紹介の部31-2出典(Source)紹介の部32出典(Source)紹介の部32-2出典(Source)紹介の部33出典(Source)紹介の部33-2によって物理学者キップ・ソーンの手になる BLACK HOLES & TIME WARP Einstein's Outrageous Legacy『ブラックホールと時空の歪み アインシュタインのとんでもない遺産』という書籍がいかようにして双子のパラドックス(1911年提唱)の機序の利用による二点間時差の応用91101(2001年9月11日を意味する数)との郵便番号ではじまる地を始点に置いてのタイムワープにまつわる解説や同じくもの地で疾走させた爆竹付き自動車にまつわる思考実験による[双子のパラドックス]にまつわる説明の付与2000年9月11日⇒2001年9月11日と通ずる日付け表記の使用他の関連書籍を介しての「ブラックホール⇔グラウンド・ゼロ」との対応図式の介在といった複合的要素を[僅か一例としての思考実験]にまつわるところで同時に具現化させ、もって、[双子の塔が崩された911の事件]の前言と解されることをなしているのか、について(筆者の主観など問題にならぬ客観情報にまつわるところとして)摘示している。他面、『ブラックホールと時空の歪み アインシュタインのとんでもない遺産』という書籍にて[多重的に911と結びつくようにされている双子のパラドックスにまつわる思考実験]が[通過可能なワームホール](他空間の間をつなぐ宇宙に開いた穴)にまつわるものとなっているとのことがある一方で1993年の荒唐無稽映画 Super Mario Bros.(邦題)『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』がツインタワーが異次元の恐竜帝国の首府と融合するとの粗筋の映画であることについては出典(Source)紹介の部27を、そして、同映画がツインタワーに対するジェット機突入前のことであるにも関わらず上階に風穴が開き、片方が倒壊していくツインタワーをワンカット描写している映画であることについてはオンライン上に流通している記録動画群 ―― Super Mario Bros.,1993,911といったクエリで検索エンジン走らせればすぐに特定できようとの動画群―― などを通じて確認されたい)。

γ.上のα.β.は異様なる先覚性がみとめられるところで[[爬虫類の似姿をとる異種族の侵略]と[加速器実験の結果たるワームホール]との接合]がみてとれることを示すものであるが(問題はそのようなことがあるのが「偶然の一致」で済むか否か、である)、[[加速器と同様のもの]と[爬虫類の異種族の侵出]を結びつけて描く作品]は他にも存在している。先に言及したブルース・スターリングの『スキズマトリックス』との作品、ローンチ・リング(加速器と同様の機序を有する装置)での死闘の最中に爬虫類の異種族の来訪を見るとの同作が該当文物となる(委細については先の解説部を参照されたい。出典(Source)紹介の部26から出典(Source)紹介の部26-3との出典解説部を設けながらなしてきた本稿にての従前の段がその部に該当する)。

(尚、上にα.からγ.と振って再言及しているところの関係性に加え、[加速器とブラックホール特質にまつわる同時言及][爬虫類の種族による人間種族への侵略]との要素をあわせて具備しているとの作品が一九五〇年代初頭より Philological Truth[文献的事実]の問題として具現化しているとのこと「も」がある、その点についても本稿の後の段では解説する所存である ――当該文物原著よりの事細かな原文引用をなしながら The Sword of Rhiannon(邦題は『リアノンの魔剣』)という作品のその伝で問題になる特性について詳説を講ずる所存である―― )


 ここ本頁よりは以上、再表記してのα.からγ.のことらが何故にもってして

[梁となる要素](アトラス・ヘラクレス・アトランティス・トロイア崩壊譚)

と相通ずるものとなっているのか、その点について「まずもって」指摘したきことを典拠挙げながら申し述べる(すなわち、それらまずもって問題視したき事柄らについて[証示]をなす)ための段に入ることとする。

[(先述のα.からγ.のことらとの絡みで[これよりの話の流れ]上、何が問題になるかについて)まずもって指摘なしたきことの第一として

 最初に

アトランティス][アトラス]という言葉からしてワームホールやブラックホールを生成しうるとされるに至った加速器生成実験とダイレクトに関わっている語である

とのことを取り上げることとする (:上に見る[アトランティス]は ――本稿にて先述なしたことを繰り返すが―― [太平洋戦争勃発前の特定の神秘家の駄法螺(の類と「額面上は」受け取られもしようもの)]にあっては[蛇の異種族に侵略された]などともされている古(いにしえ)の陸塊の名である)。

 何をもってして上のように、そう、トランティスやアトラスという言葉からしてワームホールやブラックホールを生成しうるとされるに至った加速器実験と「ダイレクトに」関わっていると述べるのか。

 については次のことらがはきとして存在していると摘示できるようになっている(続いての段にて当然に典拠を示すところとして[個人の偏頗(へんぱ)なる主観などが問題になるようなことではない]との式で摘示できるようになっている)とのことがある。

「史上最大の加速器LHCを用いてのLHC実験にあっては

ブラックホール(加速器実験の結果、生成される蒸発する安全なものと強調されている極微ブラックホール)を探索・観測するために供するもの「でも」あると銘打たれている[イヴェント・ディスプレイ](Event-display)用ツール

として

ATLANTIS(アトランティス)という呼称が振られたもの

が用いられているとのことがある」

(:直上表記のことの典拠は下にて挙げるが、手早くも手ずから確認なしたいとの読み手におかれては
Atlantis, Black hole, Event display, LHC
などとのキーワードをあわせて入力してグーグル検索エンジンを(複合キーワード検索にて)動かしみていただきたい。それによってLHC実験参画者らが

ATLANTISと呼ばれるイヴェント・ディスプレイ・ツール ――[コンピューター端末上にあって[LHC付属検出器(アトラスといった名前が冠される検出器)を示しての円]を中央に表示なし、ブラックホール生成などの[イヴェント]が生じれば、その画面にその兆候を示すとのイヴェント・「ディスプレイ」・ツール]―― ]

を使用していることにつき労せずして(現行にては)確認できるかたちともなっている)

「(上にいう)「ブラックホール生成挙動を観測しうる」ものたりうると銘打たれてのイヴェント・ディスプレイ・ツールたるATLANTISのアトランティスという呼称は同イヴェント・ディスプレイ・ツールが使用に供されてのATLAS実験]という実験(およびそこにて用いられる検出器)に付されたアトラスという名称に由来すると当然に解されるところとなっている(ちなみにATLANTISとの呼称に影響を与えたと解されるようになっているとのATLAS実験(を執り行うATLASグループ)にアトラスという命名を付すとのことが実験関係者らの間で決せられた時期はLHC実験(のための建設計画)にゴー・サインが出された1994年から遡ること2年程前の1992年のこととなっている)」

 上記のことらが[事実]となっていることにまつわる出典をこれより順次、挙げることとする。


| 出典(Source)紹介の部35 |

 ここ出典(S ource)紹介の部35にあっては

LHC実験にあっては[アトランティス]という名前の付された実験結果観察ツールが用いられている]

LHC実験にあっては[アトランティス]という名前の付された実験観察ツールが用いられているわけだが、そこには[検出器アトラス]および[ありうべきブラックホール生成]との繋がり合いが存する]

とのことの典拠を必要十分と判じた分だけ挙げておくこととする。

 まずはLHC実験にてATLANTISと銘打たれているイヴェント・ディスプレイツールが用いられているとの件につき、現行、誰でもインターネット上より入手できるとのかたちとなっているオンライン上流通のPDF論稿、

Visualizing Data from the LHC with the Atlantis Event Display Program(と題されての論稿)](コロンビア大学付属の研究施設 Nevis Laboratoriesのウェブ媒体、 nevis.columbia. eduとのドメイン付されての媒体にて公開されているPDF論稿で Joshua Auriemmaというコロンビア大学所属の研究者によってものされているとの論稿)

