典拠となるところの明示[22]――[加速器の類][ワームホール・ブラックホールの類]と
結びつき、かつまた、特定の色合い「をも」帯びているとのサブ・カルチャー作品らについて

関連情報にまつわるカテゴリ(各部クリックにて遷移)

加速器によるブラックホールやワームホール生成のことが可能性論として取り沙汰される前から存在しているとの作品らにして、[加速器の類と結びつく]ないし[ワームホール・ブラックホールの類と結びつく]との「特定の色合い帯びての」サブ・カルチャー作品らが存在していることについて

 本頁ここまでの流れにあっては


「[科学界権威]が[特定のこと]を述べているとの[事実]そのものが
[科学理論の歴史的登場時期を示す資料]
と共に存在しているとのことがある。
 また、[権威]が同じくもの[特定のこと]を述べていることに関して存在しているとの、
[科学理論の歴史的登場時期を示す資料]
がそれ以前はいかな者でもそういうことが述べることができたとは思えないことをそれ自体で指し示しているとのことがある。
 他面、そうしたはきと見出せるとの(科学界の)権威サイドの特定の申しようの[登場経緯]とは全く平仄・辻褄が合わない、にも関わらず、登場時期の問題を除いてその内容だけに着目する限りは、そうした権威申しようと「不気味」かつ「異常無比」な形で平仄・辻褄が合うとのことら、言葉を換えれば、権威が後の世にてこれはこうであろうと事細かに説明してきたことと一致しているとのことが史的に見て長期にわたって
(科学界の)権威の申しよう自体と全く関係ないところ
に数多存在していること、そして、(一呼吸置き)、そうして権威が科学的裏付けを与える前から存在しているとのことらが「相互に」「多重的に」絡み合って密結合関係を呈しているとのことが現実にある

とのこと (本稿にて重きをおいていること) について解説なすうえで、まずもって

[[加速器によってワームホールが人為生成されうる]との理論と ――「理論の登場時期との兼ね合いでは辻褄が合わない」ものの―― 内容面で不気味かつ異常無比なかたちで平仄が合うとの文物が[文献的事実]の問題として幾点も存在している

との点について[一例]たるものを取り上げそうして挙げた一例の延長線上にさらに不快な[密結合]の関係性が横たわっているとのことを ―[事実]と[証拠]に基づき― 摘示していくこととするその運びにあって以降、[A.からF.と振っての分割しての指し示し]を順々になしていくこととする


との一連の流れの中でA.からF.と振って順々に表記していくとあらかじめ申し述べたことらのうち、A.およびB.と振ってのことらの呈示をなした。

 ここ本頁では以上表記の流れの中にあって
C.と振ってのことを呈示する
ことから話をなしはじめることとする。

 以降、C.と振っての部に入る。

 さて、(唐突だが)ブルース・スターリングという米国人小説家がいる。

 同ブルース・スターリング、

[サイバー・パンク小説の旗手]

として知られる作家である(※)。

(※サイバー・パンクとは
 サイバー・パンクとはその世界観にあって[高度に進化したテクノロジーで人間が脳を含めての身体機能をオーダーメイド、自由自在に改造している]との意味で際立っての世界観を採用、の中にあって、まるで往年のパンク・ロック・ミュージシャン及びそれに追随のパンク・ファッションの若者らが自らをゴテゴテと着飾るようにテクノロジーで身体を改造しつくした登場人物らたちが「パンクな」(刹那主義的かつ享楽的でありながら他面で反骨精神を有していると音楽シーンでは誇張されていたような)生き方を是として奇想天外な冒険を繰り広げるといった類型の一群のSF小説らのことを指す ――定義をなす者によって色彩に差分が生じるところかと見受けられるが、「サイバー・パンクがサイバー・パンクたる所以は反骨精神、世界秩序そのものに抗う精神が必要である」との見方が呈されるところでもある―― )。

 好事家の世界以外であまり名の知られていない作家とは見るが、そのブルース・スターリングの[サイバー・パンク]分野の代表作として、

Schismatrix『スキズマトリックス』(1985年初出)

という作品がある(:誤解なきように。同作、スキズ「マトリックス」という題名を有しているが、極めて有名な映画『マトリックス』で描かれたような仮想現実世界を舞台としているわけではない。映画『マトリックス』もまたそれ自体、サイバーパンク(サイバ-パンクの用語説明は上にてなしている)的世界観を有しているのだが.)。

 そちら『スキズマトリックス』(1985)との作品、

[[機械化とのかたちで後天的身体改造をなしている人間の派閥]と[遺伝子レベルの身体改造を先天的生体的になしているとの人間の派閥]が宇宙開拓時代の世界にてシュールな争いを展開しているとの設定]

を主軸としている作品となるのだが、その細かい内容はわざわざ本稿で問題にする必要ははないと判じている。

「問題は、」同小説『スキズマトリックス』の中「にも」

[本稿の先行しての段、A.とB.にて摘示したこと ――(振り返りなせば)[A.小説『フェッセンデンの宇宙』に関してはワームホール生成仮説、そして、ワームホール安定化仮説に相通ずる先覚的言及が見てとれるとのことがある][B.小説『フェッセンデンの宇宙』にあっては(加速器が宇宙開闢を企図しているものであるとされるように)[宇宙開闢]にて造られた摸造世界の中で[無理矢理つなげられた二つの星々]に関わるパートにて爬虫類の種族が人類近似種族を皆殺しにするとの粗筋が具現化を見ている](振り返りの部はここまでとする)―― ]

と「記号論的に」部分的に相通ずるところがあるとの描写がなされていることである。

『スキズマトリックス』(1985)では同作中盤、

[リング状トンネルが穿たれたアステロイド居住コミュニティー(エサイルス12と呼称されるもの)にあってのリング状形態を取る射出機(ローンチ・リングと呼ばれるもの)にての死闘が繰り広げられている最中に[作中主軸として描かれている[機械化人間閥]と[生体改造人間閥]の闘争]を停止させる契機となったこと、爬虫類系統の種族と人類が接触するとの事態が勃発する(異星文明と人類文明のファーストコンタクトが実現される)との描写]

が極めて印象深くもなされている。

 さて、上に見る、

[リング状トンネルが穿たれたアステロイド居住コミュニティー(エサイルス12と呼称されるもの)にあってのリング状形態を取る射出機;[ローンチ・リング]と呼ばれるもの]

