典拠となるところの明示[3]――加速器実験に伴う欺瞞性、 そして、そこより証示
なせもすることについて

関連情報にまつわるカテゴリ(各部クリックにて遷移)

加速器のブラックホール生成にまつわる科学界発表動向、その経年変化の中に見受けられる矛盾から申し述べられもすること

 前頁にあっては

[[事実A]から[事実E]と振っての各事実らの[記録事実としての実在の典拠]を示す]

との流れの中で

[事実A] ――再表記すれば、[1999年になってはじめて加速器によるブラックホール生成にまつわる疑義が発せられた][その折、加速器実験機関によって加速器によるブラックホール生成がなされるなどありえることではない(狂人の妄夢の如きのものである)との一蹴がなされた]との事実―― ]

の実在の典拠を示してきた(出典(Source)紹介の部1)。 

 ここ本頁では続いて[事実B](以下再述)の実在の典拠を示すのに ―少なからずの紙幅を割いて― 注力する(生き死にの問題に関わる研究機関の欺瞞ありようをきちんと把握したいとの向きにあられては以下、出典(Source)紹介の部2の段を参照されたい)。


| 出典(Source)紹介の部2 |

 本段、出典(Source)紹介の部2にあっては

[事実B]

 粒子加速器(の中にあってのLHC)による[ブラックホール生成]がなされうるとのことが ――([事実A]に見るように[1999年にあってそれが[ありうべきリスク]として専門領域「外」の人間に問題視されだした際には「そも、粒子加速器によるブラックホール生成はありうべきところではない」と当事者研究機関に否定されていた]とのところから一転して)――  [ありえることである]と「肯定的に」科学界主流筋および研究機関によって「公的に」認められるようになったのは
2001年
のことからである(:その2001年からの論調では「通年で1000万個単位の」「安全な」極微ブラックホールが生成されることになりうるともされるようになった)。
 すなわち、「1999年にあっては」ブラックホールが人為生成される可能性だに否定していた科学界・実験機関の論調が「2001年に」変容を見、一転、加速器によるブラックホール生成をしてありうると肯定するようになったとのことがある(それについては、―これまた当然に論拠を挙げるところとして― [1998年に水面下で提唱されていた余剰次元理論(というもの)から導き出された帰結]が2001年の[変節]の背景にあると一般には説明されている)。

との通りの[記録的事実]があることに関する証示を[最も確度高き資料]を出典としてなしておく(当然に読み手が容易に後追いできるとの式にてなしておく)こととする。

 まずもって出典として呈示する資料らの概要紹介をなすことからはじめる。


ここ[出典(Source)紹介の部2]にて原文引用なすことにした資料、その資料概要の紹介として

[[事実B]の出典として挙げることとしたとの文書群]

[ THE BLACK HOLE CASE: THE INJUNCTION AGAINST THE END OF THE WORLD ] (検索エンジン上での表記の英文タイトル入力でダウンロード可能な論稿/[出典(Source)紹介の部1]でも概要紹介をなしたうえで同文書よりの原文引用をなしてきたとの法学紀要 ―テネシー・ロー・レビュー― 掲載の法学者論稿『ジ・インジャクション・アゲンスト・ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド』、すなわち、『ブラックホール・ケース:世界の終りに対する差し止め(請求事例の分析)』とでも訳せよう文書

[書籍 COLLIDER: The Search for the World's Smallest Particles(邦題)『神の素粒子 ―宇宙創成の謎に迫る究極の加速器― 』] (日経ナショナルジオグラフィック社) (通俗的な実験機関担ぎあげ本ながらも[事実経過記載部]には信を置いてよかろうといった書籍/原著は2009年刊で邦訳版の監訳者は日本のLHC実験参加グループの共同代表の1人となっているとの書


それでは以上表記の文書らより

[事実B]

 粒子加速器(の中にあってのLHC)による[ブラックホール生成]がなされうるとのことが ――([事実A]に見るように[1999年にあってそれが[ありうべきリスク]として専門領域「外」の人間に問題視されだした際には「そも、粒子加速器によるブラックホール生成はありうべきところではない」と当事者研究機関に否定されていた]とのところから一転して)――  [ありえることである]と「肯定的に」科学界主流筋および研究機関によって「公的に」認められるようになったのは
2001年
のことからである(:その2001年からの論調では「通年で1000万個単位の」「安全な」極微ブラックホールが生成されることになりうるともされるようになった)。
 すなわち、「1999年にあっては」ブラックホールが人為生成される可能性だに否定していた科学界・実験機関の論調が「2001年に」変容を見、一転、加速器によるブラックホール生成をしてありうると肯定するようになったとのことがある(それについては、―これまた当然に論拠を挙げるところとして― [1998年に水面下で提唱されていた余剰次元理論(というもの)から導き出された帰結]が2001年の[変節]の背景にあると一般には説明されている)。

との兼ね合いで問題になる部を[原文引用]とのかたちで紹介することとする。

 まずもって、

THE BLACK HOLE CASE: THE INJUNCTION AGAINST THE END OF THE WORLD

との法学者( Eric Johnson )による論稿 ―『ブラックホール・ケース:世界の終りに対する差し止め(請求事例の分析)』とでも訳すべき論稿― の内容を引くこととする。

(直下、 THE BLACK HOLE CASE: THE INJUNCTION AGAINST THE END OF THE WORLDにての839と付された頁よりの原文引用をなすとして)

 In 2001, a new theory concerning black holes emerged. Steven B. Giddings, a physicist from the University of California, Santa Barbara, wrote a paper with the rather provocative title, "High energy colliders as black hole factories: The end of short distance physics."173 The paper suggested that if space had extra hidden dimensions.beyond the familiar four.then the power to make black holes might well be within grasp.174  In particular, Giddings suggested that the LHC, when it comes online, might be able to produce black holes at the rate of one every second.175 Around the same time, Savas Dimopoulos of Stanford and Greg Landsberg of Brown made similar predictions in a paper called "Black Holes at the Large Hadron Collider."176

(拙訳として)
 2001年、ブラックホール生成問題に関わるとの新理論が現れたカリフォルニア大学サンタバーバラ校所属の物理学者、スティーブン・ギディングス( Steven B. Giddings )が刺激的なタイトルの論文、 "High energy colliders as black hole factories: The end of short distance physics."『ブラックホール製造工場としての高エネルギー加速器:短距離物理学の終わり』を世に出したのである。 同論文は[もし空間がよく知られた四次元に加えて隠れた余剰次元を有しているのならブラックホールを生成するほどの力が得られるだろう]と提案したものだった。殊にギディングスの述べるところではそれが稼働状態となった折、LHCはブラックホールを1秒ごと1個、製造できるようになるかもしれないとのことであった。ほぼ同時期、スタンフォード大のサバス・ディモプーロス( Savas Dimopoulos )とブラウン大のグレッグ・ランズバーグ( Greg Landsberg )らがその論稿 Black Holes at the Large Hadron Collider『LHCにあってのブラックホール(ら)」』で同様の見立てを呈することになっていた

(訳を付しての引用部はここまでとする ―※― )

