典拠となるところの明示[123]――[911の発生の予見的言及作品]とフリーメーソン
における象徴体系の接続性に関わりもする『タワーリング・インフェルノ』

関連情報にまつわるカテゴリ(各部クリックにて遷移)

[911の事件の先覚的言及]と[フリーメーソン象徴体系]との接合について 補説4

 前頁までにて

[『ファイト・クラブ』がいかに[フリーメーソン的なる映画]なのか]

そして、

[『ファイト・クラブ』で描かれるクラブそれ自体およびそのクラブのテロ挙動にて現出するシンボリズムがフリーメーソン・シンボリズムといかに濃厚に接合するようになっているのか、および、その延長線上として何が述べられるのか]

とのことについての指し示しをI.からV.と振ってのパートでなしていくとの流れにあってIV.と振っての部までの指し示しをなし終えた。

 以上、極々端的に振り返ったうえで本頁固有の内容に入ることとする。

 ここまでのI.からIV.の部にあってフリーメーソンやりよう(足跡)と映画『ファイト・クラブ』がいかように多重的に結びついているのか、現象として指し示してきたわけだが、まだまだ話は終わらないと述べざるをえぬようなことが他にもある。

 その点、911の事件については

部分的に「フリーメーソン象徴主義に通ずる」視覚的特徴を呈しながら事件(911の事件)の発生について予見的言及をなしている作品ら

が「他にも」複数作存在しているとのことがある。であるから、ことは[極めて特殊な唯一例の話]にとどまってのものではないとのことで映画『ファイト・クラブ』におけるフリーメーソン・シンボリズムとの接続性が一層にして問題になる

 だが、このV.の部の段の典拠については

「あまりにも典拠紹介の部が長くなり、話の方向性が見えづらくなるおそれが濃厚にあるととらえた」

ので続く段 ―出典(Source)紹介の部106以降の出典紹介部を包含するところの段― で「別に切り分けて」細かくもの解説をなすこととする。

 さて、直近にて言及のV.の部、典拠をさらに後の段に譲ることとした部の話は後回しにするとしたうえで、ここで、一端、今まで摘示してきたことにつき「再度」の振り返り表記をなすこととする。

 まずもってここ補説4の部では次のことらについての指摘をなした。

出典(Source)紹介の部101を包摂する箇所にて紹介なしたところとして)

第一「極めて基本的なところとして」先に発生した911の事件は(飛行機が突撃したツインタワーのみならず)ワールド・トレード・センターに存在していた[ビル七棟(1WTCから7WTCのビル七棟)が倒壊した]との事件となる ―それについて公式発表では[飛行機突撃に起因する尋常一様ならざる衝撃]を受けてツインタワー(1WTCおよび2WTC)が崩落、それに巻き添えを食らうかたちで他のビルら(3WTCから7WTC)も倒壊を見たとの説明がなされている― 。

第二その中身が適正なものか否かはとりあえず置きかつてそこにあったワールド・トレード・センターの第七ビルに関してはその倒壊(全体構造をそれまで維持していたものが突然、パンケーキ状に瓦解していくさまが記録映像に残されているとの倒壊)が[発破倒壊 ―コントロール・デモリッション/ビルを炸薬を用いて一挙に破壊して解体処理する手法― ]としての特色を呈している、人為的倒壊であるとの主張が建築家と発破倒壊の専門家らよりなる専門家団体より呈示されているとの[事実]がある ―主張の中身自体が[真実]との意味合いでの[事実]なのかは置いておき、建築士ら専門家筋がワールド・センター・第七ビルの崩壊は発破倒壊であるとの意見を表明しているとのことは「容易に」確認できる主張動向にまつわる[事実]としてそこに存在しているということである― 。

第三それが果たして本当に[具体的情報に基づいてのことなのか]は置いておき、そして、それが果たして本当に[911の背後関係を真実一路で突いた信用に値するものなのか]は置いておき911の事件が発生する「直前」、2001年7月(911発生の六週間前)にて、「アメリカで[アルカイダ]と[オサマ・ビン・ラディン]の犯行を名目にしての政府関係者筋による[自作自演のテロ]が起こされることを警告していた」との有名な論客が存在している ――事件の後で予言者であったとする[自称予言者]ではなく、[ある程度、知名度を有していた人物](先立つ2000年にグローバル・エリートの奇怪なる真夏の集いの隠し撮り映像を流通させ知名度を高めていたラジオ番組主催者のアレックス・ジョーンズ)が放送記録に基づいて確認できるところとしてそうしたことを述べていたとの[事実]がある―― 。

 次いで、(上のことを含んだうえで)、映画『ファイト・クラブ』が

[911の発生前にその発生を予見した作品となっていること]

につき次の[1]から[9]の観点から([話柄選択以外には主観など問題にならぬとの[現象]]に関わるところとして)各別に「摘示」してきた。

以下、[出典]および[(DVDさえ借りれば容易になせるレベルに落とし込んでの)細かき確認方法]はここまで書き記してきたところに譲ったうえでの振り返っての「再」表記をなす

出典(Source)紹介の部102で「DVDを借りて視てみるだけで容易に後追いできるように.」とのかたちにて典拠紹介をなしてきたところとして)

 1999年公開の映画『ファイト・クラブ』はその[冒頭部]からして[グラウンド・ゼロ]との言葉が極めて目につくかたちで登場している作品となる(映画再生時間、すなわち、DVD再生環境タイムカウンター表示[00時間02分09秒]から同[00時間02分10秒]の部にて英文字幕オンにすることで視覚的に容易に確認可能なことである。尚、同じくものことについては先立っての段で次の趣旨のことも解説していた⇒[[グラウンド・ゼロ]との言葉はそも、造語の契機として[「マンハッタン」計画の結果としての広島・長崎の原爆投下地]に対して用いられだした(生み出された)との経緯ある言葉にして、後、「ペンタゴン」の特定区画を(原爆と同様の核による攻撃との式で)指す言葉となったとの経緯ある言葉ともなる。そうもした相当に使用局面が限られていた言葉がグラウンド・ゼロであった中でそれが[爆心地]とのニュアンスでワールド・トレード・センターの災厄に流用されるようになったとの経緯があるであるから、(相当、特殊な言葉であったとの)グラウンド・ゼロが「1999年封切りの」映画の冒頭で用いられているのは「印象的」である])。

出典(Source)紹介の部102(2)で「DVDを借りて視てみるだけで容易に後追いできるように.」とのかたちにて典拠紹介をなしてきたところとして)

 映画『ファイト・クラブ』は[[グラウンド・ゼロとの語で表されているとの一画]を連続ビル爆破倒壊によって現出しようとの計画]を描いている作品である(クライマックスでは複数ビルがパンケーキ状倒壊を呈しての発破倒壊していくさまが描かれている(劇中内の爆破倒壊数にまつわっての言及では12棟)。同じくものことについては映画再生時間、すなわち、DVD再生環境タイムカウンター表示[02時間01分18秒](映画後半部)以降の部をもって視覚的に容易に確認可能なことである。尚、現実世界で発生して七棟の巨大ビルの倒壊を見た911の事件では ―それが事実かは置き― ビル発破倒壊説が専門家団体より呈示されていること、先に解説したとおりである出典(Source)紹介の部101を参照のこと))。

出典(Source)紹介の部102(3)で「DVDを借りて視てみるだけで容易に後追いできるように.」とのかたちにて典拠紹介をなしてきたところとして)

 映画『ファイト・クラブ』は劇中ビル倒壊計画をして[金融会社(表にその名を目立って出されるのはクレジット・カード会社)を標的にして金融システムそれそのものを攻撃する]ためのものであると明示している作品である(映画再生時間、すなわち、DVD再生環境タイムカウンター表示[00時間02分09秒]から同[00時間02分10秒]の部にて英文字幕オンにすることで視覚的に容易に確認可能なことである。他面、現実世界で発生した911の事件は(一般的解説のされようを引いて示しているように)金融系企業集積地たるワールド・トレード・センターが攻撃された事件である)。

出典(Source)紹介の部102(4)及び出典(Source)紹介の部102(5)で「DVDを借りて視てみるだけで容易に後追いできるように.」とのかたちにて典拠紹介をなしてきたところとして)

及び

 映画『ファイト・クラブ』では劇中ビル爆破計画の標的が[ワールド・トレード・センター]そのものであることを明言しているとの描写が現実に「多面的に」なされている

(以下、映像コンテンツの確認箇所を秒単位で容易に確認できるように指摘なしてきもしたところを再述するとして)

 一点目。まずもってファイト・クラブの連続ビル爆破に収束する計画、プロジェクト・メイヘム(騒乱計画)にあっての初動段階の爆破目標 ―[一石二鳥計画などと銘打たれての前段階爆破作戦]― として[黄金色の金属製球体オブジェ(噴水に設置のオブジェ)]が爆破されるとの描写がなされているが(映画再生時間、すなわち、DVD再生環境タイムカウンター表示[01時間45分29秒](映画後半部)以降のシーンにて視覚的に確認可能なことである)、噴水の再現までなされての映画版セットのそれとほぼそっくりといった球形金属オブジェがワールド・トレード・センターにてのツインタワーの間(のオースティン・トービン・プラザの噴水部)に存在していたとのことがある(ツインタワー付設の[ザ・スフィア]という実在のオブジェの「露骨で」「凝った」イミテーションを映画『ファイト・クラブ』が[一連の同時ビル爆破計画にあっての初動爆破対象]として登場させていたという問題である)。

 二点目。計12棟のビルの同時爆破をなすための計画と映画『ファイト・クラブ』劇中に言及されているプロジェクト・メイヘム、同計画関連の秒単位切り替わり描写 ―表示時間があまりにも短いために確認には[一時停止]が必要になるとの描写― として後半に爆破対象のビルと思しきビル名称(主人公が自身のオルター・エゴ=別人格のタイラー・ダーデンの計画を当局にリークしようとした際に出てくる計画文書記載のものとして)映画にて表示されてくるとのことがある。具体的には(劇中にてワンカット表示されている計画関連文書にみとめられる爆破対象と思しきビルらとして)ノースタワーの名前が表示されておりノースタワーおよびサウスタワーからなるツイン・タワーのことが想起されるようになっている(映画再生時間、すなわち、国内流通DVD再生環境タイムカウンター表示[02時間00分46秒](映画後半部)のシーンの[一時停止]にて確認できることである(ブルーレイ版ではない方の一時停止で確認できることである)。また、そちら一時停止にて確認できる(そして本稿でも再現図の呈示をなしている)とのシーンではノースタワーの表記と水平位置にあって並行となるかたちでサウスウォークとの文字列が表示されており、そこから、ノースタワーとサウスタワーらツインタワーの「並行」してのありよう]のことが想起されるところ「とも」なる。さらに、同じくものシーン([02時間00分46秒]でのシーン)ではノースタワー・アンド・「プラザ」との表記がなされており、それによって、[現実のワールド・トレード・センターのツインタワー区画にツインタワーに隣接するかたちでオースティン・トービン・「プラザ」(黄金の巨大球形金属オブジェたるザ・スフィアが配されていた一画)が存在していたことの想起「もが」なされるようになっている。加えて述べれば、ニューヨークはマンハッタンのロウワー・マンハッタンが攻撃対象となったのがかの911の事件であるとのことがある中でロウワー・マンハッタンのロウワーとの文字列もが問題となる爆破計画文書関連のシーンに partial 「lower」 & upper plans & 「south」 sidewalkとのかたちで入れ込まれているとのことすらもがある)。

 三点目。『ファイト・クラブ』では[ビル爆破計画関連文書投函用ボックスの宛先]が映画クライマックス間近に登場してくるが(映画再生時間、すなわち、DVD再生環境タイムカウンター表示[01時間56分10秒](映画後半部)のシーンの[一時停止]にて確認できることである)、壁に貼られての4箇所の連絡先ラベル]に記載されている[通り](ストリート)の名称は大部分(3箇所)がワールド・トレード・センター近傍(1マイル圏内)の[通り]の名前ともなっているとのことがある(殊にフルトン・ストリートなどにはその色彩が色濃く現われている)。

 四点目。映画にては「お前は廃墟となった――ロックフェラー・センターの大渓谷でヘラ鹿を追う」との台詞が爆破計画主催者としてのタイラー・ダーデン由来のものとして後半部に登場してくる(映画再生時間、すなわち、DVD再生環境タイムカウンター表示[01時間41分24秒]から[01時間41分30秒]の部にて英文字幕オンにすることで視覚的に容易に確認可能なことである)。その点、ロックフェラー・センターはマンハッタンにてセンターを名前に関する商業区画としてワールド・トレード・センターとの類似性を感じさせるものであり、また、ロックフェラー・センターとワールド・トレード・センターが共にロックフェラー系の人脈によって造成を見た一画である(当然に先の段で典拠を紹介しているとのことである)こともが想起される