の記述を引いておく。

 その点、

Visualizing Data from the LHC with the Atlantis Event Display Program

との英文タイトルをグーグル検索エンジンで入力することで誰でも同定・入手できようとの2005年初出のそちら論稿 (邦訳すれば、そのものずばりでLHCからのデータのアトランティス・イヴェント・ディスプレイ・プログラムを用いての可視化とでもなろう論稿) にあってはその冒頭部、Abstract(要旨)の部の末尾にて

When events are properly flagged, the ATLANTIS program will provide extremely convincing evidence as to the validity of those flags.「(LHCにて発生したイヴェントが)適正にフラグと対応付けられれば、アトランティスプログラムは極めて確信の行くものであるとのそれらフラグの適正さを示す証拠を呈示してくれるだろう」

との記載がなされている (:一応、申し述べておくが、上原文引用部に見るflag[フラグ]とはコンピューター・プログラムが動いている場合にプログラム動作の条件を「旗(すなわちフラグ)の上げ下げで示そう」との発想法と結びついた表記となる(プログラムの処理条件をフラグと呼び慣わすとの世間的慣行に基づいての申しようのものとなる)。次いで、述べれば、上にての引用部はLHC(論稿表題にもその名がお目見えしているLHC)からデータが流れてきた際に、そちらに対する条件付け(フラグ対応付け)が適正になされれば、アトランティスという名が付されたイヴェント・ディスプレイ・プログラムは適正にデータにまつわる証跡を呈示してくれるだろうとの(ものの存在意味として)当たり前のことが述べられていると解されるところのものである)

 以上のようなATLANTIS、LHCよりの実験データを処理すべくものものとなっているATLANTIS

[ブラックホールまわりのイヴェントが検知されれば、それを感知するとのものでもある(と実験当事者らに認知されている)こと]

について「さらにもって」次の出典を挙げておく。

(文書名) Mini Black Holes in ATLAS

 上の文書は Victor Lendermannというドイツの物理学者(ウニヴェルジテート・ハイデルベルク Universität Heidelbergことハイデルベルク大学に所属の物理学者)の手になるアトラス実験グループの[極微ブラックホール探索]挙動について解説をなしているプレゼンテーション資料形式をとっての文書となり( Physics at the Terascaleと副題となるようなところが銘打たれての2007年のハンブルクでの発表で用いられたものとなる)、誰でもオンライン上にて取得(ダウンロード)できるとの同資料の17と付されたページなどにては
Black Hole Event@ATLAS
との表記が目立ってなされ(直訳すれば、「検出器ATLAS(検出器ATLASについては下にての注記部を参照されたい)でお目見えするブラックホール生成挙動」との表記が目立ってなされ)、同じくもの部にて

ブラックホール( Black Hole )が生成された場合のアトランティス(ATLANTIS)のディスプレイ画面

が掲載されている(ので疑わしきにおかれてはそちら文書を Mini Black Holes in ATLASなどと入力してダウンロードするなどして確認されてみるとよい。ちなみに、(以下に再現図を呈示することになるが)イヴェント・ディスプレイ・ツールのディスプレイ画面の[左上]のところにATLAS・ ATLANTISと書かれているところからも(よく知らぬとの向きにあっても)それがイヴェント・ディスプレイ・プログラム、ATLANTISによる画面であると容易に分かるようになっている)

※注記として
 ここで[そもそもの問題]として読み手は思うかもしれない。
何故、(安全なものであると自称されているとはいえ)ブラックホールの探知・探索などが重要視されているのか
と。
 については本稿の出典(Source)紹介の部2にて
『LHC加速器の現状とCERNの将来計画』
と題されての文書(オンライン上にあってのそのままの文書タイトル名入力で「現行は」捕捉、全文ダウンロードできるとの文書/日本のLHC実験参画グループ「元」代表者に由来する公的文書)より
(再度の原文引用をなすところとして)
1998年に提唱されたADDモデルでは余剰次元を導入することによってヒッグス粒子の質量の不安定性(階層性問題)を解決する。このとき重力はTeV領域で強くなり,LHCでの陽子衝突でブラックホールが生成され,ホーキング輻射のため10-26 secで蒸発すると予言された。これは理論屋にとって大変魅力ある新しい展開で,危険性などまでには考えが及んでいなかった
(引用部はここまでとする)
との記述を引いているところにも見受けられるような背景、
ブラックホールの生成がなされる(そして、それが10のマイナス26乗秒後に瞬時蒸発を見る)可能性があると考えられだした
とのことが[物理学上の既存の強固な理論への反証材料の提供]との観点で一部の人間らに「知的にエキサイティング」などと重要視されているとのことが「ある」からである(:自らを殺すことになるようなものに対して[誤ったものの見方を無理矢理に押しつけられているとの筋合いの者達]が「痴的にエキサイティング」といったありさまでの狂騒狂態を呈して[「外側の」存在に嘲笑われてのなかで愚かなやりとり]を交わしているだけであるといったことが[本当のところ]であるのならば、巻き添えを食らう人間にとっては無残も極まりないことになるわけだが、とにかくもの世間的説明としてはそうもなっている。 
 さらにもって述べれば、同じくものことについては統一性理論の候補としての[超弦(ひも)理論]の適正さ検証といった問題にブラックホール生成のことが理論闘争の具として持ち出されることになったとのことがある。同点については本稿の「後の段にて」おいおい解説する(追記:本稿の後の段、出典(Source)紹介の部81にて[何故、ブラックホール生成それ自体が科学者間の理論闘争の具になっているのか]とのことにまつわる解説をなすこととした))

※注記として(2)
 LHC実験にはいくつかの大型の検出機器(ATLASALICECMSといった呼称を付されてのもの)が供され、また、それら検出機器と同一名で呼称される実験グループ(ATLASグループであるとか、ALICEチームであるとか、単に「ATLASの方面で.」などと略称される実験グループ)が実験を執り行っているとのこと、オンライン上の和文・英文媒体調べれば、すぐに得心いこうところとあいなっているのであるが、LHCまわりでアトラスとだけ単に言及される場合、検出器それ自体(アトラス検出器)を指すケースが多いと解されるようになっている ――英文Wikipedia[ ATLAS experiment ]項目にては現行、 ATLAS ( A Toroidal LHC Apparatus ) is one of the seven particle detector experiments ( ALICE, ATLAS, CMS, TOTEM, LHCb, LHCf and MoEDAL ) constructed at the Large Hadron Collider (LHC), a particle accelerator at CERN ( the European Organization for Nuclear Research ) in Switzerland.(訳として)「ATLASこと A Toroidal LHC Apparatus(環状型LHCユニットでも訳すべきであろう)はスイスにあるCERNのラージ・ハドロン・コライダー(LHC)に内包されるものとして建設された七つの粒子検出器ALICE,ATLAS,CMS,TOTEM,LHCb,MoEDALのうちのひとつである]といった書かれようや ATLAS is designed to be a general-purpose detector. When the proton beams produced by the Large Hadron Collider interact in the center of the detector, a variety of different particles with a broad range of energies are produced. Rather than focusing on a particular physical process, ATLAS is designed to measure the broadest possible range of signals.(訳として)「ATLASは汎用性を有した加速器になるべくも設計されているものである。LHCにて生成された陽子ビームが検出器中央で相互作用した際に幅広いレンジのエネルギーを伴っての異なるさまざまな粒子が生成される。特定の物理的プロセスに注視するというよりもATLAS検出器は最も幅広い幅のありうべき兆候を計測するようにデザインされている」との表記がなされているところである―― 。 
 また、本稿筆者 (本稿筆者はアトラス日本グループの中枢機関と[LHC実験関連の発表動向にまつわっての不正]につき行政訴訟の法廷で長々とやりあっていた人間であるぐらいであるから情報収集には余念がない ――そちら国内訴訟については本稿出典(Source)紹介の部17-2に付しての表記などを参照されたい―― ) が[特化しての目的のために自身が設立した株式会社]の名刺で手ずから取材なした物理学者より聞き及ぶところでは、である。 「([核物理学]系の物理学者らが集ってのALICEグループに対して)[素粒子物理学]を専門にする物理学者らが関与しているのがATLAS検出器を主として用いてのATLASグループとなっており、そちらATLAS検出器での探査挙動でブラックホールを検出をなそうとした際に用いられるイヴェント・ディスプレイ・ツールがATLANTISと命名されている」 とのことである)