(※上にての案件解説文書に見る、 Black Holes at the Large Hadron Collider, Greg Landsbergとのグーグル検索エンジン上での論文タイトル入力で発信元特定を捕捉できるところの論文、
[ Black Holes at the Large Hadron Collider ](コーネル大図書館運営の論稿配布サーバーたるarXiv経由で誰でもダウンロード可能となっているとのスタンフォード大のサバス・ディモプーロス( Savas Dimopoulos )とブラウン大のグレッグ・ランズバーグ( Greg Landsberg )らの論文)
にてはその冒頭部、タイトル部直下より
[ If the scale of quantum gravity is near a TeV, the LHC will be producing one black hole (BH) about every second.(訳として)「量子重力の規模がTeV 領域に近づくとするとLHC は毎秒ひとつのブラックホールを作ることになるだろう」
との記述がなされていること、確認できるようになっている。
 ちなみに、論稿の初出時期についてだが、(それがレヴューを経て公の顔を持つに至ったのが何時なのかは見方に差異生じるところかとも思うも) High energy colliders as black hole factories: The end of short distance physicsとのスティーブン・ギディングスら論稿にあってはオンライン上のarXiv ――コーネル大の論稿ファイル公開用サーバーおよびそのサイト―― にての論稿紹介HTMLファイル上に Submitted on 19 Jun 2001との記述がなされ(ただ、こちらは2002年認証との見方がなされることがある)、 Black Holes at the Large Hadron Colliderとのグレッグ・ランズバーグら論稿にあってもさしてそれと離隔無くも世に出ているとのことがある。
 また、さらに述べれば、それら2001年からの論稿のエポックメイキングさはニューヨークタイムズなども報じるところとなっており、オンライン上よりそのことを扱った英文記事も捕捉できる
Physicists Strive to Build a Black Hole
との題名が振られた(表記タイトルの検索エンジンの入力にて)誰でもダウンロードできるとのニューヨークタイムズのオンライン上記事がそれとなり(その署名日付は奇しくもなのか、 September 11, 2001とかの同時多発テロの折となっている)、の中には
(長大な記事より必要部のみ引用なすところとして) This summer two teams of physicists ― Dr. Giddings and Dr. Scott Thomas of Stanford University, and Dr. Landsberg and Dr. Savas Dimopoulos, who is also at Stanford ― worked out the implications in more detail, showing that multidimensional gravity would be strong enough to produce black holes in great abundance in the next generation of particle accelerators. (The papers can be found on the Web at xxx.lanl . gov /abs/hep-ph/0106219 and xxx.lanl . gov/abs/hep-ph/0106295.) ] (訳として)「今夏、二組の物理学者チーム、ギディング博士とスタンフォード大のスコット・トーマスのチーム、そして、同文にスタンフォード大のランズバーグ博士とサバス・ディモポーラス博士のチームが[多層次元に渡って介在する重力]が次世代の粒子加速器によって量的に豊富とのかたちでブラックホールらを生成するのに十分なほどに強いかもしれないとのより微に入っての示唆をなす解法を導き出した( work outなした)。そうした論文らは表記のページにて見付けることができる」(以上、ニューヨークタイムズ記事よりの端的なる引用とした)
との記載が見受けられるところとなっている. ――尚、スティーブ・ギディングがスタンフォード奉職の物理学者のように誤信させるような紛らわしい記述が表記引用部にてはなされているが、同じくもの記事の別の段にて " Future colliders could become black hole factories," said Dr. Steven B. Giddings, a physicist at the University of California at Santa Barbara.「「未来の加速器はブラックホール生成工場になるかもしれませんね」とカリフォルニア大学サンタバーバラ校のギディング博士は言う」と言及されているように同ギディングスはカリフォルニア大サンタバーバラ校の物理学者となる―― )

 次いで、

書籍 COLLIDER: The Search for the World's Smallest Particles(邦題タイトル)『神の素粒子 ―宇宙創成の謎に迫る究極の加速器― 』

よりの引用をなす(日経ナショナルジオグラフィック社より刊行の訳書よりの引用をなす)こととする。

(直下、『神の素粒子 ―宇宙創成の謎に迫る究極の加速器― 』にてのp.278-p.279の境目となるところよりの原文引用をなすとして)

「二〇〇一年、サバス・ディモプーロスはブラウン大学の物理学者グレッグ・ランズバーグと共に、極微ブラックホールがLHC(大型ハドロンコライダー)で見つかるかもしれないという論文を発表して反響を呼んだ。そのシュヴァルツシルト半径はプランク長とほぼ同じくらいだ。十のマイナス三十三乗センチ(原子核の千兆分の一)より小さい。大きな余剰次元についての研究から、彼らはLHCが年間一千万個のブラックホールを生産すると見積もった」

(引用部はここまでとする)

(:表記のとおりの記載がなされているか疑わしきにおかれては図書館で借りるなりして COLLIDER: The Search for the World's Smallest Particles(邦題タイトル)『神の素粒子 ―宇宙創成の謎に迫る究極の加速器― 』の該当ページ内容の確認をなしていただきたい。
 尚、『神の素粒子 ―宇宙創成の謎に迫る究極の加速器― 』よりの原文引用部に見る「年間一千万個」との記述についてはエポックメイキングなものであるとされるグレッグ・ランズバーグらの論稿 Black Holes at the Large Hadron Collider (誰でもダウンロード可能なものとつい先立って紹介したもの)の下に2と振られたページの右下部内容
If the fundamental Planck scale is 1 TeV, LHC,with the peak luminosity of 30 fb-1/year will produce over 107 black holes per year.(訳として)「もしもって本質的な意味でのプランク・スケールが1TeV単位のものとなされうるのならば、ピーク時のルミノシティが30fbのマイナス1乗となるLHCにて通年単位で10の7乗個(1000万個)のブラックホールが生成されるだろう」
との記載に依拠していると解されるところであり、そこに引用元書籍著者(ポール・ハールパーンという物理学者)の主観は入り込んでいない(と傍目にも判断できる)

 本稿で都度問題視していくものともなるが、以上の通りの流れ、

2001年よりLHCによるブラックホール生成可能性を指摘する論文が登場し、反響を呈することになったとの流れ

が生じたのには

[1998年提唱の余剰次元理論

というものが関わっている。

 については、直近挙げたところの法学者論考 THE BLACK HOLE CASE: THE INJUNCTION AGAINST THE END OF THE WORLDにての記述内容、
The paper suggested that if space had extra hidden dimensions.beyond the familiar four.then the power to make black holes might well be within grasp.(訳として)「 同論文は[もし空間がよく知られた四次元に加えて隠れた余剰次元を有しているのならブラックホールを生成するほどの力が得られるだろう]と提案したものだった」
との部からも片鱗が窺えるところともなり、たとえば、日本のLHC実験参画グループ元代表者に由来するオンライン上公開文書よりも同じくものことが後追いできるところとなっている。その点、ここでは誰でもネット上よりダウンロード可能となっている、

[日本のLHC実験参画グループ(アトラス・ジャパン・グループ)の元代表者の手になるLHC加速器の現状とCERNの将来計画』と題されてのPDF文書(オンライン上にあってのそのままの文書タイトル名入力で「現行は」全文ダウンロードできるとの2008年12月5日付けのPDF文書)]

にての記述内容を下に引いておくこととする。

(直下、オンライン上流通文書『LHC加速器の現状とCERNの将来計画』にあっての[166]および[167]との頁番号が付されたところよりの引用をなすとして)

