典拠となるところの明示[136]――「際立っての」予見的小説 Thrice Upon a Time
までもが本稿にて示してきた多重的関係性の環に入っていることの論証として

関連情報にまつわるカテゴリ(各部クリックにて遷移)

本稿前半部にて【文献的事実】の問題としてのその[水際立っての先覚性]について取り上げもしてきた小説作品と[ヘラクレス12功業]の関係性について

 先立っての頁では際立っての先覚性(再度に次いでの再度の再掲図を下に付しもすることにしたような式での際立っての先覚性)を伴っての作品であることを詳述してきたとの Thrice Upon a Time『未来からのホットライン』(原著初出1980年)との作品について「も」本稿にあっての核たる訴求事項として呈示してきた、

【ヘラクレスの計12に及ぶ功業】、【(ヘラクレス第11功業に見る)巨人アトラス】、【トロイア崩壊伝承に見るトロイア崩壊の原因たる(他伝承では巨人アトラスが在処を把握するとされる)黄金の林檎】、【巨人アトラスともトロイア崩壊元凶たる黄金の林檎とも史的に結びつけられてきたとのアトランティス沈没伝承】、【アトラスやアトランティスといった固有名詞を付されてのLHC実験におけるブラックホール生成論議に関わる事物】との要素らのうちの「複数」を特色として帯びつつ、かつ、【911の事件の発生(態様)にまつわる予見的言及】ないし【ブラックホール人為生成問題にまつわる「先覚的言及」】の一方、あるいは、その双方の特徴を呈しているとの文物らが「不可解に」この世界には存在している]

とのことが当てはまると指摘し、そのための説明を順次1.から3.と分けもしてなしていくとの流れに入った。 

 そうもした流れの中で直前頁にあっては以下のことらの説明を ―典拠の呈示を入念になしながら― 講じてきた。

 小説 Thrice Upon a Time『未来からのホットライン』(原著初出1980年)には【センチュリオン】という語句が小説作中にての秘匿コードとして登場してくる、すなわち、
[【ブラックホール人為生成による破滅の危機を[過去への通信]にて回避した人類に人造ウィルスの災厄が襲いかかるとの筋立てに関わるところの秘匿コード】として当該小説にあって同語【センチュリオン】が登場してくる]
とのことがある。
 同語句、際立っての毒性を呈するウィルス禍とフィクションの中で結びつけられているそちら【センチュリオン】との語句は(ギリシャ神話における半人半馬の)ケンタウロスとの繋がり合いが複層的に観念されもするものともなっている。
 そして、
【(センチュリオンとの語句と結びつく)ケンタウロスと毒のエピソード】
が【ヘラクレス11功業】および【ヘラクレスの末期】の物語にあっての際立ってのモチーフとなっているとのことがギリシャ伝承にはありもし、他面、問題となる予見的小説 Thrice Upon a Time『未来からのホットライン』(原著初出1980年)の刊行がなされた後に計画始動を見た加速器実験LHC(にあってのブラックホール関連挙動)もまたそこに見る【ヘラクレス11功業】と「命名規則の問題として」はきと結びつけられるようになっているとのことが「ある」。
 問題となる予見小説にも、また、その予見小説にて予見されていることを実行しているLHC「実験」にあっても(ケンタウロスと関わる)【ヘラクレス第11功業】との結びつきが指摘できるようになっているのである。

 上の1.のことに加えもして

[(【ブラックホール生成による人類破滅】に続いての【センチュリオンと結びつく人造ウィルス禍】が描かれる作品たる)小説『未来からのホットライン』とヘラクレス功業が結びついている]

との指し示し事項との絡みでは次のこともが問題になるとのことがある。


 作家ジェイムズ・ホーガンの Thrice Upon a Time(邦題)『未来からのホットライン』(1980)にては

センチュリオンとの秘匿コードが振られるに至った人工衛星よりのウィルスの流出問題がペルセウス座流星群と結びつく隕石の襲来

と紐付けられている(そういう隕石による被害が実際にあるのか、科学的至当さの問題は抜きに、『未来からのホットライン』ではペルセウス座流星群と[人工衛星よりのウィルス流出につながった人工衛星破損および落下](ブラックホールによる人類滅亡を過去改変で阻止した後に人間に襲いかかった災厄の因)が紐付けられている)


 何故、表記のことが[小説『スライス・アポン・ア・タイム』とヘラクレス功業の結びつき]との指し示し事項との絡みで問題になるのかと言えば、

[ペルセウス座流星群の出所たるペルセウス座には多頭の蛇の頭を持つメデューサとの結びつきがありもする(神話におけるペルセウスのメデューサ退治のエピソードが夜空にあっての星座を巡る命名規則に反映されているとのことがある).そして、ヘラクレスとはペルセウス曾孫にあたるとのペルセウスの血族であり、また、ヘラクレスは彼の曾祖父ペルセウスがメデューサ退治をなしたように多頭の蛇の眷族退治の存在として伝承にあって名を轟かせている存在となっている]

[ペルセウスとケンタウロスの間に「も」また一部結びつきが存する(伝承の伝わり方の問題として結びつきが存する).とすれば、問題小説にあってペルセウス座流星群が(ケンタウロスと複合的に結びつきもする)センチュリオンとの作中秘匿コードと結びつけられていることにはそこからして恣意性が観念できる]

とのことらがあるからである。

 以上、委細を直前頁に譲って再述している1.および2.のことらに加えもして、

 『未来からのホットライン』という小説作品がヘラクレス12功業(に関わるケンタウロス)と接合性を呈していると指摘可能であるとのことに関わることとして、


 現行実施されている加速器実験(LHC実験)の「ブラックホール生成問題にまつわって」安全性論拠が

[宇宙線(コズミック・レイ Cosmic Ray)]

と実験関係筋によって目立って結びつけられている


とのことが問題になるとのことがある。

との点についての解説をここ本頁ではなすこととする。

出典(Source)紹介の部110にて細かくもの典拠を示してきたところとしての小説『未来からのホットライン』の先覚描写のありようにまつわっての再度に次いでの再度の再掲図として)

 さて、直上表記の3.のこと、その核たるところの解説に入る前にまずもって

宇宙線に依拠しての加速器実験安全性主張

が何たるかについて振り返り、かつ、整理するとのことをなしておきたい。

 その点、本稿の前半の段(にあっての出典(Source)紹介の部3)でも解説しているように

【ホーキング輻射フクシャ】 (車椅子のカリスマ物理学者として知られるスティーブン・ホーキングによって「極微ブラックホールというものは即時蒸発するために自然界に存在していない」との結論を伴って提唱された仮説上のブラックホール蒸発に関わる現象 ―さらに述べれば、後の日にブラックホール生成問題が問題となった際にそれが用いられることを見越してのものであるかのようにおあつらえ向きに70年代より自然界にまつわってのありうべきこととして呈示されだしたもの― 

という仮説上の現象がブラックホール生成をなすと考えられるようになった加速実験の[安全性論拠]として前面に出されていたという経緯がありもした。そうもしたところが「ホーキング輻射は【LHCによるブラックホール生成の安全生論拠】として万全たるもの「ではない」」との論調があらたに出てきた折柄より実験機関およびその関係者らが「何にせよ,」の話として彼ら由来の実験安全性公式報告文書にて

「宇宙から飛来する宇宙線 (宇宙線とは[宇宙を飛び交う高エネルギーの放射線]のことである) のエネルギー規模「でも」ブラックホールは生成されると考えられる。であるのにも関わらず、宇宙線に曝されている諸天体も地球もまだ存続している。 したがって、加速器によるブラックホール生成がなされても(そして、それらがホーキング輻射にて蒸発しないものであったとしても)それは成長するに天文学的時間を要するものと考えられ、何れにせよ、安全である」

との主張を強くも前面に押し出しだしたとのことがある。

 おなじくものことについての【発表動向】に関して理解を促すための出典紹介部を下に設けておくこととする。


| 出典(Source)紹介の部110(6) |

 ここ出典(Source)紹介の部110(6)にあっては

[「宇宙から飛来する宇宙線のエネルギー規模「でも」ブラックホールは生成されると考えられる。であるのにも関わらず、宇宙線に曝されている諸天体も地球もまだ存続している。 したがって、加速器によるブラックホール生成がなされても(そして、それらがホーキング輻射にて蒸発しないものであったとしても)それは成長するに天文学的時間を要するものと考えられ、何れにせよ、安全である」との加速実験実施サイドよりの言いようがなされている

とのことの出典紹介をなすこととする(:同じくものこと、既に本稿前半部の出典(Source)紹介の部3でも取り扱っていることなのだが、そちら内容を補うべくもの「さらにも、」の出典紹介をなすこととする)。

 まずもってLHC実験で宇宙線が安全性論拠とされている理由が奈辺にあるのか、日本の加速器運営機関、高エネルギー加速器研究機構ことKEKに由来するオンライン上の文書 ―[LHCの安全性について( The safety of the LHCの和訳)]と題されてのHTML文書― の記載を引いておくこととする。

(直下、 kek. jpとのドメインのサイトにて公開されている[LHCの安全性について( The safety of the LHCの和訳)]とのタイトル名でのウェブ文書にての冒頭部よりの抜粋をなすとして)

Large Hadron Collider(LHC)は、粒子加速器として世界最高のエネルギーを実現することができる装置ですが、自然界ではそれよりもはるかに高いエネルギーの宇宙線による衝突現象が毎日起こっています。そのような高いエネルギーでの粒子衝突の安全性は長年検討されてきました。LHC安全査定グループ(LSAG)は、新しい実験事実と理論的な理解を考慮しつつ、かつ独立した科学者から構成されたLHC安全研究グループによる2003年の報告を分析したうえで更新しました。
LSAGは、LHCで行う粒子衝突実験に危険性はなく、かつ心配する理由は存在しない、という結論に達しました。これは2003年の報告書の結論を再確認するものであり、さらに深い分析をくわえての結論です。LHCで発生するであろう現象は、自然界では地球や他の天体で誕生以来長い間にわたって、宇宙線によって繰り返し起こっていることです。このLSAGの報告は、CERNの運営母体である理事会が諮問する外部の科学者グループからなるCERN科学政策委員会によって再検討されたのち支持されました。
[宇宙線]
LHCなどの粒子加速器を用いる実験では、宇宙線によって起こっている自然現象をよく制御された研究室環境の下で再現することで、詳しく研究を行います。宇宙線は宇宙で作られた粒子であり、その中にはLHCよりはるかに高いエネルギーにまで加速されているものもあります。それらの宇宙線が地球の大気圏に到達する際のエネルギーと頻度は、これまで約70年にわたって測定されてきました測定結果から、LHCのエネルギーに相当する衝突は、過去の何十億年もの間にLHC実験を100万回繰り返すほどの規模で起きていたことがわかりましたそれでもこの惑星は消滅することなく依然として存在しています。天文学者たちの観測では、地球より大きな天体が全宇宙には莫大な数あることが知られていますが、その全てにおいてもこのような宇宙線による衝突が起こっています。宇宙全体で合計すると、LHCの実験に相当する衝突が1秒当たり10兆回以上起こっています。それにも関らず星と銀河は存在することを天文学者は観測してきており、これはLHC規模の高エネルギー衝突が何らかの危険な結果をもたらすのではないかという心配とは矛盾します

(引用部はここまでとする)

 以上、国内のよく知られた加速器運営機関KEKの発表内容によれば、

[70年間、そのエネルギーと頻度が測定されていた宇宙線]

というものについて

「過去の何十億年もの間にLHC実験を100万回繰り返すほどの規模で起きていたことがわかりました。・・・(中略)・・・宇宙全体で合計すると、LHCの実験に相当する衝突が1秒当たり10兆回以上起こっています。それにも関らず星と銀河は存在することを天文学者は観測してきており、これはLHC規模の高エネルギー衝突が何らかの危険な結果をもたらすのではないかという心配とは矛盾します」(以上、原文引用とする)

と記載されているわけである(※)。

※上の引用部の記載について「多少長くなるも、」の補足をなしておく。

 表記の引用元文書にて[地球]ではなく[宇宙全体の話]もが比較対照として引き合いに出されている(「宇宙全体で合計すると、LHCの実験に相当する衝突が1秒当たり10兆回以上起こっています」とのかたちで広大無辺なる宇宙全体との領域が引き合いに出されている)のは[加速器実験の被害規模]が宇宙規模に及ぶとの懸念もが呈示されてきたとの史的背景があるからではないか、と私的に見立ててもいる。

 すなわち、

[真空の相転移] (本稿の出典(Source)紹介の部12にてそも、どういう経緯で加速器の安全性論拠として宇宙線のことが持ち出されるに至ったかに関わるところの現象として解説をなしていたもの、(1983年のこととして、マーティン・リースという後の大物科学者が加速器実験の安全性論論拠に宇宙線を持ち出す契機となったものであると述懐されているとの)[真空の崩壊現象])

[ストレンジレット生成] こちらも出典(Source)紹介の部1出典(Source)紹介の部12にて先述のもので[引きつけ作用を伴った仮説上の危険粒子]が生成されうるとのもの)

といったものが[加速器実験に伴うイベント]として発生した際には
[銀河系あるいは宇宙そのものが消滅する]
との懸念が持ち出されてきたとの史的経緯があり、それがゆえに、比較対照として宇宙全体の話が持ち出されているのではないかと見え「も」するのである(その意味するところは加速器より強力な(極小領域に集中しての)エネルギー規模で[真空の相転移]や[ストレンジレット]による銀河の崩壊が起こって「いない」のであるから、結局は加速器実験は安全であるということであろうとの式とも解される ―※尚、この身とて実験関係者らに取材試みてきた身とはなるのであるが、『あまり下手なことは言えぬな』とも考えているようなところとして次のようなこと「も」あるとされている ⇒「LHCに見る陽子衝突のエネルギー、14兆電子ボルト(14TeV)は単純に[10の13乗]eV単位(10兆電子ボルト単位)のものになると考えられる一方でそれを宇宙線のそれに(「実験室系」といった言葉が用いられての中で)換算した場合には[10の17乗]eV程度になると見倣されているとのことがある(ようである)。であるから、GZK限界という境界領域を超えるレベルの宇宙線、すなわち、[10の18乗]eVを越える宇宙線たる超高エネルギー宇宙線(UHECRこと Ultra-high-energy cosmic ray)のことを想定することによってこそ「実験室系のそれとの差分がよりもって明確になる」とのこともあるととれるようになっている([実験室系]とエネルギーを変えて見ることについては世間ではあまり知られていないことのようにもとれるが、実験当事者らはそれを念頭に置いての話もなしているとのこと、筆者もいろいろと質問を諸方面に向けてなさせてもらっていた中、聞き及ぶところである)」― )。