 以上より映画『ファイト・クラブ』の連続ビル爆破計画たるプロジェクト・メイヘムの目標地が ―911の事件が発生した際にその場に存在していたビルが全部倒壊を見た一区画である― [ワールド・トレード・センター]そのものであると述べられるようになっている(殊に一点目が最も強力な示唆材料となり、二点目、三点目、四点目のことらは一点目のことと複合顧慮してこそ[その重みをよりもって理解できるもの]となっている)。

出典(Source)紹介の部102(6)で「DVDを借りて視てみるだけで容易に後追いできるように.」とのかたちにて典拠紹介をなしてきたところとして)

 映画『ファイト・クラブ』にはその劇中、後に[911の事件]が発生することをサブリミナル的やりよう(瞬間瞬間のワンカットを用いるといった式)で臭わせているが如くシーンが他にも含まれている。以下にて示すありようにて、である。

[[主人公の住まうコンドミニアム ―ピアーソン・タワー「ズ」という物件― の上階の主人公居宅]が[火災爆発]を起こした描写がなされているが、それが後に[タイラー・ダーデンによる時限性の人為爆破]であると判明した上、その[火災爆発]のシーンの直前に[飛行機が他の航空機と激突するとの主人公の空想シーン]が展開しているとのことがある]
[劇中、一瞬表示される社会的困難な状況にある者達の会合リストの中に「不自然に」航空機フライトを意識させる記述がなされているとのことがある]
[劇中、ホテルよりチェックアウトするシーンにて精算のためにその確認を求められた[主人公のオルター・エゴ(別人格)のホテルよりの電話発信先 ―プロジェクト・メイヘム実行各部署― のリスト]がそれ相応の911というナンバーを想起させる表示と結びつけられているとのことがある]

(以上、各部の映画登場セクションについて「も」(DVD再生環境にてのタイムカウンター表示から「秒単位で」確認できるように、と)先の出典紹介部にて図示をしながらも呈示なしている)

出典(Source)紹介の部102(7)で「DVDを借りて視てみるだけで容易に後追いできるように.」とのかたちにて典拠紹介をなしてきたところとして)

 先行するところの[4].及び[5].、そして、上の[6].に見るありようが[計算してのわざとのことである]と申し述べられようところとして映画『ファイト・クラブ』に関してはその劇中、[不快なサブリミナル映像を流す]ことへの
自己言及
がなされている
とのことまでもがある。主人公のオルター・エゴとしてのタイラー・ダーデン(別人格)が映写技師として働いているシーンにて同タイラーが[猥雑画像]を上映フィルムにサブリミナル的に仕込み、子供が泣かされるシーンが出てくる(映画再生時間、すなわち、DVD再生環境タイムカウンター表示[00時間33分15秒]の段階にて英文字幕オンにすることで視覚的に容易に確認可能なこととして that's when you'll catch a flash of Tyler's contribution to the film. Nobody knows that they saw it but they did.(日本語字幕では)「ほんの一瞬ポルノ映像が入る。意識しない一瞬だ」と述べられている一幕にまつわることである)といったことや映画『ファイト・クラブ』に関しては末尾にて男性性器写真を写し取ってのシーンが含まれているといったことがそうである ――[生き死にに関わる問題を告発するために作成したもの]である本稿の品位を落としたくはないため、そういう話はあまりしたくはないのだが、劇場公開版およびDVD版では規制の問題からカットされていたが、Blu-ray版では劇の終わり近くでの男性器描写のサブリミナル・カットが「復活」しているとのことがよく知られている―― )。

出典(Source)紹介の部102(8)で「オンライン上より容易に後追いできるように.」とのかたちにて典拠紹介をなしてきたところとして)

 映画『ファイト・クラブ』の原作小説『ファイト・クラブ』をものしたチャック・パラニュークのやりようからして[911の事前言及]染みた側面を有しているとのことが現実にある(:本稿ではチャック・パラニュークの1996年版『ファイト・クラブ』にて[191階のビルが爆破対象とされていること]を問題視し現行にて世界最高層のビルである急カーブ描いての釣り鐘構造、尖塔状のドバイの[ブルジュ・ハリファ]ですら200階を若干上回るものの160階以上はテナントが入れるような構造ではない、メンテナンス部にすぎないとのありようを呈している(実質階数163階とも)とのことも顧慮する必要があるであろうと指摘し、191階とのフィクションのビルがいかに不自然に高いものであるのか、それがゆえに、191との数値が異彩を放っての[恣意性]が問題になろうとの話をなしもしている ―そうしたことをわざわざ問題視したのは原作小説に見る[191階建てのビルの爆破計画]が映画化版にあっての[ワールド・トレード・センターそのものであると視覚描写されての一画における複数ビル爆破計画]として描かれているからである(191が911と入れ替え可能な中にてそういうことが、冗談抜きに、見てとれるとのことがある)― )。また、『ファイト・クラブ』原作小説作者チャック・パラニューク1999年小説Survivor『サバイバー』からして[「双子」と「飛行機テロ」と「狂信的宗教の徒輩」と「狂信者の自殺挙動」とがモチーフとされての作品][飛行機が装丁上、非常に目立っている作品]となっているとのことを細かくも紹介している)。

出典(Source)紹介の部102(9)で「DVDを借りて視てみるだけで容易に後追いできるように.」とのかたちにて典拠紹介をなしてきたところとして)

 映画『ファイト・クラブ』では[(時限爆破に使うものとしての)ダイナマイト製造と人間石鹸と生贄の儀式の話]が[ビル倒壊計画主催者のタイラー・ダーデン]によって通貫したものとして語られるとの流れ(ダイナマイト製造のためのグリセリンのことが人間由来の洗浄作用を呈する灰汁と結びつけられての流れ)が見てとれる(映画再生時間、すなわち、DVD再生環境タイムカウンター表示にての[01時間00分34秒]から[01時間02分38秒]の部にてのやりとりを英文字幕オンにして見てみることで視覚的にも確認可能なことである)。

 以上、「再度」くどくも振り返っての部はさらに先立っての[[1]から[9]の「詳説」部]それ自体に比べて委細を割愛するに割愛しての再表記部となっているわけだが(であるから、レンタルDVDでの細かき再生ポイントや再生に当たって観察すべきポイントについては出典(Source)紹介の部102から出典(Source)紹介の部102(9)の委細まで煮詰めているとの具体的解説を参照いただきたい)、といった[1]から[9]を振り返っての部よりさらにエッセンスだけを抽出してまとめて述べれば、次のようなことがある

(本稿にて陰謀論のそれなどではない[後追い確認容易なる具体的証拠の呈示の式]によってひたすらに指し示してきたところとして)

 現実の911にあってのワールド・トレード・センター倒壊事件に関しては計7棟のワールド・トレード・センターのビルらが(飛行機に突撃されたツインタワーこと1WTCおよび2WTCを中心として)倒壊を見たそれらワールド・トレード・センターにての計7棟のビル倒壊事件が現出した911の事件については[飛行機による激突倒壊]ではないところでの[ビル時限爆破]の可能性が建築士・爆破技術エキスパートらが多数関与しての団体であるアーキテクツ・アンド・エンジニアーズ・フォー・ナイン・ワン・ワン・トゥルースによって問題視がなされている ―いいだろうか、その主張の中身が真実であるか真実でないか云々以前の問題としてそういう主張がなされているとのことまでは争いのない事実であるとしてそういう問題視がなされている― (事件後、相当時間経過しての[7WTCビル]の屋上から瞬時に崩れていくようなパンケーキ状倒壊については発破倒壊としての特徴が伴っていると一部の専門家らが主張、署名を集めて、[政府]に再調査要求を出すなどとのことをなしてきた)。
 そうしたワールド・トレード・センターでの悲劇については同悲劇(911の事件)が発生する数週間前(具体的には7月25日)に「近々、米国政府関係者によってビン・ラディンとアルカイダの名前を具にしての自作自演のテロ行為が国内で起こされるであろう」との予言的言及をなしていた論客とその申しようの存在が問題視されているとのことがある ―これまたその主張が真実であるかどうかは置き、そうした物言いがなされて「いた」ことは衆目の一致するところで事実としての[記録化]がなされているとのかたちとなっている― (本稿にての[出典(Source)紹介の部101]で出典となるソースを細かくも挙げている)。

 そのように着目されて然るべきかたちで[発破倒壊「説」][自作自演「説」]が ―その主張内容の適否は取りあえずも置いておき― 取り上げられるだけの側面を伴っているとの911の事件とは

i.[グラウンド・ゼロとの言葉が被害地に対して用いられるようになった事件]
ii.[ビル連続倒壊(計七棟のビル倒壊)が現出した事件]
iii.[一大金融センターが攻撃を受けた事件]
iv.[ノースタワー、サウスタワーのツインタワーへの飛行機の突撃が現出した事件にして飛行機突撃後のツインタワーの崩落に続いて残りのワールド・トレード・センターの七棟のビルが崩落していった事件

となる。

 他面、映画『ファイト・クラブ』は

i.[グラウンド・ゼロとの言葉をテロ対象地に用いることを念頭に暗躍している(映画冒頭部からして主犯がグラウンド・ゼロとの言葉をターゲットに対して用いている)とのテロ集団を描いている作品]
ii.[ビルの連続爆破倒壊がテロ集団の計画で実現を見たとのことを描いている作品]
iii.[作中、テロ集団の首魁が金融システムを攻撃することを明示しているとの作品]
iv.[ノースタワー、サウスタワーがそそりたつワールド・トレード・センターそのものがテロ集団の連続ビル爆破目標であるとサブリミナル的に何度も何度も明示しているとの作品](ツインタワーの間に敷設されたスフィアのイミテーションの爆破やノースタワー・ビルディングとサウス・ウォークとの文字列が並列されての場面が爆破計画文書絡みのものとして一瞬出てくるとのやりよう等等)

となる。

 そうした現実に具現化を見ている類似性のことをまとめて見れば、[ことの本質]が[偶然]であると見るやりよう自体が「問題あり」とのことになりそうなものであるが、さらにもって、『ファイト・クラブ』という作品については次のようなこと「も」が指摘できるようになっている


『ファイト・クラブ』に関しては

[劇中にてサブリミナル描写を用いるとのことを自己言及している作品ともなり実際に、同作では劇中での連続ビル爆破の対象がワールド・トレード・センターであるとの描写がサブリミナル的になされている
[同作劇中にて[ビル爆破]と[ダイナマイト生成につながる人間石鹸の材料としてのグリセリン]と[古代の生贄の儀式]を結びつけられている(他要素と複合顧慮して、執拗性、強い悪意のようなものが露骨に感じられるとのことがある)]
映画の原作小説である1996年初出の小説版『ファイト・クラブ』からして191階建ての高層ビルが爆破対象として登場を見ているのであるが、[191]とは[911]との各桁数入れ替えナンバーである(また、現実の911の事件で標的とされたツインタワーは110階建てのビルであるが、それすらもが一時期、世界で最も高い建築物となっていたのであるから、191階とのビルは世界で最も高い建築物、しかも、異様に高いものであるとのことで、「現時から見ての」911で崩されたワールド・トレード・センターのツインタワーのことを想起させつつ、かつ、「1996年当時からして」どうしてそのような非現実的なものをもちだしたのかとの式で異彩を放つものであったとも解される)。のみならず、1996年刊行の小説版『ファイト・クラブ』の作者チャック・パラニュークは1999年に『サバイバー』という小説(映画『ファイト・クラブ』封切りと同年に刊行の小説)を世に出しており、同小説『サバイバー』では[自殺をこととする狂信的セクトと結びつく双子]が[飛行機ハイジャック]を起こすとの内容が現出している。現実の911の事件では[狂信的セクト]によって[飛行機ハイジャック]がなされ、[双子のビル]が[自殺行為]によって被害を受けたというのがよく知られた筋立てとなっているとのことがある一方で、である]

とのこと「も」が指摘できるようになっている」

(直近、述べてきたことすべてに筆者の主観が入り込む余地もなくに後追いできるだけの典拠を示しきっているか否かについては(執拗性、すなわち、事件背後にあっての意志表示との問題で重要なところであるとの認識がゆえに再度繰り返すところとして)是非とも本稿の先行する出典(Source)紹介の部102から出典(Source)紹介の部102(9)の内容を検証・確認されたい)

 さて、ここまで振り返っての話、[1]から[9]を振り返っての話から

[「悪質にも」[ツインタワーおよびその近傍の連続爆破計画]に「隠喩的」かつ「サブリミナル形式で」事細かに言及した映画]

となっていると述べられる映画『ファイト・クラブ』については

[フリーメーソン的側面](およびフリーメーソン的側面を醸し出しての存在の恣意性とその恣意性の行き着く先)

次のような観点から「当然に」問題になる」と述べられる(述べざるをえぬ)ようになっているとのことをも指摘した。

『ファイト・クラブ』主人公は多重人格に陥っての慈善サークル参加者(詐病なしてまでの参加者)となり、そのオルター・エゴ(別人格)がタイラー・ダーデンとの姓名の存在である。そのスペリングは Tyler Durdenとなるわけだが、