1998年に提唱されたADDモデルでは余剰次元を導入することによってヒッグス粒子の質量の不安定性(階層性問題)を解決する。このとき重力はTeV領域で強くなり,LHCでの陽子衝突でブラックホールが生成され,ホーキング輻射のため10-26 secで蒸発すると予言されたこれは理論屋にとって大変魅力ある新しい展開で,危険性などまでには考えが及んでいなかった

(引用部はここまでとする ――※上にては1998年が余剰次元によるブラックホール生成観念の端緒のように記載されているが、正確には2001年が端緒である。同じくものことについては本稿にての先行する[出典(Source)紹介の部1]にても解説したことだが、後続する段でも解説を加える―― )

 ちなみに、1998年に余剰次元理論を提唱した学究は「A」rkani-Hamedアルカニハメド、「D」imopoulosディモポーラス、 「D」valiドヴァリとの姓の物理学者らであり、余剰次元理論を指す呼称ADD模型( ADD Model )は彼ら頭文字に由来している。同点についてはたかだか英文Wikipedia[ Large extra dimension ]程度のものでも容易に見出せるところとなっている ――掻い摘まんでの抜粋をなせば、 In particle physics, the ADD model, also known as the model with large extra dimensions, is a model framework that attempts to explain the weakness of gravity relative to the other forces. [ . . . ] The model was proposed by Nima Arkani-Hamed, Savas Dimopoulos, and Gia Dvali in 1998.と見出せるところとなっている―― わけだが、余剰次元モデルことADDモデルの「D」の由来ともなっているディモポーラス(スタンフォード大の Savas 「D」imopoulos)がここ[事実B]にまつわる出典紹介部(本段、[出典(Source)紹介の部2])にあってのつい先ぞの段で摘示しているように加速器によるブラックホール生成にまつわるエポックメイキングな論文[ Black Holes at the Large Hadron Collider ]を著した人間の一人となっているとのことがある)

(※ここで「先行する段にても述べていた」ことを繰り返しておくが、(1998年提唱の)余剰次元理論を巡るあれやこれやに着目して1999年、ウォルター・ワグナーが加速器RHICのブラックホール関連の危険性を問題視したの「ではない」との説明のされ方が一般にされている(ワグナーは物理学系の学士号も持っているのであるが、ワグナーが余剰次元のことを問題視していたとの説明のされ方は見ない)。 一般に指摘されているところとしてウォルター・ワグナーやりようとしては
[スティーヴン・ホーキング(車椅子のカリスマ物理学者として知られ、本稿のこれよりの段で問題視するホーキング輻射の1974年の提唱者)が主張しているようなところとして原初宇宙には極微ブラックホールが存在しているとの視点が呈示されている]⇒[加速器は原初宇宙の状況(エネルギー状態として近似する状況)を再現しようとのものである]⇒[そうした加速器はブラックホールを生成する可能性が絶無だと述べられるか、疑義がある]
との流れでブラックホール生成可能性を表立って問題視したとかたちとなっており、そうもしたやりようが(先立っての段でも解説したとの物理学者フランク・ウィルチェックの問題を感じさせる応対も相まって)欧米圏マスコミに着目されるようになったとの流れとなっており、ワグナーについては余剰次元理論のことまでは問題視していなかったとの説明のなされかたが一般にされているとの向きとなる ――先の段にて[ Case of the deadly strangelets ]との資料より引用しているところとして Citing Stephen Hawking's hypothesis that miniature black holes would have existed moments after the big bang, Wagner asked whether scientists knew "for certain" that RHIC would not create a black hole (訳として)「ビッグバンの直後、ミニブラックホールが存在していたとのスティーブン・ホーキングの仮説を引用しながら、ワグナーは科学者らはRHICはブラックホールを生成することがないとはきと分かっているのかどうか訊ねてきた」(引用部訳はここまでとしておく)と記載されているところが同じくもの点に関わるところとなる―― )

 これにて

「2001年からブラックホール生成可能性が関係者らに肯定的に論じられるようになった」

とのこと、[事実B]にまつわる出典紹介に一区切りを付ける(尚、[事実A:1999年からブラックホールの生成可能性が批判家(ウォルター・ワグナー)によってはじめて問題視されだしたが、の折は、ブラックホール生成の可能性など考えられないと発表されていた]および[事実B:2001年より(科学理論動向の変転を受けて)ブラックホール生成の可能性が肯定的に見られるようになった]とのことらの双方に関わるところとしてフランチェスコ・カロジェロ、パクウォッシュ会議を代表してノーベル平和賞を受賞しているとの同大物物理学者のそれに集約されているとの科学界論調のことも本稿の後の段、[出典(Source)紹介の部5]にて問題視することとする)。



| 出典(Source)紹介の部3 |

 本段、出典(Source)紹介の部3にあっては

[事実C]

 粒子加速器LHCによってブラックホール生成がなされうると加速器実験実施研究機関に認容されるに至った折、当然に学者らは
「ブラックホール生成がなされても[安全]である」
と強調していた。
 ブラックホール生成がありうることとされるに至っての後、その初期的段階(2001年から2003年)にあっては安全性にまつわる論拠として
[[ホーキング輻射(ふくしゃ)と呼称される(仮説上の)現象]の発現による生成ブラックホールの即時蒸発
のことが部外者・公衆向けの安全性報告文書で挙げられ、次いで、2008年以降よりは安全性論拠として
宇宙線(Cosmic-ray/宇宙を飛び交う高エネルギーの放射線)との比較による生成された「蒸発しない」可能性のあるブラックホールの無害性
のことが(更改を見ての)部外者・公衆向けの安全性報告文書にて強くも前面に押し出されるに至った、とのことがある。

 そのような安全性論拠の主張動態(重み付け)の変化の背景には ―それについても当然に典拠挙げるところとして― [ホーキング輻射](と呼ばれる仮説上の現象)の発現が確実視され「なくなった」とのことがあると「される」

とのことの出典紹介をなすこととする(出典供用文書は直下を参照のこと)。


ここ[出典(Source)紹介の部3]にて[事実C]について指し示すために原文引用なすことにした資料、その資料概要

STUDY OF POTENTIALLY DANGEROUS EVENTS DURING HEAVY-ION COLLISIONS AT THE LHCと題された英文文書 ]  (CERNの2003年度安全報告書そのもの/表記の英文タイトル入力で検索エンジンよりそのダウンロードページを(現時点では)誰でも特定可能となっているとの文書

THE BLACK HOLE CASE: THE INJUNCTION AGAINST THE END OF THE WORLD  (先立っての[出典(Source)紹介の部1]および[出典(Source)紹介の部2]でもそちら内容を取り上げてきたとの米国法学者の手になる案件解説文書/無論、「であるから出典紹介として意をなす」ところとして容易に全文確認な文書、検索エンジン上での表記の英文タイトル入力でダウンロード可能となっているとの文書)


 それでは以上の文書らにあっての

[事実C]