 また、ブラックホールについてではあるが、以上のように

「盤石な(と聞こえる)安全性論拠」

が存在しているのならば、

「そも、その危険性が議論の俎上にのぼりもし、訴訟が提訴されて争われること自体がおかしいのではないか」

と思われる向きもいるかもしれないが(権威に弱き向き、主流の物理学者の言い分を「このような世界で」鵜呑みにする傾向が強いような向きならばそう思って然るべきところであろうとも思う)、といった中にあってながら、

[何故、ブラックホール生成が倦まず問題視なされてきたのか]

とのことの部分的回答についてはKEKの同じくものページ(検索エンジンにてそのタイトル名入力すれば行き着けるであろうとの[LHCの安全性について( The safety of the LHCの和訳)]と題されてのウェブページ内HTML文書)にて「も」それに通ずるところの理由を求めることができる。すなわち、以下のようなところが問題になる。

(直下、 kek. jpとのドメインのサイトにて公開されている[LHCの安全性について( The safety of the LHCの和訳)]とのタイトル名でのウェブ文書にての上記抜粋部に続いての記載よりの抜粋として)

安定した微小なブラックホールの存在は理論的には期待されませんが、万一それらが生成されるとした場合、宇宙線でもこれまでに作られて来たはずなので、以下のような理由で無害であることを示すことができます。宇宙線が地球などの天体と衝突して新しい粒子ができる場合と違って、LHC衝突で作られる新しい粒子は、よりゆっくり動いています。安定したブラックホールは電気的に中性の場合と帯電している場合が考えられますが、もし帯電していれば、宇宙線でできたものであろうがLHCで作られたものであろうが地球を横断する間に普通の物質と相互に作用して停止してしまいます。これは地球が現在も依然として存在している、という事実と矛盾します。つまり、仮にブラックホールが安定であったとしても、宇宙線やLHCでは作ることができないということを示しています
もしブラックホールが中性で電荷を帯びていなければ、地球に対しての相互作用は非常に弱いので、宇宙線によって作られた場合は無害に地球を通り抜けて宇宙に行きます。
 ところが
LHCによって作られた場合は、地球に残る可能性
が考えられます。しかしこの場合でも、宇宙には地球より非常に大きくて、より密度の高い天体があります。中性子星や白色矮星などの天体と宇宙線の衝突でブラックホールが生じたとしたら、その星の中に留まります。そのような密度の高い天体が今も存在しているという事実から、LHCではいかなる危険なブラックホールも作れないということを示しています

(引用部はここまでとする)

 上はどういうことか、と述べれば、

電気的に中性なブラックホールが「加速器の運営で」生成された場合、それは[宇宙線]で造られるような自然界のものとは異なるものとして滞留し続けることになりうるが、同様の事例(滞留する中性ブラックホールにまつわる事例)は[白色矮星]や[中性子星]のような密度の高い天体に関しては自然界「でも」想定・観念できることになり、のような中で白色矮星や中性子星がそこに存在し続けているとのことがあり、結局はそうしたものが生成されても安全であることを意味する(ブラックホールの成長には天文学的時間を要するから安心であるとの帰結が出てくる)]

との申しよう、すなわち、

「ある特定条件を備えたブラックホールが生成された場合、[宇宙線]生成論拠だけでは盤石にはならない事情がある]

ということである。

(:については著名な英文論考、執筆者物理学者ら「ギ」ディングスと「マ」ンガノの頭文字を取って俗に GM Paperと呼ばれる2008年発の、
Astrophysical Implications of Hypothetical Stable TeV-scale Black Holes
という論稿、現行、CERNが最も重要視しているものであるとも知られる『仮定的な安定したTeV スケールでのブラックホールについての天体物理学による示唆』とでも訳せよう同論稿にての主張を受けての実験機関の申しようともなる ――※上論稿、 Astrophysical Implications of Hypothetical Stable TeV-scale Black Holesに関しては[宇宙線生成ブラックホールが出来て、かつもってして、それが蒸発しないケースでも何にせよブラックホール生成には天文学的時間を要する]とのことを主張している論稿ともなる(:論稿配布サーバーarXivにて誰でもダウンロード出来るとの Astrophysical Implications of Hypothetical Stable TeV-scale Black Holesの冒頭頁、その要約・梗概の部(Abstract)にて In short, this study finds no basis for concerns that TeV-scale black holes from the LHC could pose a risk to Earth on time scales shorter than the Earth's natural lifetime.「要するにこの研究はTeV(兆単位の電子ボルト)スケールにてのLHCより生まれでうるブラックホールらが[地球の定められし自然の寿命の範囲内より短きスケールで脅威となる論拠]をなんら見つけることができなかった」と記載されているところが同じくものことを述べている)―― 。
 そうした発表動向や理論動向のエッセンスのことも筆者はできる限り細かく把握せんとしてきたし、のようなことも自身が長期間関わっていた訴訟、この日本にて第一審からして二年超、不毛なるやりとりを加速器リスク問題に関わるところとして国内の権威の首府たる実験機関(の弁護士ら)を向こうに回してやりあっていた訴訟 ―既述のように好訴癖などとは無縁なる筆者が「経験的勝率の問題からして御上が圧倒的に強いとされる国で行政訴訟を提訴するなどという挙は普通には意がないことであろう」と見ながらも、ただ単純に『常識的訴求手法のひとつとして活用できれば、』と提訴なすに至っていた訴訟― にて問題視していたとのことでもある)

(さらにも、の補足として:尚、GiddingManganoという二人の物理学者らの手になる論稿 Astrophysical Implications of Hypothetical Stable TeV-scale Black Holes(2008)のことを上にて取り上げているが、その骨子についてより細かくも記載すれば、同論稿冒頭部にて
We examine a wide variety of TeV-scale gravity scenarios, basing the resulting accretion models on first-principles, basic, and well-tested physical laws. These scenarios fall into two classes, depending on whether accretion could have any macroscopic effect on the Earth at times shorter than the Sun's natural lifetime. We argue that cases with such effect at shorter times than the solar lifetime are ruled out, since in these scenarios black holes produced by cosmic rays impinging on much denser white dwarfs and neutron stars would then catalyze their decay on timescales incompatible with their known lifetimes.「我々は[(ブラックホール生成が問題となる)TeV(兆単位の電子ボルト)にまつわるシナリオ]にての幅広き側面につき、第一原則としての既知のよく知られ検証された物理法則に基づいての増大成長モデルに基づき、検証なすものである.これらシナリオでは落としどころは(ブラックホールの)成長が[巨視的な(肉眼で見える)影響]を地球に対して太陽の寿命より短いスケールにて及ぼしうるか否かに応じて二つの方向に分類できるとのことになる.それらシナリオでは宇宙線にて生成され、より密度高い白色矮星や中性子にて組み込まれているとのブラックホールが[それら天体の既知の寿命と相容れない崩壊プロセス]を触媒としてみせるとのことになりもしようのだから(しかし宿主たる白色矮星や中性子星は短命にもブラックホールに食われていない)、太陽の寿命より短い時間的スケールにてのそのような効果は除外されると我々は論ずるのである
と記載されているところとなっており、同じくものことが現行のCERNサイドの科学者の代表的見解となっているとのことがある)

出典(Source)紹介の部110(6)はここまでとする)


 以上の出典紹介部にて

[LHC実験の安全性論拠として[宇宙線]が持ち出されているとのありよう]

について言及したところで、次いで、[宇宙線]というものが複数ある加速器によるブラックホール生成にまつわる安全性論拠の主要かつ枢要なるものとして(「当初より」ではなく)「途上より」目立って持ち出されるに至ったとのそちら経緯についての解説なされようを再度、紹介なしておくこととする。

 その点、ここでは海外の法律家(ノースダコタ大で教職に就いているハーバード・ロースクール出身の法学者 Eric Johnson)によって執筆されたとのもので本稿前半部にてもその内容を問題視してきたところの論稿、

THE BLACK HOLE CASE: THE INJUNCTION AGAINST THE END OF THE WORLD (検索エンジン上での表記の英文タイトル入力でarXivサイトより誰でもダウンロード可能な論稿となり、LHCにまつわる安全論拠では案件をよくまとめたものとして諸所の見るに値するオンライン情報媒体にて紹介されている論稿)

より先に引用なした箇所(出典(Source)紹介の部3)と重複する箇所より内容を引き、もって、

[[宇宙線]がLHC実験の安全性論拠としてより重要視されるようになったとの経緯についての解説のなされよう]

について再紹介しておくこととする。

(以下、出典(Source)紹介の部3の内容と同文のことを繰り返しての表記をなす)

(直下、注記番号も含めてのものとして THE BLACK HOLE CASE: THE INJUNCTION AGAINST THE END OF THE WORLDにての[840]と振られたページよりの再度の引用をなすとして)

CERN published its safety study in 2003.182 The study acknowledged that in the wake of advances in theory suggesting extra dimensions of space, there was a need for a “new examination of potential hazards.”183 Embarking on that examination, the report conceded that, under the new theory, black holes “will be produced.”184 Nonetheless, the study reported that LHC-produced black holes could not be dangerous because they would rapidly evaporate.185 Thus, the report concluded, “black hole production does not present a conceivable risk at the LHC.” 186

(拙訳として)
「2003年、CERNはその安全性検証を報告書にまとめた。その報告書分析は[空間にあっての余剰次元のことを呈示した理論]の進歩のために[潜在的脅威検証に関するニーズ]があると認めたものであった。であるが、同報告書はLHCによって生成されるブラッホールは「即時蒸発する」だろうから危険たりえないと報告している、とのものであった。「ブラックホールは[深刻に憂慮すべきLHCにあってのリスク]とはなっていない」と同報告書は締めくくっていた」

(拙訳を付しての引用部はここまでとしておく)

(続けて直下、 THE BLACK HOLE CASE: THE INJUNCTION AGAINST THE END OF THE WORLDにての[842]と振られたページよりの引用をなすとして)

“Every so often, a physics paper will appear claiming that black holes don’t evaporate,” wrote Leonard Susskind, an elite physicist at Stanford. “Such papers quickly disappear into the infinite junk heap of fringe ideas.”204
Besides, Susskind noted, black-hole radiation had been “proved” by physicist William Unruh at the University of British Columbia.205 Unruh’s role in establishing the orthodoxy of black-hole radiation made it ironic that, after Helfer’s effort, Unruh himself wrote a paper theorizing that black holes might not evaporate.206
In 2004, Unruh, along with co-author Ralf Schutzhold of the Technische Universitat Dresden, concluded that “whether real black holes emit Hawking radiation remains an open question.”207 The debate as to whether black-hole evaporation is real suddenly went from the fringe to the mainstream.

(拙訳として)
「スタンフォード大のエリート物理学者レオナルド・サスキンドは「ブラックホールは[蒸発]しないとの主張をなす論文は毎度といったかたちで現れては、」「限界的思考が限りなくも山と連なるゴミの山へとすぐに消えていくことになる」( "Such papers quickly disappear into the infinite junk heap of fringe ideas." )と書いている。といったサスキンドが「ブラックホール蒸発はブリティッシュ・コロンビア大の William Unruh(ウィリアム・ウンルー)に証明されている」と注記している一方で(サスキンドへの論拠提供者とされていた)同ウンルーの[ブラックホール蒸発にまつわる通説を確立しようとしたとの役目]が、(ヘルファーHelfer(※ホーキング輻射が発現しないとの理論動向を論稿 Do black holes radiate?で一面で取り合うに足るものとしてまとめて呈示した学究 Adam D Helferのことを指す)の努力の後)、ウンルー彼自身をして「ブラックホールは蒸発しないかもしれない」との理論化をなしている論文を書かしめることになったという事態は皮肉なものである。2004年、ウンルーはドレスデン工科大学の共著者ラルフ・シューツホールドとともにブラックホールがホーキング放射を発しているかは[開かれた疑問]にとどまっていると結論を下した。[ブラックホールの蒸発]が実際的なものであるのかどうかの議論が僻遠の領域から突如としてメインストリームに躍り出てきたのである」

(拙訳を付しての引用部はここまでとしておく)

(さらに続けて直下、 THE BLACK HOLE CASE: THE INJUNCTION AGAINST THE END OF THE WORLDにての[850]と振られたページよりの引用をなすとして)

The LSAG Report claimed to follow on from the work of the 2003 LHC Safety Study Group.282 In that sense, LSAG purported to “confirm, update and
extend” the 2003 findings “in light of additional experimental results and theoretical understanding.”283 But the LSAG Report’s self-characterization was misleading: LSAG did not attempt to rely on the arguments from the 2003 report to justify the conclusion that the LHC is safe. The 2003 report had rested its case for safety on black-hole evaporation.284 The 2008 LSAG report instead relied on the cosmic-ray argument as developed by Giddings and Mangano.285 Why did the LSAG Report retreat almost entirely to the cosmic-ray argument? Although the report doesn’t say, it is not hard to guess. By 2008, the black-hole-evaporation argument had taken a bad beating. While most physicists seemed to continue to regard black-hole radiation as theoretically sound, the fact that Unruh himself began questioning black-hole radiation clearly made it less persuasive as the basis of the safety argument.286

(拙訳として)
「LSAG報告書はそれがLHC安全性研究グループの2003年成果物に準拠しているものであると主張していた。その意でLSAGは2003年の発見群を追加の実験結果、そして、理論理解の明かりの下に確認、更新、拡張するものであると称していた。だが、LSAG報告書の自己定義は誤解を招く、とのものであった。LSAGはLHCが安全であるとの結論を正当化するために2003年の議論に依拠しようとはしていなかった。2003年報告書は[ブラックホール[蒸発]からくる安全性]を問題とするにとどまっていた。2008年のLSAGの報告書は代わって[ギディングスとマンガノによって発展させられた宇宙線にまつわる理論展開]に重きを置いていた。何故、LSAG報告書はほとんどすべての論拠を[宇宙線]絡みの理論展開へと(退却するように)持って行ったのか。報告書は教えてはくれないが、推し量るのはそう難くはない。 2008年までに[ブラックホール蒸発]論拠は重篤な打撃を受けた。大多数の物理学者がブラックホール放射(蒸発)を理論的に健全なるものであると見つづけていたようにも見えた中でのこととして、Unruh(ウンルー)、彼自身がブラックホール蒸発について疑念符をつけだし、ブラックホール蒸発の[安全性議論の論拠としての説得力]を減じさせるに至ったのだ。(そういった背景ゆえに)LSAG の報告書は蒸発について論じる代わりにギディングスとマンガノの論文の結論の先にある宇宙線の理論展開に手を出したのである」