は原理的に[加速器]と接合し、また、構造的にも現行CERNが運用しているラージ・ハドロン・コライダーと接合するとのものでもある。

 どういうことか。
 小説『スキズマトリックス』に見る[ローンチ・リング]というのは巨大な円形トンネルの中をレールガンの原理を用いて加速させた貨物を射出するとの宇宙時代の物資輸送法(下に指し示す[マス・ドライバー]というもの)としてその実現可能性が現実世界でも検討されているとの装置であるが、そこにいうローンチ・リングの[巨大な円形トンネルの中で物質を加速させるうえで用いられるとのレールガンの原理]というものが粒子加速器( particle accelerators )と少なからずの機序を共有しているということがあるのである。レールガンについては[ローレンツ力]( lorentz force )を利用しての加速をなすとの機序にて知られる。ローレンツ力というのは[電場中で運動する荷電粒子が受ける力]のことであるが、ローレンツ力の[荷電粒子を曲げる]との作用を利用して円形加速器もまた[荷電粒子に円形軌道を描かせる]ものであると説明されている。
 したがって、

[[巨大円形トンネルの中のラージ・ハドロン・コライダーよろしくの作用(ローレンツ力利用によって荷電粒子の軌道を曲げるとの作用)と結びついた小惑星体(アステロイド)の内部に穿たれた巨大なトンネルの中でのローンチ・リング施設]の中で死闘が繰り広げられ、その最中に人類が[爬虫類の異星種族]と接触する]

というのが『スキズマトリックス』の粗筋であるとも言い換えられるように「なっている」(:尚、小説『スキズマトリックス』ではローンチリングの死闘の中で唯一生き残った主人公らが恐竜状の似姿をとる爬虫類の異星人との先んじての交渉に成功し、交易上の特権を得たために勢威を誇るに至ったなどとの粗筋設定がなされている)。


| 出典(Source)紹介の部26 |

 ここでは

「[マスドライバー]という装置に内包されるのが[ローンチ・リング]というものであり」

「同ローンチ・リングをはじめとした[マスドライバー]はレールガン(電磁投射砲)というものと同様の原理で加速をなしているとのものであり」

「レールガンの加速原理はローレンツ力を用いているとのことでは円形加速器をはじめとした高エネルギー物理学分野でも用いられる加速器と同質である」

ということの出典を容易に確認なせるとの目に付くところから挙げておく(:それにつき『スキズマトリックス』の[エサイルスXII(後述)]が円形加速器 ――ラージ・ハドロン・コライダーが地下に全長27キロメートルのトンネルが穿たれてのそうしたものであるとの円形加速器―― と同様の原理を用いられてのものであることは流布されている技術概念にまつわることであるので ――「たかが、」付きで述べてもいいような媒体であるが―― 筆者が「過てるところない」と確認している「現行の」和文ウィキペディア複数項目よりの抜粋をなしておくこととする)。

(まずもって直下、和文ウィキペディア[レールガン]項目にての現行記載内容より中略なしながらもの引用をなすとして)

レールガン (Railgun) とは、物体を電磁誘導(ローレンツ力)により加速して撃ち出す装置である。なお、電磁気を使う投射様式全般の呼称としては、電磁投射砲(でんじとうしゃほう)やEML( ElectroMagnetic Launcher ) 、電磁加速砲などがある。
・・・(中略)・・・
この装置は、電位差のある二本の電気伝導体製のレールの間に、電流を通す電気伝導体を弾体として挟み、この弾体上の電流とレールの電流に発生する磁場の相互作用によって、弾体を加速して発射するものである。

(引用部はここまでとする)

(次いで直下、和文ウィキペディア[加速器]項目にての現行記載内容より中略なしながらもの引用をなすとして)

加速器(かそくき、 particle accelerator)とは、荷電粒子を加速する装置の総称を言う。原子核/素粒子の実験に用いられるほか癌治療などにも応用される。
・・・(中略)・・・
円形加速器 荷電粒子は磁場中を通るとローレンツ力を受けて曲げられる。これを利用して荷電粒子に円形の軌道を描かせながら加速する加速器を作ることができる

(引用部はここまでとする)

(さらに直下、和文ウィキペディア[マスドライバー]項目にての現行記載内容より中略なしながらもの引用をなすとして)

マスドライバー( Mass driver )とは、惑星の衛星軌道上や衛星の周回軌道上に物資輸送を大量輸送に向くよう効率良く行うための装置/設備/施設で、地上から第一宇宙速度にまで加速したコンテナなどを「放り上げる」物である。
・・・(中略)・・・
ローンチ・リング アメリカ空軍とローンチ・ポイント社が共同で研究を進めている。巨大な円形のレール上を回りながらレールガンの原理を利用して加速し、第一宇宙速度に達した時点で発射用のレールに入り打ち上げられる。この方法は約2000Gの加速度がかかるため精密機器を除く物資の輸送に使われるものと思われ

(引用部はここまでとする)

出典(Source)紹介の部26はここまでとする)


 以上をもって

「[マスドライバー]という装置に内包されるのが[ローンチ・リング]というものであり」

「同ローン・チリングをはじめとした[マスドライバー]はレールガン(電磁投射砲)というものと同様の原理で加速をなしているとのものであり」

「レールガンの加速原理はローレンツ力を用いているとのことでは円形加速器をはじめとした高エネルギー物理学分野でも用いられる加速器と同質である」

とのことの(基本的なるところからの)典拠紹介とした。

 さらに、小説『スキズマトリック』(1985)が以上のような円形加速器と極めて近しい作用機序・形態を有してのローンチ・リングの中の死闘、次いで、爬虫類型の異星生命体との邂逅を描く作品であることの出典紹介をなす。


| 出典(Source)紹介の部26-2 |

 ここでは小説『スキズマトリックス』にあって

「エサイルスXIIと名付けられたアステロイドの中に設けられてのローンチ・リング(全長500メートル)上での人間同士の死闘がなされている最中に人類と異星人とのファースト・コンタクトが成立し、ファースト・コンタクトなしたその異星人が[恐竜のような姿態の爬虫類状の生物]であった」

との粗筋が採用されていることにまつわる出典を原文引用とのかたちで示していくこととする。

(直下、本稿筆者手元にある邦訳版『スキズマトリックス』(早川書房文庫版)p.139よりの原文引用をなすとして)

そのアステロイドはエサイルス八十九―XIIと呼ばれていた。これまでそれがもっていた唯一の名で、むかしのカタログからとられたものだった。エサイルスXIIはじゃが芋型の、長さ〇・五キロの岩滓(スラグ)の塊だった

(訳書よりのまずもっての引用部はここまでとする)

(次いで直下、本稿筆者手元にある『スキズマトリックス』(早川書房文庫版)p.143よりの原文引用をなすとして)

「わたしたちが停泊しているのは、彼らの発射リングの出口のすぐ先です。長い円形トンネルで、岩の重心のまわりをリング状にとり巻き、表面のすぐ下は空洞になっていました。加速用に磁力片と磁力発射バケツのようなものがついています
・・・(中略)・・・
「ほんのちょっとのブーストでスタートし、そのバケツを帯磁させてもちあげる。磁気クッションにのったら加速し、しばらくびゅんびゅんまわしてやり、出口のすぐ奥でブレーキをかけるのさ。バケツは速度を落とすが、貨物のほうは秒速数Kで飛び出すって寸法よ