 粒子加速器LHCによってブラックホール生成がなされうると加速器実験実施研究機関に認容されるに至った折、当然に学者らは
「ブラックホール生成がなされても[安全]である」
と強調していた。
 ブラックホール生成がありうることとされるに至っての後、その初期的段階(2001年から2003年)にあっては安全性にまつわる論拠として
[[ホーキング輻射(ふくしゃ)と呼称される(仮説上の)現象]の発現による生成ブラックホールの即時蒸発
のことが部外者・公衆向けの安全性報告文書で挙げられ、次いで、2008年以降よりは安全性論拠として
宇宙線(Cosmic-ray/宇宙を飛び交う高エネルギーの放射線)との比較による生成された「蒸発しない」可能性のあるブラックホールの無害性
のことが(更改を見ての)部外者・公衆向けの安全性報告文書にて強くも前面に押し出されるに至った、とのことがある。

 そのような安全性論拠の主張動態(重み付け)の変化の背景には ―それについても当然に典拠挙げるところとして― [ホーキング輻射](と呼ばれる仮説上の現象)の発現が確実視され「なくなった」とのことがあると「される」

との兼ね合いで問題となるところを挙げる。

 まずもってそこより紹介なすが、

STUDY OF POTENTIALLY DANGEROUS EVENTS DURING HEAVY-ION COLLISIONS AT THE LHC (2003年CERN報告書.表記表題の検索エンジンに入力することでPDF版の所在を特定、誰でもダウンロード取得できるとの文書)

にあっては次の通りの記載がなされている。

(直下、 STUDY OF POTENTIALLY DANGEROUS EVENTS DURING HEAVY-ION COLLISIONS AT THE LHCの2と振られたページよりの引用をなすとして)

The second question we address is the possibility of creating dangerous objects associated with gravitational interactions. A similar question was also discussed in the RHIC report with the conclusion, expected by ordinary dimensional analysis, that such gravitational effects are suppressed by inverse powers of the Planck mass Mp and are, therefore, negligible. Recently, however, there have been suggestions that Mp is not the right parameter to use in the analysis because it does not determine the fundamental scale of the theory. These models contain extra compact space dimensions [4], whose size may be much larger than Mp-1, in fact as large as the inverse of a few TeV.

(拙訳として)
 我々(抜粋元文書 STUDY OF POTENTIALLY DANGEROUS EVENTS DURING HEAVY-ION COLLISIONS AT THE LHCの執筆陣たる案件検討に関わったCERN関係者ら)が的を絞ったところの第二の疑問は[重力相互作用に関わる危険な物体ら]( dangerous objects associated with gravitational interactions )が生み出される可能性である。
 同様の疑問については[RHICにまつわる報告書]にあって議論されており、その議論は 
[そのような重力における効果はプランク質量(Mp)の反対の力らによって抑えられるところであり、従って、無視できるものである]
との[一般的な次元にまつわる解析]によって期待されるところの結論を伴ったものであった。
 しかしながら、今回にあっては、
「Mp(プランク質量)はそれが理論にあっての基礎的基準を決定しえないとのことで分析にて使用すべき適切なパラメーターにならない」
との提案が存在している。
 それら(理論上の)モデルは[プランク質量の逆数(Mpのマイナス1乗)より大きいかもしれない、実際に数TeV(テラエレクトロンボルト;兆単位の電子ボルト)の逆数( the inverse of a few TeV )と同じくらいのサイズかもしれない「余剰の」小さくまとめられた空間次元]のことを含意するものである。

(訳を付しての引用部はここまでとする ―※― )

(※[物理学分野にあっての普通人には訳の分らぬジャーゴン(専門用語)]で溢れている部だとの認識が当然にしてあるために補いもして述べるが、上の引用部は、要するに、
「1999年に出されていた[RHIC報告書]([事実A]の部の出典紹介部たる[出典(Source)紹介の部1]で訳を付しながらも内容紹介していたとの研究機関由来の一次文書)ではそちら生成が観念されていなかったとのブラックホールの類が([重力相互作用に関わる危険な物体ら dangerous objects associated with gravitational interactions]として)生成されうると[新規に提唱された余剰次元]から観念されるようになった」
と述べられているところとなる。
 その点、 ―先立っての[事実A]に関しての論拠摘示部の内容を再確認されたうえででも― 
(直近引用部内容を繰り返すとして)
The second question we address is the possibility of creating dangerous objects associated with gravitational interactions. A similar question was also discussed in the RHIC report with the conclusion, expected by ordinary dimensional analysis, that such gravitational effects are suppressed by inverse powers of the Planck mass Mp and are, therefore, negligible.(大要として)「的を絞っての第二の疑問については重力相互作用に関わる危険な物らが生み出される可能性(※ブラックホール生成の可能性のこと)であるが、同疑問については[RHICにまつわる報告書]にあってすでに議論されており、「[そのような重力における効果]はプランク質量を逆転させての力らによって抑えられるところであり、従って、無視できるものである」との一般的な[次元]理解に則ての分析に依拠しての帰結が出されている」
との部、および、
Recently, however, there have been suggestions that Mp is not the right parameter to use in the analysis because it does not determine the fundamental scale of the theory. These models contain extra compact space dimensions [4], whose size may be much larger than Mp-1, in fact as large as the inverse of a few TeV.(大要として)「が、それらモデルは最近になって成り立たないとの提案(プランク質量Mpをパラメーターとして成り立たしめなくなるとの提案)が存する。といったモデルは余剰の小さくまとめられた余剰次元の存在を含意するものである」
との部の(専門用語にあたら振り回されずにの)読み手理解を願う次第でもある)

 同じくもの文書よりの引用を続ける。
 表記の文書、

STUDY OF POTENTIALLY DANGEROUS EVENTS DURING HEAVY-ION COLLISIONS AT THE LHC ](2003年CERN報告書)

にあっては(ここにて指し示し対象としている[事実C]に関わるところとして)次のような記載もなされている。

(直下、 STUDY OF POTENTIALLY DANGEROUS EVENTS DURING HEAVY-ION COLLISIONS AT THE LHCの下に2と振られたページにあってより原文引用なすところとして)

This opens the exciting possibility of observing the effects of these extra dimensions at the LHC, but also requires a new examination of potential hazards. We present our estimations in Section 3 with the conclusion that dangerous objects, like growing black holes, are still far beyond the reach of the LHC, essentially because only extremely massive ones are stable.