上掲図は科学関連の紙誌上、あるいは、オンライン上流通の実験関係者資料でとかくブラックホール生成検出挙動と結びつけて引き合いに出されるATLANTISのディスプレイ画面を呈示したものである ――ディスプレイ上に図のように[ATLANTIS]と表示されている(ATLAS検出器を指すATLASの文字列と並べられての式にて、である)。同ディスプレイ画面は中央部にて粒子の動きが描画され、その周囲には[熱量計計測のエネルギー状況が描画される]との仕組みとなっており、その独特なる動きにてブラックホール生成イヴェントを指し示している(というのが実験関係者らの申しようである)―― 。

出典(Source)紹介の部35はここまでとする)


 直上直近までの表記でもってお分かりだろうが、

アトランティス][アトラス]という言葉からしてワームホールやブラックホールを生成しうるとされるに至った加速器生成実験とダイレクトに関わっている語である

とのことになっている。

 ここで ――さまざまなことにアンテナを向けているとの情報感度高き向きにして、なおかつ、本稿従前内容をきちんと理解しているだけの向きを「想定」するとし―― 次のような見立てを呈する読み手もおられるかもしれない。

『モーリス・ドリールという神秘家がより以前から存在していたというロバート・ハワードの小説、ザ・シャドウ・キングダムを具にして自家流の[蛇の種族によるアトランティスへの次元間侵略がなされた]とのことを内容とする神話体系を構築したらしい(との先立っての本稿筆者申しよう)との趣旨は分かった(出典(Source)紹介の部34および出典(Source)紹介の部34-2と解説部設けながら先に指摘したところについては分かった、でもいい)。
 であるが、そのような捏造神話体系(アトランティス次元間侵略)が諸種文化事象に背面で影響を与えてCERNのアトラス実験に影響を与えている可能性とて否定できないのではないか
 たとえば、米国では『スターゲイト・アトランティス』というテレビ・ドラマ、宇宙の遥か彼方に通ずる扉、地球人と異星種族の接触・衝突を主軸とするテレビ・ドラマが2004年から2007年にかけて作成、放映されている。その『スターゲイト・アトランティス』にモーリス・ドリールの捏造したような神秘的世界観 ――蛇の種族の別次元からの次元間侵略について言及しているとの「いかにも」神秘主義者らしい神秘的世界観―― が背面で影響している可能性もあり、また、その『スターゲイト・アトランティス』(2004年初出)の元となった映画作品『スターゲイト』は早くも1994年に公開され、その『スターゲイト』の内容を踏襲し『スターゲイト・アトランティス』に先立つドラマ作品として
Stargate SG-1『スターゲイト・エスジー1』
という作品が何シーズンにも分かたれ、1997年から2007年にかけて米国にて放映されていたとの事情もある。
 また、そもそも、映画『スターゲイト』(1994)からして粒子加速器のようなリング状の構造物(といっても超強大なトンネルではなく屹立するホールに収まりそうなモニュメント状構造物)が他惑星とのゲートになっていた作品であった。
 そういう背景からモーリス・ドリールの自家流超古代史を『スターゲイト』シリーズなどが吸収、それをCERNの科学者らが「再」吸収してアトランティスと加速器の接合とあいなったということが常識的な線での説明としてなせると考えられるところである(それゆえ、筆者の考えは[穿ちすぎのもの]として棄却されるべきである、と付け足しでもしておくか)』

 上のような観点で話が済めば、いかほどまでにこの身、筆者も気が楽であったろうか。「だが、」残念ではならないが、上のような観点で説明をつけることが全くできないようになっている、そのようなかたちて、

「"こと"の根があまりにも深く深く及んでいる」(と指摘できてしまう)

からこそ、問題になるのである。

 その点につき、順々に分けての解説をなしておく(続いてのi.からii.の流れをご覧頂きたい)。

 まずもって述べるが、表向き、LHC実験関係者がATLANTISなどという名前が付されたイヴェント・ディスプレイ・ツールを実験にて用いているのは同ツールが

「アトラス検出器の[目](イヴェント・ディスプレイ用の目)に引っかけられてのものであるから」

と自然に解されるようになっているとのことがある。
 よりもって述べれば、ギリシャ神話の天を支える巨人ATLASの名前を冠するディテクター(検出器)、アトラス・ディテクターにあってのATLASの派生語としてATLANTISが用いられるようになったと自然に解されるようになっているとのことがある。
 その点、 ――唐突とはなるが―― 今日、沈んだ伝説上の大陸[アトランティス]のことを伝えるのはギリシャ期古典、かの哲人プラトンの手になる『ティマイオス』『クリティアス』となっている(それら該当古典よりの原文引用「も」これよりなす)。 うち、『クリティアス』にあっては(直下にて一次資料たる古典そのものより原文引用をなすように)アトランティスの王が[伝説の巨人Atlas]の名と同様の[アトラス]であったとの記載がなされており、加えて、[そのアトラス王の名がゆえ、[アトランティス]という伝説上の陸塊の呼称が決した]との表記もがなされている([文献的事実]の問題として「「伝承上の」アトランティスの名称はアトラスという名前を持つ王の名に由来する」との表記が古典字面にてお目見えしている)。 だけではない。アトラスの一群の娘らをしてアトランティスと表記する式があり(本稿のさらに後の段で後述する)、といったことを加味して「アトラスの」といった形容詞的ニュアンスの言葉がアトランティスであるとの理解が自然に出てくる、ために、イヴェント・ディスプレイ・ウェアの名称がATLANTISとなっているのはそれが供されるATLAS検出器(先述)がアトラスとの名称を冠しているからであるとの理解が自然に出てくるようになっている(プラトン古典にての表記内容については直下、出典(Source)紹介の部36を参照のこと)。


| 出典(Source)紹介の部36 |

 ここ出典(Source)紹介の部36にあってはプラトン由来の古典『ティマイオス』および『クリティアス』にて

「古代にて大西洋の先にアトランティスとの王国があった」
「海中に没した陸塊に存在していたと伝わる王国[アトランティス]の開闢王がアトラスという存在であり、それがゆえ、[アトランティス]との名称が付された」

との記述がなされていることの出典を挙げておく。

(直下、プラトン全集12(岩波書店刊行)『ティマィオス』収録部のp.22―p.23より中略をなしつつの原文引用をなすとして)

 というのは、あの大洋には――あなた方の話によると、あなた方のほうでは「ヘラクレスの柱」と呼んでいるらしいが――その入口(ジブラルタル海峡)の前方に、一つの島があったのだ。そして、この島はリビュアとアジアを合わせたよりもなお大きなものであったが、そこからその島の他の島々へと当時の航海者は渡ることができたのであり、またその島々から、あの正真正銘の大洋をめぐっている、対岸の大陸全土へと渡ることができたのである。
・・・(中略)・・・
 さて、このアトランティス島に、驚くべき巨大な、諸王国の勢力が出現して、その島の全土はもとより、他の多くの島々と、大陸のいくつかの部分を支配下におさめ、なおこれに加えて、海峡内のこちら側でも、リビュアではエジプトに境を接するところまで、また、ヨーロッパではテュレニアの境界に至るまでの地域を支配していたのである。実にこの全勢力が一団となって、あなた方の土地も、われわれの土地も、否、海峡内の全地域を、一撃のもとに隷属させようとしたことがあったのだ。
・・・(中略)・・・
 すなわち、あなた方の都市は、その盛んな意気と戦争の技術とであらゆる都市の先頭に立ち、ある時にはギリシャ側の総指揮に当たっていたが、後に他の諸都市が離反するに及んで自ら孤立を余儀なくさせられ、危険の極に陥りながらも、侵入者を制圧して勝利の記念碑を建て、未だ隷属させられていなかった者についてはその隷属を未然に防いでくれたのだし、その他の者に対しては、とにかくヘラクレスの境界内に居住する限りのわれわれ仲間すべてについて、これを、惜しむことなく自由の身にしてくれたのであった。
 しかし後に、異常な大地震と大洪水が度重なって起こった時、苛酷な日がやって来て、その一昼夜の間に、あなた方の国の戦士はすべて、一挙にして大地に呑み込まれ、またアトランティス島も同じようにして、海中に没して姿を消してしまったのであった。