[(慈善団体としての側面を強調している)フリーメーソンには[タイラー]Tylerという職種をロッジの門衛 ―内と外とを分かち、部外者を排斥する職掌― として設けている

とのことがある(出典(Source)紹介の部103)。

 映画『ファイト・クラブ』にては作中のメインモチーフであるファイト・クラブという組織体に関して


a1[ファイト・クラブについては秘密主義的組織として邪魔者・秘密漏洩者に対し[死の制裁]を課すとの脅しを[チェス盤紋様の床の場]にてなす組織であると描写されている]

b1[ファイト・クラブは各都市に支部を持ち、強固な組織基盤を有しているとの描写がなされている]

c1[ファイト・クラブはありとあらゆる職種にメンバーを擁しており、彼らはテロを黙過するばかりか、促進しているとの描写がなされている]

d1[ファイト・クラブ成員らはハグ(抱き合い)を頻繁になすと描写されている]

e1[ファイト・クラブの面々として集まってきた者達の中でも従順性および急進性に特質がある者達を集めてビル爆破計画の実行役に仕立てていたとの描写がなされている(といったところに[インナーサークル]の問題が観念される)]


との側面が具現化している。

 対して、(上記a1からe1と対応関係にあるところとして)、フリーメーソンに関しては


a2[フリーメーソンは秘密主義的で秘密漏洩者には[死の制裁]の課すとの脅しがかった誓約を[チェス盤紋様の床の場]にて歴年強いてきた組織である(ただし、そうした[宣誓]のかたちをとる約束事は唯名無実のものにすぎないというのがメーソンインサイダーの外向けの言い分である)]

b2[フリーメーソンは各都市に支部(交流会館としてのロッジ)を持ち、強固な組織基盤を有している

c2[フリーメーソンはありとあらゆる職種にメンバーを擁しており、そうした成員らが[ブラザー]と呼んでの紐帯を保持している]

d2[フリーメーソンの成員は特定の儀式(マスターメーソン位階への引き上げなど)の後にメンバー同士がハグ(抱き合い)をなすとの組織である]

e2[イタリアのフリーメーソン、ロッジP2には軍諜報組織の主導部や現職国会議員らのイタリアの権力機構を掌握していたとの面々が参加しており、メンバー僅少の同組織体が白色テロ(反左翼テロ)としての[駅爆破事件](いわゆる[ボローニャ駅爆破テロ事件]で同事件にてイタリアでは多数の死傷者が発生)など複数の偽装テロ(共産主義者に罪をなすりつけるためのテロ)に関与したとのことが露見して問題になったことがある(また、事件に関与したロッジP2はメーソンに相応しくはないことをなしたとのことでメーソンから「正式に再破門」されたとのことになっているが、その後に発生したロッジP2人脈関連の殺人事件「でも」あいもかわらずメーソンの象徴が用いられているとのこと「も」が ―同件に関しては稚拙な法螺も流されているものの― 現実にある)。さらには、イタリア(元)首相であるベルルスコーニもその元メンバーであったとのロッジP2の首魁であるリーチオ・ジェッリ ―米国諜報機関より当初、[反共要員]として助力を受け、麻薬組織やアルゼンチン独裁政権などと強固なつながりを有していたとの政治マフィア― は(逮捕・脱獄を経て)結局は法網をかいくぐり、1996年にはその前科([自国民を何人も共産主義者の犯行に見せかけての偽装爆破テロで殺してきた]との前科)にも関わらず[ノーベル文学賞候補]としてノミネートされていた。といったところに[インナーサークル]の問題が当然に観念される


とのことがよく知られている(出典(Source)紹介の部103(2)から出典(Source)紹介の部103(6)を参照のこと/a1からe1a2からe2は対応関係をもたせている)。

 映画『ファイト・クラブ』は

[ワールド・トレード・センターのツインタワーの間に付設されていた黄金色のスフィア]

の「精巧な」イミテーション(噴水と結びつけられた特徴的なる黄金の球体オブジェ)をわざわざ用意して、それを爆破対象として描いている。

 その点、現実世界にてのワールド・トレード・センター、そのツインタワーの間に置かれていたスフィアを製作した建築家はバイエルン出身の建築家、フリッツ・ケーニッヒという人間となるが、ケーニッヒというのは[王]を意味するドイツ語名詞である。
 そして、ケーニッヒが彫刻したスフィアは名前・形態ともに王権象徴物(レガリアと呼ばれる一群の[王権]象徴物/日本における三種の神器のようなもの)の一つとしての外観を呈している

 したがって、映画『ファイト・クラブ』は

王という意味の名を持つ男が用意した王権象徴物を破壊すること

が作中にて描かれている映画(スフィアが爆破されたとの映画)であるとも述べられるわけだが(欧米人で、なおかつ、歴史に詳しい人間がアテンションを向ければ、そこまで気付くことも易々とできることか、とは思う)、フリーメーソンには

王権や教皇権の象徴物(近代以前の旧制秩序の象徴物たるレガリア)としての冠を潰す儀式

が沿革上、存在しているとされることがある(出典(Source)紹介の部104)。

 重要なところとして「ワールド・トレード・センターにて連続ビル倒壊事件を引き起こす」との寸刻描写(サブリミナル的描写)を含んでいるとの映画『ファイト・クラブ』にあって

爆破されたうえで転がされたスフィア・イミテーション (現実世界でありし日にワールド・トレード・センターのツインタワーの間にて設置されていたオブジェ) が転がされているとのその場面の描写

はフリーメーソンの通用化しての象徴主義と共通のデザインを「際立って」具現化させてのものとなっている。具体的にはフリーメーソンで用いられるトレーシング・ボードの構図がそのまま映画『ファイト・クラブ』にて表出していたザ・スフィア爆破シーンと視覚的にオーバーラップするように ―(【チェス盤】【二本の柱(この場合、現実世界にてザ・スフィアの両側にあったツインタワー)】【小階段(ステップ)】の同時使用との観点から)― できあがっている。さらに述べれば、そうした視覚的接合性の芽は「意味論的接合性を伴って」フリーメーソン的紐帯の祖とも幅広くも言われている17世紀の英国の知識人フランシス・ベーコンの著作にまで遡るところとなっている(出典(Source)紹介の部105)。

 911の事件については

部分的に「フリーメーソン象徴主義に通ずる」視覚的特徴を呈しながら事件(911の事件)の発生について予見的言及をなしている作品ら

が「他にも」複数作存在しているとのことがある。であるから、ことは[極めて特殊な唯一例の話]にとどまってのものではないとのことで映画『ファイト・クラブ』におけるフリーメーソン・シンボリズムとの接続性が一層にして問題になる(尚、問題となる他作品らについては続く段で一例を挙げて解説するとのこと、明言なしているものらとなる)。

 何度も何度も述べよう。

「以上には指し示し対象の取捨選別以外、筆者の主観は介在していない」 (換言すれば、「客観的に、」上記のようなことが[現象]として具現化しているとの旨、「摘示」できるようになっているとのことである)

 さて、振り返っての表記をなしたところで直前の段にて「後回しにして論じる」としたこと、

 911の事件については

部分的に「フリーメーソン象徴主義に通ずる」視覚的特徴を呈しながら事件(911の事件)の発生について予見的言及をなしている作品ら

が「他にも」複数作存在しているとのことがある。であるから、ことは[極めて特殊な唯一例の話]にとどまってのものではないとのことで映画『ファイト・クラブ』におけるフリーメーソン・シンボリズムとの接続性が一層にして問題になる。

とのことについて「具体的に」これより煮詰めていくこととする。

 ここではまずもって次の作品]のことを

[予言の霊(Python) ―先に引き合いに出した、ギリシャ神話および聖書の使徒行伝に見るような予言の霊[パイソン]― に憑かれたが如く「前言」]

のこと「も」加味しながら問題視していくこととする。


(続いてその問題性について指摘することとなしたとの作品として)

The Towering Inferno『タワーリング・インフェルノ』(大惨事に発展していくとのビル火災を描いた1974年米国封切りのパニック映画)


 具体的には上記『タワーリング・インフェルノ』 ―(そびえ立つ地獄とも訳せるし、また、偉大なるダンテ『地獄篇』](辞書にて確認いただけようが英語の形容詞[タワーリング]には[塔のようにそびえ立って不朽なる]との伝で[偉大なる]との訳振りがなされることもある語である/インフェルノとは[大火]を意味するの同時にイタリア語[地獄]転じての欧米圏『地獄篇』呼称ともなる)と訳せもするタイトルの映画作品)― が

[爆破にてワールド・トレード・センターのツインタワーを倒壊させることに言及した911との数値規則と結びつきもする映画(そして、フリーメーソンにまつわる寓意が介在しての映画)]

となっている(なってしまっている、でもいいが)ことについて指し示しなしていくこととする。

(その点、 The Towering Inferno『タワーリング・インフェルノ』という作品はaforesaid、「先程言及なした」ところの動画サイトYouTubeにて流通を見ている、
911 Hidden in Hollywoodとの動画シリーズ ―先述のように名乗り無しの作者・作成元に不分明なるところが大でサプライヤーも複数人に及んでいるようであるとの動画シリーズ― ]
にあっての PartXXIと振られてのセクションにてもその予見性が卓抜したやりかたで問題視されているとの作品となっており、筆者自身、そちら動画シリーズ(911・ヒドゥン・イン・ハリウッド)を目にしてその先覚性について教えられもした作品ともなる ―※なお本稿ではYouTubeにて流通している表記の動画シリーズ(実に多くの作品が911の予言的描写を含んでいることを指摘しているとの動画シリーズ)では解説されていないとのところについても『タワーリング・インフェルノ』という作品にまつわって問題視することとする― )

 それではこれ以降、 The Towering Inferno『タワーリング・インフェルノ』という作品にあっての
[フリーメーソン象徴主義とも地続きになっている予見性]
について1.から6.と振っての各点を通じて順次段階的に呈示していくこととする (DVDレンタルを通じて容易に後追いなせるようにしているとの式で多く呈示していく) ので、「化けの皮を剥いでやろう」との批判的視座でも何でもその適否について検証いただければ何より、と考えている次第である。

1.
 まずもってそこより述べるが、映画『タワーリング・インフェルノ』は元々、二作品の小説(原著題名 The TowerおよびThe Glass Inferno)を原作にしてのプロジェクトが「合併して」製作されたとの作品となっている。
 うち、合作の元となった原作小説の一作品たる The Tower

ワールド・トレード・センター、そして、ツインタワーそのものを露骨に想起させる【ツインタワー(にてのノースタワー)近傍の超高層ビル】が火災に見舞われるとの粗筋を有した小説作品

となっている(いいだろうか。映画『タワーリング・インフェルノ』の原作二作品のうち、一作品はワールド・トレード・センターの超高層ビルが舞台とする作品となっているのである)。


| 出典(Source)紹介の部106 |

 ここ出典(Source)紹介の部106にあっては

[映画『タワーリング・インフェルノ』が『ザ・タワー』と『グラス・インフェルノ』という二作の別個の小説を原作にしていること、そして、内、一作品が[ワールド・トレード・センターおよびツインタワーを露骨に想起させるツインタワー(のノースタワー)近傍の超高層ビル]火災 ―爆破物人為的起爆によって発生して多くの人間を焼死させたとの火災― を描いてのものである]

とのことについての世間的解説のなされようを引いておくこととする。

 オンライン上より容易に確認できるところの英文Wikipedia特定項目、特に営利サイドの編修者がよく介在するともされるとの事情もあってであろうか、目立っての誤記誤謬が少ない傾向があるとの商業コンテンツ概要紹介部よりの引用をなしておく。

(直下、英文Wikipedia[ The Towering Inferno ]項目にての現行記載内容、その冒頭部よりの引用をなすとして)

The Towering Inferno is a 1974 American action drama disaster film produced by Irwin Allen featuring an all-star cast led by Steve McQueen and Paul Newman. The picture was directed by John Guillermin. A co-production between 20th Century Fox and Warner Bros ( this was the first film to be a joint venture by two major Hollywood studios), it was adapted by Stirling Silliphant from a pair of novels, The Tower by Richard Martin Stern and The Glass Inferno by Thomas N. Scortia and Frank M. Robinson.