(補いもしての拙訳として)
「この見解(訳注:つい先立って引用なしたところの「隠れた次元を含意する」見解)はLHC実験にあって[それら余剰次元の効果]を観測するとの知的に刺激的な可能性を開くものだったが、と同時に、潜在的な脅威に対する新たな検証を要するとのものでもあった。本稿Section3の部にあって「成長するブラックホールのような危険なものらはLHCにあっては未だ遥か先にあるものである、というのも、とてつもなく巨大なものら(ブラックホールら)のみが安定して存在しえる(訳注:[極小なるブラックホールは非安定的なのとして消滅する]とのことと表裏なす記載となる)からである」との我々の見立てを呈示するところとなる

(訳を付しての引用部はここまでとする)

 以上、引用なしての部位より、

生成されたブラックホール(2001年から生成が肯定視されるようになったブラックホール)はその極微性より蒸発するから問題ない

との申しようが実験機関によってなされていること、一面で理解いただけたか、と考える(※)。


※直近引用部にての We present our estimations in Section 3 with the conclusion that dangerous objects, like growing black holes, are still far beyond the reach of the LHC, essentially because only extremely massive ones are stable.(訳として)「成長するブラックホールのような危険なものらはLHCにあっては未だ遥か先にあるものである、というのも、とてつもなく巨大なものら(ブラックホールら)のみが安定して存在しえるからである
との書かれようは
stableな「安定した」ブラックホールでないもの(不安定な(unstable)生成ブラックホール)はすぐにホーキング輻射(ふくしゃ)による[熱放射]を見て消滅するから安全である
との申しようがなされているとのものである。
 についてはここでの話 ――2003年にあっては生成ブラックホールはホーキング放射によって即時消滅する無害な成長しないとの言い分が実験実施機関によって主として前面に持ち出されていたとの[事実C]にまつわる話―― を裏書きするところとして同じくもの文書( STUDY OF POTENTIALLY DANGEROUS EVENTS DURING HEAVY-ION COLLISIONS AT THE LHC )の下に12と振られたページにて
Thus we conclude that blackhole production does not present a conceivable risk at the LHC due to the rapid decay of the black hole through thermal processes.(訳として)「このように(ホーキング輻射にあっての)熱放射プロセスを通じて即座の崩壊をきたすがゆえLHCにてのブラックホール生成は何ら憂慮すべきリスクを呈さないと結論するのである
と記載されているところでもある。


 次いで、

THE BLACK HOLE CASE: THE INJUNCTION AGAINST THE END OF THE WORLD (検索エンジン上での表記の英文タイトル入力でダウンロード可能な法学者由来の論稿)

の内容を引く (出典番号もそのまま表記するとのかたちで原文引用をなす) 。

(直下、加速器差し止め案件法学者解説論稿 THE BLACK HOLE CASE: THE INJUNCTION AGAINST THE END OF THE WORLDにての[840]と振られたページよりの引用をなすとして)

CERN published its safety study in 2003.182 The study acknowledged that in the wake of advances in theory suggesting extra dimensions of space, there was a need for a “new examination of potential hazards.”183 Embarking on that examination, the report conceded that, under the new theory, black holes “will be produced.”184 Nonetheless, the study reported that LHC-produced black holes could not be dangerous because they would rapidly evaporate.185 Thus, the report concluded, “black hole production does not present a conceivable risk at the LHC.” 186

(拙訳として)
2003年、CERNはその安全性検証を報告書にまとめた。その報告書分析は[空間にあっての余剰次元のことを呈示した理論]上の進歩のために潜在的脅威検証に関するニーズがあると認めたものであった。であるが、同報告書はLHCによって生成されるブラッホールは即時蒸発するだろうから危険たりえないと報告している、とのものであった。「ブラックホールは[深刻に憂慮すべきLHCにあってのリスク]とはなっていない」と同報告書は締めくくっていた

(訳を付しての引用部はここまでとする)

(次いで、直下、THE BLACK HOLE CASE: THE INJUNCTION AGAINST THE END OF THE WORLDにての[842]と付されたページよりの引用をなすとして)

“Every so often, a physics paper will appear claiming that black holes don’t evaporate,” wrote Leonard Susskind, an elite physicist at Stanford. “Such papers quickly disappear into the infinite junk heap of fringe ideas.”204
Besides, Susskind noted, black-hole radiation had been “proved” by physicist William Unruh at the University of British Columbia.205 Unruh’s role in establishing the orthodoxy of black-hole radiation made it ironic that, after Helfer’s effort, Unruh himself wrote a paper theorizing that black holes might not evaporate.206
In 2004, Unruh, along with co-author Ralf Schutzhold of the Technische Universitat Dresden, concluded that “whether real black holes emit Hawking radiation remains an open question.”207 The debate as to whether black-hole evaporation is real suddenly went from the fringe to the mainstream
.

(不足部補いもしての拙訳として)
スタンフォード大のエリート物理学者レオナルド・サスキンドは「ブラックホールは蒸発しないとの主張をなす論文は毎度といった形で現れては、」「限界的思考が限りなくも山と連なるゴミの山へとすぐに消えていくことになる」( "Such papers quickly disappear into the infinite junk heap of fringe ideas." )と書いている。といったサスキンドが「ブラックホール蒸発はブリティッシュ・コロンビア大の William Unruh(ウィリアム・ウンルー)に証明されている」と注記している一方で(サスキンドへの論拠提供者とされていた)同ウンルーUnruhの[ブラックホール「蒸発」にまつわる通説を確立しようとしたとの役目]が、(ヘルファーHelfer (※ホーキング輻射が発現「しない」との見方をその論稿 Do black holes radiate?で一面で取り合うに足るものとしてまとめて呈示した物理学者 Adam D Helferのことを指す)の努力の後)、ウンルー彼自身をしてブラックホールは蒸発しないかもしれないとの理論化をなしているとの論文を書かしめることになった、というのは皮肉なことである2004年、ウンルーはドレスデン工科大学の共著者ラルフ・シューツホールドとともにブラックホールがホーキング放射を呈しているかは[開かれた疑問]にとどまっていると結論を下した。ブラックホール蒸発が実際的なものであるのかどうかの議論が僻遠の領域から突如としてメインストリームに躍り出てきたのである

(訳を付しての引用部はここまでとする)

 要するに、
[[ホーキング輻射(直下にて解説するが、それ自体は1974年提唱の仮説となり、それがブラックホール人為生成問題の安全性論拠に「転用」されたとのもの)によるブラックホール蒸発]に則ってのCERN2003年報告書の主たる申しようが安全性論拠として盤石ではなくなった]
とのこと論じられていもする。
 それについては同じくもの法学者論稿たる[ THE BLACK HOLE CASE: THE INJUNCTION AGAINST THE END OF THE WORLD ]の[850]と振られたページより原文引用するところとして

The 2008 LSAG report instead relied on the cosmic-ray argument as developed by Giddings and Mangano. Why did the LSAG Report retreat almost entirely to the cosmic-ray argument? Although the report doesn't say, it is not hard to guess. By 2008, the black-hole-evaporation argument had taken a bad beating. While most physicists seemed to continue to regard black-hole radiation as theoretically sound, the fact that Unruh himself began questioning black-hole radiation clearly made it less persuasive as the basis of the safety argument.]