(引用部はここまでとする ―※― )

(※上にて引用なしているプラトン全集12(岩波書店刊行)掲載の『ティマィオス』邦訳版収録部p.22には
(そこだけ再抽出するとして)
あなた方のほうでは「ヘラクレスの柱」と呼んでいるらしいが――その入口(ジブラルタル海峡)の前方に、一つの島があったのだ
とのかたちで[ヘラクレスの柱]が[ジブラルタル海峡]象徴物であると明示されているが、古典原著にジブラルタル海峡との言葉が表出しているわけではない。本来ならばいちいちもって断るまでもないことかとは思うのだが、古典を訳している学究が訳に現在の地理的呼称(ジブラルタル海峡)を入れ込んだためにそうもなっている

 直近呈示の邦訳版文言に対して英訳されてのもので「オンライン上より誰でも確認できる」ところのソースも挙げておく。

(直下、 Project Gutenbergのサイトより全文ダウンロードできるとの英訳版 TIMAEUS by Plato ――19世紀にあってのオクスフォードのプラトン翻訳家となる Benjamin Jowettとの向きによって英語版に向けての英訳がなされている版―― よりの原文引用をなすとして)

The most famous of them all was the overthrow of the island of Atlantis. This great island lay over against the Pillars of Heracles, in extent greater than Libya and Asia put together, and was the passage to other islands and to a great ocean of which the Mediterranean sea was only the harbour; and within the Pillars the empire of Atlantis reached in Europe to Tyrrhenia and in Libya to Egypt. This mighty power was arrayed against Egypt and Hellas and all the countries bordering on the Mediterranean. Then your city did bravely, and won renown over the whole earth. For at the peril of her own existence, and when the other Hellenes had deserted her, she repelled the invader, and of her own accord gave liberty to all the nations within the Pillars. A little while afterwards there were great earthquakes and floods, and your warrior race all sank into the earth; and the great island of Atlantis also disappeared in the sea. This is the explanation of the shallows which are found in that part of the Atlantic ocean.'

(英訳版プラトン著作よりの引用部はここまでとする ――訳は上に引用なしたとおりの邦訳版のとおりなので付さない―― )

(続いて、直下、プラトン全集12(岩波)『クリティアス』収録部のp.236より中略をなしつつの原文引用をなすとして)

 ポセイドンはまた五組のふたごの男の子を生み、育てられた。そしてアトランティス島全体を一〇の地域に分けたまい、最年長のふたごのうち、さきに生まれた子に、母の住まいと、その周辺のいちばん広いもっとも地味の肥えた地域を分け前として与えて、かれを他の子どもたちの王となしたまい、他の子どもたちには、それぞれに多くの人間を支配する権限と広い地域からなる領土を与えて、その領主とした。なお、かれは子どもたち全員に名前をおつけになったが、そのさい、初代の王となった最年長の子におつけになった名前が「アトラス」だったので、この名前にあやかって、島全体も、その周辺の海も、「アトランティコス……」と呼ばれるようになったのである。

(訳書よりの引用部はここまでとする)

(同じくも)直上呈示の邦訳版文言に対して英訳されてのもので「オンライン上より誰でも確認できる」ところのソースも挙げておく。

(直下、 Project Gutenbergのサイトより全文ダウンロードできるとの英訳版 CRITIAS by Plato ――19世紀にあってのオクスフォードのプラトン翻訳家となる Benjamin Jowettとの向きによって英語版に向けての英訳がなされている版―― よりの原文引用をなすとして))

He also begat and brought up five pairs of twin male children; and dividing the island of Atlantis into ten portions, he gave to the first-born of the eldest pair his mother's dwelling and the surrounding allotment, which was the largest and best, and made him king over the rest; the others he made princes, and gave them rule over many men, and a large territory. And he named them all; the eldest, who was the first king, he named Atlas, and after him the whole island and the ocean were called Atlantic.

(英訳版プラトン著作よりの引用部はここまでとする ――訳は上に引用なしたとおりの邦訳版のとおりなので付さない―― )

 以上引用なしたところにて示されているように古の陸塊アトランティスの[アトランティス]との命名の由来はポセイドンに[アトラス]と名付けられた者が開闢・創建時の王として推戴されていたからであるとされている(くどいが、プラトン古典『クリティアス』にあっての the eldest, who was the first king, he named Atlas, and after him the whole island and the ocean were called Atlantic[そのさい、初代の王となった最年長の子におつけになった名前が「アトラス」だったので、この名前にあやかって、島全体も、その周辺の海も、「アトランティコス……」と呼ばれるようになったのである]との表記が該当するところとなる)

出典(Source)紹介の部36はここまでとする)


 上にて示した古典に記載される言葉の派生態様(「アトラスと名付けられた者が王であるからこそのアトランティス」との言葉の派生態様)より見るところからも、
[アトラス→アトランティス]
との関係性が見出せる。加速器にてアトランティスとの名称が付されたのも先行するところのアトラス検出器のことがあってであろうと判じられるところとして、である。
 そうしたことが述べられもする中でイヴェント・ディスプレイ・ツールATLANTISがそれとセットになっているとのLHC実験にて用いられている ATLAS Detector(アトラス検出器)、ブラックホール生成時の観測にも一役買うとされているATLAS検出器の命名がいつなされたか、だが、筆者が(自身が設立した会社経由での)取材とのかたちで実験関係者に直に聞いたところとしてその命名(アトラス実験に付されての検出器呼称「とも」なるアトラスにまつわる命名)がなされたのは「1992年である」とされている。については下の出典紹介部を参照されたい尚、筆者が命名の始期についてこだわっているのは[物事の先後関係]を[因果関係]と[額面上の申しようとは異なる恣意性介在の可能性]との絡みで問題視しているからである


| 出典(Source)紹介の部36(2) |

 本段、出典(Source)紹介の部36(2)にあっては

LHC実験まわりのATLANTISとの呼称に影響を与えたと解されるようになっているとのATLAS実験(を執り行うATLASグループ)にそも[アトラス]という名を用いるとのことが関係者らの間で決せられた時期はLHC実験(のための建設計画)にゴー・サインが出された1994年、そこから遡ること2年程前の1992年のこととなっている」

とのことについて容易に確認できるとのオンライン媒体、

timeline.web.cern. chとそれ専門のドメイン付されるかたちで公開されているCERN公式サイト]

にあっての記述を引いておくことととする。

(直下、 timeline.web.cern. chとドメイン付される形で公開されているCERN公式サイトにあっての The Large Hadron Collider | CERN timelinesと題されてのウェブページ ――表記文字列の検索エンジン入力で捕捉できもしようとのページ―― よりの引用をなすとして)

[ATLAS and CMS collaborations publish letters of intent 1 October 1992]
The Toroidal LHC Apparatus collaboration propose to build a multipurpose detector at the LHC. The letter of intent they submit to the LHC Experiments Committee marks the first official use of the name ATLAS. Two collaborations called ASCOT and EAGLE combine to form ATLAS.