(訳として)
「『タワーリング・インフェルノ』はアーウィン・アレンにプローデュースされたスティーブン・マックイーン、ポール・ニューマンらオール・スター・キャストが配されての(人気俳優総出演の)1974年初出の米国[アクションドラマ系災害関連映画]となる。同映画はジョン・ギラーミンによって監督された。同作はまた20世紀フォックスとワーナー・ブラザーズの合同製作物ともなり(本作がハリウッドの二大製作会社がジョイント・ベンチャーを組んだ初の作品ともなる)、スターリング・シリファント(訳注:脚本家)によって一対の小説作品ら、すなわち、リチャード・マーチン・スターンによる小説『ザ・タワー』とトーマス・スコーシアおよびフランク・ロビンソンによる小説『グラス・インフェルノ』から材を取られての作品となっている

(訳を付しての引用部はここまでとする)

(直下、『タワーリング・インフェルノ』の原作小説のうち、一作品である『ザ・タワー』に関する英文Wikipedia[ The Tower ]項目の現行冒頭部記載内容よりの引用をなすとして)

The Tower is a 1973 novel by Richard Martin Stern. It is one of the two books drawn upon for the screenplay Stirling Silliphant wrote for the movie The Towering Inferno, the other being The Glass Inferno. [ . . . ] In the morning mail, Will Giddings, "Clerk Of The Works," or on-site representative of the owner, "The World Tower Corporation," receives an anonymous envelope containing electrical change-order authorizations that no one in the offices of Caldwell Associates, Supervising Architects (represented on-site by Nathan Hale "Nat" Wilson) or Bertrand McGraw And Company, General Contractors, has seen before. [ . . . ] In the afternoon, the grand-opening celebration for the building commences and the 125th-floor Tower Room is filled with high-profile guests from Congress, the U.N., Hollywood, and the Mayor's office. During the affair, while various authorities are arguing over the change-orders and the possibility of evacuating the Tower Room, a disgruntled sheet-metal worker named John Connors, who has no idea of the thimble-rigging of the electrical system that had made it fall short of minimum safety standards, detonates a stolen bomb in the sub-basement transformer room of the giant building in order to disrupt the event and discredit the building and its owners. [ . . . ] All inside are instead killed by the tremendous heat generated by the "flue effect" in the central core of the building, which is the same design as the World Trade Center Towers used. A breeches buoy line is then shot from a helicopter and rigged to the adjacent World Trade Center north tower. But the chair device is only partially successful, and in the end, many of the people trapped in the World Tower Building die from the effects of the fires.

(拙訳として)
小説『ザ・タワー』(訳注:同小説の邦題タイトルについては下に別個注記なしておくこととする)はリチャード・マーチン・スターンによる1973年小説となる同作はスターリング・シリファントによって書かれた映画『タワーリング・インフェルノ』脚本に使われることになった二作の小説のうちの一作となり、同映画に材とされたもう一作は『グラス・インフェルノ』となる・・・(中略)・・・朝の配達にてウィル・ギディングス、[現場監督]すなわち[ワールド・タワー・コーポレーション]のオーナー代理としての同男はコードウェルの同僚らのオフィスにあっての誰もが、すなわち、監督建築士ら、バートランド・マグロー・アンド社、ゼネラル・コンダクター(ゼネコン)に属する誰もが従前顧みていなかったとの[送電設備変更指示]がなされていたとの匿名の手紙を受け取ることになる・・・(中略/中略部ではビルに不正手抜き工事があったとの言及がなされる)・・・午後になってワールド・タワー・ビルディングのグランド・オープニング・セレモニーが開始され、世間で注目の的となっている高名な議会、国連、ハリウッド、市長オフィスの関係者らでタワー125階は埋め尽くされることになった。その間、監督責任者筋らは(表沙汰にされていない)[送電設備変更要求]について話しあい、また、タワー・ルームを空けるべきかの問題について話し合っていたのだが、(たまたま)不満を抱いていた板金技術者のジョン・コナーズという男が彼自身は[送電設備らが[最低限の安全性基準]を満たしてもいなかった(手抜き工事で満たしていなかった)こと]についてなんら把握するところもなく、ただ単純に催しを邪魔し、また、建物オーナーらの信用を貶めるためだけに、盗んだ爆薬を建物下層基部の変圧器設置室にて起爆させるとのことをなした ・・・(中略)・・・(爆薬起爆に起因する火災発生後の状況にて)ビルの内部にいた人間らは「ワールド・トレード・センターのツインタワーにて用いられていたのと同様の」デザインを呈していたとのビル中央部にて発生していた通気管燃焼現象による凄まじい熱によって全員殺されることになった。二叉形態をとる脱出用ラインがヘリコプターより打ち込まれて(空輸されて)、隣接するワールド・トレード・センターのノースタワーに向けて(業火に見舞われていたワールド・タワー・コーポレーションのワールド・タワー・ビルディングから)急ごしらえで架けられることになった。しかし、階段脱出器具は部分的成功をおさめたにすぎず、最終的にワールド・タワー・ビルディングに閉じ込められた多くの人々は火災によって死亡することになった

(以上、『タワーリング・インフェルノ』原作小説『ザ・タワー』にまつわる英文ウィキペディア作品紹介部よりの訳を付しての引用とした ―※― )

(※1映画作品『タワーリング・インフェルノ』は二つの原作小説の結合によって成り立っている作品であるわけだが、同じくものことについては英文Wikipedia[ Glass Inferno ]にて(その記載内容より引用をなすとして) The Glass Inferno is a 1974 novel by Thomas N. Scortia and Frank M. Robinson. It is one of the two books that was used to create the movie The Towering Inferno, the other being The Tower.(訳として)「『グラス・インフェルノ』はトーマス・N・スコーティアおよびフランク・M・ロビンソンの手になる1974年小説となる。同作は映画『タワーリング・インフェルノ』製作に材とされた小説の一作であり、もう一作は『ザ・タワー』である」(引用部はここまでとする)と記載されているとおり「でも」あると一応、強調しておく)

(※2:尚、1973年に刊行された『ザ・タワー』および1974年に刊行された『グラス・インフェルノ』(原作小説のうち、『ザ・タワー』がワールド・トレード・センターを舞台としているのに対して、こちらは設定上、具体的名称言及されずの都市にての the National Curtainwall Buildingというビルで火災が発生するとの作品となる)の両作品、映画『タワーリング・インフェルノ』の元となった小説らの日本語化タイトル、輸入されたうえでの邦題はそれぞれそびえたつ地獄』(『ザ・タワー』の日本語訳書タイトルおよびタワーリング・インフェルノ』(『グラス・インフェルノ』の日本語訳書タイトルとなっている(両作ともどもに早川書房が版元となっている)。その点、小説『グラス・インフェルノ』邦題の方が ―「本来的には同作『グラス・インフェルノ』と別物であるのにも関わらず」― 映画化作品『タワーリング・インフェルノ』と同じものと国内ではなっているとのことがある(まぎらわしいところながらもある。そのようにタイトルがあべこべになっている件について和文ウィキペディアには(以下、日本語ウィキペディア[タワーリング・インフェルノ]項目にあっての[原作]の節にあっての現行記載内容よりの引用をなすとして)日本では両者とも、炎の出ているビルと、映画とほぼ同じ THE TOWERING INFERNOのロゴをあしらった表紙の四六版で出版され、タイトルが似ているのと合わせて非常にまぎらわしい物であった(引用部はここまでとする)と現行記載されているところである。そうもしたことがあるのは[米国にての原著小説刊行]⇒[米国にての映画化]⇒[米国にての映画化後にて映画化作品を販促に用いての日本国内にての原作小説刊行]との流れがあることが自然に想起されるようにもなっていることではある)

(※3:最近になって付け加えられたものであるとウィキペディア・ダンプ・データ(ギガバイト級大容量ファイルとしてダウンロード可能なるウィキペディアの過去履歴ファイル)の経年比較から判断しているところの記述だが、現行にての「和文」ウィキペディアには
(抜粋するところとして)
(タワーリング・インフェルノの)全米公開後の1975年2月13日、ワールドトレードセンターで火災が発生。11階のオフィスから出火して隣の電話交換室へと延焼し、さらにケーブルダクトの電線を伝って9階から11階まで燃え移るという、映画の内容に酷似した被害を発生させている
との記載がなされている。
 日本のネット上では不正確な日本語情報(正確には情報「未満」のデマ)で横溢している風ありと個人的に見ているところでもあるわけだが、といった中にあってであったしても、何故もってしてそこで
[不正確なこと]
を書いているのか疑義を呈したきところとして表記の和文ウィキペディアに見る、
「11階のオフィスから出火して隣の電話交換室へと延焼し、さらにケーブルダクトの電線を伝って9階から11階まで燃え移るという、映画の内容に酷似した被害を発生させている」
というのは[正しくはなき記述]と解される。
 より正確にはこうである。
(容易に裏取りなせるところの情報に基づいての正確な英文Wikipedia[ World Trade Center ]項目にての記述よりの抜粋をなすとして)
On February 13, 1975, a three-alarm fire broke out on the 11th floor of the North Tower. Fire spread through the tower to the 9th and 14th floors by igniting the insulation of telephone cables in a utility shaft that ran vertically between floors. Areas at the furthest extent of the fire were extinguished almost immediately and the original fire was put out in a few hours. Most of the damage was concentrated on the 11th floor, fueled by cabinets filled with paper, alcohol-based fluid for office machines, and other office equipment. Fireproofing protected the steel and there was no structural damage to the tower. In addition to damage caused by the fire on the 9th - 14th floors, water from the extinguishing of the fires damaged a few floors below. At that time, the World Trade Center had no fire sprinkler systems.
(訳として)
「1975年2月13日、(ツインタワーにあっての)ノースタワー11階の三箇所から非常火災が発生した。火勢はビルに水平に走っていたユーティリティ・シャフトの電話線を燃やすとのかたちにてタワーにあっての9階から14階にまで及んだ。紙類およびオフィス機器のためのアルコールを主とした液体、そして、他のオフィス設備にて満載であったキャビネットによって燃やされるのかたちにて火災被害の過半は11階に集中していた。耐火材料が鉄鋼部を保護、それがゆえに、タワーそれ自体には何ら構造的被害はなかった。9階から14階にての火災によって生じさせしめられた火災被害に加え、消火のための水が下部2、3階の階層に損傷を与えた。往時、ワールド・トレード・センターは火災消火用スプリンクラー設備を伴っていなかった」
(引用部はここまでとしておく)
 和文ウィキペディアには本稿執筆時にあっての現行、九階から十一階と書いてあるが、正確には11階の三箇所から非常火災発生して発火しやすき性質の物資で満ちていた11階を中心に九階から十四階が被害に遭っているとのことであるとされているのだ。その点、この身、筆者としては[過(あやま)てる予見的状況にまつわる認識]が世に広められることを望ましくはないとみている。であるから、そうしたことにまでここでは付記している) 

 上図にてまとめているように映画『タワーリング・インフェルノ』(1974年封切り)については1973年刊行の小説『グラス・インフェルノ』および1974年刊行の小説『ザ・タワー』の二作を合作させての作品となっていることが知られているわけではあるが、うち、1974年刊行の『ザ・タワー』にあってはワールド・トレード・センターにあってのツインタワーの片割れ、ノースタワー・ビルディングに「近接する」ワールド・タワー・ビルディングという架空のビルが[手抜き工事(電気系統にあってビル建設計画にて顧慮されていなかった手抜きがなされての工事)][不満を持つ人間による爆発物爆破]で大災害に見舞われることになった ―そして、内部にいた人間が多数、閉じ込められて焼き殺された― との内容の作品となっている上にて当該作品にまつわる英文ウィキペディア記載よりの引用なしているとおりである/問題はそうもした『どうしてこういう粗筋の作品が?』との心証を抱きたくもなる『ザ・タワー』を原作とする映画『タワーリング・インフェルノ』が相応の色彩(後述)を伴った予見的作品となっていることである)

出典(Source)紹介の部106はここまでとする)


2.
 映画『タワーリング・インフェルノ』は「ビル火災をそれ以外に鎮火させる手法はない」とのことで爆弾(C4爆弾)を設置して屋上の貯水ポンプを爆破するとの筋立てが現出している映画である(:映画『タワーリング・インフェルノ』の複数原作小説らのうちの一作品たる『ザ・タワー』が ―先述のように― 【手抜き工事】と【不満を抱いた者による爆発物爆破】の双方に起因するところとして炎熱地獄と化した状況を描いているのに対して映画化版では(原作小説では人間大量焼死の元凶であったとの)[爆破プラン]が一転、救世主として登場してくる)


| 出典(Source)紹介の部106-2 |

 ここ出典(Source)紹介の部106(2)にあっては

[映画『タワーリング・インフェルノ』は「ビル火災をそれ以外に鎮火させる手法はない」とのことで爆弾(C4爆弾)を設置して屋上の貯水ポンプを爆破するとの筋立てが現出している映画である]

とのことについての典拠を挙げておく。

(直下、英文Wikipedia[ The Towering Inferno ]項目にてのPlotの部、現行記載内容よりの掻い摘まんでの抜粋をなすとして)

Architect Doug Roberts (Newman) returns to San Francisco for the dedication of the Glass Tower, which he designed for owner James Duncan (Holden). At 138 stories (1,800 ft/550 m), it is the world's tallest building. Shortly after his arrival, an electrical short starts an undetected fire on the 81st floor while Roberts accuses the building's electrical engineer, Roger Simmons (Chamberlain), of cutting corners. Simmons insists the building is up to current safety standards. [ . . . ] The fire department quickly arrives to tackle the blaze, which quickly escalates to a multiple-alarm fire. SFFD 5th Battalion Chief Michael O'Halloran (McQueen) forces Duncan to evacuate the party guests in the Promenade Room on the 135th floor, directing them to express elevators.[ . . . ] By this point, the electrical wiring is causing fires to break out all over the building whilst a full scale evacuation is underway.[ . . . ] A SFFD Deputy Chief (Coleman) summons O'Halloran with a plan to explode the million-gallon water tanks atop the building in an effort to extinguish the fire. Knowing it could result in his death, O'Halloran meets with Roberts and they set C-4 on the six water tanks on the 138th floor. They return to the Promenade Room, where the remaining guests tie themselves to heavy objects. O'Halloran, Roberts, Duncan, Claiborne and several party-goers survive as thousands of gallons of water rush through the building, eventually extinguishing the flames. Some, including the mayor, perish.