(拙訳を付しての引用部はここまでとしておく)

 上の法学者論稿、

THE BLACK HOLE CASE: THE INJUNCTION AGAINST THE END OF THE WORLD

よりの再度の引用(出典(Source)紹介の部3でなしたところの引用を繰り返しての部)でもっていかようにしてLHC実験で宇宙線が「最も重要な」安全性論拠として「中途より」 ―常識の世界にあって― 重んじられるようになったと解釈できるのか、ご理解いただけることか、とは思う。

 以上、[宇宙線]の問題が何たるかにつき、振り返ったうえで述べておくが、ここで本稿本段にて問題視しており、また、本稿の冒頭セクションからしてその内容を問題視していたとの1980年発の小説、

Thrice Upon a Time『スライス・アポン・ア・タイム』 (邦題『未来からのホットライン』となる同小説、LHCのような[加速器で「人為的に」ブラックホールが生成される]などとは[プランクエネルギーの実現不可能性の問題](既述)との兼ね合い(出典(Source)紹介の部21から出典(Source)紹介の部21-5(2))で到底考えられていなかった折に初出を見た小説となる)

は加速器によるブラックホール生成の可能性に言及した作品となっており、なおかつ、その折のブラックホール生成個数についても
数百万となる
との[2001年以降の1998年の理論動向を受けての科学界関係者申しよう]と似もしている内容を有しているとの作品であり
 (:本稿出典(Source)紹介の部2にあっては1998年初出の新規理論の展開を受けて2001年に世に出たカリフォルニア大学サンタバーバラ校所属の物理学者、スティーブン・ギディングス( Steven B. Giddings )らの論文、 High energy colliders as black hole factories: The end of short distance physics『ブラックホール製造工場としての高エネルギー加速器:短距離物理学の終わり』そしてスタンフォード大のサバス・ディモポーラス( Savas Dimopoulos )とブラウン大のグレッグ・ランズバーグ( Greg Landsberg )らの論稿 Black Holes at the Large Hadron Collider『LHCにあってのブラックホール(ら)」』の論稿らにまつわる話を紹介し、それらを端緒にして「何百万もの」ブラックホール生成が肯定的に論じられるようになったとのことを摘示しもしていたわけだが、そうした流れの具現化の20年以上も前に数百万個生成との先駆けての描写をなしており)、 さらにもってものこととして、ブラックホール生成をなした欧州機関の関係者が

ホーキング輻射] (本稿にての出典(Source)紹介の部3で取り上げているように極微なるブラックホールはすぐに蒸発するであろうとの帰結をもたらした仮説で1974年に提唱されたもので、自然界にあって微少ブラックホールが観測されないことを念頭に置いての仮説にして人為的環境を念頭に置いてのものではなかったとの仮説)

を前面に押し出しながら、「ブラックホールができてもそれは間を経ずに蒸発するからここで黙っていても問題ない」と[破滅する運命]を見ようとさえせずに責任回避、黙過を決め込みながら見苦しく、かつ、無責任極まりなく逃げを打つことまでもが描かれている (ホーキング輻射を生成ブラックホールらに対する主たる安全性論拠として持ち出していた2003年のCERN発表文書 STUDY OF POTENTIALLY DANGEROUS EVENTS DURING HEAVY-ION COLLISIONS AT THE LHCの「後に問題視されるようになった」内容 ―宇宙線に主軸となる安全性論拠を移しての2008年報告書へ「更改」を見たところの内容― への先覚的言及をなしているといった式でホーキング輻射がブラックホール生成の元凶たる施設関係者の言い逃れの具にされることが描かれている) との作品となっている ――以上は本稿にての前半部で当該小説作品よりの問題となるところの部の原文引用をなしながらそのとおりであることを克明に示さんとしてきたところとなる. 尚、これまた繰り返しとはなるが、現実世界では2008年9月10日にLHC実験がスタートを見、[直後のトラブル]を経て2009年11月20日から再開を見始めたようなことがありもする中、1980年発の小説『スライス・アポン・ア・タイム』では (現実世界でLHC計画が1994年に認証・スタートを見た、出典(Source)紹介の部36(2)にてCERNオンライン公開文書を引き合いに紹介しているように 16 December 1994 The CERN council approves the construction of the Large Hadron Collider.「1994年12月16日 CERNカウンシルはラージ・ハドロン・コライダーの建設を(正式に)許諾した」とのことがありもする一方で) 奇っ怪にも現実世界のLHCを巡るありように非常に近しくも「2009年末に」欧州機関やりようを受けての2010年の人類の破滅への言及が[このような世界]にあって描写されている作品ともなる([凄まじい予見的言及]があろうとなかろうと[紐付きの者達]は行為を改めることはない、であるからこその[別の紐付きの者達を用いての予見描写をもってしての愚弄]なのか、と考えられるところとしてそうもなっている)―― 。

 振り返っての表記をここまでなしてきたところから話を前に進める、本段にあっての重要事と申し述べたいところに向けて前に進める。

 さて、ここまでにて長々延々と振り返って典拠挙げて示してきたとのこと、LHCの安全性論拠が「ホーキング輻射(ふくしゃ)に代えて」強くも宇宙線に求められるようになったとの流れに関しては予見小説 Thrice Upon a Time『スライス・アポン・ア・タイム』との絡みで次のことが問題になる。

高エネルギーの宇宙線について【「ケンタウロ」・イベント】( Centauro Event )という概念が1972年に提唱されることになった.同概念 ―ケンタウロスの名前を冠するケンタウロ・イベント― は後にブラックホール「生成」問題とも結びつけられて語られるに至ったとのものである

 上にて本稿内にては初言及の【ケンタウロ・イベント】というものについては

「その現象としての適否込みに現行の主流理論動向の外に出ている時代遅れのものである」

といった論調もあるようなのであるが、ケンタウロスを名称由来に持つとの同ケンタウロ・イベント、確かにここ十年の間、

[ブラックホール生成イベント]

「とも」結びつけられて語られてきたものとなっている(とのことが後述するところの散見される科学論文より同定できるようになっている)。

 については、ひとつに、ケンタウロ・イベントが(その概要は続く段にて解説するとして)
[高エネルギー宇宙線に関わる現象]
となっており、そこにいう、
[高エネルギー宇宙線]
によって「自然界で」ブラックホール生成がなされているとの推測がなされている(余剰次元理論によってブラックホール生成のエネルギー上の閾値が低く見られるようになったということが加速実験安全性根拠に転用されもしている【「自然界にての」高エネルギー[宇宙線]での極微ブラックホール生成の理論につながっている)とのことからそういう論調が生まれてきたのだと(筆者のような専門家からは話を拝聴する以外、術はないとの門外漢にも)比較的容易に見て取ることが出来るようになっている ―論理としては「我々の周囲の自然界でも宇宙線によって極微ブラックホールが自然発生している(と解される)が、そうしたものによる害は発生・具現化していない.であるのならば宇宙線のそれよりも低いエネルギー規模の加速器に起因するところを心配すること、何をかあらんや」とのことになる(ただし、同じくものことが言われている中ながらも[宇宙線生成のブラックホールと加速器生成のブラックホールの質的相違についての問題]も「電荷が中性か否か」云々に関わるところとして問題とされていることについて本稿のつい先だっての段にて解説している)。「ちなみに、」のこととして、さらに述べておけば、「本稿本段執筆時現時点にあっては」未だその伝での自然界にてのブラックホール生成はなんら観測されていない― 。


| 出典(Source)紹介の部110(7) |

 ここ出典(Source)紹介の部110(7)にあっては

[ケンタウロ・イヴェントとは何なのか、また、同ケンタウロ・イヴェントがいかようにブラックホール生成関連事象と結びつけられているのかとのことにまつわっての解説のなされよう]

について紹介なしておくこととする。

 さて、そもそもケンタウロ・イベントなるものが何なのかについてからだが、「まずもって」公に広く説明されているところについて現時点での英文ウィキペディア記載の引用をなす(本説明不足部と考えられるところについては[注]とのかたちにて他の資料の記載を引きつつもの引用をなす)ことからはじめることとする。

(直下、英文Wikipedia[ Centauro Event ]項目にあっての「現行の」記載内容を引用するとして)

A Centauro event is a kind of anomalous event observed in cosmic-ray detectors since 1972. They are so named because their shape resembles that of a centaur: i.e., highly asymmetric.
If some versions of string theory are correct, then high-energy cosmic rays could create black holes when they collide with molecules in the Earth's atmosphere. These black holes would be tiny, with a mass of around 10 micrograms. They would also be unstable enough to explode in a burst of particles within around 10-27 seconds.
Theodore Tomaras, a physicist at the University of Crete in Heraklion, Greece, and his Russian collaborators hypothesize that these miniature black holes could explain certain anomalous observations made by cosmic-ray detectors in the Bolivian Andes and on a mountain in Tajikistan.
[ . . . ]
In 2005 it was shown that "other Centauro events" can be explained by peculiarities of the Chacaltaya detector. So-called "exotic signal" observed so far in cosmic ray experiments using a traditional X-ray emulsion chamber detector can be consistently explained within the framework of standard physics.
The authors of the new analysis firmly believe that the behavior of Nature is more complex than people imagined. Nevertheless, in present case, mundane explanation without any exotic guesswork provides an answer.

(内容を細かくも補っての訳として)

ケンタウロ・イベントとは1972年以降、宇宙線検出装置にて観測されてきたとの特異なる現象となる。それらは高度に非対称性を呈するとの特色がゆえ、([下半身が馬で上半身が馬である]とのケンタウロスにちなんで)[ケンタウロ]と命名されたものとなる

(※訳注:直上の一言定義にまつわっての記載部だけからでは[ケンタウロ・イベント]が何たるかいまだ模糊としている(ととらえられる)ことかと思うので、コーネル大が提供する論稿配布サーバーarXivよりダウンロードできるとの論稿、
A Hidden Dimension, Clifford Algebra, and Centauro Events『隠れた次元・クリフォード代数、そして、ケンタウロ・イベント』
と題されての論稿 ― Carl Brannenという学究の手によってウィスコンシン大学マディソン校( the University of Wisconsin )にてなされた議論をまとめてのものと冒頭より書き記されている論稿となる― の内容を引いておく、[ケンタウロ・イベントについての事宜に適っている(と見えもする)一言での定義付け]がなされていると判じられる同論稿の記載内容を補うべくものものとして引いておくこととする。
(直下、オンライン上より誰でも取得できるところの A Hidden Dimension, Clifford Algebra, and Centauro Eventsと題されての論稿にての17と右上部に付されての頁よりの補いもしての一言引用をなすとして)
The term "Centauro" refers to a cosmic ray that exhibits an anomalous ratio of charged to neutral pion production. 「【ケンタウロとの専門用語は「電荷として中性な」パイ中間子 ―注:パーティクル、物質を構成する最小の単位と現在の科学の枠組みで見られている[素粒子]にあっての[ボース粒子]と呼称されているものの一類型がこちらパイ中間子となるとされる― に対して「電荷を帯びての」パイ中間子の比率が変則的なありようを呈する[宇宙線](宇宙を飛び交う高エネルギーの放射線)】に対して言及してのものとなる(注:パイ中間子らにあっての宇宙線にあっての配分の有り様が人馬混淆型、人と馬の組み合わせのように見えるという式でそうした呼称がなされている)」(補足のための引用部の中にあっての他文献の引用部の訳はここまでとしておく))

 もし仮にいくつかのバージョンの紐理論(弦(ヒモ)理論)が正しいのであれば、
[高エネルギーの宇宙線は「地球圏大気の分子らと衝突した折に」ブラックホール生成をなす]
とのことがあるかもしれない。
 これらのブラックホールは極微なるもので、10マイクログラムの質量を有しているにすぎないとのものであり、[10のマイナス27乗]秒以内にて粒子としての破裂を見る程に非安定的なものであろう。
 ギリシャのクレタ島の[イラクリオン]Heraklion(訳注:ヘラクリオンとも.[ヘラクレス]にその名の由来を持つがゆえに、のHeraklionという綴りの都市でミノタウロス伝承でも有名なクノッソス宮殿を郊外に臨む都市)に在するクレタ大学の物理学者 Theodore Tomarasおよび彼のロシア人同僚らはそれら[(高エネルギー宇宙線にて生成されうる)極微のブラックホール「ら」]でもってして
[ボリビアのアンデス山中にての宇宙線検出器およびタジキスタンの山間部にての検出器によって観測された(ケンタウロ・イベントと述べられるようになった)変則的観測(と結びつく現象) ]
について説明がなせるであろうとの仮説を呈示している(※下に訳注を付しておく)。

・・・(中略)・・・

 2005年にて他にての類型に属する【ケンタウロ・イベント】が(ボリヴィアの)チャカルタヤの検出器の通常のそれではないとの挙動によって説明なされうるようになった。従来のX線エマルージョン・チェンバー検出器を用いてのここまでの実験にて観察されてきたところのいわゆる[エキゾッチック・シグナル]は従来モデルの物理学の枠組みのなかで首尾一貫して説明されうるとのものと(現行は)なっている。
 新しい分析の立案者らは自然の振る舞いというものは人々が想像するよりも複雑であろうと確固として信じているにも関わらず、(しかしながら)、現況ありようとしては、エキゾチック(新「奇」性溢れる)な推論というものを何ら噛ませることなく、ありふれた説明による回答が(ケンタウロ・イベントと呼ばれる現象の観測に対して)呈示されているところとなっている」

(内容補いもしての引用部訳はここまでとしておく)

 以上の引用部だけではそれでもやはり分かりづらいかもしれないが、とにかくも、ケンタウロ・イベントとは

[【宇宙線】検出装置にて観測された【電荷として中性なパイ中間子(現代科学から見ての物質の最小の単位たる[素粒子]にあってのボソンと呼ばれるものの一類型)に対して電荷を帯びてのそれの比率が変則的なありようを呈する[宇宙線]ありよう】を[人と馬が混淆してのケンタウロウスのような存在]に見立てて呼称したもの]

[【高エネルギーの宇宙線がブラックホール生成をなすと考えられること】がその観測に通ずることになった(ボリビアにての観測装置のケンタウロの観測挙動に通ずることになった)ともされている現象]

であると指摘されている(そして、より細かくもの出典紹介を直下これよりの段にてなすが、その宇宙線まわりのケンタウロ・イベントとブラックホール生成とを結びつけて考えるとの「一部の」科学者思潮も一時期目立ってあったとされている)。

 次いで、ケンタウロ・イベントの類がブラックホール生成(そして次いでのブラックホール蒸発)と一部の物理学者らに強くも結びつけられて「いた」とのことについて、「さらにも、」の論拠を挙げることとする。

 コーネル大が提供する論稿配布サーバーarXivよりダウンロードできるとの論稿、

Can Centauros or Chirons be the first observations of evaporating mini Black Holes?