(訳として)
「2008年のLSAG(LHCセーフティ・アセスメント・グループ)の報告書は代わって[ギディングスとマンガノによって発展させられた宇宙線にまつわる理論展開]に重きを置いていた。何故、LSAG報告書はほとんどすべての論拠を宇宙線絡みの理論展開へと(退却するように)持って行ったのか。報告書それ自体は教えてはくれないが、推し量るのはそう難くはない。2008年までに[ブラックホール蒸発]論拠は重篤な打撃を受けた。大多数の物理学者がブラックホール放射(蒸発)を理論的に健全なるものであると見続けていたようにも見えた中でのこととして、Unruh(ウンルー)、彼自身がブラックホール蒸発について疑念符をつけだし、ブラックホール蒸発の[安全性議論の論拠としての説得力]を減じさせるに至ったのだ
(訳を付しての引用部はここまでとする)

と記載されているようなかたちとなっている。


[事実C]の典拠にまつわる補足として

[そもそもホーキング輻射(ふくしゃ)がいかなものと説明されているかについて]

 上にて抜粋文書らに見る2003年時点での研究機関による生成ブラックホールが安全であるとする論拠とされていた物理事象、
[ホーキング輻射]
についての解説をなしておく。

 その点、同概念、1973-1974年の思索から[車椅子のカリスマ物理学者]として知られるスティーブン・ホーキングが提唱した概念となる。
 同概念については
英文ウィキペディア[ Hawking Radiation ](この場合、[輻射(ふくしゃ)]も[放射Radiation]も同じものである)項目
にて端的なる解説がなされていると判断したため 、 ―ウィキペディア程度のものから物言い引くのは問題であるともとらえるのだが、[通用化したメジャーな概念]であることもあり、「そこにては」正誤として問題となることは書いていないと見つつ― 、その記載内容を引いておく。

(英文Wikipedia[ Hawking Radiation ]項目より引用をなすとして)

Hawking radiation (also known as Bekenstein-Hawking radiation) is a thermal radiation with a black holes due to quantum effects. It is named after the physicist Stephan Hawking , who provided the theoritical argument for its existence in 1974 , and sometimes also after the physicist Jacob Bekenstein who predicted that black holes should have a finite , non-zero temperature and entropy. [ . . . ] The Hawking radiation process raduces the mass and the energy of the black hole and is therefore also known as black hole evaporation.
Because Hawking radiation allows black holes to lose mass and energy, blak holes that lose more matter than they gain through other means are expected to dissipate , shrink , and ultimately vanish. Smaller micro black holes (MBHs) are predicted to be larger net emitters of radiation than larger black holes ; thus , they tend to shrink and dissipate faster.

(上に対する拙訳として)
ホーキング放射(あるいはベッケンシュタイン・ホーキング輻射)とは量子効果に応じてのブラックホールにあっての熱放射のことを指す。同現象の命名については、その存在の理論的基礎を与えたスティーブン・ホーキング(および[ベケンシュタイン・ホーキング輻射]と呼称される場合にあってはブラックホールの有限かつゼロではない温度を伴うとの側面、そして、エントロピーについての予測をなしたヤコブ・ベケンシュタイン)にちなんで1974年に名称命名されたものである。・・・(中略)・・・ ホーキング放射プロセスはブラックホールの質量とエネルギーを減少を想定、もって、
[ブラックホール蒸発(現象)]
として知られるものでもある。
 ホーキング放射はブラックホールが質量・エネルギーを失うことを許容するものであるから、他のものを取り込む以上に内容物を失うブラックホールらは散逸・縮退、そして、終局的には消滅することが期されていもする。より小さな極小ブラックホール(マイクロ・ブラックホールズ/MBHs)はより巨大なブラックホールらよりも純・放射量が多くもなると想定されており、によって、それらはより早くも縮退・散逸する傾向にある

(訳を付しての引用部はここまでとしておく)

 上にて基本的解釈をオンライン上の目立つところより引いたわけであるが、1974年に確立されたホーキング輻射概念の具体的中身がいかようなものなのかについて一般の向きには理解の及びがたいところであるかとも思う。

 であるから述べるが、

「本稿の趣意は科学理論の内容(中身)を問題視することには「ない」。本稿本段の趣意は特定の科学理論が[ブラックホール生成問題]の安全性論拠として用いられてきたとの背景があること、そして、その安全性論拠呈示のやりようひとつとってしてからして問題性が伴っていること、そうしたことを指し示すことにのみある」

 以上、述べたうえで書くが、一般になされているところの概要紹介からして「それについては」誰でも理解できようこととして次のようなことが[事実関係の問題]としてある。

[1974年に提唱されたホーキング輻射は[ブラックホールの熱的放射]についての理論であり、同理論に依拠すれば、「自然界に存在していないと考察されているものであれ」「(後にそれがなされうると考えられるようになった)人為によって生成されたものであれ」極小ブラックホール(MBHs)というものは「即時即座に」蒸発することになるとされている

 そうもした帰結を含意する1974年に提唱された理論 ―およそ極小のブラックホールならば即時即座に蒸発するとの理論― に基づき研究機関は2001年からその大量生成が想定されるようになった極小の極微ブラックホールは即時に消え去る安全なものであると[主たるところ]として主張して「いた」(上にての[事実C]の出典解説部で引用した2003年CERN安全報告書の内容を再度引くが、 STUDY OF POTENTIALLY DANGEROUS EVENTS DURING HEAVY-ION COLLISIONS AT THE LHC の下に12と振られたページにて Thus we conclude that blackhole production does not present a conceivable risk at the LHC due to the rapid decay of the black hole through thermal processes.(訳として)「このように(ホーキング輻射にあっての)熱放射プロセスを通じて即座の崩壊をきたすがゆえLHCにてのブラックホール生成は何ら憂慮すべきリスクを呈さないと結論するのである」と記載されているとおりである)。

([そもそもホーキング輻射(ふくしゃ)がいかなものと説明されているかについて]の補足はここまでとしておく)


 さらにもって(くどくもなるが)[事実C]にまつわる出典紹介を続ける。

 繰り返すが、1970年代に提唱されていた「ブラックホールは小さければ小さいほど、即座に消滅する」との帰結とともにある仮説 ―仮説ながら発現が極めて固いとされてきた仮説― たるホーキング輻射は「研究機関がブラックホールを人為生成する可能性がある」とされだした折より生成されし極微ブラックホールが即時蒸発する安全なものであるとの[主たる論拠]に「後付けで」使われ出した ―人によってはそう見る向きもあるだろうが、[おあつらえ向きのもの]として事前に用意されていたように使われ出した― ものである(:[自然状況下での極微ブラックホール「不存在」にまつわる理論]が[人為生成された極微ブラックホールの(「即時消滅」との式での)安全性論拠]へと「転用」されたとのことがある。それについて疑わしきにおかれては[事実C]の真正さを提示するために挙げたオンライン上より誰でも確認できるところの上の出典資料の引用内容を再確認いただきたい)。

 といったホーキング輻射が[安全性論拠として盤石ではない]との意見が目立って呈されだしたから問題であると上にて抜粋の法学者文書には言及されており、事実、そのような流れが学者論稿それそのものから見てとれるようになっている。

 それにつき、上にての法学者文書( THE BLACK HOLE CASE: THE INJUNCTION AGAINST THE END OF THE WORLD )より引用なしたところでは
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「2004年、ウンルーはドレスデン工科大学の共著者ラルフ・シューツホールドとともにブラックホールがホーキング放射を呈しているかは[開かれた疑問]にとどまっていると結論を下した。ブラックホール蒸発が実際的なものであるのかどうかの議論が僻遠の領域から突如としてメインストリームに躍り出てきたのである」
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との記載がなされているが、同じくもの法学者論稿にて出典として挙げられているとの資料も挙げおく。

 具体的には

On the Universality of the Hawking Effectと題された2004年英文論稿] (表記の英文タイトル入力でオンライン上の論文配布サーバーarXivよりダウンロード可能なもの)

の(冒頭部の)内容をこれより原文引用しもするところとして、確かに、
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「2004年、ウンルーはドレスデン工科大学の共著者ラルフ・シューツホールドとともにブラックホールがホーキング放射を呈しているかは[開かれた疑問]にとどまっていると結論を下した。ブラックホール蒸発が実際的なものであるのかどうかの議論が僻遠の領域から突如としてメインストリームに躍り出てきたのである」
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との通りの記載がなされている。

(直下、表記のことを示すべくもの William Unruhら発表の論稿 On the Universality of the Hawking Effectにあっての冒頭頁記載の論稿結論内容よりの引用をなすとして)

Therefore, whether real black holes emit Hawking radiation remains an open question and could give non-trivial information about Planckian physics.