(訳書よりの引用部はここまでとする)

 以上引用なしたところは

『スキズマトリックス』の舞台となる[エサイルスXII]との宇宙空間生産施設が[ローンチ・リング]と呼ばれる加速器類似のマス・ドライバー(直上、出典(Source)紹介の部26にて先述)として機能している]

ことが表記されての部となる(:疑わしきにおかれては[長い円形トンネルで、岩の重心のまわりをリング状にとり巻き、表面のすぐ下は空洞になっていました。加速用に磁力片と磁力発射バケツのようなものがついています・・・(中略)・・・そのバケツを帯磁させてもちあげる。磁気クッションにのったら加速し、しばらくびゅんびゅんまわしてやり、出口のすぐ奥でブレーキをかけるのさ。バケツは速度を落とすが、貨物のほうは秒速数Kで飛び出すって寸法よ]との直上にて引用なしたところの記述とつい先立っての出典(Source)紹介の部26の内容を比べ見ていただきたい)。

 続いて、そのローンチ・リングで『スキズマトリックス』作中、死闘が演じられたとの筋立て、そして、その死闘の最中に異星種族が来訪したとの内容がその通りのものとして存在することを示すオンライン上の記述よりの抜粋をなしておく。

(直下、英文Wikipedia[Schismatrix]項目の Plot summary(粗筋要約)の部の一部よりの引用をなすとして)

Lindsay joins a ship called the Red Consensus, which doubles as the nation-state of the Fortuna Miners' Democracy, after the failure of the previously independent asteroid-mining Mechanist cartel. The FMD, financed by more wealthy Mechanists cartels, annexes the asteroid Esairs XII, home to the Mavrides family, a small shaper clan. [ . . . ] The two of them work to promote peaceful coexistence between the Shaper militants and the Mechanist pirates, but after several months of conflict, espionage, murders and sabotages, open fighting breaks out.[ . . . ] Before the asteroid's life-support systems shut down after the battle, the alien Investors arrive.

(補いつつもの訳を付すとして)
「リンジー (訳注:小説『スキズマトリックス』主人公) はレッド・コンセンサンスという船 ――同船は[以前の機械主義者小惑星体カルテルの失敗の果てに生まれたとのフォルトゥナ鉱夫民主国] (訳注:僅か12名よりなるいわゆる超マイクロ国家で実質は海賊団が国家的体裁を取っているとのもの) としての顔を持っていた―― に乗船することになった。
 FMD(フォトゥナ・マイナーズ・デモクラシー;フォルトゥナ鉱夫民主国)はより豊かな[機械主義者カルテル]から援助を受けて、[工作者] (訳注:小説『スキズマトリックス』にて描かれる人類世界を[機械主義者勢力]と二分する勢力で[機械主義者]が生来の肉体を尊重しながら機械で自らを拡張していくのに対して自らの生来の機能を遺伝的に工作改変するとの挙にまで及んでいるとの勢力)の小さな一氏族、マルブリデス・ファミリーの拠点となっているエサイルスXII (訳注:上に既述のように Launch Ring[ローンチ・リング]との形態を取る場に設けられている宇宙プラント) を併呑するとの挙に出た。
・・・(中略)・・・
 彼ら (訳注:乗っ取り挙動に出たフォルトゥナ鉱夫民主国サイドと暴力的に併呑されたエサイルス12の運営陣であったマルブリデス・ファミリー) は[工作者勢力の闘士ら]と[機械主義者勢力の海賊]との間柄ながらも平和的共存を推進するようになんとか努めたが、数ヶ月の諍い、スパイ活動、殺人、そして、サボタージュ活動の後、公然とした戦いが幕を開けた。 
・・・(中略)・・・
 戦いの後、小惑星体付設の生命維持システムが停止を見る前に
エイリアン種族[投資者](訳注:宇宙空間に散ってまで争いを止めなかった作中の人類が初めて出会った外宇宙知的生命体と描写され、巨大な筋肉質の外形を取る恐竜類似の鱗で覆われた尻尾を持つ存在とされる;同じくも英文Wikipedia[Schismatrix]項目の[ Races in "Schismatrix" (小説『スキズマトリックス』登場の種族)]の節のところに The Investors: Massive reptilian-esque aliens, interstellar traders who closely guard the secret of their starflight. 「[投資者(インヴェスターズ)]は巨大な爬虫類型のエイリアンであり、固く彼ら宇宙航行の秘密を保持しているとの恒星間貿易商人である」と記載されているとおりである)
が(人類の文明圏に)到達することになった

(訳を付しての引用部はここまでとする ―※― )


(※ ――読解意欲があれば、のところとして―― 直に訳書でも読まれてみればお分かりいただけようが、上のような大要表記が英文ウィキペディアにてなされているところに関わるところで

[小説主人公を含む人間同士の死闘 ――機械主義者勢力に属する極小国家共同体と生体改造主義者勢力(作中表記:工作者)に属する氏族らの間の死闘―― が行われていたローンチ・リングとしての円形型レールガン付設施設たる[エサイルス12]の近辺にも爬虫類の異星種族が訪れたとの描写が劇的なものとしてなされていること] 
[円形型レールガン付設施設たる[エサイルス12]が人類が初めてコンタクトを取ることになった外宇宙種族である[投資者](爬虫類型エイリアン)との交渉の際に爆破されたこと(要するに円形加速器類似のものが爬虫類の異星種族の来訪者との交渉のシーンに前後するところで爆破されたこと)]

とのストーリー展開もが小説『スキズマトリックス』にては具現化を見ている。

 それにつき、そうしたことと複合顧慮すべくものこととして作中にて[機械主義者]に対抗する勢力と描写される[工作者(シェイパー)]と呼称される身体改造人類の一大派閥が[リング議会]という統治機関に主導されているとの描写がなされていることまでを顧慮すれば (要するに1985年小説作中では[「リング」議会]に主導されての一大派閥の拠点が[円形加速器類似構造体としてのローンチ・「リング」]となっており、そこで双方の人類陣営が死闘を繰り返しているうちに爬虫類型のエイリアンが来訪を見、の過程でローンチ・リングを爆破するとの筋立てが採用されているとのことを顧慮すれば)、 何が問題となるのか、自ずと理解できるだけの話を本稿の続く段ではなしていく所存である ――世間人並みの人間の目線で見れば、『何をくだらないこと、フィクション作中の中の物語の流れなどにつき延々と云々しているのか』との誤解を招いて当然のことを述べているのは百も承知の上だが、仮に爬虫類の種族の来寇・来訪の比喩が」「時期的にあってはならないとの予言(前言)的言及をなしているとのものも含めての文物「ら」の中に」「多重的に入れ込まれており」「そこに破滅の寓意が垣間見られ」「そのことに(ローンチ・リングどころか)加速器そのものの寓意が奇怪かつ隠喩的に入れ込まれているとのことがあれば、どうか。そういう話が[偶然]を否定する方向でなせてしまう(機序はともかくも[現象]の問題としてなせてしまうとのことを摘示しようというのが本稿であること、強くも断っておく―― )