(訳として)
[ATLASおよびCMSにまつわるコラボレーション(共同企画)の面々が1992年10月1日付けで取決め書を発する]: The Toroidal LHC Apparatusコラボレーションの面々はLHCにあって多目的に機能する検出器を建設するよう提案なしたそこにて彼らがLHC実験委員会に呈示してきた設立覚書にて初めて[ATLAS]という名の使用が公的に現われていた初期の[ASCOT]および[EAGLE]と呼ばれていた二つのコラボレーション(共同企画)の面々がATLASという名称にて一本化するとのかたちで合併するに至ったのである

(引用部はここまでとする)

 以上のことが20年以上前の1992年10月1日付けの取決め書( ATLAS and CMS collaborations publish letters of intent )に関わるところとして明示されている。

 ちなみに上のことが記載してあるとの同じくものウェブページにあっては

LEPという加速器( Large Electron Positron Colliderの略称たる加速器/1989年から2001年にかけて運用)のために掘られる予定であったトンネルを[将来の計画]のために使うとの案]

が早くも「1984年より表沙汰にされだした」との解説「も」なされており、そちらLEP加速器のトンネルにまつわってのやりとりがLHC計画のことが初めて公的に言及されだした折である「とも」言及されている(原文引用なせば、CERN and the European Committee for Future Accelerators (ECFA) hold a workshop in Lausanne, Switzerland and at CERN from the 21-27 March 1984. The event, Large Hadron Collider in the LEP Tunnel, marks the first official recognition of the concept of the LHC. Attendees consider topics such as what types of particles to collide and the challenges inherent to high-energy collisions.(訳として)「CERNとECFA(将来の加速器のための欧州協議会)が1984年3月21日から24日にかけてスイスはローザンヌでワークショップ(関係筋参加型合意形成の集い)を開いた。同ワークショップにあっての「LEPトンネルの中に据え置かれてのLHC.」というのが初めて公的に認知されることになったLHC構想である.同ワークショップ参加者らはいかようなタイプの粒子らが衝突なさしめられるべきなのか、続いての高エネルギー衝突のチャレンジとはどうしたものかといったことに思いを馳せることになった」との部位がその点について記述しているとのまさしくもの部位となる)。

 そうもして従前から構想のことだけは言及されていたLHCの計画案が

LHCの青写真が世に出たとされる1984年から10年を経ての)[1994年12月]

にてCERN運営委員会に正式に承認されて(同じくものオンライン公開文書にて 16 December 1994 The CERN council approves the construction of the Large Hadron Collider.「1994年12月16日 CERNカウンシルはラージ・ハドロン・コライダーの建設を(正式に)許諾した」とあるところである)、LHC計画が[実現すべき具体案]となったとの経緯が紹介されている(要するに「LHCの構成単位になったとのATLASグループの名称はLHC計画が「正式に」スタートを見た1994年より2年程前から存在していたとの説明がなされている一方でLHCについてはその青写真が1984年からして呈示されだしていた」とのことである)。

出典(Source)紹介の部36(2)はここまでとする)


 ここまでのi.およびii.と振ってのことらの指し示し部から

『モーリス・ドリールという神秘家がより以前から存在していたというロバート・ハワードの小説、ザ・シャドウ・キングダムを具にして自家流の[蛇の種族によるアトランティスへの次元間侵略がなされた]とのことを内容とする神話体系を構築したらしい(との先立っての本稿筆者申しよう)との趣旨は分かった(出典(Source)紹介の部34および出典(Source)紹介の部34-2と解説部設けながら先に指摘したところについては分かった、でもいい)。
 であるが、そのような捏造神話体系(アトランティス次元間侵略)が諸種文化事象に背面で影響を与えてCERNのアトラス実験に影響を与えている可能性とて否定できないのではないか
 たとえば、米国では『スターゲイト・アトランティス』というテレビ・ドラマ、宇宙の遥か彼方に通ずる扉、地球人と異星種族の接触・衝突を主軸とするテレビ・ドラマが2004年から2007年にかけて作成、放映されている。その『スターゲイト・アトランティス』にモーリス・ドリールの捏造したような神秘的世界観 ――蛇の種族の別次元からの次元間侵略について言及しているとの「いかにも」神秘主義者らしい神秘的世界観―― が背面で影響している可能性もあり、また、その『スターゲイト・アトランティス』(2004年初出)の元となった映画作品『スターゲイト』は早くも1994年に公開され、その『スターゲイト』の内容を踏襲し『スターゲイト・アトランティス』に先立つドラマ作品として
Stargate SG-1『スターゲイト・エスジー1』
という作品が何シーズンにも分かたれ、1997年から2007年にかけて米国にて放映されていたとの事情もある。
 また、そもそも、映画『スターゲイト』(1994)からして粒子加速器のようなリング状の構造物(といっても超強大なトンネルではなく屹立するホールに収まりそうなモニュメント状構造物)が他惑星とのゲートになっていた作品であった。
 そういう背景からモーリス・ドリールの自家流超古代史を『スターゲイト』シリーズなどが吸収、それをCERNの科学者らが「再」吸収してアトランティスと加速器の接合とあいなったということが常識的な線での説明としてなせると考えられるところである(それゆえ、筆者の考えは[穿ちすぎのもの]として棄却されるべきである、と付け足しでもしておくか)』

とのことが適正なる意見として成立しえない理由が何たるかおもんぱかりいただけたかとは思う(第一。[LHCがアトランティスとの呼称と結びつくのはアトラス検出器がゆえのことと解され、[次元間侵略と神秘家話柄にて早くから結びつけられていたアトランティス]とは関係ないと解される第二。[映画『スターゲイト』(1994年封切り)およびそのスピンアウト作品たる『スターゲイト・アトランティス』(2004年放映開始)が世に出る前からLHCは(実験供与イヴェント・ディスプレイ・ウェアとしてのアトランティスの命名由来になったと解される)アトラスとの名称と結びついていたとのことがあり、『スターゲイト』シリーズにまつわる呼称に実験関係者が「人間レベルで」影響されての命名可能性につき考えるのは時期的に妥当な見方ではない)。

 以上呈示したことを受けもして「なおもって」次のように思われる向きもあるかもしれない。

『では、きたるべきLHC計画にあってのアトラス実験グループへのアトラスの命名の時点(1992年)で
[アトランティス]
との密接なつながりをもたせるべくもの意図があったと解すればどうか。
 後に『スターゲイト・アトランティス』という派生作品を生み出すに至った映画『スターゲイト』(1994年公開)の登場前のことではあったが、加速器が何らかの[ゲート]を生み出すとの潜在的可能性に対する認識がひっそりと存在しており ――(本稿の先の段出典(Source)紹介の部20にて問題となる科学者の弁を引いて解説しているようにブラックホールおよびその近縁のワームホールが時空間のゲートたりうる( Parallel Worlds; A Journey Through Creation,Higher Dimensions and the Future of the Cosmos(邦題『パラレルワールド ――11次元の宇宙から超空間へ』、その384ページから386ページより掻い摘まんでの引用なすところとして「カー・リングの中心にワームホールがあれば、われわれの宇宙をまったく別の宇宙と、あるいは、同じ宇宙のなかにある別の地点と、結びつけてくれるかもしれない。・・・(中略)・・・現在、おおかたの物理学者は、ブラックホールを生きて通り抜けることはできないと考えている。しかし、ブラックホールの物理的解釈はまだ未熟な段階で、この推測は検証されていない。ここでの議論のために、ブラックホールを通り抜けることができ、とくに回転するカー・ブラックホールでそれが可能だと考えてよう。すると、どの先進文明も、ブラックホールの中を探査しようと真剣に考えるだろう」(引用部はここまでとする)といったところに見るブラックホールやワームホールをして[時空間のゲート]たりうるとする潜在的可能性に対する認識を受けての観点が学者の身内の間だけにひっそりと存在しており)―― 、加えてもって、そこにモーリス・ドリール「的なる」妄言をこととするとの神秘家申しように対する意識 ――随分前から「アトランティスが蛇の異種族に侵略された」との神秘家の妄言が展開されていたとのことにまつわる意識―― など「も」が介在してのこととして、である』

 以上のような見解(「そうしたものでは話は済まされない」とのことを遺漏なくも指し示すのが本稿にあっての趣意のひとつであると述べておきたき見解)に対しては、[そもそも問題]のことを取り上げることで適正さの程を呈示することができる。