との論稿 ―arXivのPDF版のリリース表記は2004年との論稿― の記載内容を引いておくこととする(:『ケンタウロ・イベントあるいはケイロン(ケンタウロ・イベント関連現象)は蒸発する極微ブラックホールの最初の観察報告事例となるか』とでも訳せよう同論稿、その冒頭頁にての執筆者記載部にて明記されているようにITEP(英文Wikipediaにも一項目設けてあるとのロシア在の権威ある研究機関)所属の A. Mironovミロノフおよび A. Morozovモロゾフとの科学者らおよび英文Wikipedia[ Centauro Event ]項目にてその名が挙げられている研究者、ギリシャはクレタのイラクリオン(ヘラクレスに語源がある都市Heraklion)に存するクレタ大学に所属の T.N. Tomarasとの研究者らの手になる論稿となっている)。

(直下、arXivよりダウンロード可能な物理学者らによる論稿 Can Centauros or Chirons be the first observations of evaporating mini Black Holes?冒頭頁よりの引用をなすとして)

We argue that the signals expected from the evaporation of mini black holes ― predicted in TeV gravity models with large extra dimensions, and possibly produced in ultra high energy collisions in the atmosphere ― are quite similar to the characteristics of the Centauro events, an old mystery of cosmic-ray physics.

(訳として)
「我々は ―大規模余剰次元モデルにあってのTeV領域の重力で生成が予測されているところの、および、大気にての超高エネルギー宇宙線の衝突状況によって生成されうるところの― 【極微ブラックホールの蒸発にて(観測が)期されるところの兆候】が「相当程度」ケンタウロ・イベント、宇宙線物理学の古くものミステリーとなっているそれに似通っているとのことを議論するところのものである」

(訳を付しての引用部はここまでとする ―※― )

(※本稿の前半部をきちんと読んでいただければ、ご理解いただけようことか、とは思うが、従前、ブラックホールの人為生成は人間の実現できるエネルギー規模では到底不可能であると長らくもされていたところが一転、[余剰次元理論]( ADD Model )というものの1998年の提唱、続く、理論の深化によって2001年頃から目立って可能とされるに至ったとの経緯がある。そして、そうもしての理論動向の変遷に伴っての申しようが「[余剰次元理論]に拠って考えれば、TeV(兆単位の電子ボルト)が極小領域に加速器にて投入されての高エネルギー状況でブラックホール生成がなされると考えられるようになった」とのものとなっており、上引用部にあっての the signals expected from the evaporation of mini black holes ― predicted in TeV gravity models with large extra dimensions, and possibly produced in ultra high energy collisions in the atmosphere ―との箇所は、その絡みで、【余剰次元理論(ラージ・エクストラ・ディメンジョン・モデル)に応ずればブラックホールが超高エネルギー宇宙線(のレベルでのエネルギー規模)で生成されうる、そして、であれば、[ブラックホール蒸発(先述のホーキング輻射フクシャによる蒸発)の兆候]が見てとれる可能性があるとのことを述べているものであり、その兆候がケンタウロ・イヴェントという「不可解な」(ものとされる)観測事象に現われているのかもしれないと論じてのものとなっている)

(続いて直下、同じくものコーネル大の論稿配布サーバーarXivよりダウンロードできるところの論稿 Can Centauros or Chirons be the first observations of evaporating mini Black Holes?の下にて10と振られた頁、Conclusion[結論]の部より一文のみの引用をなすとして)

Conclusion A preliminary analysis was presented of the idea that the well-known Centauro or even better the Chiron events are due to evaporating mini black holes with mass of O(TeV), as predicted to exist in the TeV-gravity models with large extra dimensions.

(訳として)
「結論:先だっての分析により、よく知られたケンタウロあるいはより際立ってのケイロン・イベントが(大規模余剰次元モデルにてのTeV重力にて存在が予測されるところの)オー(TeV)質量のブラックホール蒸発に照応するものであるとの観念が呈されている」

(訳を付しての引用部はここまでとする)

 以上抜粋部に見るように、

[「それが科学的に至当な仮説なのか否かは置き」( Whether above views are scientifically (theoretically) correct or not, it makes no difference. )一部の科学者の間にて【ケンタウロ・イベント】(およびそれと関わるところの【ケイロン・イベント】)なるものが【極微ブラックホール生成トピック】(およびその蒸発の兆候)と結びつけられて「いる」]

とのこと自体は少し勉強をなしもしているとの門外漢にも分かるようになっている(:その点、本稿で都度、述べているように本稿の趣意は ―当たり前だが― 筆者のような門外漢がそれについて甲論乙駁などできようはずもない[科学理論の至当さ]それ自体を問題視することには「ない」 ―物事の理非曲直について理解する気もないとの向き、筆者などが我々の生存に関わる問題について訴求するに値しない員数外の存在(邪魔さえしなければどうでもいいとの存在)であると見るような向きは勘違いするかもしれないが― 。本稿趣意は[記録的事実の問題]として指し示せる科学者らの「動静」が「奇っ怪かつ露骨な」、そう、はきと述べるところとして「犯罪的なまでに奇怪かつ露骨な」とのかたちで問題となる一連の事物らと複合的に関わっていると(理解に科学的知識の有無など要されないような明々白々なるところとして)摘示できてしまえることを明示し、その先にあることが何なのか非を鳴らすことにある(筆者はそれでもって人間存在が【我々を殺す力学に抗うべくもの思考思想の確固たる体系(カタカナ言葉で表するところの[ミーム])】を有効に構築できない種族ならば、仕方ない、種族に未来は望めないし屠殺されていく豚よろしくも滅ぶベくも滅ぶのだろうとの観点・覚悟でもってして本稿をものしている))。

[本稿執筆が進んでから後の日にあっての[筆者が専門家筋より聞き及んでいること]についての追記として]

 上の部にあってWikipedia及び関連するところの学者論文よりの原文引用でもってして、
[「ケンタウロス」の名を冠する[宇宙線]絡みの観測結果に対する呼称]
たるケンタウロ・イベントについて

[(ケンタウロ・イヴェントとは)クレタ島のイラクリオン(上にての引用部にても言及されているところの[ヘラクレス]に由来する都市)の研究者らが率先して研究をなし、また、彼らによって、宇宙線由来のブラックホールと結びつける論調もあるものである]

とのことを紹介したが、海外ではその【ケンタウロ・イベント】の正否探索挙動のことが(これより指摘したきブラックホールとの絡みではなく)ストレンジレット生成問題という【別の加速器に由来するリスク】との絡みで一部批判家筋より問題視されてきた、LHC実験に非を慣らしてきたとの海外の向きによって問題視されてきたとの経緯が「ある」と筆者などはよく知っている (:ただし、である.そうもした経緯についてはほとんどの人間(筆者が取材して同じくもの言辞の妥当性について問い合わせてみた専門家筋を含めてのほとんどの人間)は知らぬ存ぜぬとのものでもある.【本稿のようなものが一般の人間の耳目に触れがたくもなっているとの力学】がある、そう、相応の思考しない人間ら、の中の、それこそ殺されて当然であろうと敵手にも嘲笑われようと見えもする種族の裏切り者たる屑のような類・あるいは自律的思考など望むべくもない完全な人形を用いての言論土壌破壊・言論封殺に加えもしての一般の言論無視の力学がある、【人間一般にあっての率先しての自律的現況理解を困難ならしめるが如く力学】(人間一般の脳機能の作用を屠所の羊のそれのようなところに限局するような力学でもいい)がこの世界にあっては強くも作用していると判じられもする中で、(言いようがまどろっこしくはなっているが)、同じくもの論調 ―(再言するも、【ケンタウロ・イベント】の正否探索挙動のことが(これより指摘したきブラックホールとの絡みではなく)ストレンジレット生成問題という【別の加速器に由来するリスク】との絡みで問題視されていもするとの論調)― とてまったくもって人目に付きがたきものとなっているとの感があり、また、といった中でそちら論調は着目されている節も同文にまったくないものである(と反響度合いの分析から判じられる)のではあるも、筆者などは自身の裁判と並行しての調査挙動の過程でそうもした論調にもよく通ずるに至っている)

 具体的には海外でLHC関連の訴訟を展開していたとの向きらのうちの一人ルイス・サンチョ ―本稿にて先述のウォルター・ワグナーと共にハワイの訴訟の当事者になっていた向き(スペイン人のサイエンス・ライター/同サンチョ、逸脱した言い分から軽侮されるように専門家筋には見られている感があるのだが、少なくとも、世間人並みの人間に比べれば遙かに水準高く見識深きことが窺い知れるとの向きだと筆者などは見立てている)― が[カストール]( Castor: Centauro And Strange Object Research[ケンタウロおよびストレンジ・オブジェクト調査]の略称)の名が付された検出装置を用いてのLHC実験に参加中のケンタウロ・イベント研究グループの研究挙動の中で作成された発表資料に目を付け、

(LHC実験批判家ルイ・サンチョの手になるオンライン公開文書に見るところとして)
「LHC実験に参加しているCastorグループ ―ケンタウロ・アンド・ストレンジ・オブジェクト・リサーチの正式名称英文から頭文字とってのカストール・グループ― の「ケンタウロ・イヴェント研究に関わる」研究資料には危険なストレンジレット生成を肯定しているような書きようがみとめられる、[破滅的状況につながる【マイナスに帯電したストレンジレット】 ―周囲をコアレッセンスという引きつけ作用によって同種のものに変換し出すおそれがあるとの【電荷として[マイナス]に帯電した仮説上の粒子ストレンジレット】(同ストレンジレットに起因するリスクについては本稿の前半部にてそれがどういうものか概要だけ言及なしている)― 生成の肯定論調]が見受けられるではないか.これは一体全体どういうことだ」

と非を鳴らしているとのことがある (:再言するも、残念ながらそうしたルイス・サンチョやりようについては何ら反響を世にもたらしていないこと、見受けられるようになっている (相応の陰謀論者の類が不徹底、いい加減にそうした者ら由来の公共心・道義心とは無縁なるジャンク化ページを撒く上での材としているとのケースは別である) のであるが、そして、同じくものやりようについては[本質的に主流科学者が思うままに権威として君臨しているフィールドでの闘いに没念するなかで主流科学者の欺瞞性を暴くことにはならないやりよう][世の隅々までを規定する権威主義仕様の人間らによって専門家託宣の方が勝ると(愚劣さが際立たぬ式にて)斥けられてしまうやりよう]に留まっていると手前などは(その際に得た意見も直下呈示することにした自身の取材結果より)見ているのであるが、それは置く)
 
 といった風にLHC実験に関わる一部実験グループにてのケンタウロ・イベント研究挙動とストレンジレット生成(ネガティブリー・チャージド、一般にそれが生成されたらば、危険であるとされる負に帯電したストレンジレット生成)とが結びつけられているとのことにまつわっての海外LHC実験批判家(ルイス・サンチョ)の申し分については当事者由来の文書もすぐに見つかるようになっているので

「それがどういう申しようを含む主張かは「細かくは、」そちらを当たっていただきたい(ただし大学卒業時及第点レベルでの英語力と同文の理系の識見、そして、物事をきちんと理解しようとする率先しての意思の力が要されるので、それらに欠けるところがあるとの向きは準備してから確認に臨むべきであろう)」

と申し述べたうえで[追記としての補足]をここにてなしておく。

 その点、本稿筆者はルイス・サンチョのストレンジレット問題を巡る批判文書の適否につき細かくも精査なし、
LHC実験に参加しているとの[科研費]もらってのその方面での日本の宇宙線関連のそれ専門の研究者ら ―LHC実験にも関わっているとの向きら― ]
にその適否について「も」聴取試みたりしているとの人間となるのだが、の折、そうした向きら(手前やりようとの絡みでここでは取材源の名は明かさない)よりは大要、次のような話を得ているとのことがある ―については取材源について秘匿しての話であるため、ひたすらに【誰でも(その気があれば)裏取り・確認できる確たる事実】に依拠して書き進めているとの本稿にあって[重みをなんらなさない]ところとして、各自放念いただいてもいいような話、発言主を敢えても挙げないとの伝で論拠がしっかりしていない話と筆者自らが事前に断っての話となること、了承いただきたい次第でもある― 。

(筆者が某大学奉職の教授ポストの宇宙線研究領域の有識者より聴いているところとして)

「ケンタウロ・イベントについては欧米よりも「日本の研究者の関与が大きい」ところであるように思う.ボリビアのチャカルタヤでの日本の研究者(※本稿では個人名は割愛する)の活動がその提唱に強くも影響を与えている.
 当初、そこでは写真乾板にて宇宙線のイベントを観測していたとのことをなしていたのだが、普通は電磁成分ばかりが見えているとのところをハドロンシャワーを含むものが見つかった.それがケンタウロと呼ばれるものである.それについては問題となる写真が小屋の柱か何かにあたって反応が出てきたのでは、とされてもおり、それで新しいケンタウロ粒子が出たと騒がれたのだ、とも言われている.それが現時の主たる見方となるように、である.
 何にせよ、現時点ではケンタウロ・イベントというものの理論的基盤は揺らいでいる.もう10年近くも前から「ケンタウロ・イベント(と呼称されるもの)はない(この世に存在しない)」と見られるようになっており、ケンタウロ探索の価値は我々(専門の物理学者)の世界で何十分の一になっている(注:(注:こちら有識者発言についてはつい先程、引用なした英文 Wikipedia[ Centauro Event ]項目にあって、現行、 In 2005 it was shown that "other Centauro events" can be explained by peculiarities of the Chacaltaya detector. So-called "exotic signal" observed so far in cosmic ray experiments using a traditional X-ray emulsion chamber detector can be consistently explained within the framework of standard physics.The authors of the new analysis firmly believe that the behavior of Nature is more complex than people imagined. Nevertheless, in present case, mundane explanation without any exotic guesswork provides an answer.「2005年にて他にての類型に属するケンタウロ・イベントがチャカルタヤの検出器の通常ならざる挙動によって説明なされうるようになった.従来のX線エマルージョン・チェンバー検出器を用いてのここまでの実験にて観察されてきたところのいわゆる[エキゾッチック・シグナル]は従来モデルの物理学の枠組みのなかで首尾一貫して説明されうるとのものと(現行は)なっている.新しい分析の立案者らは自然の振る舞いというものは人々が想像するよりも複雑であろうと確固として信じているにも関わらず、(しかしながら)、現況ありようとしては、エキゾチック(新「奇」性溢れる)な推論というものを何ら噛ませることなく、ありふれた説明というものが回答を(ケンタウロ・イベントと呼ばれる現象の観測に対して)呈示されているところとなっている」との記述内容と一致する申しようであると判じられもするところのものである(かと手前本稿筆者は判じている)).
 「それでも、」ケンタウロの探索がなされているのは何重にも確認するのがサイエンスというものだから、我々LHC実験に関わっている研究者の中でもそれを専門にしてやっているとの向きらがいるとのかたちとなっている.また、ルイ・サンチョ氏というそちらの方(筆者)で主張内容について訊いてきた批判者申しようのことは(筆者が資料を紹介した中でのこととして)詳しくまでは知らないので何とも言えないが、万万が一、(サンチョ氏が言うように)ストレンジレットが生成されても安定しておらず即時崩壊するから大丈夫であるという共通認識がある」(注:機を一にしての聞き取り取材ではハイパー核といったものについての説明をいただいたうえで「本当にあるかは知らぬがストレンジレットが見つかるならば、見つけもしたいぐらいではある」といった話も得ている)。