出典(Source)紹介の部26-2はここまでとする)


 出典としての直近引用部の内容も受けてのこととし、上について「何が何故、問題となるというのか」といえば、「とりあえずもは、」次のようなことが述べられるがゆえに問題となる。

 小説『スキズマトリックス』(1985年初出)が

[加速器実験]→[宇宙開闢/ワームホール生成の双方要素と接合]←[『フェッセンデンの宇宙』(爬虫類種族の操作されての来寇を描く作品でもある)]

との関係性を既に説明した『フェッセンデンの宇宙』(1937年初出)と同様、小説『スキズマトリックス』が

[加速器と結びつく事物][爬虫類型別種族との遭遇]

との要素を「共有」していることが ―時期的問題も顧慮に値するところとして― 記号論的に摘示できるようになっている。

 ここまでの内容を振り返りもし述べれば、

「[加速器によるワームホールやブラックホールといったものの人為的生成]といったことが1930年代に想起されていたわけではなく、また、[マイナスのエネルギーやそれと結びついた反重力]といったものが同じくもの1930年代に顧慮されていたわけでもなく、況や、[ワームホールがマイナスのエネルギー(の斥力、反重力的なる作用)を伴った物質で安定するとの発想法]などがその時代にて存在していたわけはないのだが(これは筆者主観などの問題などでは全くなく[本稿にて指し示してきたとの科学史の流れ]から事情を知る者には異論無くも[真]ととられるところである)、にも関わらず、1930年代に登場したフィクション『フェッセンデンの宇宙』の時点で同作が
[(現時に至っては加速器によってこそのみ可能とされている)宇宙創成状況の再現を描く小説
となり、かつ、
カシミール効果測定実験(1948年実施のもの)に先だってその実験結果と結びつく[マイナスのエネルギー](既述のようにワームホールの類を安定化させるものとして1980年代、物理学者キップ・ソーンによって持ち出されたエキゾチック・マターと濃密に関わるもの)のことを想起させるもの ―反重力作用― をカシミール効果測定実験類似の行為(二枚の金属プレートを対面させるとのやりよう)の中で持ち出している小説
となっているとのことが「奇怪にも」現実にある」

「以上のような観点から「奇怪な」フィクションと述べられる『フェッセンデンの宇宙』(同小説自体は加速器のことを持ち出しているとの作品ではないが、同小説は今日の加速器実験の結果と同様の状況、[宇宙開闢の状況の再現]がテーマとされているとの作品ともなる)と別小説の『スキズマトリックス』(円形加速器類似のもの(ローンチ・リング)を登場させる小説)が加速器「類似」の効用・効果を持ったもの]を取り扱っているとの段で双方ともに[人類と爬虫類の異種族の接触]を描いていることは不気味である」

ということがある(:換言すれば、ここC.の段の話もA.とB.と述べてきたことと接合することとして不気味さを感じさせるものとなる)。

 だが、しかし、この段階では「まだ」次のように思われる向きもあろうか、と思う。

『ただの微少的な一致性を拡大鏡で拡大させきれるところまで拡大させてそれを針小棒大に振り回しての印象論にすぎない。そう、インターネット上で愚にもつかない ―としか形容のしようのない― 属人的印象論を振り回している相応の筋目の人間らの物言いとなんら変わらないのであろう』

 であるから長大なものとなっている本稿の続く内容がある、
「ここでの話からして[一例]にすぎぬ(であるからこそ問題である)」
とのことを順次摘示していくことになるとの続く内容があると申し述べもしたうえで、(「A.からF.と区切りながら段階的に論じていく」と先述のことにつき、C.と振っての段に一区切りを付けて)、話を続く段に移す。

(「A.からF.と区切りながら段階的に論じていく」と先述のことにつき、C.と振っての段はここまでとする)

 唐突に唐突続きではあるが、[映像]が「当然に」残っているところであり、流布されているとの[記録的事実](にして視覚的事実)の問題として

片方の上階に風穴が空き、と同時に、片方が崩落するとのツインタワー

をワンカットにて描写しているとの映画が存在している。

 などと述べれば、当然に
『先の911の事件に材を取ったドキュメント映画か何かか』
と思われるところだろうが、そうとは述べられないところに問題がある。

 その点、
[片方の上階に風穴が空き、片方が崩落するとのツインタワーの描写]
を描いた映画とはツインタワーに二機の飛行機が立て続けに衝突し、その後、ツインタワーが完全崩落を見たとのかの911の事件が起こった2001年の「前」に封切られた映画、1993年に公開を見た映画でその題名は

SUPER MARIO BROS.『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』

となる(:世事に疎いとの高齢者ではない多くの向きらは[スーパーマリオ]などと聞くと[赤い服にMマークの入った赤い帽子の鬚面の男が亀の軍団と戦うとの有名なヴィデオ・ゲーム『スーパーマリオ』シリーズ]のことを想起するところか、と思うが(今や経済社会の一大プレーヤーにのし上がった任天堂社の揺籃期の稼ぎ頭となっていた商品のことを想起するところか、と思うが)、上映画はそのスーパーマリオシリーズを個性派ハリウッド俳優として知られたデニス・ホッパーなど起用のうえで鳴り物入りで映画化した(日本円にして何十億ものバジェットを投入して映画化した)との作品となり、主人公マリオが ―ゲーム版に登場する亀の勢力ではなく― 恐竜人の勢力の侵略行為に立ち向かうとの筋立ての作品となっている)。


| 出典(Source)紹介の部27 |

 ここでは映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』がいかようにツインタワーを登場させているのか、それについての出典紹介をなしておく(詰るところ、それが当該映画の中のツインタワー崩落描写と関わるところとなる)。

(直下、ワールド・トレード・センターが大衆文化の中にあっていかように描かれているのか、その一部を紹介しているとの英文Wikipedia[ World Trade Center in popular culture ]項目の一覧表記部よりの部分抜粋をなすとして)

[ Date:1993 Title: Super Mario Bros. Set in: 1993 ]
The Twin Towers become the "Koopa Towers" in the film's parallel dimension, which is a dinosaur-laden Manhattan run by antagonist King Koopa (Dennis Hopper). The North Tower features a sharpened top while the South Tower is unfinished with a jagged top. Both are adorned with Koopa's signature K symbol. The towers briefly replace the World Trade Center towers in Manhattan when the two worlds are merged for a short time.