 すなわち、表記の如き見解は

[加速器によってブラックホールやワームホールの類の生成が想定されるに至ったとの科学界の論調の変化の経緯]

を全く顧慮していない、加速器によるブラックホール(そしてワームホール)の生成問題が[肯定的]な論調でもって科学界関係者によって取り沙汰されだしたのは2001年以降 ――すなわち、アトラスという実験グループ名称が決まった1992年より後のことである―― と説明されることを全く顧慮していないがゆえに謬見(錯誤)を含んだ申しようであろうと考えられるようになっているとの欠陥性がある(:について詳しくは本稿前半部にて摘示の[事実A]から[事実E]に関する内容(出典(Source)紹介の部1から出典(Source)紹介の部5を伴っての内容)を参照されたうえで、さらに本稿の続いての段でプランクエネルギーにまつわる言われようとの兼ねあいで何を具体的に解説しているのか(出典(Source)紹介の部18から出典(Source)紹介の部21-2を含んでの箇所などで何を具体的にどう解説しているのか)確認いただきたいものである)。

 さらにもって述べておくが、

アトラスの表向きの命名由来は同アトラス検出器に用いられている[巨大な環状磁石](超伝導磁石トロイド. A 「Toroidal」 LHC Apparatustoroidal)に因るといった説明がなされており、そうしたことが指摘されているところではパルプ雑誌掲載小説内容を受けての「詐欺的」神秘主義者的なるモーリス・ドリールが前世紀前半、第二次大戦に近接しての時代より蛇の種族の次元侵略と結びつけていたアトランティスへの[その伝での文脈を意識しての命名]の側面は(1992年のアトランティスならぬアトラスATLASの方の呼称確定時にては)なかったと解されるようになっているとのこと「も」ある」(尚、この場合の[なかった]とは人間の科学者のレベルの認識では[なかった]ということであり、そこがボトルネックとなっていることはここまでの[操作]にまつる文脈から論ずるまでもないことか、と思う)

 因みにアトラスグループのウェブサイト内の特定頁( atlas. ch / t_barrel .htmlとのかたちで特定できるページ)にては下に抜粋する通りの記述がなされている。


| 出典(Source)紹介の部36(3) |

 ここ出典(Source)紹介の部36(3)にあっては
アトラス検出器の正式名称が A Toroidal LHC ApparatuSこと[環状型LHCユニット(とでも訳すべきもの)]とされていることを想起させるようにアトラス検出器がトロイドTroid(環状構造)との言葉と濃厚に結びつけられている
とのことを紹介すべくもの引用をなしておく。

(直下、アトラスグループのウェブサイト内の特定頁( atlas. ch/t_barrel.htmlにての検索エンジン上入力で特定できるページ)より抜粋をなすとして)

The ATLAS Barrel Toroid systems consists of eight coils assembled radially and symmetrically around the beam axis. The coils are of a flat racetrack type with two double-pancake windings made of 20.5 kA aluminum stabilized NbTi superconductor.

(逐語訳に代えての大要訳として)「アトラス・バレル・「トロイド」機構はビーム軸周りに放射線状かつシンメトリカルに配された8本のコイルを構成する(以下略)」

(訳を付しての引用部はここまでとしておく ―※― )

(※アトラス検出器の流布された写真に認められる検出装置のまわりにダクト・パイプのようにくっついている八本の管が上記のアトラス・バレル・「トロイド」機構である。にまつわって書くところとしてトロイドToroidというのは[[ドーナツ型]図形]に対して数学の分野にて与えられる呼称なわけだが、そのトロイド構造、すなわち、環状構造をとる巨大超伝導磁石を用いているからこそのアトラス、正式名称「ア」・「ト」ロイダル・「ラ」ージハドロンコライダー・「ア」パラタ「ス」であるなどと表無きには説明されている。ちなみに表記の引用部に見る The ATLAS Barrel Toroid systemsはアトラスとトロイダルが重層的に用いられており、同語反復のきらいもあるが(正式名称から A Toroidal LHC ApparatuS Barrel Toroid systemsとあいなっている)、そうした語感の悪さはこの際、問題にならないであろう)

出典(Source)紹介の部36(3)はここまでとする)


 以上でもってよりもって納得いただけることか、とは考えるが、[常識的な観点](述べておくが、そこに陥穽(かんせい.落とし穴)があると指摘するのが本稿である)ではアトランティスやアトラスの由来は
Troidal[トロイド](環状構造)
との形状に由来する正式名称に求められるところとなり、

[加速器とアトランティスの陥落の(一見にしては愚にも付かぬ)神秘主義者言いようなどの間に成立しているアナロジー(類似性)]

の問題に対する明確な回答を与えることが「なしがたい」ようになっている(:他面、本稿の後の段にて表記するようなこと ――史的に古(いにしえ)のアトランティスが古のトロイア城市と結びついて映るだけの特定古典にあっての記述がなされているとのことにまつわって表記すること―― との絡みから上記トロイドの命名規則使用からしてLHCが[トロイアの木製の馬]の寓意と結びつくように「されている」ことに相通ずるとの見方もなせるわけだが、それは[過分に印象論がかっての話]として脇に置く)。

 これにて先述なしてきたところのαからγ、すなわち、


α.[カシミール効果 Casimir effect]検証実験(1948実施の実験)のことを露骨に想起させる独特なる行為によって宇宙開闢の実現が図られるとの小説 Fessenden's World『フェッセンデンの宇宙』初出1937年の小説作品)ではその作中、誕生した宇宙で[爬虫類の種族]が人間そっくりの種族を「皆殺し」にするとの描写がなされている(絶滅戦争・絶対戦争 Absolute Warの類が展開するとの描写がなされる)。 さて、そうした粗筋 ――初出1937年の作品のそれでありながら1948年のエポックメイキングな実験の内容をなぞるが如くの先覚性を有していたとの粗筋―― を有した『フェッセンデンの宇宙』(に見る[悲劇の宇宙]の開闢手法)と同様の手法で検証された[カシミール効果]が現実世界にてその存在を指し示すことになったとの[負のエネルギー]というものに関しては[ワームホールを安定化させうるもの]とも80年代後半より考えられるに至っているとのことがある(出典(Source)紹介の部24にて指し示しにつとめているところとして「物理学者キップ・ソーンによって加速器実験とは何ら関係ないところでそれ絡みの科学仮説が呈示なされての」1980年代後半のこととしてである)。 他面、『フェッセンデンの宇宙』と同様に[宇宙の開闢状況]を再現する、すなわち、宇宙開闢時のエネルギー状況を極小スケールで再現すると銘打たれながら後に執り行われるに至っている加速器実験に関しては[(『フェッセンデンの宇宙』と同様の手法で検証された)[カシミール効果]に見る[負のエネルギー]でこそそれが安定すると80年代後半に考えられるに至ったものたるワームホール]をそちら加速器実験が生成しうるとの観点が「ここ最近になって」(プランクエネルギーとの高エネルギーを用いなくとも加速器実験にてワームホ-ル生成なしうるとの観点が「ここ10数年で」)呈されるようになったとのことがある(出典(Source)紹介の部18出典(Source)紹介の部21-2らを通じて専門の科学者の手になる書籍に見る科学界の主たる理論発展動向に関して解説しているとおりである)。