 上の国内専門家筋発言に見るようにルイス・サンチョ言いよう ―カストールという名前が付された実験グループによるケンタウロイベント調査を銘打っての発表資料でもってして【危険なるものとされる負に帯電した( negatively charged )ストレンジレットを生成を肯定するとの申しよう】が実験関係者によって現実になされていることに疑義呈し、非を鳴らすとの言いよう― については、である。公録(常識論の世界では適正な運営が期されているとの納税者納入金を原資にしての科研費)を食んでいるとの専門家に問い合わせた折に

「(無責任なことは言えないが)それこそ万万が一、ストレンジレットが生成されても安定しておらず即時崩壊するから大丈夫であるという認識がある(そういう認識でカストール絡みのストレンジレット関連の資料が書かれているのであると思う)」

との話も聴いているわけであるが(「筆者は専門家筋ではないので陰謀論者やボーダー領域の相応の面構えをした「論客」よろしく専門的なことについては無責任に私見を振り回すことはできない、代って、専門家ではないが世間人並みに頭は働いているとの一般の向きらにも納得いくところのみをひたすらにえぐる所存である」との趣旨のことを何度も何度も申し述べているようにここでは専門家の意見を紹介しているにとどまる)、とにかくも、ここでの話との絡みでは同じくもの取材の機会にそうした申し分を聴きもした、

「ケンタウロ・イベント Centauro Eventは[最早、時代遅れ(obsolete)と見られる仮説]との側面を帯びている」

との前提で話をなしていること、お含みいただきたい ―補うべく付しての追記部はここまでとしておく― (尚、筆者は自身が取材したことを書籍にしようとの欲求を現時有していないとのかたちにまでなっている.「なんら【需要】のないところに【供給】をするのは問題外だからであろう/【需要】をつくろうとしても敵地の中にてのことである、そう、【妨害の力学】(その容易に見てとれるところのくだらなさ・愚劣さの問題はここでは繰り返さない)が圧倒的に強くも働くところでそれをやっても無駄だから供給をせんとするのは経済的には愚そのもの、自己満足(合理主義的観点では無に劣るとされるような行為)に過ぎないからであろう」と一面で理想主義者、だが、一面で際立っての合理主義者でもあるとの筆者を知る知人などはプロファイリングしもしたが、そうした見方は一面で至当であるも、より根本的な問題として本質を突いていない.「もう時間がないし、なんにせよ、死ねば無である」「もう時間がない中で(そして死ねば何にせよ無であるとの中で)自身と種族の生き残りのための【ミーム】(生存に必要な思考と情報の体系を頒布拡散可能なるかたちで結晶化したもの)の構築と流布における最善手は(現行は)誰も手にとらぬであろうと判じられる紙媒体としての無為なる書籍化ではなかろう.時間的制約も大きなところとして関わるかたちで黒子、それも半ば死に体の無視されるだけの黒子として動くことを強いられている、筆者のことが好かぬようであるとの力学が圧倒的に強くも働いている中でリソースは圧倒的に限られている」とこの身は目分量・[行き先]感を(まだ楽観的であった折より)遙かにシビアなものとみなすに至っており(自身は終末論を流布するだけの哀れな終末論者などではない、この身が無に帰すその日まで【終末「回避」主義者】たるつもりであるわけだが、生きること、良く生きることの執念に関しては人後に落ちるつもりはないとの筆者とても紛い物で溢れたこの世界では何をやっても無為無駄、普通に動いてももう助からないだろう、碌な死に方などできるはずがないだろうと当然によくも考えている ―(てめえ自身が可愛くて泣くといった自己憐憫などという愚劣な心性は筆者には露もないが、おのれの内発的外発的無能さおよびおのれの置かれた状況のくだらなさを自身で冷たくもひたすらに嘲弄することを禁じ得ないとの虚無主義的がかったものがときに強くも作用しての中でそういう見方をなすに至っている)― )、 といった中で取材も(経済活動と一とならざるをえぬ書籍化・紙媒体の流布などのためなどではなく)半ば最期の訴求に供せられれば、との観点でなすとのかたちにすら至っている)

出典(Source)紹介の部110(7)はここまでとする)


 以上ここまでの話でもってして

「【(LHC実験にあって「どういうわけなのか」それと結びつく命名規則が用いられてもいるとの)ヘラクレス第11番功業】
および
【12功業を終えた後のヘラクレスの最期】
の双方にて関わってくるとの、
【[ケンタウロス]と(ケンタウロスを苦しめ、ケンタウロスが用いもしたとの)[ヒドラの毒]の物語】

【大量の極微ブラックホール生成による災厄】
を描く小説 Thrice Upon a Time(邦題)『未来からのホットライン』(「であるから重要なこととして、」[2009年から2010年の作中世界にての加速器による災厄]との絡みで既述の通りの異様な先覚性を伴っている作品)にも関わってくる側面がある」

との話に通ずるところとして、

[ケンタウロスを命名由来に持つケンタウロ・イベント(1972年に提唱の萌芽となる事象がボリビアにて観測されたとの仮説上の現象)というものは[超高エネルギー宇宙線による極微ブラックホール生成](及び間を経ずにのその蒸発)と結びつけて語られがちなものである(;ケンタウロ・イヴェントが真なるものとしてそこにある場合、それは従前科学の枠組みより低いエネルギーでもってしてブラックホールが生まれ落ちていることの証左たりうるとのことが(1998年の余剰次元理論( ADD Model )の登場を経て)科学界の一部専門家によって取り沙汰されてきた)]

との経緯があるとのことにまつわっての解説をなしてきた(:小説1980年初出の Thrice Upon a Time(邦題)『未来からのホットライン』にてセンチュリオンの災厄 ―既述のようにケンタウロスとの結びつきが観念される災厄― がブラックホール人為生成(およびそれに起因する人類と地球の滅亡の回避)の後にあって劇中具現化している、加速器による数百万個の極微ブラックホール生成のことが「奇怪な」(としか表しようがない理由について解説済みの)先覚性と共に描かれているとの同小説に同じくものことが見てとれるとのことがありもしての中での解説をなしてきた)。

 以上のようなこと「もが」あることにつき筆者脳裏をよぎったのは

同じくものことは小説 Thrice Upon a Time(邦題)『未来からのホットライン』(1980)の作者(ジェイムズ・ホーガン)の
[計算尽くの属人的レベルでの意図的寓意添付]
などでは済まされるようなことではおよそない

との[事実に依拠しての見立て]である(第一.ジェイムズ・ホーガンの表記小説の執筆時にあってはブラックホールの加速器による人為生成が顧慮されるだけの理論的基盤がなかった(と広くもの発表動向および議論言論の動向から容易に推し量れる)とのことがある.第二.第一の点にもかかわらずホーガンの予見的やりようには「非人間的な」、あまりにも、との前に副詞をつけざるをえないとのかたちで「非人間的な」正確性が伴っているとのことがある.すなわち、【後にて欧州加速器実験機関のホーキング輻射を背景にしての安全性強弁(2003)およびその非有効性(2004年以後より議論の俎上になったとも.2008年よりホーキング輻射に換えて宇宙線のことを安全性論拠に強くも持ち出しての報告書が出される)にまつわっての予見的側面】,【生成ブラックホールが数百万に及ぶとの数的レベルでの近似性をともなっての予見的側面】,【2009年年末がひとつのターニング・ポイントになるとのことにまつわっての時期的な意味での予見的側面】との各側面で「非人間的な」正確性が作家やりように伴っているとのことがある ―また、『未来からのホットライン』作者ジェイムズ・パトリック・ホーガンは作中のブラックホール生成を現行の科学理論枠組みとは関係ないと判じられるフィクション作家やりようとして[タウ波の過去遡行作用]なるものと結びつけているだけであり、理由付けの側面ではなんら予測をしていない、が、結果だけは後の議論動向を精巧になぞるが如しやりようをなしているとの怪物がかった側面を見せている。その点、本稿にあっては以上のことらがいかように異様なのか、1980年時点での(普通に考えれば、の)言及不可能性を伴っていることなのかについての微に入っての(ひたすらに出典に依拠しての)解説に努めんとしている― )

 さらに述べれば、

「ケンタウロス関連事物とブラックホール生成の予見的ありようの関係の背後には本稿の補説4の部にてその性質について論じてきたとのこと、
[聖書の使徒行伝に見る予言の霊に憑かれた女(ピュートーンに憑かれた女)絡みの嗜虐的な寓意の歴史的表出と同様のやりよう]
が具現化している(この世界にはそうしたものが目立ってみとめられる)」

との【具体的事例を挙げ連ねての証拠に依拠しての見立て】がこの身、本稿筆者にはある(そうもしたことを述べもしているとのことについて、その節義・節度の程について疑わしいとの向きにあっては本稿の補説4と振っての一連の段で筆者が一体全体どういった事例をひたすらに確認容易なる膨大な典拠を付して挙げてきたのか、確認を求めたい次第でもある ―そちら従前の段にて解説してきたことを通じもして、【欺瞞にひたすらに依存して生き欺瞞に基づいて何でもしようとの人間存在の家畜性を嘲笑い、かつ、人間存在を虫けら・芥子粒のように扱っているとの「科学的知見をひけらかしての」力学の心性】がどういったものなのか確認を求めたい次第でもある― )。

 そうした見立てが胸中に去来をみている理由としては一義的には

[先覚性](非人間的かつ(神秘的ではない)科学的なる先覚性)

との絡みで(LHC絡みで国内で長期化した行政訴訟を権威の首府とされる研究機関を相手方にしてのひとつの訴求手段として展開してきたような人間として)よくよく分析しているとのことがあるからであるわけだが、またもってして、

「(先に典拠となる資料も示したところとして)LHCに関してはホーキング輻射(ふくしゃ)が安全性論拠と見倣されなくなったところ、今度は[宇宙線]が安全性の論拠として強くも持ち出されたとのことがある.その[宇宙線]が[ケンタウロスの毒]のようなものであることを小説家が知り、かつ、なおかつ、自身の作品に反映させることが1980年にあってでなしえただろうか?それができたわけがないとはすぐに察しがつくところである。そして、そこに「もまた」嗜虐的なやりようの問題が関わっていうる。宇宙線が後にての加速器製ブラックホールの安全性論拠に使われること(あるいは使「わせる」こと)を念頭に置いて、(ヘラクレス功業におけるプロメテウス解放と結びつく毒の話とも結びつく)ケンタウロ、高エネルギー宇宙線と結びつけられる素地あったケンタウロのことを馬鹿にして傀儡(くぐつ)に用いさせたのではないか」

とのこともまた脳裏をよぎっている。

 上の可能性に真っ向から対置するところとして本稿筆者は当然、

[次のような可能性]

が成り立ちうるのか、との検討「も」なしている。

(検討なしたところの可能性論として)

「作家ジェイムズ・ホーガン(スライス・アポン・ア・タイムこと『未来のホットライン』をものした作家)が加速器によるブラックホール生成可能性をあらかじめ予見できるだけの事情があった。
 であるから、同男は
[[銀河に極小ブラックホールが見当たらないのはそれがすぐに蒸発するからであるとの内容のホーキング輻射](概念としての提唱は1970年代)が言い訳として用いられうるリスク性質をも顧慮しての加速器によるブラックホール生成](彼の小説にあっての「2009年から2010年の」核融合炉敷設型加速器によるブラックホール生成)
との設定をその作品に採用した。のみならず、同作家は他の可能性として[宇宙線]が言い訳に講じられる可能性まで顧慮して、[宇宙線]と結びつく比喩――ケンタウロとそれと語順込みにして一字を除いての綴り字を共有するセンチュリオン(一部言論人の言いようではケンタウロスとの言葉と由来として結びついていると明言されているローマの百人隊関連の名詞)を持ち出しての複合的比喩――を前面に出した、そう、ブラックホール関連の出来事が落着を見た後に人類に襲いかかるとのウィルス禍に対して用いられているセンチュリオンという秘匿コードに仮託しながらも前面に出しもした」

 だが、上のような可能性 ―お分かりいただけようか、と思うが、「あまりにも」うがっての可能性論ともなる― についてはよくよく検討なして、「そういったことはありえるようなことではないだろう」との帰結に到達した。本稿の内容をきちんとご理解している向きにあっては「あまりにもくどい」と見られようこととはとらえるが、次のようなことらがあるがゆえに、である。

 第一
 再言するも、
[粒子加速器リスクに対して[宇宙線]を持ち出すやりよう]
が[初登場]を見たのはそもそも、表記の小説 Thrice Upon a Time(邦題)『未来からのホットライン』(1980)が世に出て後のことである(とされている/下の出典表記を参照のこと)。であるから、作家が[宇宙線]絡みのことが[ブラックホール人為生成(往時、普通には予見だにされることもなかったはずの人為生成でもいい)の安全性論拠]として持ち出されることを予見していたとは考えられないとのことがある。


(出典として:本稿の前半部、出典(Source)紹介の部12にての呈示資料で示しているように功成り名遂げ[王立協会会長ポスト]に就いていたことで世間的に知られている斯界の泰斗といった大物物理学者、マーティン・リースがその若かりし折、【真空の相転移】との加速器による【ブラックホール生成】とは異なる方向で問題となっていたリスクに対して1983年に安全性論拠としてはじめて持ち出したのが[宇宙線]であるとのことがあり(直下のマーティン・リースの手になる書籍の記述よりの再度の引用部を参照されたい)、それは『未来からのホットライン』原著 Thrice Upon a Timeの刊行時期(1980)より後のことである。