(補ってもの訳として)「ビル建築士ダグ・ロバーツ(演:ポール・ニューマン)はオーナーのジェイムズ・ダンカン(演:ホールデン)のために彼がデザインした[グラス・タワー]落成式のため、サンフランシスコに戻ってきた。138階建て(1800フィート=550メートル)となり、同ビルは世界で最も高いビルだった。彼タグ・ロバーツの到着後間もなくして、ロバートがビル配電技師のロジャー・シモンズ(演:チェンバレン)が(ピンハネのために)予算切り詰めなしていたことを批判していたまさにそのとき、81階にての電気ショートが(そのありようを検出されないまま)火災を発生させていた。(ピンハネをなした配電技士の)シモンズはビルは現在の安全基準を上回るものであると強調していた。・・・(中略)・・・複合非常火災へと発展したとの火炎に対処するため、消防署の面々が素早くもかけつけてきた。サンフランシスコ (訳注:「映画の」タワーリング・インフェルノの舞台はサンフランシスコとなっている.原作小説ならぬ映画版の方「でも」視覚的側面も含めて ―後述するようなかたちでの視覚的側面も含めて― ニューヨークのツインタワーを想起させるような世界最高層ビルになっているわけだが、その一方で映画版では世界最高層のビルとしてサン・フランシスコのグラス・タワーなるものが持ち出されている) の消防署第五大隊のチーフであるマイケル・オハラハン(演:スティーブ・マックィーン)は来賓客らをエレベーターの方に誘導指示しながらダンカン(ビル・オーナー)に対して来賓らをビル135階のプロムナード・ルームに避難させるよう強要した。・・・(中略)・・・ この段階に至るまで全面的避難策が進行している間、電線がビル全体に火を波及させているとの状況になっていた。・・・(中略)・・・ サンフランシスコ消防署の本部長補佐(演:コールマン)は[消火の試みとしてビルの最上階に据え付けられている100万ガロンの貯水槽を爆破するとの計画]のためにオハラハン(訳注:ポール・ニューマン演じる建築家ダグ・ロバーツと並んでタワーリング・インフェルの主役級の人物となっているスティーブ・マックィーン演じる消防士チーフ)を呼び寄せたそれが自身の死につながりうると知ったうえでオハラハンはロバーツと合って示し合わせ、138階にての6つの貯水タンクにC4爆薬をセットした。彼らは(爆破とそれに続く水流の到来に備え)ビルに取り残された来賓客らが自分達の身体を重たいものにしばりつけていたとのそのプロムナード・ルームに戻った。オハラハン、ロバーツ、ダンカン、クレイボーンおよび幾人かのゲストは大量の水がビルを通じて押し寄せてくる中、生き残ることになり、結果的に火は消し止められた。市長を含む何人かは死ぬことになった」

(訳を付しての引用部はここまでとする)

出典(Source)紹介の部106(2)はここまでとする)


3.
 映画『タワーリング・インフェルノ』(先程にあって説明のなされようを引いたように[ツインタワー火災をモデルにしての小説]と[他小説]を原案とする別個に進行していた映画化企画が融合を見、複数の映画会社 ―ワーナー・ブラザーズと20世紀フォックス― がアライアンスを組んで製作されたとの作品)では
[ビル爆破のシーンの直前に911と「結びつく」数値]
が出てくる(:正確には180°時計まわり回転させる ―円運動による逆転をなす― と[911]になるとの[116]との数値が表示されてくる。その点もってして原作小説 『ザ・タワー』にあっての[爆破によるワールド・トレード・センターのツインタワー隣近所での人間大量焼死]との結末(先述)と逆転させると[爆破による鎮火と人々の救済]との「映画化版」設定になりもするとのまさにそこに関わるところで[911]との数値が出てくる、とも述べられる)。
 また、米国ではかの[911の事件]が発生する「前」から警察および急患消防の呼び出し窓口が911番であった、すなわち、タワーリング・インフェルノで重要な役割を果たした[消防]の窓口が「911」番であったとのこと「も」それに関して意味性を感じさせるところとなりもする。


| 出典(Source)紹介の部106(3) |

 ここ出典(Source)紹介の部106(3)にあっては

[映画作品『タワーリング・インフェルノ』にあってはビル爆破のシーンの直前に[911と結びつく数値]が出てくる(180°時計まわり回転させる ―円運動による逆転をなす― と[911]になるとの[116]との数値が表示されてくる)とのことがある]

[米国ではかの[911の事件]が発生する「前」から警察および急患消防の呼び出し窓口が911番であった、すなわち、タワーリング・インフェルノで重要な役割を果たした[消防]の窓口が「911」番であったとのことがある]

とのことらについての典拠を挙げておく。

 まずもって、

[映画作品『タワーリング・インフェルノ』にあってはビル爆破のシーンの直前に[911と結びつく数値]が出てくる(180°時計まわり回転させる ―円運動による逆転をなす― と[911]になるとの[116]との数値が表示されてくる)とのことがある]

とのことについてであるが、同点については[誰でも映像的論拠として容易に確認できようところのもの]として挙げることとしたところとして国内にて広く流通している(従ってレンタルも容易になようとの)DVD『タワーリング・インフェルノ』を借りてみる、そのうえで、

【(秒単位で指摘するとして)再生時間2時間30分57秒後のシーン及び再生時間2時間33分56秒のシーンとして表示されてくる数カット】

を「映像一時停止」するなどしてご覧いただきたい。

 ビル上階にての

[C4爆弾による爆破試行]

に紐付くシーン、ビル上階階段部に火災が及んでいるとのシーンにて壁面に116階を示すプレートが表示されていることが分かるようになっている ―下にての再現図を参照のこと― (非常階段のシーンとしての階数表示ではそこだけが目立つようになっている)。

 次いで、

[米国ではかの[911の事件]が発生する前から警察緊急呼び出し窓口と連絡先を共有するところとしてタワーリング・インフェルノで重要な役割を果たした[消防]の窓口が「911」番であった]

とのことについての出典を挙げることとする。

 に関しては「社会の常識的知識にまつわっての」極々基本的なところ、

[英文Wikipedia[ Emergency telephone number ]項目([緊急電話番号]項目)にての North Americaの箇所]

の参照をなすことでも容易に確認できることとして、 United States of Americaの緊急番号はPolice(警察)Ambulance(救急搬送)Fire(消防)すべて911となっている(:対して同項目のJapanの部にては[Police(警察)⇒110]、[Ambulance(救急搬送),Fire(消防)⇒119]と[日本での常識]となっていることが記載されている)。

 以上のようにアメリカ合衆国で警察呼び出し・緊急搬送・消防案件すべて911番が緊急番号となっているわけだが、 ―不実なる者がそこに[人間レベルの「常識的な」恣意]の問題をそれを理由に無理矢理こじつけてきもしそうなところでもあると考えながらも敢えてそうもしたことより指摘するとして― 映画『タワーリング・インフェルノ』の公開時(1974)には「既に」911番が警察・消防・急患車輛の呼びだし番号となっていたとのことを強調すべくも英文Wikipedia[9-1-1]項目にてのHistoryの節より掻い摘まんでの抜粋を下になしておく。

(直下、英文Wikipedia[9-1-1]項目にてのHistoryの節にあっての現行記載内容よりの引用をなすとして)

The first known experiment with a national emergency telephone number occurred in the United Kingdom in 1937, using the number 999. The first city in North America to use a central emergency number (in 1959) was the Canadian city of Winnipeg, Manitoba, which instituted the change at the urging of Stephen Juba, mayor of Winnipeg at the time. Winnipeg initially used 999 as the emergency number,but switched numbers when 9-1-1 was proposed by the United States. In the United States, the push for the development of a nationwide American emergency telephone number came in 1957 when the National Association of Fire Chiefs recommended that a single number be used for reporting fires. [ . . . ] In 1968, 9-1-1 became the national emergency number for the United States. Calling this single number provided a caller access to police, fire and ambulance services, through what would become known as a common Public-safety answering point (PSAP).

(逐語訳ではなく大要訳をなすとして)「999との数値を用いて最初の国家的緊急番号の試行は英国にて1937年にてはじまった(訳注:対して木造住宅が建ち並び火災に弱い、それゆえ、arson、放火の罪には厳罰をもって処すとの当然なる法整備がなされているとの日本ではそれ以前から ―後述するが― [専用の消防番号としての「119」番]がもうけられていたと一般に説明されている)。 最初の北米にての中央緊急電話番号の使用はカナダの都市ウィニペッグではじまった。カナダはウィニペグでは[999]が採用されたが、米国にては[911番]を用いることが提案された。米国にては米国防火協会にての単一番号への推奨もあり国内横断型の緊急番号の配備が1957年より実現化を計られるようになり、1968年にて[911]番が米国にての緊急番号となった。公共安全応答圏にいる限り、この単一番号に電話することで電話発信者は警察、消防および緊急搬送サービスにアクセスできるようになった」

(訳を付しての引用部はここまでとする)

 すなわち、[911番の使用は米国にては1957年に提案され、警察・消防・緊急搬送のための単一連絡番号たる[911]が1968年から米国全土での配備を見ている]とのことが[史実]としてそこにあるとの指摘がなされている。

出典(Source)紹介の部106(3)はここまでとする)


脇に逸れての話として

 尚、米国にての911番については、(以下、英文Wikipedia[ North American Numbering Plan ]項目冒頭部より引くとして)、

9-1-1 is the emergency telephone number for the North American Numbering Plan (NANP), one of eight N11 codes.(訳として)「8つのN11コードの一つとして911は北米圏にての緊急電話番号となっている」(訳を付しての引用部はここまでとしておく)

とされているが、さらにそこに見る[ N11 codes ]らに通ずる他ナンバーについては英文Wikipedia[ N11 codes ]項目にあって各ナンバーが次のように案内されているところである。

2-1-1: community services and information「211番:地域サービスおよび情報」
3-1-1: municipal government services, non-emergency「311番:地方自治サービスについて;緊急ではない場合」
4-1-1: directory assistance; exception is Texas, which most of it requires「411番:住所氏名録についての補助;ただしテキサスには例外となるところがある」
5-1-1: traffic information or police non-emergency services「511番:交通情報および警察に関する緊急時ではないサービス案内」
・・・(ナンバーが911まで続けて表記され)・・・9-1-1

 そのN・イレヴン・コード ―ナンバー・「イレブン」・コードと「11」と結びつけられての電話番号割り振り規則― の中でも[際立ったもの]としてここで取り立てて問題視しているのは「911番」である。
 同911番については各国ともに緊急番号としているとの事情があり、英文Wikipedia[ Emergency telephone number ]([緊急番号]項目)にての一覧表記されている採用国を順々に表記すると、
Botswana(ボツワナ)、Jordan(ヨルダン)、Armenia(アルメニア)、Fiji(フィジー)、Canada(カナダ)、Mexico(メキシコ)、 Cayman Islands(ケイマン島)、 Costa Rica(コスタ・リカ)、 Dominican Republic(ドミニカ)、 El Salvador(エルサルバドル)、Nicaragua(ニカラグア)、Panama(パナマ)、Ecuador(エクアドル)、Uruguay(ウルグアイ)、Venezuela(ベネズエラ)、Guyana(ガイアナ)
が[警察呼び出し][緊急搬送][消防]のいずれかないし複数のための連絡先として911を採用していることが確認とれるようになっている(であるから、疑わしきにおかれてはWikipedia[ Emergency telephone number(緊急電話番号)]項目にての一覧表記にて上記国名の部を参照されたい)
 また、日本については[9110]を緊急ではない警察の呼び出し窓口となっていることもよく知られていることだが(といったことは世事に疎く、なおかつ、疑わしいとの向きにあられてもすぐに確認いただけるとのことなのでここでは出典を付さない)、同じくもの日本では、(これは言うまでもない常識の問題として)、

米国にて警察消防呼び出し共用窓口が911となっていることを想起させるように消防緊急の窓口として(911を左右読み逆転させての)119が採用されている

とのことがある。

 そして、米国にての消防を兼ねる[911番]の提案が1957年、全国採用が1968年であるとされるのに対して、日本にての消防番号としての役割をもっての[119]の採用は昭和2年(1927年)に遡ると説明されている。