β.上のαでフィクション『フェッセンデンの宇宙』と現実の[加速器実験]を ――[宇宙の開闢状況の再現の企図]といった共通事項に加えて―― 結びつける要素となるのが、
[[カシミール効果による負のエネルギーの検証]と密接な関係にある「通過可能な」ワームホール]
となるのではあるが、そちら通過可能なワームホールのことをテーマとして扱っているのがキップ・ソーン著書『ブラックホールと時空の歪み アインシュタインのとんでもない遺産』という著作となる。同著に関しては[911の事前言及][他界との扉]との観点で爬虫類の異種族による次元間侵略を描いた映画、『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』という[上階に風穴が開き、片方が倒壊していくツインタワー]のワンカット描写を含む映画]と記号論的につながる素地がある(:その理由は事細かに先の段にて述べている。(羅列しての表記をなせば)出典(Source)紹介の部28出典(Source)紹介の部28-2出典(Source)紹介の部28-3出典(Source)紹介の部29出典(Source)紹介の部30出典(Source)紹介の部30-2出典(Source)紹介の部31出典(Source)紹介の部31-2出典(Source)紹介の部32出典(Source)紹介の部32-2出典(Source)紹介の部33出典(Source)紹介の部33-2によって物理学者キップ・ソーンの手になる BLACK HOLES & TIME WARP Einstein's Outrageous Legacy『ブラックホールと時空の歪み アインシュタインのとんでもない遺産』という書籍がいかようにして双子のパラドックス(1911年提唱)の機序の利用による二点間時差の応用91101(2001年9月11日を意味する数)との郵便番号ではじまる地を始点に置いてのタイムワープにまつわる解説や同じくもの地で疾走させた爆竹付き自動車にまつわる思考実験による[双子のパラドックス]にまつわる説明の付与2000年9月11日⇒2001年9月11日と通ずる日付け表記の使用他の関連書籍を介しての「ブラックホール⇔グラウンド・ゼロ」との対応図式の介在といった複合的要素を[僅か一例としての思考実験]にまつわるところで同時に具現化させ、もって、[双子の塔が崩された911の事件]の前言と解されることをなしているのか、について(筆者の主観など問題にならぬ客観情報にまつわるところとして)摘示している。他面、『ブラックホールと時空の歪み アインシュタインのとんでもない遺産』という書籍にて[多重的に911と結びつくようにされている双子のパラドックスにまつわる思考実験]が[通過可能なワームホール](他空間の間をつなぐ宇宙に開いた穴)にまつわるものとなっているとのことがある一方で1993年の荒唐無稽映画 Super Mario Bros.(邦題)『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』がツインタワーが異次元の恐竜帝国の首府と融合するとの粗筋の映画であることについては出典(Source)紹介の部27を、そして、同映画がツインタワーに対するジェット機突入前のことであるにも関わらず上階に風穴が開き、片方が倒壊していくツインタワーをワンカット描写している映画であることについてはオンライン上に流通している記録動画群 ―― Super Mario Bros.,1993,911といったクエリで検索エンジン走らせればすぐに特定できようとの動画群―― などを通じて確認されたい)。

γ.上のα.β.は異様なる先覚性がみとめられるところで[[爬虫類の似姿をとる異種族の侵略]と[加速器実験の結果たるワームホール]との接合]がみてとれることを示すものであるが(問題はそのようなことがあるのが「偶然の一致」で済むか否か、である)、[[加速器と同様のもの]と[爬虫類の異種族の侵出]を結びつけて描く作品]は他にも存在している。先に言及したブルース・スターリングの『スキズマトリックス』との作品、ローンチ・リング(加速器と同様の機序を有する装置)での死闘の最中に爬虫類の異種族の来訪を見るとの同作が該当文物となる(委細については先の解説部を参照されたい。出典(Source)紹介の部26から出典(Source)紹介の部26-3との出典解説部を設けながらなしてきた本稿にての従前の段がその部に該当する)。

(尚、上にα.からγ.と振って再言及しているところの関係性に加え、[加速器とブラックホール特質にまつわる同時言及][爬虫類の種族による人間種族への侵略]との要素をあわせて具備しているとの作品が一九五〇年代初頭より Philological Truth[文献的事実]の問題として具現化しているとのこと「も」がある、その点についても本稿の後の段では解説する所存である ――当該文物原著よりの事細かな原文引用をなしながら The Sword of Rhiannon(邦題は『リアノンの魔剣』)という作品のその伝で問題になる特性について詳説を講ずる所存である―― )


とのことらに

[梁となる要素ら ――アトラス・ヘラクレス・アトランティス・トロイア崩壊譚―― ]

が結節しているとのことがある、その絡みで取っ掛かりとなるところを呈示するとの話の流れの中で「まずもってそこより」問題視することにしたとの、

アトランティス][アトラス]という言葉からしてワームホールやブラックホールを生成しうるとされるに至った加速器生成実験とダイレクトに関わっている語である

とのことの説明を終えることとする。

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直下、本稿冒頭部へのリンクを設けておく

(⇒冒頭頁へは下の部より)

[典拠紹介部第1頁 加速器実験に伴う欺瞞性から証示なせることについて]

 上にて挙げているのはドイツ浪漫主義芸術の巨匠たる18世紀画家、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(Freemasonでもあったとの画家 Caspar David Friedrich)の手になる一品、

Der Wanderer uber dem Nebelmeer雲海の上の旅人』(に多少の[動き]をアレンジとして加えたもの)

となる。

 言われようの問題として一般に、

[人間の崇高なる精神が高みを目指し、ついぞ多くの物事を達観するに至った時、その折の孤独と感慨を描いた画]

などと形容される上掲の『雲海の上の旅人』に関して(本稿でもその言行を順次・段階的に取り上げることになるとの)物理学者リサ・ランドールは[次のような申しよう]をなしている。


(直下、物理学者リサ・ランドールの手になる著作 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)にての CHAPTER THREE LIVING IN A MATERIAL WORLD[第三章 物質世界に生きる]の章の記述内容 ――オンライン上検索エンジンにあっての原文検索にて該当部特定できるところの記述内容―― よりの原文引用をなすとして)

Our universe is in many respects sublime. It prompts wonder but can be daunting ―even frightening― in its complexity.  Nonetheless, the components fit together in marvelous ways. Art,science, and religion all aim to channel people’s curiosity and enlighten us by pushing the frontiers of our understanding. They promise, in their different ways, to help transcend the narrow confines of individual experience and allow us to enter into―and comprehend―the realm of the sublime. (See Figure 11.)
          [ . . . ]
[ FIGURE 11 ] Caspar David Friedrich’s Wanderer Above the Sea of Fog (1818), an iconic painting of the sublime ― a recurring theme in art and music.

(上の原著引用部に対する[訳文]として国内流通訳書『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)ハードカヴァー版にあっての81ページに記載されているところを引くとして)

多くの点で、私たちの宇宙は崇高だ。その複雑さは好奇心を駆り立てはするが、無力感も抱かせるし、ことによっては恐怖さえも感じさせる。にもかかわらず、宇宙の構成要素は素晴らしくぴたりと絡みあっている。芸術、科学、宗教は、いずれも人々の好奇心を促して、理解の限界を広げさせ、それによって私たちを啓蒙することを目指している。いずれもそれぞれのやり方で、個人の経験の狭い領域を越えさせることを約束している。それがかなえられたとき、私たちは崇高なものの領域に踏み込む――そして理解する――ことができるのだ(図11を参照)。 …(中略)… [図11]ドイツの画家カスパー・ダーヴィド・フリードリヒの「雲海の上の旅人」は、崇高なものを象徴的に描いた作品だ。崇高さは、美術と音楽に繰り返し登場するテーマである

(以上をもって Knocking on Heaven’s Doorにての原著表記および訳書よりの引用とした)


 さて、何故、ここ脇に逸れての部にあって「目立つように」特定絵画 ― 『雲海の上の旅人』― を挙げ、その絵画に対する物理学者の評しよう ―「雲海の上の旅人」は、崇高なものを象徴的に描いた作品だ....― などを引いたりもしたのか

「それは、」
絵画『雲海の上の旅人』に対して直上引用なしたような評しようをなしているとの物理学者リサ・ランドールが

加速器によるブラックホール生成可能性にまつわるトピックの理論深化に一廉ならぬ貢献をなしているとの著名物理学者

[[崇高なるもの]を目指しての宇宙の探求(およびそのための装置と銘打たれている巨大加速器LHC)の称揚・礼讃をなしているとの向き

であるとのことがあり、また、なおかつ、彼女リサ・ランドールの手による、(絵画『雲海の上の旅人』を科学者が目指しての[崇高さ]とを結びつけている)引用元著作 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)が