(直下、[宇宙線を持ち出しての安全性論拠が1983年にあってはじめて[真空の相転移]リスク絡みで持ち出されたことの出典としての Our Final Century: Will the Human Race Survive the Twenty-first Century?(邦題)『今世紀で人類は終わる?』(草思社)、154ページから157ページよりの「再度の」引用をなすとして)

一説では、それと同じく、粒子の衝突時に発生した高エネルギーを引き金に、空間の構造をズタズタにする「相転移」が起こる、といわれている。新しい相に転移した真空はその後、泡がふくらむように膨張していく。この泡のなかでは、原子は存在できない。すなわち、私たちや地球、果てはそれを取り囲む宇宙も「一巻の終わり」というわけだ。最終的には銀河系、いやその先まですっぽりのみこまれてしまうだろう。・・・(中略)・・・この種の高エネルギー実験は、一九八三年にはすでに物理学者の関心を集めていた。私はこの問題点について、プリンストン高等研究所をたずねた折、やはり研究所を訪れていて、のちにそこの教授となったオランダ人研究者、ピート・ハットといろいろ論じあった 。・・・(中略)・・・その結果、実験の安全性をはかるひとつの方法として、同じようなことがいままでに自然界であったかを探る、という手があることに気づいたするとどうだろう、一九八三年の計画にあった実験と似た衝突が、宇宙では日常茶飯事に見られることがわかった。宇宙いっぱいに宇宙線と呼ばれる粒子が光速で飛び交い、ほかの原子核と何度も衝突をくり返していたのである。その衝突の激しさはすさまじく、当時実行可能とされた実験ではとうていたどり着けないものだった。このため、真空はそれほど壊れやすくはなく、粒子加速器の実験で何をしたところで、ズタズタになることはないという結論に達した。本当にそんなにもろかったら、そもそも人類誕生に至るまで、宇宙がもちこたえられたはずがない。

(国内で流通を見ている訳書よりの引用部はここまでとする ―※― )

(※上記の部の Our Final Century: Will the Human Race Survive the Twenty-first Century?原著版テキスト、オンライン上より確認できるところの原著版テキストも下に挙げておく。
Likewise, some have speculated that the concentrated energy created when particles crash together could trigger a "phase transition" that would rip the fabric of space itself. The boundary of the new-style vacuum would spread like an expanding bubble. In that bubble atoms could not exist: it would be "curtains" for us, for Earth, and indeed for the wider cosmos; eventually, the entire galaxy, and beyond, would be engulfed. [ . . . ] Back in 1983, physicists were already becoming interested in high-energy experiments of this kind. While visiting the Institute for Advanced Study in Princeton, I discussed these issues with a Dutch colleague, Piet Hut, who was also visiting Princeton and subsequently became a professor there. (The academic style of this institute, where Freeman Dyson has long been a professor, encourages "out of the box" thinking and speculations.) Hut and I realised that one way of checking whether an experiment is safe would be to see whether nature has already done it. The entire cosmos is pervaded by particles known as cosmic rays that hurtle through space at almost the speed of light; these particles routinely crash into other atomic nuclei in space, with even greater violence than could be achieved in any currently feasible experiment. Hut and I concluded that empty space cannot be so fragile that it can be ripped apart by anything that physicists could do in their accelerator experiments. If it were, then the universe would not have lasted long enough for us to be here at all.


 以上のこと、一代貴族として男爵位を叙爵された貴族にして、王立協会(現代に至るまでの人類の科学的進歩を後押ししてきたイングランドの科学者団体/アイザック・ニュートンなどがその初期にての会長になっていたところの団体/先述のところとして【ソロモンの家】とのフランシス・ベーコン小説『ニュー・アトランティス』に見る文明促進機関の観点が設立に影響を与えていると指摘されている団体)の会長にまでなり遂せたとの「ロード」・マーチン・リースの手によって【加速器による破滅のリスク(真空の相転移とされるもの)に対する安全性論拠】として【宇宙線を引き合いに出すとの式】が考案されたのが(小説刊行後の)1983年にあるとされていることをもってしてからして

「「時期的問題として」小説 Thrice Upon a Time(邦題)『未来からのホットライン』作者(ジェイムズ・ホーガン)がそちら1980年初出小説に
[[宇宙線]を持ち出しての加速器リスク否定に関する議論動向](初期は[ブラックホール生成]より[真空の相転移]リスクにまつわるものであった)
を明示的ではないとの式で作家が属人的レベルで反映させていたとは到底言えない」

と指摘するのである(尚、同じくものことの話柄としての有効性を無視しても、あるいは、無視せざるをえなくなっても問題の重篤性には何の影響を与えないとも強調しておく。そも、[加速器による数百万個といったかたちでの大量の極微ブラックホール生成]のことを作家が時期的観点込みで奇怪な式で予見していること自体が常軌を逸しているとのことには違いはない、なんにせよ違いはないからである)。

(『未来からのホットライン』作者の属人的意図の問題として当該小説にケンタウロ・イベント絡みで[宇宙線と極微ブラックホールにまつわる寓意]が込められていたとは「人間の常識的やりようのレベルでは」考えれないとの理由としての)第二

 既に第一の点がゆえに検討する必要もないところなのだが、敢えても申し述べれば、ケンタウロ・イベントというもの(同ケンタウロ・イヴェントについてはどうしてそのような[こじつけがましき命名]がなされているのか、筆者が疑問視しているところのものでもあるわけだが、それは置く)が
[ブラックホール「の生成」]
と結びつけられるようになったのは
「1998年の余剰次元理論登場の後」
のことであるとのことも大きなところとしてある。

本稿にあっての出典(Source)紹介の部1から出典(Source)紹介の部3にての経緯解説部、出典(Source)紹介の部76(7)などにての多少細かくもの理論動向言及部にて専心して論じているように余剰次元理論の「1998年の」登場、それに次ぐ理論動向の変遷から極微ブラックホールの生成のされやすさが論じられるようになったとのことがある.それがゆえ、そもそも、超高エネルギー宇宙線の類でブラックホールが生成されるなどという話が論じられるようになったのは(既にケンタウロ・イベントとの言葉もほとんど一般人には知られぬところでながら「あった」ものの)これまた1980年小説「より後」のことであると判じられるようになっている ――出典(Source)紹介の部110(7)でその内容を引くこととしたケンタウロ・イベントとブラックホール生成のことを扱っている論文(コーネル大の論稿配布サーバー、arXivにて誰でもダウンロード可能なものとして公開されている論文)としての Can Centauros or Chirons be the first observations of evaporating mini Black Holes?「でも」その冒頭ページにそれが[余剰次元理論の影響を受けての話]であることが明言され( We argue that the signals expected from the evaporation of mini black holes ― predicted in TeV gravity models with large extra dimensions, and possibly produced in ultra high energy collisions in the atmosphere ― are quite similar to the characteristics of the Centauro events, an old mystery of cosmic-ray physics.(訳として)「我々は ―大規模余剰次元モデルにあってのTeV領域の重力で生成が予測されているところの、および、大気にての超高エネルギー宇宙線の衝突状況によって生成されうるところの― 極微ブラックホールの蒸発にて(観測が)期されるところの兆候が「相当程度」ケンタウロ・イベント、宇宙線物理学の古くものミステリーとなっているそれに似通っているとのことを議論するところのものである」と表記され)、また、同論稿の執筆年次も2004年となっている―― )

 余剰次元理論の提唱までは ―(本稿の前半部にて実験機関公式報告書およびプランクエネルギーにまつわる議論について出典明示してその文言にのみ依拠して紹介してきたところ、および、直近抜粋の「余剰次元理論に依拠しての」とのことを強くも明示しての論稿よりの引用部に見るように)― ケンタウロ・イベントなるものがブラックホールと結びつけられていたとのこと「はない」との按配になっている。

 であるから、

[小説に見る先覚性](何百万ものブラックホールが2009年から2010年を舞台にしての作中世界で加速器によって生成されたと描いているとの先覚性)

それ自体と

[現実の科学界の理論の進展に受けての公式報告(「その欺瞞性に向き合わなければ何に向き合うのか」との観点から本稿では冒頭部よりCERNおよびブルックヘブン国立加速器研究書の報告文書の内容を本稿では事細かに引用している)および「2001年まで」ブラックホール生成はありえないと強弁していた諸々の学界主導者層の意見書(意見書との絡みでは本稿前半部出典(Source)紹介の部5にてパグウォッシュ会議を代表してノーベル賞受賞なした科学者の内の一人となっている物理学者フランチェスコ・カロジェロのやりようを紹介している)などに見るありよう]

との間に横たわる時期的離隔の問題から1980年に筆を動かしていた(刊行までのスパンを考えれば「どんなに遅くとも1979年に筆を起こしだしていたのであろう」としたほうが適切かもしれない)といった作家が[ケンタウロス](ないしケンタウロ)を意識して、それでいて、ケンタウロという言葉は「直接的には」使わずに意味論的・外形的にそれと複合的に接合するとのセンチュリオンなる言葉を用いて、
[ブラックホール関連の寓意]
を自己の作品に込めるとの可能性は「慎重に慎重を期したうえで述べても」およそありえない、「普通に考えれば、」絶対にありえないといった按配になっていると申し述べるのである(:制約ばかりを負い、ときに馬鹿なことをさせられる一方で思索の巡らす余力余念さえ蔵していないようにも見える世間普通一般の人間にそこまで深くのおもんぱかりがなせるのかは置き(そもそも普通の人間はブラックホール生成問題にまつわるあれやこれやどころか、そうした問題が取り沙汰されていることにすら「どういうわけなのか」全く目を向けようとしない節もあるわけだが(大概の人間が気にすることと言えば続きもするはずもないと判じられる論拠が山積みになっている畜舎の問題、そして、畜舎に付された装飾の問題だけであると見える)、それもまた置くとして)、とにかくも、そういう問題がある)。

(作家個人の属人的なレベルの先覚性、人間レベルのそれがゆえにケンタウロと結びつくものが問題小説にて持ち出されているとのことが「ありえない」と考えられるところの理由としての) 第三

 第一および第二(本来的には第一の点で説明は済んでおり、こちらの第二の点すらも検討する必要がないこととなるかととらえる)に加えて、ジェイムズ・ホーガンがそのような隠喩的かつ凝っての比喩を「人間の意図として」持ち出す人間的意図が感じられないとのことがある(そう、問題があるとの認識があるのであれば、その点についてはっきり口に出して言えばいいだけである)。
 また、ホワイダニット(何故、そうしたのか)、作家にそうする意図・動機がなかったとのことに加えて、同じくもの話に関しては

[加速器によるブラックホールリスクとヘラクレスの功業の他の側面にあっての「不快極まりない」多重的結びつき]

との要素が介在しているとの指摘がなせるように「も」なっており、といった側面からも「ことは、」たかだか、一作家一胸中の問題で済むことではないとの見立てがなせるようになっているとのこと「も」がある ――※本稿全体の指し示しとも関わるところをくどくも振り返れば、である。[CERNのLHC実験が[ヘラクレス12功業(の内の第11功業)]と多重的に結びつけられることになった]との流れが1990年代以降に地固めするように固まっていった(命名規則の問題として[ヘラクレス第11番目の功業にて登場する巨人アトラス]の名前が用いられての ATLAS Groupが90年代前半に発足したといったことがある(出典(Source)紹介の部36(2)))とのそのかなり前、1980年に世に出ていた Thrice Upon a Time『未来からのホットライン』の作者(ジェイムズ・ホーガン)が【2009年から2010年の世界(小説刊行後30年近く後の架空の近未来世界)を舞台にしての欧州の核融合プラント敷設型加速器によって産まれ落ちたブラックホールによる地球滅亡の[確定]の事実を曲げるための過去への通信】を主要モチーフとする問題作『未来からのホットライン』にあって【ヘラクレス第11番目の功業(およびヘラクレスの悲惨なる末期)と結びつくケンタウロスと複合的に接合するセンチュリオン(原義としてはローマの百人隊長)に起因する災厄を防ぐための過去への通信】「をも」モチーフとしていることからして問題になる(一つにネックとなるのは[ヘラクレスの11番目の功業]である.につき、[現実]も[事実]を見ない向きが「嘘であろう」と決めつけて喚こうが真実を示す[文献的事実]の山を「後追いできるかたちで」呈示しているのが本稿である.につき、本稿にて筆者が何を具体的にどう摘示しているのか「こいつの言っていることの嘘を暴いてやろう」とのスタンスででもよくよく検討してみるといい.[真実]に気付いたところから、そして、予見的言及に[嗜虐的な反語的話法・反語的表現](世界の救済の【寓話】の結論だけが「逆転」したところが目標であるといった式での話法)が介在していることが歴然としていることに気付いたところから人間存在は歩み出さねばならない(それができなければ予定調和にまつわっての予告がなされてきたとのことがあるとの通り滅びるしかない)と筆者はとらえているとしつつ申し述べるところとしてである―― 。 

 以上三点のことをもってして

(検討なしたところの可能性論として)

「作家ジェイムズ・ホーガン(スライス・アポン・ア・タイム、『未来のホットライン』をものした作家)が加速器によるブラックホール生成可能性をあらかじめ予見できるだけの事情があった。
 であるから、同男は
[[銀河に極小ブラックホールが見当たらないのはそれがすぐに蒸発するからであるとの内容のホーキング輻射](概念としての提唱は1970年代)が言い訳として用いられうるリスク性質をも顧慮しての加速器によるブラックホール生成](「2009年から2010年の」核融合炉敷設型加速器によるブラックホール生成)
との設定をその作品に採用した。のみならず、作家は他の可能性として[宇宙線]が言い訳に講じられる可能性まで顧慮して、[宇宙線]と結びつく比喩――ケンタウロとそれと語順込みにして一字を除いての綴り字を共有するセンチュリオンを持ち出しての複合的比喩――を持ち出した、ブラックホール関連の出来事が落着を見た後に人類に襲いかかるとのウィルス禍に対して用いられているセンチュリオンという秘匿コードに仮託しながらも、である」

という可能性論がいかにもって[成り立ちがたい]ものであるか、おおよそにしてご理解いただけるか、と期待する(対してそうしたことを理解しないような向きらには多くは期待せず「愚劣さに色を添えておのれを殺す存在に嘲笑われるような邪魔だけはしてくれるな」と言いたい次第でもある)