(訳として)
「日付:一九九三年、映画タイトル: Super Mario Bros.(邦題)『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』
映画にての並行次元、デニス・ホッパー演じる悪役クッパ大王にて統治される恐竜首府マンハッタンにてツインタワーは[クッパタワー]と化している。サウスタワーの方はぎざぎざ状態で未完成の状況にある中、ノースタワーのほうはきちんと整えられての頂上部を具備したものとなっている。両タワーともクッパKoopaの頭文字記号たるケーのシンボルで装飾されたものとなっている。それら二つの塔は二つの世界が短時間、融合した折に、ワールド・トレード・センターのタワーらが一時的にすり替わったとの存在である」

(訳を付しての引用部はここまでとする)

 以上、引用なしたところのウィキペディア該当項目にあっては現行そこまでは記載されていないが、現実世界のツインタワーが並行世界の恐竜帝国首府と化すとの筋立てが

[片方の上階に風穴が空き、片方が崩落するが如くのツインタワーのワン・カット描写]

と結びつけられているとのことがある(:[変異のプロセス]が[崩落のプロセス]「とも」見立てられるように映画が撮られている)。

 そちらについては「百聞に一見に如かず」とのことでグーグル検索エンジンに[ 911, Super Mario Bros.]などと入力して表示されてくるYouTubeの動画情報にて確認いただきたい次第である ――につき、同様のクエリ(検索エンジン問い合わせ文)にては[[重要なること](真実のみが人間を救いうると「当然に」判断した場合の[重要なること]である)を[相応の陰謀論の類]にでもすり替えたいのか]といった按配のどぎつい媒体、わざとらしくも稚拙なにおいを醸し出している風ありの相応のどぎつい媒体も表示されてくるようだが(ここ最近になって「英語圏も含めてわざとらしく如何物がかった媒体が検索エンジンの相応のキーワードにて目につきやすくなっている節がある」と経年観察する中で筆者などは判ずるに至っている)、相応の媒体、他のやりようを受けもして進化している節もある(悪い意味で進化している節もある)とのそうした媒体らに見る劣った文字情報(あるいは捏造臭ある劣った画像情報)ではなく、本件については、「とにかくも」流通映像情報を重視していただきたい次第ではある―― 。

 本稿本段執筆時現時点にあって確認可能となっているところとして「2013年から」国内「でも」DVDコンテンツとして Super Mario Bros.『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』(1993)は流通するようになっている。  その点もってして現時点では大手レンタルチェーンでも在庫として取り扱っていない程度の流通性向かと受け取れもするのだが(ヴィデオテープ版ではなくにも)流通を見はじめていることを確認したそちらDVD版『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』 ―尺104分(あるいは105分表記)の本編内容を全部カットなしに収録しているとのありようのもの― にあって「も」後半部、

再生時間【01時間30分31秒】から【01時間30分34秒】

にて上にて呈示の通りのシーンが具現化していることがチェックできるようになっている。いいだろうか。異次元の恐竜帝国とこの世界の再結合(リ・ユナイト)の過程にまつわるものとして上に特徴示しての通りのシーンが立ち現れていることはすぐにチェック出来るわけである (であるから、確認をなしたいとの向きは意欲あるならば(なんとか)レンタルなどなしてDVDを手元に置き、のうえで、秒単位で指定の通りの部を確認されたい) 。
 ツインタワーの片方がまずもって崩れ、次いで、もう片方に(異次元の恐竜帝国のクッパ・タワーなるものの特徴的なぎざぎざ装飾ありように照応するように)風穴が開く。そのプロセスにあって飛行機( Airplane )かなにかかと「?」付きで受け取れるものがワールド・トレード・センターのツインタワーの合間の中空を横切りもする ―※DVDでも確認出来るところの【飛行機か何かかと受け取れるものが崩れゆくツインタワーを横切るとのありよう】については映画封切り当時からノン・リニア編集でそういう描写が演出の一環といった名目で入れ込まれているのだと解される(現時、海外由来の動画などで動画サイトにて映像抜粋されて紹介されている通りである)― 。 そういうシーンが確認出来る

 さて、以上のような描写 ―ツインタワーが崩れ、上階に風穴が開きもする(そしてツインタワー背景には飛行機がかったものが横切るとのそのありようも加えて言及しておくべきか)とのおよそ数秒の描写― が見てとれるために
『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』
については
『(飛行機が上階に風穴を開けるかたちでツインタワーに突っ込み、そして、タワーの倒壊を見たとの事件である)911の予見映画ではないのか』
と欧米圏の一部にて取り沙汰されてきたとの背景がある作品となるわけではあるが、そういう視点で見ると、映画序盤よりブルックリン ―ニューヨークのマンハッタンに面してのブルックリン地区― を疾走する配管工の主人公ら(マリオとルイージ)が用いる業務用車輛にあって青文字でペイントされている【 Mario Bros. 】のMの字の部分、同部部が左端の独特の傾斜角などをもってして「911の一筆表記」とも露骨に見えるようになっているとのことについて「も」色眼鏡越しで見たくなるのは避けられない(:作中、街を疾走するシーンが何度も出てくる主人公ら業務用車輛のそうもした911を想起させるペイントのありようについては映画を少し注意しながら観察していれば普通に気づけるようになっているわけではあるが、敢えて指摘すれば(DVDコンテンツが国内でも流通するようになっているとの背景を受けて敢えて指摘すれば)、同じくものことが確認可能となる序盤部のシーンはDVD再生時間【00時間05分51秒】あたりのシーン(本編開始後5分から6分経過後のシーン)からである)。に関してはアメリカの緊急時呼びだし番号 ―警察・消防・急患を兼ねての呼びだし番号― がかの911の事件が発生する前から911番となっていたとのことがある、であるから、日本の水回りトラブル対応業者の類が彼らの宣伝用チラシなどに「水回りトラブル110番」などとの売り文句を入れ込んだりするのと同じくもの意図を兼ねての「確信犯的な」(そして「常識的に説明できる」)演出の一環と受け取れる素地もあるのだが(そうもして常識的に説明できることであるから筆者とてそちら911を想起させるペイントにまつわってのことまでを取り立てて強くも問題視しようとは思わない)、 ただ、

【異世界の恐竜帝国(と描写されるもの)とこの世界のツインタワーが当該のナンセンス・フィクションにあって融合するシーン (コメディがかった異世界の首班がこの世界の資源を総取りして、人間は逆進化・脳破壊するとの企図の中で融合が一時実現するシーン) 】