(:和文ウィキペディア[119番]項目にての[歴史]の節にては
(その現行記載内容を引用するところとして)
1917年(大正6年)4月1日電話による火災報知が制度化された。当時は電話は交換手に通話先を伝えてつなぐ方式だったため、交換手に「火事」と言えば、そのまま交換手が消防につないだ。1926年(大正15年)に電話がダイヤル式となったため112番が緊急通報用に定められたが、翌年、1927年(昭和2年)に119番に改められた。その経緯は、当時一般的だったダイヤル式の電話で、一番早くダイヤルできるのが「1」であり、その次が「2」「3」」となり、一番時間がかかるのが「0」である。しかし、電話が普及して間もない頃で、かけ間違いが多発したため、地域番号として使用されなかった「9」を使用することによって間違いを減らそうとしたことがきっかけである。早くダイヤルするために「1」を二回続けたあと、緊急時にも心を落ち着かせ、最後の1つを回せるように時間のかかる番号「9」を使い、「119」がわりあてられたという説があるが、本来は誤りである
(引用部はここまでとする)
と記載されている。以上のような歴史的経緯が真正なものであるのならば、英国の999番の使用開始時期(先述)とされる1937年より日本の119番の歴史は10年あまり先立ってのものになることになる)

(脇に逸れての話を続けるとして)

 その点、本稿筆者としては(米国を中心にしての)911番にしろ、(日本にての)119番にしろ、それらが[11]との数値と親和性が高い(というのも各桁の和が9+1+1=11となるからである ―また、米国にあっては[緊急相談番号の割り振り規則]がナンバー・イレブン・システムとの式でそれ自体が11と結びついていることについても先述のことである― )ことに着目している。

 何故か。

 第一に世界中の各国の緊急電話番号が[11]との関連性を想起させるものとなっていることがある(後述なす)。

 第二。11とこれ極めて濃厚に結びつく緊急番号呼び出しでやってくるのは[サイレン]を連呼させてのパトカーないし消防車ないし救急車ら緊急車両だが、(警笛ともなる)拡大音発生機構であるサイレンの語源となっているギリシャ神話の妖異[サイレン]が極めて重大な ―無論、悪い意味で重大な― 象徴的存在となっていると判じられるだけのことがあり、については同じくものサイレンを史上初めて登場させている叙事詩『オデュッセイア』が

粒子加速器実験(LHC実験)の命名規則に複合的に関わっているとの側面を本稿にて指摘なしてきた叙事詩

であり、なおかつ、

911の事件と通ずる要素「とも」通じている叙事詩

であり(この段階で妖異サイレンと911が結びつく)、さらにもってして、

[[トロイアの寓意](ヘラクレス第11功業に登場した[黄金の林檎]にて崩壊した都市トロイアの寓意)及び[[アトラスの娘カリュプソの島と同一視されもしてきたアトランティス]の寓意]と接合する叙事詩

であるとのこと、その叙事詩『オデュッセイア』の ―11にの後にくる― 第12歌に登場してくるのが人面鳥身の妖異サイレン(冥界の女王ペルセポネの侍女らが変じた存在ともされる鳥身人面の妖異)となっているところを軽んじざるべきところとしてこの身は見ている(:叙事詩『オデュッセイア』との兼ね合いで何がどう問題となるかについては本稿全体をきちんと検討なさねば ―自分自身で考えるとの能力を、換言すれば、「意志」の力を持つとの人間が全面検討なさねば― 理解なしていただけるであろうとも思うのだが、端的には本稿にての出典(Source)紹介の部82およびそれに続いての解説部や出典(Source)紹介の部90(7)から出典(Source)紹介の部90(10)]を包摂する解説部にて同古典にてどういったことが問題になるかの指し示しに注力しているのでそうもしたところをご覧いただきたいと述べておく)

 尚、本稿にての出典(Source)紹介の部65(2)および出典(Source)紹介の部82で解説しもしたことを繰り返すが、叙事詩『オデュッセイア』登場のサイレン(セイレーン)ありようについては ―岩波文庫版『ギリシャ神話』(アポロドーロス著)にてよりの引用を再度もってなすとして― 次のようなものであると紹介してきたとの経緯がある。

(直下、岩波文庫版『ギリシャ神話』(アポロドーロス著)にてのオデュッセウスが魔女キルケーの元から出立してのすぐ後のことにまつわる言い伝えを解説しているとのp.205からp.206よりの「再度の」引用をなすとして)

 キルケーの所に来て、彼女に送られて海に出て、セイレーンの島を通過した。セイレーンはアケローオスとムーサの一人たるメルポメネーの娘で、ペイシノエー、アグラオペー、テルクシエペイアであった。この中の一人は竪琴を断じ、一人は唄い、一人は笛を吹き、これによってそこを航し過ぎる船人を留まるように説かんとしたのである。太腿(ふともも)から下は彼女らは鳥の姿をしていた。これを過ぎる時、オデュセウスはその歌を聞こうと欲して、キルケーの教えにより仲間の耳を蝋(ろう)で塞いだが、自分自身はマストに縛りつけるように命じた。そしてセイレーンたちによって留まるように説かれ、縛めを解いてくれるように頼んだが、仲間の者はなおさら彼を縛り、かくして航し過ぎた。セイレーンは、もし船が航し過ぎることがあれば死ぬという予言があった。かくして彼女らは死んだこの後二つの道に来た。一方には漂い岩が一方には巨大な断崖があった。その中に一つに、クラタイイスとトリエーノスまたはポルコスの娘で、その顔と胸は女で、その脇腹より犬の六頭十二足が生えているスキュラがいた一方の断崖にはカリュブディスがいて、彼女は一日に三度水を吸い込み再び放出するのである。キルケーの教えにより「漂い」岩の航路を避けて、スキュラの断崖を過ぎて航して際に、艫(ろ)に武装して立った。しかしスキュラが現われ、六人の仲間を掠って彼らを食い尽くした。そこより太陽神(ヘーリオス)の島トリーナキアーに来た。そこで牡牛が草を食っていたが、彼は風に止められてそこに留まった。しかし仲間の者が食物に窮して牡牛の中の幾頭かを屠殺して宴を張った時に、太陽神(ヘーリオス)はこれをゼウスに知らせた。そしてゼウスは海に出た彼を雷霆で撃った。船が壊れ、オデュセウスはマストにしがみついてカリュブディスへと来た。カリュブディスがマストを飲み込んだ時に、頭上に懸(かか)って生えていた野生の無花果をつかんで待っていた。そしてマストが再び投げ上げられたのを見た時に、この上に飛び降り、オーギュギアー島へ運ばれていった。そこでアトラースの娘カリュプソーが彼を迎え入れ、床をともにして、一子ラティーノスを生んだ。

(再度の引用部はここまでとする)

 以上のように『オデュッセイア』(の第12歌)にてはサイレン(サイレーン)・スキュラ・カリュブディスが[難所の体現物としての三大怪物]として登場することで知られている

 そして、うち、セイレーン(サイレン)、ここ本段にてその名を持ちだしている存在がパトカーや消防車・救急車ら緊急車輌の警報装置サイレンの由来となっている。
 それについては極めて基本的なこととして英文ウィキペディアに次のように記載されているところとなる。

(直下、英文Wikipedia[Siren(Alarm)]項目よりの引用をなすとして)

In 1819 an improved siren was invented and named by Baron Charles Cagniard de la Tour. De la Tour's siren consisted of two perforated disks that were mounted coaxially at the outlet of a pneumatic tube. One disk was stationary, while the other disk rotated. The rotating disk periodically interrupted the flow of air through the fixed disk, producing a tone. De la Tour's siren could produce sound under water,suggesting a link with the sirens of Greek mythology; hence the name of the instrument.
1819年、カニャール・ド・ラ・トゥール男爵によって改良版サイレンが発明され、その命名がなされることになった。ド・ラ・トゥールのサイレンは二つの穿孔された盤が同軸上に気送管の上に取り付けられていたとのものであった。うち、ひとつの盤は固定されていたものであったに対して、もう一つの盤は回転した。回転する盤が周期的に固定された盤を通じて空気の流れを妨げ、によって、音声が生じることになっていた。ド・ラ・トゥールの(改良版)サイレンは水面下でも音を発することができ、それゆえ、器具名称だけではないとのかたちでギリシャ神話のサイレンとの結節点を示すとのものとなっていた

(引用部はここまでとする ―※― )

(※英文Wikipediaの表記項目については注記番号が振られており、そこにては Charles Cagniard de la Tourがいかに自身の発明品サイレンとギリシャの人面鳥身の妖異サイレンを結びつけているか、の表記もなされている。(訳はいちいちもって付さぬが) If one runs water through the siren, instead of air, it still produces sound even though it is fully immersed in this fluid, and the same number of shocks produce the same number of audible vibrations as in air. It is because of this property of making sound in water that I thought I could give it the name by which it is designated.とのかたちで、である)。

 さて、11と結びつく番号](込み:911)へのダイアリングの「後」に[サイレンの音](ギリシャ神話のサイレン(セイレーン)に由来する装置の発する音)が響いてくるとのことは

オデュッセイア』(本稿にて911の事件との関連性を延々細々と解説してきたとの欧米圏源流古典のうちの一作)における「第11歌の後にあっての」第12歌とサイレンが結びついていること」

を強くも想起させると本稿筆者はとらえている。

(:但し、「それだけを問題にするのならば、」関連する情報につき把握していない向きには

『ただのこじつけだろう』(あるいはより直截的に『どうかしているとしか思えない飛躍を含んだ物言いだ』、か)

と見倣されるような性質の話であることも重々承知の上ではある。
 しかし、だが、本稿にての補説1および補説2の部 ―現行は補説4の部にいる― で「先行的に」取り上げている、

【[ブラックホール生成問題に対する予告がかった言及]との接合点】
【[911の事件の発生に対する事前言及]との接合点】

との特性を伴っている作品、タイトル名にサイレンを冠する『ザ・サイレンズ・オブ・タイタン』(邦題タイトル『タイタンの妖女』)こと The Sirens of Titanという作品にあっての ―著名な他作品『2001年宇宙の旅』こと 2001: A Space 「Odyssey」と通じもしての― といったありようを顧慮すれば、そうは、『こじつけだろう』(あるいはより直截的に『どうかしているとしか思えない飛躍を含んだ物言いだ』か)とは ―暗く愚かであるか、あるいは、それ以前にそもそももって脳の機能が物理的に制約を受けているのならば格別― 無条件には受け取れはしないところであろうと明言しもする次第ではある(サイレンを題名に含む作品『ザ・サイレンズ・オブ・タイタン』にあっての際立って問題となる側面、サイレン登場の叙事詩『オデュッセイア』に通ずるところでの【[ブラックホール生成問題に対する予告がかった言及]との接合点】【[911の事件の発生に対する事前言及]との接合点を論じてきたのが本稿であるわけであるが、ここでは【[サイレン]と[911](にまつわる電話番号設定規則)の接合について ―そこまで指摘する必要があるのかと筆者自身考えてもいるのだが― 微に入っての話をなしていることを把握いただきたいものではある))

 上の図像らは本稿にての出典(Source)紹介の部65(2)で挙げたSirenらの図の再掲となる。

 それら図像に関するところとして先だってなしてきたところの解説を(多くそのままに)ここにて繰り返すこととする。

 最上段右側。同図、 Project Gutenbergにて公開されている Curious Creatures in Zoology(1896)という書籍に掲載されているとのサイレンを欧州人が往古いかようにして描いていたかについての紹介図像となり、「Pompeii(火山噴火で丸ごとタイムボックスとなった古代都市ポンペイ)の遺物構図を再現したものである」と(同古書にて)紹介されているものとなる。
 対して、最上段左側。同文に Project Gutenbergにて公開されているとの MYTHS OF GREECE AND ROMEとの著作、そこにて掲載の彫像写真となる(書籍刊行往時にてはアテナの美術館にて収蔵されていたとのことが明示されているサイレン像)。

 中段。フリーメーソンの交流会館たるロッジ、の中でも影響力が強かったとされる本源的ロッジ、 Ancient Grand Lodge of Englandを表象するシンボルとしてかつて使用されていた紋章とのことで英文Wikipedia[ Ancient Grand Lodge of England ]項目に掲載されている図葉を挙げたものとなる。同図葉についてフリーメーソンは
「そこにて描かれているのは船乗りを座礁・溺死に誘うとの妖異サイレンなどではなく、 Ark of the Covenant(モーセが十戒を収めた契約の箱/呈示のフリーメーソン・シンボルにもそれと思しき箱状のものが中央上部にて描かれているとのもの)とワンセットに描かれるキリスト教神学体系における智天使(Cherubケルブ)]である」
との強弁をなすことか、とも思われはするが、その図葉化のありようは[ケルビム]などではなく[サイレン]であろうとのものである(:旧約聖書『エゼキエル書』に見るケルブ似姿にまつわる記述は[ライオン・牛・鷲の顔が人のそれと融合した四つの顔・四つの羽を持つ存在]とのものであり ―英文Wikipedia[Cherub]項目にて In Christian art they are often represented with the faces of a lion, ox, eagle, and man peering out from the center of an array of four wings (Ezekiel 1:5-11, 10:12,21 Revelation 4:8) と表記されているとおりである― 、それがゆえ、オーソドックスな天使というよりも[鳥と人間の目立っての混交型]であるとの(団体表象シンボルに見る)上にて呈示の存在をケルビムと見ることには難がある。尚、といったサイレン状の存在を二対並べての紋章を掲げた Ancient Grand Lodge of Englandは既にグランド・ロッジ(中枢拠点)としての勢力を擁していないとされるが、ほぼデザインを同じくもする紋章が現況フリーメーソンの世界的中枢拠点、 United Grand Lodge of Englandにて採用されていることも英文Wikipedia程度の媒体を通じても容易に確認できるようになっているとのこと、申し添えておく)。