 以上、解説したところで書くが、本件に関しては、そう、

[【加速器のブラックホール生成問題の安全性論拠として転用された宇宙線、それと結びつけて語られもするケンタウロ・イベント】および【ヘラクレス伝承と複合的に関わるケンタウロとヒドラの毒の物語】および【奇怪なまでに正確な予見性を呈しているとのことで長大なる本稿の冒頭部より問題視してきた小説 Thrice Upon a Time(邦題)『未来からのホットライン』(1980)】らの間に横たわる関係性]

については次のようなこと「も」がある ――以下にて述べることはそこからして[「人間存在のくだらなさ」を悪魔のような存在が嘲笑っているが如くもの]となる、奥歯に衣着せずに申し述べれば、「できすぎ度合いが[人間存在の実体](下らぬ傀儡くぐつと堕しているとの実体)との兼ね合いで[人間社会(という名の根底からの紛い物)の未来を信じている者]を悪魔のような存在が嘲笑っているが如くのものと解される」ところとなる―― 。


 ジェイムズ・ホーガンの1980年に刊行された原著 Thrice Upon a Timeの邦題は『未来からのホットライン』であるが、(国内SF書籍の老舗出版社として名が知られている版元、東京創元社より刊行されているとの)同邦訳作品を訳したのは
[職業的翻訳家にしてSF業界立役者の一人]
として名をよく知られる人物となり(後述するが、既に鬼籍に入っているとの柴野拓美氏とその方面ではよく名前が知られているとされる人物となる)、同人物が Thrice Upon a Timeの訳業に臨んだ際に用いたペンネームが[コズミック・レイ(Cosmic-Ray)]こと[宇宙線]より命名してのもの
小隅黎(コズミ・レイ)]
とのものになっている
とのことがある ―(これより別訳者による新訳版が出る可能性も否めないもののジェイムズ・ホーガンのスライス・アポン・ア・タイムの現行、書店にて流通を見ている文庫版をご覧いただければ分かろうが、そこには表紙からして宇宙線ことコズミック・レイに由来する[小隅黎(コズミ・レイ)]とのペンネームが見てとれるようになっている)― 。


 小説『スライス・アポン・タイム』の訳書にて[コズミック・レイ](宇宙線)に筆名由来を持つ訳者が(書籍カヴァーにその名が記載されるように)関わっていたとのことからして不気味なことである。

 というのも、(まじめな読み手にはいちいち繰り返さずともご理解いただけることか、とも思うのだが)、以下のことが述べられるようになっているからである。

 『未来からのホットライン』は[数百万個の極微ブラックホール生成]を(科学界の理論動向の深化進展にまつわる動静から見れば)奇怪なまでに先覚的に言及しているとの小説作品となるが、と同時に、同作、[ホーキング輻射](1974年から提唱されているとの自然界では極微ブラックホールは即時蒸発しているとの理論)がブラックホール生成がなされての中で[事無きを得られる]との関係機関の[言い逃れ](人類に終焉をもたらした挙に対する言い逃れ)に使われていることを作品設定に採用しているとの小説となる

 他面、現実世界では2001年よりブラックホール生成可能性が(1998年に起点置いての理論動向の深化から)科学界主流筋に肯定的に見られるようになったとのことがある ―1999年、それが加速器実験反対派に可能性論として「どうなのか」とはじめて問われ出した折には科学界が一丸となって[ブラックホール生成の可能性]だに否定されていたのが変節を見て肯定的に見られるようになったとのことがある― 、そうした中でさらにもってして「2004年から」【ブラックホール生成にまつわっての安全性論拠としてホーキング輻射を持ち出すとの式】がホーキング輻射の発現それ自体の盤石性に疑念が呈されだしたとのかたちで揺らぎだした(:1980年小説に見る流れと同様にホーキング輻射 ―本来的に【自然界に小さきブラックホールがみとめられないことに対する理由付け】をなすものともなっている,ブラックホールは熱放射してやがて消えていくとの70年代に端を発する仮説上の理論― の発現性の頼りなさが問題になりだした.本稿のつい先立っての段にての[案件分析をなしている米国法学者論稿よりの「再度の」原文引用の部](および出典(Source)紹介の部3)にても言及されていることではあるが、その方面を専門にしている物理学者ウィリアム・ウンルー William Unruh(ウィリアム・ウンルー)のホーキング輻射の理論的至当性にまつわっての2004年分析を契機にホーキング輻射発現の盤石性について懸念視されだした経緯について呈示している)、 結果、加速器によるブラックホール生成の可能性の「主たる」安全性論拠は[ホーキング輻射]に代えての
宇宙線
に求められるとのことになったとされている
(ちなみに先述のように加速器に起因するリスク問題に宇宙線のことを引き合いに出すとの着想は1983年のマーチン・リースに端を発しているとされていることは本稿にて何度か同じくもの出典明示 ―出典(Source)紹介の部12にて挙げたものを再掲しての出典明示― をなしながら紹介していることである)。

 といった現実世界の動静 ―大量のブラックホール生成に対して[ホーキング輻射]を用いて問題ないとする科学界の安全性論拠が[宇宙線]を主眼においてのものに切り替わったとされること― を想起させるように、

[人為生成の大量の極微ブラックホールを描く「先覚的」小説、[ホーキング輻射]が安全性論拠として意をなさぬことにまで言及した小説となる Thrice Upon a Time(邦題)『未来からのホットライン』]

宇宙線(コズミック・レイ)]に由来する筆名としての[小隅黎(コズミ・レイ)]が訳者として原著に訳を付しての邦訳版が刊行・流通させられもしてきた作品ともなっている。

 そうもしたことは実にできすぎている。

 まるで[訳者]ならぬ[役者]を用いて嗜虐的な脚本での凝ったショーが演じられているようにも映るとの式、その式で実にできすぎている」(※ )

(※尚、[小隅黎(コズミ・レイ)]が関与しての『未来からのホットライン』という邦題の初版版が出たのは1983年4月23日であると当方所持の文庫版『未来からのホットライン』末尾の部にて記載されている.その1983年4月23日という日本語版『スライス・アポン・ア・タイム』たる『未来からのホットライン』が刊行された時期については丁度、マーチン・リースが[真空の相転移]リスクに対して[宇宙線]を用いての粒子加速器実験安全性論拠を考案していたのと同年とされており(つい先立っての段にあって「も」 Our Final Century: Will the Human Race Survive the Twenty-first Century?(邦題)『今世紀で人類は終わる?』(草思社)というマーチン・リース本人の手になる書籍の内容を ―オンライン上それだけで[文献的事実]の問題を確認できるとの原著原文テキストも含めて― 出典(Source)紹介の部12にて挙げたのと同文のものとして再掲し明示しているとおりである)、該当書籍(邦題『未来からのホットライン』)の訳業が「何時頃から事始めを見ていたのか」考えれば、コズミック・レイが訳者(故人に対して礼に失するとの物言いとはなってしまうのだが、筆者からすれば訳者ではなく「役者」であったようにも見える)の筆名とも対応しているとの事実、「その程度のことからして」、人間一個一個の思惑によるところ「ではない」と想起されるようになっている)

「かてて加えて、(これまたくどくもの繰り返しとなるが)、[宇宙線(コズミック・レイ)]とのことについて述べれば、『未来からのホットライン』にて[センチュリオンCenturion](元来はローマの百人隊長の意)]と綴り順および構成文字の過半を共有するとの[ケンタウロCentauro ―「Cent」「u」「r」i「o」n「Cent」a「u」「r」「o」 に関わるところの一致性、【ヘラクレスとヒドラの毒にまつわるエピソード】(100の頭を持つ多頭の蛇たるラドーンといったものが登場してくる黄金の林檎を求めての11番目の功業にてヘラクレスが[多頭のヒドラの毒に冒され不死性がゆえに延々苦しみ続けることになったケンタウロスの不死]を代償に[プロメテウス]を解放し、黄金の林檎のアトラスを介しての取得に至るとのエピソード)および【LHC実験】(同じくも【ヘラクレス11番目】の功業に関わってくるアトラスらを命名規則に用いての実験)を媒介項にしての一致性のことが[ケンタウロ・イベント](後にて[極微ブラックホールによる宇宙線による生成の観察試行挙動]と結びつけられるようになったケンタウロ・イベント)との絡みで『未来からのホットライン』に「宇宙線絡みで」予見がかってのものとして垣間見れることもまたあり、よりもって「できすぎている」」

とのこともある。

 くどくもなりはしたが、以上表記のことを繰り返しもしたところの理由たる【小隅黎なるペンネームでもってしての訳業のなされよう】について広く目に付つきやすきところの典拠を下に挙げておくこととする。


| 出典(Source)紹介の部110(8) |

 ここ出典(Source)紹介の部110(8)にあっては

「加速器におけるブラックホール生成問題 ―それは【宇宙線】を主たる安全性論拠とされるに至ったものでもある― に通ずるところのできすぎた先覚的言及を複合的になしている小説 Thrice Upon a Time(原著刊行1980年)の国内邦訳版(1983年刊行の『未来からのホットライン』)の訳者の筆名が【宇宙線】を意味するものとなっている]

とのことの紹介をなしておくこととする。

(直下、鬼籍に入った人物に対する礼を失するようなやりようとして「そうはなしたくはなかった」ところであるのだが、重篤な[問題]に関わると見、現行にての和文ウィキペディア[柴野拓美]項目よりの敢えてもの引用をなすこととする)

柴野拓美(しばの たくみ、1926年10月27日 - 2010年1月16日)は、日本のSF翻訳家、SF作家であり、SF研究家である。アマチュア作家をプロに育てる才能でも有名だった。石川県金沢市出身。父は陸軍軍人にして、詩人・画家でもあり、多数の軍歌を作詞・作曲、満州映画協会の創設にも関わった、柴野為亥知(ためいち)。・・・(中略)・・・1957年に創設された日本初のSFファングループ『宇宙塵』(最初のグループ名称は「科学創作クラブ」)主宰者で、同名の同人誌の編集長となる[1]。同人誌『宇宙塵」は本来『宇宙人』のタイトルの予定であったが、入稿直前に独断で『宇宙塵』に改名。星新一を筆頭に三桁のSF作家を輩出して伝説的同人誌となる。柴野は死去するまで『宇宙塵』の「主宰」をつとめた。・・・(中略)・・・ 小隅黎(こずみれい)のペンネームで翻訳・創作もおこなっている(ペンネームの由来は『コズミック・レイ』から)。・・・

(現行にあってのウィキペディア記載よりの引用部はここまでとする ―※― )

(※再言するが、柴野拓美氏の筆名であると上にて紹介されているとおりの小隅黎との筆名は日本国内書店で流通を見ている『未来からのホットライン』の表紙の一目でもってして確認出来ることである。また、上の故・柴野拓美氏に関してはその訳業にての足跡がハードSF作品60作超に及んでいるとの著書・訳書多数の人物となってはいるが(和文ウィキペディアにもそのように紹介されている)、といったところ、「多数の中の少に虫眼鏡越しに着目している」と見られかねないところを差し引いて見ることは妥当ではない、換言すれば、氏がコズミックレイ[宇宙線]から取ってのペンネーム、[小隅黎]との名義にて奇怪なる小説 ―[宇宙線]のことも(大仰に、ではなくに人類の存続問題に関わるとの)その先覚的言及の特質に深くも深くも関わっているとの小説『スライス・アポン・ア・タイム』― の訳をなしていたことは[できすぎ]と述べてしかるべきようなところではある ―ここまでの内容を理解できれば、何故、そうも述べるのか、納得なせるところであろうと断ずる― )

出典(Source)紹介の部110(8)はここまでとする)


1.から3.と分かちての話にあっての3.の段にての表記は以上とする)

 さて、ここまできたところで、続けて、

[「人類絶滅挙動」とのかたちで[1999年以降、取り沙汰がなされるに至った加速器リスク]に対する予見をなしている小説たる Thrice Upon a Time(邦題)『未来からのホットライン』(1980)]

にあって

【ヘラクレスの計12に及ぶ功業】、【(ヘラクレス第11功業に見る)巨人アトラス】、【トロイア崩壊伝承に見るトロイア崩壊の原因たる(他伝承では巨人アトラスが在処を把握するとされる)黄金の林檎】、【巨人アトラスともトロイア崩壊元凶たる黄金の林檎とも史的に結びつけられてきたとのアトランティス沈没伝承】、【アトラスやアトランティスといった固有名詞を付されてのLHC実験におけるブラックホール生成論議に関わる事物】との要素らのうちの「複数」を特色として帯びつつ、かつ、【911の事件の発生(態様)にまつわる予見的言及】ないし【ブラックホール人為生成問題にまつわる「先覚的言及」】の一方、あるいは、その双方の特徴を呈しているとの文物らが「不可解に」存在している]

とのことがいかように関わっているのか、1.から3.と分かちもして指摘してきたことについての「まとめての」振り返り表記をなしておくこととする。

 前のページへ〔PREVIOUS PAGE〕     次のページへ〔NEXT PAGE〕


直下、本稿冒頭部へのリンクを設けておく

(⇒冒頭頁へは下の部より)

[典拠紹介部第1頁 加速器実験に伴う欺瞞性から証示なせることについて]

 上掲なしているのは19世紀後半から20世紀前半にかけて活動の著名な挿絵家アーサー・ラッカムが英訳・再刊行されたワーグナーの原作歌劇 Der Ring des Nibelungen『ニーベルングの指環』 (英文通用化タイトルとしては[指輪]一語の The Ringとも呼称される歌劇) の書籍化バージョンに提供しもしていた挿絵を挙げたもの、より具体的には挿絵家ラッカムが『ニーベルングの指環』序盤部をなすパート、 Das Rheingold『ラインの黄金』のために作成・提供していたとの画を挙げたものとなる (ただ当媒体では同画に多少の演出を施している) 。