にみとめられるその不気味さが
【偶然の一致(only-co-incidental)に対する過度の重み付け】
の問題で済むのか、あるいは
「まったくもってそうではない(意図的deliberateである)」
と判じられるのか (こちら「そうではないと判じられる」(偶然の一致で済ますことなどできはしない)とのことに関してはその「そうではない」ところの判断材料が実際に呈示されてこそ訴求が要をなすところとなるのは論を俟たないであろう)、 とにかくもってして、本稿では同じくもの問題にあまりにも接合する ―そして意図の先に何が透けて見えるのかの問題を指し示す― との、

警鐘として意をなすだけの(語りかける対象が脳を壊された者でない限り本来的には意をなして然るべきだけの)具体的材料

を山と呈示していくとの所存である(なおもってして荒唐無稽映画を重要視していることについては「稚気に溢れた子供向けのフィクションに意味が込められることもあることを否定することはできまい」とのことを強くも申し述べておきたい。その点もってしてハリウッド・スーパーマリオ映画の製作プロダクションは ―お調べいただければお分かりいただけようところとして―  Allied Filmmakersとのプロダクションとなるのだが、【アライド(共同の)】とのところを【オール・ライド(全て欺瞞の賜物である)】との二重話法 Double Meaningと解釈する見方さえ出来てしまうと手前などは見ているのだが(実際に同プロダクションがマリオ映画とほぼ同時期に世に出した The Thief and the Cobblerとのアニメ・フィクションもまたイラク戦争に通ずる予見文物だと指摘する動画がYouTube等で流通していたとのことがある/【大団円で異世界の独裁者は破滅を迎え、融合と人類放逐の意図は失敗する】とのマリオ関連映画ストーリー自体がそれを無批判に見る者達を愚弄する意図も兼ねての欺瞞の賜物である可能性もあると述べたいのである)、 そうもした言いようを無条件に容れろとは言わない。
 代わりに筆者が呈示の論拠をきちんと検証いただきたいと申し述べたいだけである ―宗教の徒輩などは「坊主憎ければ袈裟まで憎い」との論理で聞く耳など持たぬし言論排斥・封殺をなすだけだ、いや、そも、そうもした論理を押しつけるための統制装置としての宗教であろうとも思うわけだが(属人的ありようと客観的論証を感情的にごっちゃにして彼ら流のゴミ箱に彼らの未来をも本来的には救いうるはずの真実をも組織的に放擲することになる傾向が宗教団体にとみにあるかとは観察してきた傾向より判じているのだが)、【滅び行く種族の特性】を身に負っていない(とのつもりである)との向きらにはとにかくもってして透徹した視点で批判的に(疑いながらもで)この身申しようを検証戴きたい次第ではある― )。

出典(Source)紹介の部27はここまでとする)


 同映画SUPER MARIO BROS.『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』

[穴が上階に開きつつも崩落するツインタワー]

の1993年にあってのワンカットによる先覚的描写の問題については本稿を公開しているサイトの一にても取り上げていたことである。

 すなわち、

「映画の先覚的描写については映画が封切られたとの同年(正確には映画公開のおよそ三か月前)の1993年にWTCツインタワーの地下駐車場が爆弾テロの標的になったことが原因であるなどと指摘されるとのこと「も」ある(そのように目立って質問に答えるページが検索エンジン上位に表示されてきたこともかつてあった)。
 であるが、より露骨なる「他の」911事前言及作品群が存在しており、それら作品群に見る先覚性と同映画(『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』)に見る先覚性を複合顧慮することで[人を食ったような嗜虐的寓意の問題]が見えてくるとのことがある」

とのことがあるとのかたちで同じくものことについては言及していたことである(:にまつわり本文をしたためもしている本稿の後の段にては[911の露骨なる予見作品群「ら」]がいかようなるものなのか、国内レンタルショップで借り受けられる流通DVDコンテンツらの再生時間を秒単位で指摘しながらもの概要解説を細かくもなしていく所存でもある)。

たとえば、ウィキペディアのような媒体の日付表記部からすらも多く確認できるようになっているのが、

[1993年にあってのイスラム過激派(後の911の事件の主犯格の一人と一般には説明されているハリド・シェイク・モハメドの甥にあたるラムジ・ユセフとの男に指揮されての過激派)によるツインタワー地下駐車場にての爆破事件の発生日時は[2月26日]となっており、その被害態様はビル本体には重篤な影響を与えていない ――「ビル倒壊を最終的に目標としてなされた爆破テロであった」との捜査結果が出されているわけだが、ビル本体には重篤な影響を与えていない―― とのものであったとのことがある]

[1993年にあっての映画『スーパーマリオ 魔界帝国』の公開日付は[5月28日]となっており、そこにては映画公開3ヶ月前に発生した地下駐車場の爆破事件とは異質なる描写、[上階に風穴が開き、かつ、崩落を呈するとのツインタワー]をワンカットで描いての描写がなされている]

とのことらである(上掲の図は1993年の事件についてのまとめがなされたWikipedia[ 1993 World Trade Center bombing ]項目にて掲載の被害態様解説図 ――地下2階で爆発した爆弾が地下駐車場に広範囲に亘ってのダメージを与えたことを解説しているとの図―― となる)。

 問題となる映画のその問題の因となっている描写を含む場面が何時撮られたのか(映画公開3ヶ月前の事件の前か後なのか)も含めて[奇怪な臭い ――それは単体では問題にならぬが、他のより露骨なる前言事物ら(後にての段でよりもって詳しくも詳述する他の作品ら)とあわさって名状しがたい臭気を醸し出している臭いでもい―― ]は拭えぬところとしてある。

 以上述べた上でここにて取り立てて問題視したいのは ――話柄響きより「[我々が向きあわせねばならぬと考えられる事実]とは無縁なること、何も変え得ないとの「奇矯なる」駄法螺を鼓吹しているのか」との誤解を招くようなところか、とも危惧しはするのだが――


 映画SUPER MARIO BROS.『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』の

[上階に穴が開きつつ崩落するツインタワー(のワンカット描写)]

が同映画にあっての粗筋[設定]上、

[異なる次元が融合されて恐竜帝国の首府ダイノハッタンと融合させられる建造物]

として劇中に登場させられていた


とのことである(上にてウィキペディア記述より引用したとおりである。『だからどうしたというのだ。下らないことをわざわざ取り上げるな』と常識人、なかんずく、の中の、[ここに至るまで摘示してきたところの状況をいまひとつ理解されていないとの向き]は述べるところであるように思うが)。

 さて、ツインタワーが[別次元の恐竜人の拠点]と次元の接合で融合するなどというフィクション ――(とは述べても911の発生を先覚的に言及しているとのフィクションだが)―― の筋立てにつき言及するとここまでの内容をきちんと読まれているとの向きには次のような話の方向性につき予測がついた、との向きもあられるだろう。