人間のありよう(崇高さとはおよそ程遠いところにあるありよう)]
人間の辿る運命

を嘲笑うような[嗜虐的寓意]で満ち満ちていると申し述べられるようになっている著作であるとのことがある、遺憾ながら
[理の当然]
として申し述べられるところとしてある ――個人のせせこましい偏頗(へんぱ)な主観などとは一線を画したところで客観的かつ具体的にこれはこうでこうだと申し述べられるようになっている(出典呈示を第一義にしての本稿では無論、その論拠を事細かに挙げる)とのところとしてある―― からであり、そのことに注意を向けたかったからである(※)。

(※上にて引用元とした著作、 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)、同著にあってはその冒頭部より
September 10, 2008, marked the historic first trial run of the Large Hadron Collider (LHC). Although the name―Large Hadron Collider― is literal but uninspired, the same is not true for the science we expect it to achieve, which should prove spectacular. (表記英文引用部に対する訳として)「2008年9月10日、ラージ・ハドロン・コライダー(LHC)が歴史的始動を見た.[ラージ・ハドロン・コライダー]との名称は有り体に言ってインスピレーションを何ら与えぬとの平凡なものだが、私たちがそれ(LHC)に[証明すべきととらえている壮大なる挙]を託しているとの意では[科学(の進歩)]にとり同じくものことは真実とはならない(LHCは際立ってのインスピレーションを与えるものである)」
などとのことが書き記されている。
 そうもした書きようが目立ってもの冒頭部にてみとめられる著作ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアにおける表題、 [天国のドアをノックする]の由来についてリサ・ランドール女史は同じくもの著作の中で次のようなことを述べてもしている。
(以下、 Knocking on Heaven’s Doorにての CHAPTER FOUR LOOKING FOR ANSWERSより引用なすところとして)
I first heard the phrase “knockin”on heaven’s door”when listening to the Bob Dylan song at his 1987 concert with the Grateful Dead in Oakland, California. Needless to say, the title of my book is intended differently than the song’s lyrics, which I still hear Dylan and Jerry Garcia singing in my head. The phrase differs from its biblical origin as well, though my title does toy with this interpretation. In Matthew, the Bible says, “Ask, and it shall be given you; seek, and ye shall find; knock, and it shall be opened unto you: For every one that asketh receiveth; and he that seeketh findeth; and to him that knocketh it shall be opened. (以上原著表記に対して訳書『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)ハードカヴァー版[第四章]103ページにての表記を引くとして) Knocking on Heaven’s Door(天の扉を叩く)]――これが本書の原題だが、私が最初にこのフレーズを聞いたのは、一九八七年、カリフォルニア州オークランドでのグレイトフル・デッドとのコンサートで、ボブ・ディランが『天国への扉』を歌うのを聞いたときだった。いまでも私の頭の中ではディランとジェリー・ガルシアがこれを歌っているのが聞こえてくるけれど、いうまでもなく、私の本のタイトルは、この曲の歌詞とは意味が違っている。このフレーズは出典である聖書の一節とも違っているが、私のタイトルはこちらの意図を拝借したものだ。聖書の「マタイ伝」には、このように書かれている。「求めよ。さらば与えられん。尋ねよ、さらば見いださん。門を叩け、さらば聞かれん。すべて求むる者は得、たづねる者は見いだし、門を叩く者には開かれるるなり
(以上、引用部とした)
 といったところ、新約聖書のマタイ伝にあっての
[求めよ。さらば与えられん。尋ねよ、さらば見いださん。門を叩け、さらば聞かれん。すべて求むる者は得、たづねる者は見いだし、門を叩く者には開かれるるなり]
とのフレーズ、それが
[天国の門]・[天国への扉]・[天国への階梯](ステアウェイ・トゥ・ヘブン)
との兼ね合いでいかように嗜虐的なる別側面での意味( Double Meaning )と共にあるのか、そのことからして具体的典拠を挙げ連ねるとの式で遺漏無くも事細かに示そうというのが本稿の本義であるとここ脇に逸れての部にあって訴求しておきたいとの意図が筆者にはある)

当サイト内にあっての【各頁および各典拠への一覧方式遷移部】、及び、【PDF形式文書配布ページ】へのリンクを直下、設けておく

各頁および各典拠への一覧方式遷移部へは以下より


問題となる「予見的言及→実現」の体系についての[典拠紹介部]一覧呈示頁

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典拠解説媒体としての[一括PDF文書]の公開頁

ここ本頁内にて[参照先]として挙げている【「容易に後追い確認なる」「堅い」ソースを呈示しての出典紹介部ら】、それら一部への[遷移経路]を設けておく(:クリックすることでブラウザ ―インターネット閲覧ソフト― の[別タブ(別枠)]にて典拠紹介部を表示( open "additional" tabbed window(s) of web browsers ))

[出典(Source)紹介の部1](加速器のブラックホール生成リスク問題視の契機が1999年にあり、の折、実験機関はブラックホール生成可能性それ自体を否定していたとのことにまつわっての典拠紹介部1)
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典拠紹介部第2頁 1999年における加速器を巡る議論動向

[出典(Source)紹介の部2](加速器によるブラックホール生成が[現実的にありうること]と当事者実験機関および科学界にて表立って論じられ出したのが2001年であると判じられるようになっていることにまつわっての出典紹介部2)
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典拠紹介部第3頁 ブラックホール生成可能性にまつわる研究機関の変節の経緯

[出典(Source)紹介の部3](加速器のブラックホール生成問題に関し、「たとえブラックホール生成がなされても蒸発するから安全である」との論理を目立って前面に出しての実験機関公式報告書が2003年に出されていることにまつわっての典拠紹介部3)
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典拠紹介部第3頁 ブラックホール生成可能性にまつわる研究機関の変節の経緯

[出典(Source)紹介の部5](西暦2000年との折柄にあっては物理学界を代表するノーベル賞受賞科学者が[「他の」加速器リスク]の可能性を多めに見繕う慎重論を呈しつつも「加速器のブラックホール生成可能性などはエネルギー単位の問題から即時否定できるものである」と明言していたことにまつわっての典拠紹介部5)
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典拠紹介部第5頁 科学界発表動向となんら一致せざるところの先覚的言及として

[出典(Source)紹介の部31](キップ・ソーン著作 BLACK HOLES & TIME WARP Einstein's Outrageous Legacy『ブラックホールと時空の歪み アインシュタインのとんでもない遺産』が[911の事件の先覚的言及文物]となっていることにまつわっての出典紹介部31(以降)の箇所)
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典拠紹介部第25頁 ソーン『ブラックホールと時空の歪み』のとんでもない特性

[出典(Source)紹介の部32](キップ・ソーン著作 BLACK HOLES & TIME WARP Einstein's Outrageous Legacy『ブラックホールと時空の歪み アインシュタインのとんでもない遺産』が[911の事件の先覚的言及文物]となっていることにまつわっての出典紹介部32(以降)の箇所)
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典拠紹介部第26頁 書籍『ブラックホールと時空の歪み』の問題性(続き)

[出典(Source)紹介の部33](キップ・ソーン著作 BLACK HOLES & TIME WARP Einstein's Outrageous Legacy『ブラックホールと時空の歪み アインシュタインのとんでもない遺産』が[911の事件の先覚的言及文物]となっていることにまつわっての出典紹介部33(以降)の箇所)
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典拠紹介部第27頁 ソーン著作とサイフェ『異端の数ゼロ』の関係性

[出典(Source)紹介の部34](前世紀前半より[爬虫類の種族による[アトランティス]への次元間侵略]との物言いが(荒唐無稽な神秘家由来のそれとしてながらも)なされていたとのことにまつわっての出典紹介部34(以降)の箇所)
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典拠紹介部第29頁 梁たるところたるアトラス、ヘラクレス、トロイア崩壊譚