 さてもってして、挿絵に見る女、というより、人ならざるところの[女神]はイドゥン(Idunn)という存在を(音楽界の巨匠と認知されている)『ニーベルングの指環』作曲者リヒャルト・ワグナーがフライヤ(Freia)との名前で焼き直しなし、登場させているとの存在なのではあるが、イドゥンにせよ、Wagnerが登場させた(画に見る)フライヤにせよ、北欧神話における不死の果実であるところの【黄金の林檎】と紐付けられた存在となっている(彼女ら女神達は【黄金の林檎の管掌者】となる)。 
 そうもした黄金の林檎と紐付いての彼女ら(イドゥン/フライヤ)は、いわば、神々に瑞々(みずみず)しき【不死】を(若さ約するとの)【黄金の林檎】を介して供給しているとの設定の女神となりもし、そして、彼女らの管掌する【黄金の林檎】が北欧神話多神教の神々に最早若さを与えなくなったとのその時点が【終末のはじまり】であると描写されてきたとのことがある (:【終わりの始まり】が黄金の林檎にて供給される若さの喪失と結びついていると描写されるのはワグナー歌劇にせよ、北欧神話それ自体も同文のこととなる ――ワグナー歌劇では序盤より【黄金の林檎(とフライヤ)の担保する若さの維持】が【無限の力を蔵する指輪の保持】と一時的に秤量されるのだが、結局、【黄金の林檎】と比較された指輪を欲する強欲な心(による人界の操作)が世界の終末に繋がると描写される。他面、ワグナー歌劇より遙か前から存在していた北欧神話では(それを収めたエッダ詩の訳書を借りるなどしてもよかろうしウィキペディアの[イズン]関連項目などをご覧戴くのでもよかろうが、易くも確認できようところとして)神々の最終決戦であるところのラグナロクとされる終末局面にあって黄金の林檎によって担保されていた不老は停滞を見、老化が始まると描写される―― )。

 ここからが問題なのだが、本段、脇に逸れての訴求部にあってまわりくどくもの口上にて上の如きことを引き合いに出しているのは本稿にあって【次のこと】らを【黄金の林檎】との兼ね合いで(具体的根拠と共に)訴求している ―(画に見るイドゥン・フライヤにも関わるところとして訴求している)― からである。

黄金の林檎 ―それは北欧神話から離れてのギリシャ神話ではトロイア戦争の原因、すなわち、城塞トロイアの崩壊の元凶でもある(本稿の前半部にあって古典よりの原文引用でもってして典拠紹介のこととなる)― が【人間の終末】に関わるとの指摘がなせるようになって「しまっている」、しかも、それ(黄金の林檎)がブラックホール生成との兼ね合いで古今東西にまたがっての文物を介して【人間の終末】に関わるとの指摘が濃厚になせるようになって「しまっている」とのことが現実にある (:現況現在執り行なわれているLHC実験にあって「科学の進歩に資する」とされてのブラックホール生成可能性と紐付けられてきたディテクター(検出器)の名前が【黄金の林檎】の在処を識る巨人アトラスの名を冠する ATLAS Detectorとなっているとのことが確とある一方で黄金の林檎と接合するエデンの禁断の果実を用いての誘惑者の著名古典に見る描写が(それ自体、奇怪奇矯なることなのではあるも)今日的な視点で見た場合のブラックホールの近似的描写と紐付いている、そうしたことがそれこそ山となり、それら山とあることらが相互に多重的に接合しているとのこともが「ある」)。

・上掲図の元となっているワグナー歌劇『ニーベルングの指環』は【黄金の林檎】(を管掌する女神)と【無限の富(力)を約する指環】の取引が序章の部より描かれているのだが、(黄金の林檎を管掌する女神と秤量されての)【指環】の取得に固執した者らが強欲さゆえに次々と滅亡していくさまが同歌劇では描かれる(:その一番はじめの描写は『ニーベルングの指環』前半部にあっての【黄金の林檎】管掌者たるフライヤを略取、彼女フライヤを【指輪】との取引の具とした巨人ファーフナーとファーゾルドの兄弟が殺し合いをはじめるとの部となる)。 そのことは現実世界で「黄金の林檎と接合している」とのかたちとなっている巨大なリング状の装置、加速器ラージ・ハドロン・コライダーが【指輪;リング】に仮託される風が一部ある (『ニーベルングの指環』の影響下にあるJ.R.R.トールキン原作のロード・オブ・ザ・リング『指輪物語』に登場の冥王に由来する指環と結びつけられるなど加速器LHCが【指輪】に仮託される風が実験関係者含めて見受けられる) とのことと平仄が合うにも程があろうとの筋合いのことともなる (:ただ現況もってして、同じくものことを問題視する人間はまったくいない(心ある向きには是非とも確認いただきたいところなのだが検索エンジンで英文単語を何語か入れて当たりをつけんとしてみても【リングと黄金の林檎の結びつき】を加速器との関係で目立って問題視するような向きはこの世界にはいない))。

・上にて先述のように【ギリシャ神話におけるトロイア崩壊の元凶】「でも」あるとのゴールデン・アップルがそれ(黄金の林檎)に関連する事物ら(巨人ATLAS「など」)を介してブラックホール生成をなす可能性があるとの加速器 ―巨大な【リング】でもある― と結びつくとして、である。 現在にあって巨大加速器実験を実施している「研究」機関ら、および、そちら「研究」機関らに携わっていた初期の紐帯がどうやって世に生み出されたのかもがワーグナーの『ニーベルングの指輪』に通ずる側面がある。 どういうことか。 現況、加速器実験を執り行なっている主たる研究機関ら(それら研究機関らは、と同時に、ブラックホール生成可能性に伴うリスクとの観点で中途半端に海外で法廷に引きづり出された研究機関ら「でも」ある) はその沿革上、
【マンハッタン計画の子供ら】
となっているとのことがある ―同じくものことは長大な本稿本文の部にあって(入念を心掛けての)指し示しの対象としていることでもある― のであるが (:またもってして核分裂の過程に通ずる原子核人為破壊を兵器転用なそうとしたとのマンハッタン計画にあっての挙、そちら核兵器を製造するプロセスと加速器実験にての原子核人為破壊のプロセスは同一方向のベクトルを指している ―無論にして同じくものことの典拠をも本稿本論部で入念に挙げている― )、 マンハッタン計画と今日の加速器実験(におけるブラックホール生成に通ずる挙)の縁(えにし)の深さはそれ以外にも濃厚に認められるとのことがある(たとえば円形加速器という装置をそもそも生み出した者達がマンハッタン計画の主導者となっていたとのことがある等々)。
 そうもした(加速器実験運営機関を生み出した)マンハッタン計画始動の原因になっているユダヤ系の迫害の挙に出たナチスのやりよう・躍進・劫略のプロセスはワグナー歌劇『ニーベルングの指環』と濃密に結びついているとのことがある(『指環物語』作者ワグナーがユダヤ系の向きらにあって反芸術・野蛮の象徴である忌避すべき象徴とされてきたのはナチス第三帝国およびその領袖ヒトラーが反ユダヤ主義を大っぴらに喧伝していたリヒャルト・ワーグナーを最大限重要視していたとの歴史的事実があるからであり、たとえば、ナチスの実行してきた非道なる命令体系、占領統治下の反体制派・レジスタンスを夜陰に乗じて密やかに処分することを目しての行政命令であるところのナハト・ウント・ネーベル( Nacht und Nebel )、【夜と霧】行政命令 ―日本では Man's Search for Meaningとの原題を有した心理学者ヴィクトル・フランクルの書籍の「邦題」として識られている語でもある【夜と霧】(収容所が絶滅収容所へと変遷していく画期を象徴する語であるとも認識されている)― などはワグナーの『ニーベルングの指環』に由来しているとのものとなる ――※ウィキペディア[夜と霧]項目などにおいても簡明な解説がなされてはいることだが(であるから疑わしきはその程度の媒体からでも確認いただけるであろう)、ナチスドイツが欧州にて反対派を掃討するための共通規則とした【夜と霧】命令はヒトラーが愛聴していた、そして、ナチス体制下の国家芸術の象徴として扱われていたリヒャルト・ワグナーの『ニーベルングの指輪』、その『ラインの黄金』にあっての一幕(の中の[ニーブルヘルム]の下り)にて侏儒(ドワーフ)のアルベリヒが隠れ頭巾を用いて姿を消す際に口にする台詞、「夜と霧になれ、誰の目にも映らないように.」に由来しているとのことが知られている(にまつわって述べておけば、【夜と霧の呪文】を唱えたドワーフ・アルベリヒは強欲さの象徴でもあり、絶大な力をもたらす【呪いの指環】そのものを生み出した存在でもあるとワグナー歌劇では設定付けがなされているキャラクターである)―― 。

 以上のことはそれだけを読まれる限りは何が問題になるのか判じがたいとのこととなろうかとは(当然に)思うのであるが(理解を阻む詰め込み過ぎの風もあったかと脳裏をよぎりもしている)、同じくものことにまつわっての指し示しを細々となしもしている、また、そこからさらにもってして何が述べられるのかの指摘を委細を尽くしてなしているとの本稿本論部をご検討いただければ、【ことの重篤さ】 ―重篤さというのは【執拗さ】の問題として何が企図されているのかに通じもしていることである― についてご理解いただけるか、と考えている。

当サイト内にあっての【各頁および各典拠への一覧方式遷移部】、及び、【PDF形式文書配布ページ】へのリンクを直下、設けておく

各頁および各典拠への一覧方式遷移部へは以下より


問題となる[「予見的」言及→実現]の体系についての[典拠紹介部]一覧呈示頁

PDF形式文書配布ページへは以下より


典拠解説媒体としての[一括PDF文書]の公開頁

ここ本頁内の記述内容を支える【「容易に後追い確認なる」「堅い」ソースを呈示しての出典紹介部ら】のうち、枢要なるものへの[遷移経路]を下に設けておく。 典拠について疑わしいとの部があれば、必要に応じて参照されたい (:クリックすることでブラウザ ―インターネット閲覧ソフト― の[別タブ(別枠)]にて典拠紹介部を表示( open "additional" tabbed window(s) of web browsers ))

[出典(Source)紹介の部1](加速器のブラックホール生成リスク問題視の契機が1999年にあり、の折、実験機関はブラックホール生成可能性それ自体を否定していたとのことにまつわっての典拠紹介部1)
の参照は直下より (クリックすることで当該の出典紹介部を別タブにて表示)


典拠紹介部第2頁 1999年における加速器を巡る議論動向

[出典(Source)紹介の部2](加速器によるブラックホール生成が[現実的にありうること]と当事者実験機関および科学界にて表立って論じられ出したのが2001年であると判じられるようになっていることにまつわっての出典紹介部2)
の参照は直下より (クリックすることで当該の出典紹介部を別タブにて表示)


典拠紹介部第3頁 ブラックホール生成可能性にまつわる研究機関の変節の経緯

[出典(Source)紹介の部3](加速器のブラックホール生成問題に関し、「たとえブラックホール生成がなされても蒸発するから安全である」との論理を目立って前面に出しての実験機関公式報告書が2003年に出されていることにまつわっての典拠紹介部3)
の参照は直下より (クリックすることで当該の出典紹介部を別タブにて表示)


典拠紹介部第3頁 ブラックホール生成可能性にまつわる研究機関の変節の経緯

[出典(Source)紹介の部4](西暦2000年前後の科学界やりとりと際立って類似性を呈しての[加速器ブラックホール生成のストーリー]を扱う小説作品が「1980年に」世に出ていることにまつわっての典拠紹介部4)
の参照は直下より (クリックすることで当該の出典紹介部を別タブにて表示)


典拠紹介部第4頁 小説『未来からのホットライン』に見るブラックホール生成描写

[出典(Source)紹介の部5](西暦2000年との折柄にあっては物理学界を代表するノーベル賞受賞科学者が[「他の」加速器リスク]の可能性を多めに見繕う慎重論を呈しつつも「加速器のブラックホール生成可能性などはエネルギー単位の問題から即時否定できるものである」と明言していたことにまつわっての典拠紹介部5)
の参照は直下より (クリックすることで当該の出典紹介部を別タブにて表示)


典拠紹介部第5頁 科学界発表動向となんら一致せざるところの先覚的言及として

[出典(Source)紹介の部11]から[出典(Source)紹介の部14](加速器関連の破滅的リスク問題としてブラックホール生成以前に問題視されていたところの[異常核物質精製可能性問題]および[真空の相転移発生可能性問題]にまつわっての解説なされようを紹介しての典拠紹介部11から典拠紹介部14)
の参照は直下より (クリックすることで当該の出典紹介部を別タブにて表示)

[出典(Source)紹介の部11]
典拠紹介部第9頁 加速器ベバラックとの絡みでなされた[異常核物質]に起因する破滅的リスク関連のやりとりについて

[出典(Source)紹介の部12]
典拠紹介部第10頁 真空の相転移と宇宙線の議論は加速器による破滅の予見作品ら存在に説明をつけられない

[出典(Source)紹介の部13]
典拠紹介部第10頁 真空の相転移と宇宙線の議論は加速器による破滅の予見作品ら存在に説明をつけられない

[出典(Source)紹介の部14]
典拠紹介部第10頁 真空の相転移と宇宙線の議論は加速器による破滅の予見作品ら存在に説明をつけられない

[出典(Source)紹介の部21](従前、ブラックホール人為生成についてはプランクエネルギーという単位のエネルギーを極小領域に詰め込む以外に術はない、ゆえに不可能であるとの観点があったことにまつわっての出典紹介部21(以降)の部)
の参照は直下より (クリックすることで当該の出典紹介部を別タブにて表示)


典拠紹介部第18頁 加速器によるブラックホール生成とプランクエナジー

[出典(Source)紹介の部35]LHC実験とトロイア崩壊およびアトランティスの関係性を示す命名規則上のありようにまつわっての部LHC実験にあっては[(トロイア崩壊の因たる)黄金の林檎の在処を知ると神話が語り継ぐ巨人アトラス]の名前を冠する検出器ATLASおよび黄金の林檎の果樹園とも同一視されもするアトランティス]の名前を冠するディスプレイ・ウェアATLANTISによって生成極微ブラックホール捕捉をなしうるとの可能性が取り沙汰されてきたとのことについての出典紹介の部35)
の参照は直下より (クリックすることで当該の出典紹介部を別タブにて表示)


典拠紹介部第30頁 アトラス・アトランティスとLHC命名規則の繋がり合い

[出典(Source)紹介の部36(2)](LHC実験にあってはブラックホール生成可能性が問題視されるそれ以前、1992年から覚書が交わされてATLASとの名称の使用が確定していたことにまつわっての出典紹介の部36(2))
の参照は直下より (クリックすることで当該の出典紹介部を別タブにて表示)


典拠紹介部第30頁 アトラス・アトランティスとLHC命名規則の繋がり合い

[出典(Source)紹介の部110](1980年初出の予見小説 Thrice Upon a Time『未来からのホットライン』とLHC実験の間には【2009年年末の時期的一致性】の問題もが横たわっているとのことにまつわっての出典紹介部110)
の参照は直下より (クリックすることで当該の出典紹介部を別タブにて表示)


典拠紹介部第134頁 再び、 Thrice Upon a Timeらのブラックホール生成予見について