(拙訳として)
「したがって、現実のブラックホールがホーキング放射を放出するかは[開かれた疑問]に留まって、プランク物理学にあってのありふれた情報を与えうるとのものではない」

(訳を付しての引用部はここまでとする)

 上のような書きようを自身の論稿でなしているウィリアム・ウンルーについては、である。法学者エリック・ジョンソンの手になる論稿( THE BLACK HOLE CASE: THE INJUNCTION AGAINST THE END OF THE WORLD )の特定部にあって

“Every so often, a physics paper will appear claiming that black holes don’t evaporate,” wrote Leonard Susskind, an elite physicist at Stanford. “Such papers quickly disappear into the infinite junk heap of fringe ideas.” Besides, Susskind noted, black-hole radiation had been “proved” by physicist William Unruh at the University of British Columbia. Unruh’s role in establishing the orthodoxy of black-hole radiation made it ironic that, after Helfer’s effort, Unruh himself wrote a paper theorizing that black holes might not evaporate.

(訳として)「スタンフォード大のエリート物理学者レオナルド・サスキンドは「ブラックホールは蒸発しないとの主張をなす論文は毎度といった形で現れては、」「限界的思考が限りなくも山と連なるゴミの山へとすぐに消えていくことになる」と書いているが、といったサスキンドが「ブラックホール蒸発はブリティッシュ・コロンビア大のウィリアム・ウンルーに証明されている」と注記している一方で(サスキンドへの論拠提供者とされていた)同ウンルーの[ブラックホール蒸発にまつわる通説を確立しようとしたとの役目]がウンルー彼自身をしてブラックホールは蒸発しないかもしれないとの理論化をなしている論文を書かしめることになった、というのは皮肉なことである」
(訳を付しての引用部はここまでとする)

との記載がなされているように確かに[斯界(物理学界)の権威筋]と看做されている。
 
 その点、同人物、ウィリアム・ウンルーは英文Wikipediaにも一項目設けられているような[ Unruh Effect ](ウンルー効果)という学会で有名らしい仮説の提唱者としての顔がある物理学者でもある。

 また、法学者エリック・ジョンソンが(その論稿よりの上の抜粋部にて)言及しているようにウィリアム・ウンルーはレオナルド・サスキンドという物理学者がその言いようの典拠にそちら申しようを使っているとの学者だが、同レオナルド・サスキンドからして[ひも理論の提唱者]たる第一級の物理学者として世間的に評価されてきた向きであること「も」顧慮して然るべきところと受け取れるようになっている ――サスキンドに対する声望に関しては英文Wikipedia[ Leonard Susskind ]項目にあっての Susskind is widely regarded as one of the fathers of string theory, having, with Yoichiro Nambu and Holger Bech Nielsen, independently introduced the idea that particles could in fact be states of excitation of a relativistic string.(訳として)「サスキンドは南部陽一郎とホルガー・ベック・ニールセンがそれぞれ独自に[粒子らは実態としては振動なしているとのヒモ(弦・紐)のようなものであるかもしれない]とのアイディアを独自に導き出した一方でのこととして、広くヒモ理論の父と考えられている」との現行の記載内容からも推し量れるようになっている―― 。

(:また、さらに述べておけば、ホーキング輻射発現に疑義を呈したことで知られるその方面の専門家たる当のウィリアム・ウンルー自身は粒子加速器実験批判者(粒子加速器に対する批判を1999年から今日に至るまでなし続けているとのウォルター・ワグナー)にその物言いを利用された、自己の研究がLHC実験批判の具にされたことを歓迎していないとの申しようをニューヨーク・タイムズのインタビュー時になしていたとのことも(法学者論稿 THE BLACK HOLE CASE: THE INJUNCTION AGAINST THE END OF THE WORLDの842と付されての頁にて)紹介されている。
 ウンルーはニューヨークタイムズのインタビューにあって
「批判者らの私の申しようの流用には不本意なところがある。私が可能性あると指摘したホーキング輻射が発現しないというケースは実に物理学が奇矯なるものとなる( would really, really have to be weird )ときであるからである」
と述べていたと海外主要メディアを通じて報じられているのである。
 といった兆候に対して THE BLACK HOLE CASE: THE INJUNCTION AGAINST THE END OF THE WORLDの執筆者たる米国法学者エリック・ジョンソンは But“weird” is not “impossible.” The damage was done.「だが、奇矯であることは不可能であることと同義ではない。確かに2003年CERN報告書に見る物言いに打撃は与えられたのである」と状況解説しているように[そうしたこと]が後のCERN安全報告書の宇宙線安全性論拠への強調へとつながっているとの指摘がなされている ――※尚、筆者としては(法学者エリック・ジョンソンが同じくもの段で用いているところの当を得た言いようであると見た)“weird” is not “impossible.”「奇異なることはありえないことではない」がこの世界ではありとあらゆるところで「その実は....」のところとして作用しているからこそもの[問題]なのだろうともとらえているが、といった[属人的目分量](などと[最期]まで嘘を吐き続けもしようとの相応の類らには見做されもしようとの観点)は置き、本稿にあっては[完全なる証示]を念頭にひたすらに証拠主導方式にての筆の運びをなしている。相応の人間らにあっては(「観察するところの具体例に基づいて述べる」ところとして)[関連領域での眉をひそめさせるような紛い物]を([ノイズ]にて[シグナル]を掻き消すためにか)ばら撒くとの挙に出ている節があり(そして、相応の機序あってであろう、国内では検索エンジン検索にてそういう紛い物ばかりが可視領域のページ群として目に入ってくるとのことがある)、足を引っ張る「だけ」とのやりようには心底、怒らされてきたわけであるが、とにかくも(事実らと事実らから導出できる因果関係がそちら方向を「極めて多重的に」指しているとの)[真実]を広めんと努めている――  )。

 長くもなったが、[事実C]に関する出典紹介部(出典(Source)紹介の部3)はここまでとしておく。


 続けて([事実A]から[事実E]と振ってまずもって問題視している事実らのうち)[事実D]が[記録的事実]としてはきとそこに実在していることを示すための出典(Source)紹介の部4に入るが、それに先駆け、ページはここで改めることとする。

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直下、本稿冒頭部へのリンクを設けておく

(⇒冒頭頁へは下の部より)

[典拠紹介部第1頁 加速器実験に伴う欺瞞性から証示なせることについて]

 上にて挙げているのはドイツ浪漫主義芸術の巨匠たる18世紀画家、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(Freemasonでもあったとの画家 Caspar David Friedrich)の手になる一品、

Der Wanderer uber dem Nebelmeer雲海の上の旅人』(に多少の[動き]をアレンジとして加えたもの)

となる。

 言われようの問題として一般に、

[人間の崇高なる精神が高みを目指し、ついぞ多くの物事を達観するに至った時、その折の孤独と感慨を描いた画]