 下段 Project Gutenbergのサイトにて公開されている Washington's Masonic Correspondence(『ワシントンのメーソンとしての私信』とでも訳すべき著作.1915年刊行)に見るシンボルを挙げてのものとなる(そちらに描かれている人面鳥身の存在を ―上述の Ancient Grand Lodge of Englandのシンボルに見るような女性版から男性版の似姿へと移行しているとの違いがあるわけだが― サイレンと見た場合、何が問題となるのかを補説1と振っての段から通貫として指し示さんとしてきたのが本稿である)。

 ここで述べるが、サイレンを鳴らしながら駆けつけてくる緊急出動車両の呼びだし番号として機能するナンバー・911を採用している国らについては最前の段でも記載している、英文Wikipedia[ Emergency telephone number ]項目([緊急電話番号]項目)にての一覧表記されている採用国を順次表記するとのかたちにて上にて記載していることだが、現行地球上に存在する国家群には[110]番との緊急時連絡番号を採用している国「もまた」多い。

 具体的には以下のようなかたちとなる。

(直下、英文Wikipedia[ Emergency telephone number(緊急電話番号)]項目にて一覧表記されている国々のなかにあっての[サイレン]音響く契機としての110番採用国を挙げるとし)

Estonia(エストニア.警察110番.警察・消防・緊急の共通連絡先はEU圏内の共通連絡先となった112「とも」なる)、Latvia(ラトヴィア.警察110番.EU圏内の112も採用)、Germany(ドイツ.警察110番.EU圏内の112番も適用)、Norway(ノルウェー.警察「ではなく」消防が110番)、Turkey(トルコ.警察「ではなく」消防が110番)、Guatemala(グアマテラ.警察110番)、Jamaica(ジャマイカ.警察ではなく[消防]および[救急車搬送]が110番)、Bolivia(ボリビア.警察110番)、Suriname(スリナム.消防110番)、 People's Republic of China(中国.警察110番)Indonesia(インドネシア.警察110番)、 Republic of China(台湾.警察110番)、Iran(イラン.警察110番)、Syria(シリア.救急車搬送110番)、 Sri Lanka(スリランカ.救急車搬送110番)、Janpan(日本.言わずと知れた警察110番)

 以上表記の各国が110番を緊急連絡番号に採用している。そこに見る110番、「11」0番とのことでゼロをNull値(空値、すなわち、存在しない数)と見た場合、これまた[11]を想起させるものである。

 そのように[サイレンSiren](赤色灯や青色灯の点滅と結びつけられての警報音)を連呼させての緊急車輌を呼び出す番号が[11]という数、すなわち、

[かの911の事件が発生する前から「アメリカ合衆国にて」サイレンを連呼させてやってくる緊急車両(消防車・救急車・パトカー)を呼び出すための窓口番号であったとの電話番号911の各桁合算(9+1+1)をなして導出できる数にして、かの911が発生する前から日本などにて消防呼び出し窓口であったとの番号119の各桁合算(1+1+9)をなして導出できる数にして、さらに述べれば、各国で警察や消防呼び出し番号となっている110にあっての「0」の部分をNull値(存在しない数)と見ると導出されてくるとの数]

と結びつけてとらえられるように「なってしまっている」ところからして問題であるとこの身は見ている。

 それについては

[911の事件で崩された遠望すると[11]との数を呈しているようにも見えるツインタワーの階数は、―お調べいただければすぐに正否判断いただけようが― 、それぞれ「11」0階となり、(911にて崩されたツインタワーの階数でもある)[110]となれば、米国で911番にて呼び出される警察に対して日本ではその110が警察呼び出し番号となっている(サイレン連呼の車両が出勤してくることになるとの番号となっている)ことを想起させる]

とのこと「も」問題と受け取れるところである。

 本稿出典(Source)紹介の部101にて掲載したアメリカ海洋大気庁による航空写真を元にしてのワールド・トレード・センターにて全棟倒壊したとの1WTCから7WTCの見取り図の再掲。1WTCおよび2WTC、すなわち、ツインタワーの階数表記を見ていただきたいが、[110階]となっている。

 本稿従前の段にてのホメロス『オデュッセイア』およびそこに登場するサイレンなどの妖異について何を具体的にどう解説してきたのか、その内容把握をきちんとなしていないとの向きにあっては
『何をこじつけがましきことを延々と...』
と受け取られてもやむなし、だが、従前内容をきちんと把握されているとの向きにはそうはとられはしまいものであると申し述べもしたき脇に逸れての話はここまでとしておく (尚、[11][サイレン]との兼ね合いでは本稿補説1及び補説2の部 ―現行にては補説4の段での話をなしている― にては、繰り返すが、【911の事前言及と(媒介項を挟んで)結びつくサイレンを名に冠する文物】【ブラックホール人為生成にまつわる先覚的言及と(媒介項を挟んで)結びつくサイレンを名に冠する文物】のことを取り上げているわけだが、といったことまでの摘示をわざわざなしているのは人間存在が[そうしたこと]にすら真向いから向き合い、状況をよく認識理解した上で、生き残るための努力を有効になさない限り、種族に明日はないとの観点が本稿筆者にはあるからである ――多くの人間が現行の嘘塗れの世界を肯定し続けることに[未来]はない、残念ながらそうだとの結論しか筆者が煮詰めてきたことからは導出できない。その点、[ノーベル賞受賞者らに守られている組織体]が[目的尽くで造られた畜舎でのまさにもの目的に関わるところのもの]となっていると判じられる論拠が山積している中で(だが、そうもしたことを[魂が抜けたが如くの硬直的思考しかなさぬとの人間一般]が直視できないようにされている、同じくものことにまつわってのことらがあたかも些事・瑣末なることのような扱いしかなされぬようにしているとの力学が「極めて強くも」働いてもいる中で)[限界を孕んでの状況]に追い込まれてもいると解される人間存在に状況直視が出来るのか出来ないのかが(『もう手遅れか』とも当然に強くも危惧するのだが)種族の命運を決しうるとの観点を筆者は導出するに至っているのである―― )。

 長くもなった直上にての脇に逸れての部から引き戻し、

[[ナンバー[116](先にて図示しているように180度回転させると[911]との数となる数値)と結びつけられての【消防署署員(日本では119で呼ばれるの対して米国では911にて呼び出されるとの向きら/演:スティーブン・マックィーン)による火災を消尽させるためのビル爆破計画】なるもの]

が劇中にて描かれての映画『タワーリング・インフェルノ』にまつわっての話を続ける。

4.
 映画『タワーリング・インフェルノ』のリリース時ポスターとして広くもその写真が紹介されているものには

ツインタワー状に向かい合い他の建物らを高層性で圧する超高層の二棟のビルら

が描かれているとのことがある。


| 出典(Source)紹介の部106(4) |

 ここ出典(Source)紹介の部106(4)にあっては

[映画『タワーリング・インフェルノ』のリリース時ポスターにツインタワー状に向かい合い他の建物らを高層性で圧する超高層の二棟のビルらが描かれている]

とのことのありよう(の確認方法)を挙げることとする。

 誰でも容易に確認できようところのものとして挙げておくこととした出典として英文Wikipedia[ The Towering Inferno ]項目の「現行にての」右記映画概要紹介欄に

[ Theatrical release poster ](映画封切りポスター)

と振られて掲載されている図像などをご覧いただきたい(あるいは The Towering Inferno及びPosterと検索エンジンの画像検索の部に入力することで即時確認可能であるとのオンライン上の他媒体らに掲載されている同じくものポスター写真を見てみるのもよかろう)。

 そこにては下にての[再現図](骨格・骨組みとして特徴的なる部「のみ」を再現しての図)を挙げてのものと同様の構造が表出を見ている。

 上はウィキペディアにあって容易に実物確認できる映画リリースポスターのおおよその特徴だけを描いての再現図とはなるが、露骨にツインタワー状を呈するとのビル群のポスター脇に認められる
[アーキテクト;建築士](ポール・ニューマン演じる建築士)
の写真と紐付けられている節ある、
The tallest buidling in the world is on fire. You are there with 294 other guests. There's no way down.There's no way out.世界最高層のビルが火災に見舞われている.君はそこに294名のゲストと共にいる.降りる途はない.外に出る途もない
とのキャプションは
[現実世界にあってのツインタワー崩落事件 ―映画リリース時(1974)直前までにては世界最高層のビルと一時期なっていた(出典(Source)紹介の部102(5)/尚、ワールドトレードセンターのツインタワーは世界最高峰ビルの名をシアーズタワー Sears Tower(1973-)にすぐに譲りもしている)とのツインタワーが崩落を見た事件― ]
と比較なした場合に不快感を催させるものであろう。

出典(Source)紹介の部106(4)はここまでとする)


5. 
 映画『タワーリング・インフェルノ』のラスト・シーン、屋上の貯水槽の爆破による鎮火が奏功した後のそのラスト・シーンではスティーブ・マックィーン演じる消防士(役名:マイケル・オハラハン)がポール・ニューマン演じる建築家(役名:ダグ・ロバーツ)に対して

「犠牲者が200人ですんだのは幸いだった.今にこうしたビルに起因する惨事で1万人が死ぬぞ.建築家(アーキテクト).」

といったことを述べるとのやりとりが(ラスト・シーンがゆえに印象に残るとの式で)発生している。


| 出典(Source)紹介の部106(5) |

 ここ出典(Source)紹介の部106(5)にあっては

「映画『タワーリング・インフェルノ』ラストシーンにて「犠牲者が200人ですんだのは幸いだった.今にこうしたビルに起因する惨事で1万人が死ぬぞ.建築家(アーキテクト).」との台詞を含むやりとりが発生している」

とのことを紹介しておく。

 その点、DVDを借りて(英文字幕をオンにするなどして)終幕間際の[ラストシーン]を視ていただければ分かろうが、次のようなやりとりが発生している。

SFFD 5th Battalion Chief Michael O'Halloran (McQueen) : You know, we were lucky tonight. Body count's less than 200. You know, one of these days, you're gonna kill 10,000 in one of these firetraps, and I'm gonna keep eating smoke and bringing out bodies until somebody asks us... how to build them.
Architect Doug Roberts (Newman): OK. I'm asking.
SFFD 5th Battalion Chief Michael O'Halloran (McQueen) : You know where to reach me. So long, architect.
(国内流通DVDにあっての日本語字幕とは「別に」ここに筆者が付すこととした上の原文に対するそれらしくもの訳として)
(消防士オハラハン)「分かっているだろうな、今夜はラッキーだったんだ.死者は200以下だった.理解しているだろ、いまどきにあってのいつか、あんたらはこうしたファイアー・「トラップ」で1万人を殺すことになるだろうよ.そして、誰かが俺たちに「どうやってそいつをこさえたんだ」と聞くまで俺は煙草を吹かしながら死体を運び出すことになるんだ
(「建築家」ロバーツ)「分かった.私が[どうやってこさえたか]について尋ねることにしよう」
(消防士オハラハン)「あんたは俺に行き着く方法を知っているよな.じゃあそれまでな.建築家(アーキテクト)さん」

出典(Source)紹介の部106(5)はここまでとする)


(以上のようなやりとりが発生していることにまつわるところとして、一応、ここまでの内容を振り返って述べておくこととしたこととして)

 直上引用部にて

You know, one of these days, you're gonna kill 10,000 in one of these firetraps, and I'm gonna keep eating smoke and bringing out bodies until somebody asks us... how to build them.「理解しているだろ、いまどきにあってのいつか、あんたらはこうしたファイアー・「トラップ」で1万人を殺すことになるだろうよ.そして、誰かが俺たちに「どうやってそいつをこさえたんだ」と聞くまで俺は煙草を吹かしながら死体を運び出すことになるんだ

とファイアー・ファイター(消防士)が建築家(アーキテクト)に対して述べているとのダイアログが見てとれるとの点について、そのビルが映画原作小説『ザ・タワー』では
[ワールド・トレード・センターのツインタワー(のノースタワー)の隣にそびえ立つワールド・タワー・ビルディングとなっていること](先行する出典(Source)紹介の部106を参照のこと)
からして顧慮すべきことであろうととらえている(:つい最前の段にて同じくものことについて言及しているようにツインタワー状のものが描かれての映画リリース・ポスターにあって[アーキテクト;建築士](ポール・ニューマン演じる建築士)の写真と紐付けられているかたちで The tallest buidling in the world is on fire. You are there with 294 other guests. There's no way down.There's no way out.世界最高層のビルが火災に見舞われている.君はそこに294名のゲストと共にいる.降りる途はない.外に出る途もないとのキャプションが入れ込まれていることとあわせて顧慮すべきことであろうところとして、である)。