『この者はここに至るまで複数の文物が[ワームホール生成][加速器使用挙動][爬虫類の異種族の進出]といった要素でつながる(あるいはつながる素地がある)との話を延々となしていると見受ける ――(※現況、A.からF.と各々区切っての話をなしている中にあってのD.の段にいるわけであるが、A.およびB.の段での『フェッセンデンの宇宙』にまつわる解説、C.の段での『スキズマトリックス』にまつわる解説でそういうことを取り上げてきたとの経緯がある)―― 。
 であるから、異世界との扉がワームホールに求められるとの先になしていた話ともつながるところ、延長線上の話として[恐竜人の侵略と異世界の扉]をテーマとしている『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』の話などなしていると考えられる』

 おおよそ本稿筆者が意図していることは上の通りである。
 
 だが、直近まで申し述べもしてきたこと「だけ」による上のことの訴求ならば、字義・響きどおりの、

[頭の具合のあまりよろしくなき話]

と看做されかねないと見る(話の奇矯性もさることながら、『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』から[他の宇宙との扉となるワームホール]のことを想起するなど[こじつけがましきところ]と受け取られることか、と思う)。

 その点、この身が重んじるのは
[論拠がはきと明示可能であり、論理の筋道が明確化している話]
にして
[[事実]を無視することは是としない人間であるのならば、一面で常識に強くも拘束されていても耳を傾けざるをえぬとの話]
である。

 そうした話をなさねばただの自己満足に堕しかねない、何の意もなさぬ、結果どうあれ、[公論]として重要なことを訴えたことにはならぬととらえている。

(:[公論としての生き死にの問題に関わる重要なること]を訴えるため、この身は(大仰に、ではなく)自分の生涯と全名誉を賭ける覚悟でやっており、そのような中、訴求行為のためだけに会社まで設立している。既に何年も前から同じくもの言論を展開しだし、事後、表立って手前が人品につき知らぬとの[真っ当な向き]より賛意を寄せられたとのことは ―相応の人間によって劣化剽窃物が妨害するように散布される様には際会しこそすれ― 無に等しく、海外でも同じくものことを実証的に取り上げている媒体はまったくもって目につかないありさまなのだが、とにかくも、そこまでしているのである ――加速器実験に伴う奇怪なる点を摘示せんとしている本稿内容をそれなりに理解しながら読まれているとの向きにあっては認めがたいところかもしれないが、既に証拠を挙げ連ねて指し示したとの[事実A]から[事実J]のような事実に認められる欺瞞性の問題、の中にあって、取り立てて重要視されるべきところである[事実F]から[事実J]のような事実にまつわる問題点を取り上げる人間だに世界中で「絶無」である(検索エンジンの入力・出力結果の定点録画観測からそのように特定している)。人口が70億に迫ったこの地球で70年代フィクションより現行加速器に200倍超近いものが露骨にブラックホールの露骨なる近似物と結びつけられて登場してきているが、そうしたこととおしなべての物理学界関係者ら・科学加速器実験実施者ら言い分は全く平仄が合わないとの当然に問題になるところを指摘する人間だに絶無となっているのである(だが、といった中ながら、筆者はそれについて敢えても本稿にて出典(Source)紹介の部6から出典(Source)紹介の部10にあってかなりの点数の出典挙げながらもの解説をなしている)―― )

 話それそのものに付きまとうエキセントリックさに起因する訴求のなし難さから弁解がかっての申しようをくどくどとなした感もあるが、映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』、[双子の塔](ツインタワー)を[恐竜人の策源地でもある拠点]と融合せしめたとの奇怪なる ―その奇怪性の論拠は本稿公開サイト他所でも論じている― 同映画のその粗筋が
[通過可能なワームホールにまつわる「ここまでの」話]
と「多重的連結関係を呈するかたちで」接合している述べられるだけの論拠が「さらに」存在しているとのことがある。

 寛容さに欠ける人間は、あるいは、臆病な人間は話の[どぎつさ]から目を背けたくもなるところかもしれないと当然に考えるのだが、そちら「さらに」存在している論拠につき、続けてのE.およびF.の段で示していくようなことがあることを「まずもって」問題視する。

(「A.からF.と区切りながら段階的に論じていく」と先述のことにつき、D.と振っての段はここまでとする)

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直下、委細解説セクション冒頭部へのリンクを設けておく

(⇒[加速器実験にまつわる根深き虚偽]の問題よりはじめての状況指し示し部、その冒頭頁へは下の部より)

[典拠紹介部第1頁 加速器実験に伴う欺瞞性から証示なせることについて]

 上にて挙げているのはドイツ浪漫主義芸術の巨匠たる18世紀画家、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(Freemasonでもあったとの画家 Caspar David Friedrich)の手になる一品、

Der Wanderer uber dem Nebelmeer雲海の上の旅人』(に多少の[動き]をアレンジとして加えたもの)

となる。

 言われようの問題として一般に、

[人間の崇高なる精神が高みを目指し、ついぞ多くの物事を達観するに至った時、その折の孤独と感慨を描いた画]

などと形容される上掲の『雲海の上の旅人』に関して(本稿でもその言行を順次・段階的に取り上げることになるとの)物理学者リサ・ランドールは[次のような申しよう]をなしている。


(直下、物理学者リサ・ランドールの手になる著作 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)にての CHAPTER THREE LIVING IN A MATERIAL WORLD[第三章 物質世界に生きる]の章の記述内容 ――オンライン上検索エンジンにあっての原文検索にて該当部特定できるところの記述内容―― よりの原文引用をなすとして)

Our universe is in many respects sublime. It prompts wonder but can be daunting ―even frightening― in its complexity.  Nonetheless, the components fit together in marvelous ways. Art,science, and religion all aim to channel people’s curiosity and enlighten us by pushing the frontiers of our understanding. They promise, in their different ways, to help transcend the narrow confines of individual experience and allow us to enter into―and comprehend―the realm of the sublime. (See Figure 11.)
          [ . . . ]
[ FIGURE 11 ] Caspar David Friedrich’s Wanderer Above the Sea of Fog (1818), an iconic painting of the sublime ― a recurring theme in art and music.