などと形容される上掲の『雲海の上の旅人』に関して(本稿でもその言行を順次・段階的に取り上げることになるとの)物理学者リサ・ランドールは[次のような申しよう]をなしている。


(直下、物理学者リサ・ランドールの手になる著作 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)にての CHAPTER THREE LIVING IN A MATERIAL WORLD[第三章 物質世界に生きる]の章の記述内容 ――オンライン上検索エンジンにあっての原文検索にて該当部特定できるところの記述内容―― よりの原文引用をなすとして)

Our universe is in many respects sublime. It prompts wonder but can be daunting ―even frightening― in its complexity.  Nonetheless, the components fit together in marvelous ways. Art,science, and religion all aim to channel people’s curiosity and enlighten us by pushing the frontiers of our understanding. They promise, in their different ways, to help transcend the narrow confines of individual experience and allow us to enter into―and comprehend―the realm of the sublime. (See Figure 11.)
          [ . . . ]
[ FIGURE 11 ] Caspar David Friedrich’s Wanderer Above the Sea of Fog (1818), an iconic painting of the sublime ― a recurring theme in art and music.

(上の原著引用部に対する[訳文]として国内流通訳書『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)ハードカヴァー版にあっての81ページに記載されているところを引くとして)

多くの点で、私たちの宇宙は崇高だ。その複雑さは好奇心を駆り立てはするが、無力感も抱かせるし、ことによっては恐怖さえも感じさせる。にもかかわらず、宇宙の構成要素は素晴らしくぴたりと絡みあっている。芸術、科学、宗教は、いずれも人々の好奇心を促して、理解の限界を広げさせ、それによって私たちを啓蒙することを目指している。いずれもそれぞれのやり方で、個人の経験の狭い領域を越えさせることを約束している。それがかなえられたとき、私たちは崇高なものの領域に踏み込む――そして理解する――ことができるのだ(図11を参照)。 …(中略)… [図11]ドイツの画家カスパー・ダーヴィド・フリードリヒの「雲海の上の旅人」は、崇高なものを象徴的に描いた作品だ。崇高さは、美術と音楽に繰り返し登場するテーマである

(以上をもって Knocking on Heaven’s Doorにての原著表記および訳書よりの引用とした)


 さて、何故、ここ脇に逸れての部にあって「目立つように」特定絵画 ― 『雲海の上の旅人』― を挙げ、その絵画に対する物理学者の評しよう ―「雲海の上の旅人」は、崇高なものを象徴的に描いた作品だ....― などを引いたりもしたのか

「それは、」
絵画『雲海の上の旅人』に対して直上引用なしたような評しようをなしているとの物理学者リサ・ランドールが

加速器によるブラックホール生成可能性にまつわるトピックの理論深化に一廉ならぬ貢献をなしているとの著名物理学者

[[崇高なるもの]を目指しての宇宙の探求(およびそのための装置と銘打たれている巨大加速器LHC)の称揚・礼讃をなしているとの向き

であるとのことがあり、また、なおかつ、彼女リサ・ランドールの手による、(絵画『雲海の上の旅人』を科学者が目指しての[崇高さ]とを結びつけている)引用元著作 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)が

人間のありよう(崇高さとはおよそ程遠いところにあるありよう)]
人間の辿る運命

を嘲笑うような[嗜虐的寓意]で満ち満ちていると申し述べられるようになっている著作であるとのことがある、遺憾ながら
[理の当然]
として申し述べられるところとしてある ――個人のせせこましい偏頗(へんぱ)な主観などとは一線を画したところで客観的かつ具体的にこれはこうでこうだと申し述べられるようになっている(出典呈示を第一義にしての本稿では無論、その論拠を事細かに挙げる)とのところとしてある―― からであり、そのことに注意を向けたかったからである(※)。

(※上にて引用元とした著作、 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)、同著にあってはその冒頭部より
September 10, 2008, marked the historic first trial run of the Large Hadron Collider (LHC). Although the name―Large Hadron Collider― is literal but uninspired, the same is not true for the science we expect it to achieve, which should prove spectacular. (表記英文引用部に対する訳として)「2008年9月10日、ラージ・ハドロン・コライダー(LHC)が歴史的始動を見た.[ラージ・ハドロン・コライダー]との名称は有り体に言ってインスピレーションを何ら与えぬとの平凡なものだが、私たちがそれ(LHC)に[証明すべきととらえている壮大なる挙]を託しているとの意では[科学(の進歩)]にとり同じくものことは真実とはならない(LHCは際立ってのインスピレーションを与えるものである)」
などとのことが書き記されている。
 そうもした書きようが目立ってもの冒頭部にてみとめられる著作ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアにおける表題、 [天国のドアをノックする]の由来についてリサ・ランドール女史は同じくもの著作の中で次のようなことを述べてもしている。
(以下、 Knocking on Heaven’s Doorにての CHAPTER FOUR LOOKING FOR ANSWERSより引用なすところとして)
I first heard the phrase “knockin”on heaven’s door”when listening to the Bob Dylan song at his 1987 concert with the Grateful Dead in Oakland, California. Needless to say, the title of my book is intended differently than the song’s lyrics, which I still hear Dylan and Jerry Garcia singing in my head. The phrase differs from its biblical origin as well, though my title does toy with this interpretation. In Matthew, the Bible says, “Ask, and it shall be given you; seek, and ye shall find; knock, and it shall be opened unto you: For every one that asketh receiveth; and he that seeketh findeth; and to him that knocketh it shall be opened. (以上原著表記に対して訳書『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)ハードカヴァー版[第四章]103ページにての表記を引くとして) Knocking on Heaven’s Door(天の扉を叩く)]――これが本書の原題だが、私が最初にこのフレーズを聞いたのは、一九八七年、カリフォルニア州オークランドでのグレイトフル・デッドとのコンサートで、ボブ・ディランが『天国への扉』を歌うのを聞いたときだった。いまでも私の頭の中ではディランとジェリー・ガルシアがこれを歌っているのが聞こえてくるけれど、いうまでもなく、私の本のタイトルは、この曲の歌詞とは意味が違っている。このフレーズは出典である聖書の一節とも違っているが、私のタイトルはこちらの意図を拝借したものだ。聖書の「マタイ伝」には、このように書かれている。「求めよ。さらば与えられん。尋ねよ、さらば見いださん。門を叩け、さらば聞かれん。すべて求むる者は得、たづねる者は見いだし、門を叩く者には開かれるるなり
(以上、引用部とした)
 といったところ、新約聖書のマタイ伝にあっての
[求めよ。さらば与えられん。尋ねよ、さらば見いださん。門を叩け、さらば聞かれん。すべて求むる者は得、たづねる者は見いだし、門を叩く者には開かれるるなり]
とのフレーズ、それが
[天国の門]・[天国への扉]・[天国への階梯](ステアウェイ・トゥ・ヘブン)
との兼ね合いでいかように嗜虐的なる別側面での意味( Double Meaning )と共にあるのか、そのことからして具体的典拠を挙げ連ねるとの式で遺漏無くも事細かに示そうというのが本稿の本義であるとここ脇に逸れての部にあって訴求しておきたいとの意図が筆者にはある)

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