(上の原著引用部に対する[訳文]として国内流通訳書『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)ハードカヴァー版にあっての81ページに記載されているところを引くとして)

多くの点で、私たちの宇宙は崇高だ。その複雑さは好奇心を駆り立てはするが、無力感も抱かせるし、ことによっては恐怖さえも感じさせる。にもかかわらず、宇宙の構成要素は素晴らしくぴたりと絡みあっている。芸術、科学、宗教は、いずれも人々の好奇心を促して、理解の限界を広げさせ、それによって私たちを啓蒙することを目指している。いずれもそれぞれのやり方で、個人の経験の狭い領域を越えさせることを約束している。それがかなえられたとき、私たちは崇高なものの領域に踏み込む――そして理解する――ことができるのだ(図11を参照)。 …(中略)… [図11]ドイツの画家カスパー・ダーヴィド・フリードリヒの「雲海の上の旅人」は、崇高なものを象徴的に描いた作品だ。崇高さは、美術と音楽に繰り返し登場するテーマである

(以上をもって Knocking on Heaven’s Doorにての原著表記および訳書よりの引用とした)


 さて、何故、ここ脇に逸れての部にあって「目立つように」特定絵画 ― 『雲海の上の旅人』― を挙げ、その絵画に対する物理学者の評しよう ―「雲海の上の旅人」は、崇高なものを象徴的に描いた作品だ....― などを引いたりもしたのか

「それは、」
絵画『雲海の上の旅人』に対して直上引用なしたような評しようをなしているとの物理学者リサ・ランドールが

加速器によるブラックホール生成可能性にまつわるトピックの理論深化に一廉ならぬ貢献をなしているとの著名物理学者

[[崇高なるもの]を目指しての宇宙の探求(およびそのための装置と銘打たれている巨大加速器LHC)の称揚・礼讃をなしているとの向き

であるとのことがあり、また、なおかつ、彼女リサ・ランドールの手による、(絵画『雲海の上の旅人』を科学者が目指しての[崇高さ]とを結びつけている)引用元著作 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)が

人間のありよう(崇高さとはおよそ程遠いところにあるありよう)]
人間の辿る運命

を嘲笑うような[嗜虐的寓意]で満ち満ちていると申し述べられるようになっている著作であるとのことがある、遺憾ながら
[理の当然]
として申し述べられるところとしてある ――個人のせせこましい偏頗(へんぱ)な主観などとは一線を画したところで客観的かつ具体的にこれはこうでこうだと申し述べられるようになっている(出典呈示を第一義にしての本稿では無論、その論拠を事細かに挙げる)とのところとしてある―― からであり、そのことに注意を向けたかったからである(※)。

(※上にて引用元とした著作、 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)、同著にあってはその冒頭部より
September 10, 2008, marked the historic first trial run of the Large Hadron Collider (LHC). Although the name―Large Hadron Collider― is literal but uninspired, the same is not true for the science we expect it to achieve, which should prove spectacular. (表記英文引用部に対する訳として)「2008年9月10日、ラージ・ハドロン・コライダー(LHC)が歴史的始動を見た.[ラージ・ハドロン・コライダー]との名称は有り体に言ってインスピレーションを何ら与えぬとの平凡なものだが、私たちがそれ(LHC)に[証明すべきととらえている壮大なる挙]を託しているとの意では[科学(の進歩)]にとり同じくものことは真実とはならない(LHCは際立ってのインスピレーションを与えるものである)」
などとのことが書き記されている。
 そうもした書きようが目立ってもの冒頭部にてみとめられる著作ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアにおける表題、 [天国のドアをノックする]の由来についてリサ・ランドール女史は同じくもの著作の中で次のようなことを述べてもしている。
(以下、 Knocking on Heaven’s Doorにての CHAPTER FOUR LOOKING FOR ANSWERSより引用なすところとして)
I first heard the phrase “knockin”on heaven’s door”when listening to the Bob Dylan song at his 1987 concert with the Grateful Dead in Oakland, California. Needless to say, the title of my book is intended differently than the song’s lyrics, which I still hear Dylan and Jerry Garcia singing in my head. The phrase differs from its biblical origin as well, though my title does toy with this interpretation. In Matthew, the Bible says, “Ask, and it shall be given you; seek, and ye shall find; knock, and it shall be opened unto you: For every one that asketh receiveth; and he that seeketh findeth; and to him that knocketh it shall be opened. (以上原著表記に対して訳書『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)ハードカヴァー版[第四章]103ページにての表記を引くとして) Knocking on Heaven’s Door(天の扉を叩く)]――これが本書の原題だが、私が最初にこのフレーズを聞いたのは、一九八七年、カリフォルニア州オークランドでのグレイトフル・デッドとのコンサートで、ボブ・ディランが『天国への扉』を歌うのを聞いたときだった。いまでも私の頭の中ではディランとジェリー・ガルシアがこれを歌っているのが聞こえてくるけれど、いうまでもなく、私の本のタイトルは、この曲の歌詞とは意味が違っている。このフレーズは出典である聖書の一節とも違っているが、私のタイトルはこちらの意図を拝借したものだ。聖書の「マタイ伝」には、このように書かれている。「求めよ。さらば与えられん。尋ねよ、さらば見いださん。門を叩け、さらば聞かれん。すべて求むる者は得、たづねる者は見いだし、門を叩く者には開かれるるなり
(以上、引用部とした)
 といったところ、新約聖書のマタイ伝にあっての
[求めよ。さらば与えられん。尋ねよ、さらば見いださん。門を叩け、さらば聞かれん。すべて求むる者は得、たづねる者は見いだし、門を叩く者には開かれるるなり]
とのフレーズ、それが
[天国の門]・[天国への扉]・[天国への階梯](ステアウェイ・トゥ・ヘブン)
との兼ね合いでいかように嗜虐的なる別側面での意味( Double Meaning )と共にあるのか、そのことからして具体的典拠を挙げ連ねるとの式で遺漏無くも事細かに示そうというのが本稿の本義であるとここ脇に逸れての部にあって訴求しておきたいとの意図が筆者にはある)

当サイト内にあっての【各頁および各典拠への一覧方式遷移部】、及び、【PDF形式文書配布ページ】へのリンクを直下、設けておく

各頁および各典拠への一覧方式遷移部へは以下より


問題となる「予見的言及→実現」の体系についての[典拠紹介部]一覧呈示頁

PDF形式文書配布ページへは以下より


典拠解説媒体としての[一括PDF文書]の公開頁

ここ本頁内にて[参照先]として挙げている【「容易に後追い確認なる」「堅い」ソースを呈示しての出典紹介部ら】、それぞれへの[遷移経路]を設けておく (:クリックすることでブラウザ ―インターネット閲覧ソフト― の[別タブ(別枠)]にて典拠紹介部を表示( open "additional" tabbed window(s) of web browsers ))

[出典(Source)紹介の部6]から[出典(Source)紹介の部10]70年代に遡るところとして[欧州CERN加速器によるブラックホール生成]を臭わせている風が如実にあるとの[複数フィクション]が存在していることにまつわっての典拠紹介部6から典拠紹介部10)
の参照は直下より (クリックすることで当該の出典紹介部を別タブにて表示)


典拠紹介部第6頁 70年代小説らに見る「克明無比なる」ブラックホール生成に通ずる言及


典拠紹介部第7頁 『ホール・マン』と『ランゲルハンス島沖を漂流中』の繋がり合い


典拠紹介部第8頁――加速器実験に伴う欺瞞性、 そして、そこより証示なせもすること