 加えもして述べれば、

[[こうしたファイアー・トラップ]とされるものが起こったと映画にて描かれるビル]

が同じくもの1974年映画の中で

「世界で最も高いビルでもある」

設定付けられている(出典(Source)紹介の部106および直近出典(Source)紹介の部106(4)にて呈示の映画リリース用ポスター(再現図)の字面を参照された)とのことが「ある」のに対して、現実世界のツインタワーが、(本稿にての出典(Source)紹介の部102(5)でその点への世間一般での解説のされようを部分的に引いているように)、

[一時期、世界で最も高いビル]

となっていたことがあるとのことを「も」顧慮すべきであろうことととらえている。

 さらにもって述べれば、映画で

「こうしたファイアー・「トラップ」で1万人を殺すことになるだろうよ」

との物言いがなされているそのビルが爆破されることになったC-4爆弾設置シーンで[116]との回転させれば[911]との数字が出てくるシーン(非常階段のフロアー・ナンバー・プレートが「ピックアップ」されて描写されてくるシーン)が数カットで登場してくることからして「実にかぐわかしい」ことであると筆者、この身も[それなりの理由(の束)]でもってとらえている。

 その点、現実世界ではワールド・トレード・センターで

[計7棟のビルの連続倒壊]

が ―公式発表ではツインタワーの崩壊のあおりを受けたとされるかたちにて― 具現化を見た(出典(Source)紹介の部101)わけだが、映画『タワーリング・インフェルノ』などよりも遙かにもってかぐわかしいとの映画『ファイト・クラブ』(先に詳述に重ねての詳述をなしてきたとの映画)では

[そこがワールド・トレード・センターであるとワンカットを用いて何度も指し示されている箇所を対象にしての連続ビル爆破倒壊計画]

が[旧秩序]を破壊すべくも進行を見ており、

[グラウンド・ゼロを具現化させるものであると冒頭部より同映画(『ファイト・クラブ』内で言及されている(出典(Source)紹介の部102(2))とのビルら]

を対象にしてのテロ計画ありようは

[時限性の爆薬の爆発]

にあると同作『ファイト・クラブ』内で描かれている(同じくも出典(Source)紹介の部102(2))とのことがある。 
 他面、『タワーリング・インフェルノ』では時限爆弾たるC-4爆薬の設置がビルの火炎地獄を解消する[救世主となる策]として登場してきているとのことがある(出典(Source)紹介の部106(2))。

 読み手にあまり聞く気がなくとも以上の程度の言い様からして筆者が何が述べたいのか、「一面で」ご理解いただけることか、とは思う(:但し米国の専門家団体らが「そうだ」と主張している発破倒壊説、彼ら専門家筋由来の実にもって説得力に富む動画サイトにて流通の映像ら呈示動画 ―(発破倒壊によるいくつかのビルの倒壊映像とありし日の7ワールド・トレード・センター後に言及するがソロモン・ブラザーズという金融会社を主たるテナントして、他を米国諜報機関らが借り受けていたとのビルのそれまでそこに屹立していたものが瞬時倒壊していく様の「酷似」のありようを具体的にこれはこうだと示して何人もの欧米圏の専門家筋がこれは言い切れるところとして発破倒壊だよ.入念に準備されたね」「ビル瓦礫を早々に処分していること自体が(発破倒壊に用いられたと思しきサーマイトなどの証拠が消除されるとの式で)証拠隠滅という犯罪行為だ」「NIST(発破倒壊の疑義呈示に対してそれを否定しているアメリカ政府筋のアメリカ国立標準技術研究所)は我々の主張に「否.」との返答をなしているが、彼らのそうした主張にはなんら具体的存立基盤がないとコメントしている様をあわせて紹介しているとの動画)― も流布されているところの[発破倒壊説]を読み手に押しつけるつもりは筆者には現行は「ない」.現実に[発破倒壊]がなされたかははきと述べ、[最も重要な論点]にはなっていないとの認識がこの身にあるからである.「真に問題なのは、」この忌まわしい偽りだらけの愚劣で醜い世界にて過去に起こったことではなく、[これより起こされるであろうとのこと]にある、そう、[予言の霊](先述のように聖書に登場をみている Python)に取り憑かれたが如く傀儡(くぐつ)のような人間存在を用いて「これより起こす」との意志表示が明朗になされていると判じられるとのことにあると当然に判じるとの段階に筆者は至っているからである)。

 尚、これよりその点について解説していく所存ではあるが、映画『タワーリング・インフェルノ』リリース・ポスターにはフリーメーソンに詳しい向きには分かろうところのフリーメーソンの上位位階(ソロモン神殿の残骸からの再生のシンボリズムとドグマと結びついたロイヤル・アーチ位階)のシンボルを露骨に想起させるものが描画されておりまたもってして、(映画『タワーリング・インフェルノ』にも目立ってその語が用いられているとの)[アーキテクト](建築家)とは[フリーメーソンにあっての理神論の神(のような存在)]と紐付いている語句でもあるとのことがある(ただし、といったことがあろうとも、くどいが、現行にあっては筆者には発破倒壊説に固執するつもりなど毛頭ない.何度でも再言しよう.問題は[傀儡(くぐつ)を用いての露骨な「事前」意志表示 ―異常異様なる予見性がゆえにまずもってそこからして問題になろうとの意志表示― の向かう先]にあるととらえているからである(その点、問題となるシンボリズムを用いさせられている組織体、フリーメーソンのドグマが悪鬼羅刹の類を使役した存在と語り継がれるソロモン神殿と濃厚に結びついていること、そのことが[人間存在に対する契約(という名のコントロール)の終了の意志表示]と通じていることが極めて問題になる、[養殖を終えての刈り取り]の露骨な示唆に通じているとの意で問題になると筆者はとらえているのだが(であるからフリーメーソン象徴体系と911の事件の接合性についてここで取り上げる途を選んでいる)、にまつわっては本稿の終端部に至るまで入念にその判断事由らについて解説していく) )。

 前のページへ〔PREVIOUS PAGE〕     次のページへ〔NEXT PAGE〕



また、直下、本稿冒頭部へのリンクも設けておく

(⇒冒頭頁へは下の部より)

[典拠紹介部第1頁 加速器実験に伴う欺瞞性から証示なせることについて]

 上にて挙げているのはドイツ浪漫主義芸術の巨匠たる18世紀画家、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(Freemasonでもあったとの画家 Caspar David Friedrich)の手になる一品、

Der Wanderer uber dem Nebelmeer雲海の上の旅人』(に多少の[動き]をアレンジとして加えたもの)

となる。

 言われようの問題として一般に、

[人間の崇高なる精神が高みを目指し、ついぞ多くの物事を達観するに至った時、その折の孤独と感慨を描いた画]

などと形容される上掲の『雲海の上の旅人』に関して(本稿でもその言行を順次・段階的に取り上げることになるとの)物理学者リサ・ランドールは[次のような申しよう]をなしている。


(直下、物理学者リサ・ランドールの手になる著作 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)にての CHAPTER THREE LIVING IN A MATERIAL WORLD[第三章 物質世界に生きる]の章の記述内容 ――オンライン上検索エンジンにあっての原文検索にて該当部特定できるところの記述内容―― よりの原文引用をなすとして)

Our universe is in many respects sublime. It prompts wonder but can be daunting ―even frightening― in its complexity.  Nonetheless, the components fit together in marvelous ways. Art,science, and religion all aim to channel people’s curiosity and enlighten us by pushing the frontiers of our understanding. They promise, in their different ways, to help transcend the narrow confines of individual experience and allow us to enter into―and comprehend―the realm of the sublime. (See Figure 11.)
          [ . . . ]
[ FIGURE 11 ] Caspar David Friedrich’s Wanderer Above the Sea of Fog (1818), an iconic painting of the sublime ― a recurring theme in art and music.

(上の原著引用部に対する[訳文]として国内流通訳書『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)ハードカヴァー版にあっての81ページに記載されているところを引くとして)

多くの点で、私たちの宇宙は崇高だ。その複雑さは好奇心を駆り立てはするが、無力感も抱かせるし、ことによっては恐怖さえも感じさせる。にもかかわらず、宇宙の構成要素は素晴らしくぴたりと絡みあっている。芸術、科学、宗教は、いずれも人々の好奇心を促して、理解の限界を広げさせ、それによって私たちを啓蒙することを目指している。いずれもそれぞれのやり方で、個人の経験の狭い領域を越えさせることを約束している。それがかなえられたとき、私たちは崇高なものの領域に踏み込む――そして理解する――ことができるのだ(図11を参照)。 …(中略)… [図11]ドイツの画家カスパー・ダーヴィド・フリードリヒの「雲海の上の旅人」は、崇高なものを象徴的に描いた作品だ。崇高さは、美術と音楽に繰り返し登場するテーマである

(以上をもって Knocking on Heaven’s Doorにての原著表記および訳書よりの引用とした)


 さて、何故、ここ脇に逸れての部にあって「目立つように」特定絵画 ― 『雲海の上の旅人』― を挙げ、その絵画に対する物理学者の評しよう ―「雲海の上の旅人」は、崇高なものを象徴的に描いた作品だ....― などを引いたりもしたのか

「それは、」
絵画『雲海の上の旅人』に対して直上引用なしたような評しようをなしているとの物理学者リサ・ランドールが

加速器によるブラックホール生成可能性にまつわるトピックの理論深化に一廉ならぬ貢献をなしているとの著名物理学者

[[崇高なるもの]を目指しての宇宙の探求(およびそのための装置と銘打たれている巨大加速器LHC)の称揚・礼讃をなしているとの向き

であるとのことがあり、また、なおかつ、彼女リサ・ランドールの手による、(絵画『雲海の上の旅人』を科学者が目指しての[崇高さ]とを結びつけている)引用元著作 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)が

人間のありよう(崇高さとはおよそ程遠いところにあるありよう)]
人間の辿る運命

を嘲笑うような[嗜虐的寓意]で満ち満ちていると申し述べられるようになっている著作であるとのことがある、遺憾ながら
[理の当然]
として申し述べられるところとしてある ――個人のせせこましい偏頗(へんぱ)な主観などとは一線を画したところで客観的かつ具体的にこれはこうでこうだと申し述べられるようになっている(出典呈示を第一義にしての本稿では無論、その論拠を事細かに挙げる)とのところとしてある―― からであり、そのことに注意を向けたかったからである(※)。

(※上にて引用元とした著作、 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)、同著にあってはその冒頭部より
September 10, 2008, marked the historic first trial run of the Large Hadron Collider (LHC). Although the name―Large Hadron Collider― is literal but uninspired, the same is not true for the science we expect it to achieve, which should prove spectacular. (表記英文引用部に対する訳として)「2008年9月10日、ラージ・ハドロン・コライダー(LHC)が歴史的始動を見た.[ラージ・ハドロン・コライダー]との名称は有り体に言ってインスピレーションを何ら与えぬとの平凡なものだが、私たちがそれ(LHC)に[証明すべきととらえている壮大なる挙]を託しているとの意では[科学(の進歩)]にとり同じくものことは真実とはならない(LHCは際立ってのインスピレーションを与えるものである)」
などとのことが書き記されている。
 そうもした書きようが目立ってもの冒頭部にてみとめられる著作ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアにおける表題、 [天国のドアをノックする]の由来についてリサ・ランドール女史は同じくもの著作の中で次のようなことを述べてもしている。
(以下、 Knocking on Heaven’s Doorにての CHAPTER FOUR LOOKING FOR ANSWERSより引用なすところとして)
I first heard the phrase “knockin”on heaven’s door”when listening to the Bob Dylan song at his 1987 concert with the Grateful Dead in Oakland, California. Needless to say, the title of my book is intended differently than the song’s lyrics, which I still hear Dylan and Jerry Garcia singing in my head. The phrase differs from its biblical origin as well, though my title does toy with this interpretation. In Matthew, the Bible says, “Ask, and it shall be given you; seek, and ye shall find; knock, and it shall be opened unto you: For every one that asketh receiveth; and he that seeketh findeth; and to him that knocketh it shall be opened. (以上原著表記に対して訳書『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)ハードカヴァー版[第四章]103ページにての表記を引くとして) Knocking on Heaven’s Door(天の扉を叩く)]――これが本書の原題だが、私が最初にこのフレーズを聞いたのは、一九八七年、カリフォルニア州オークランドでのグレイトフル・デッドとのコンサートで、ボブ・ディランが『天国への扉』を歌うのを聞いたときだった。いまでも私の頭の中ではディランとジェリー・ガルシアがこれを歌っているのが聞こえてくるけれど、いうまでもなく、私の本のタイトルは、この曲の歌詞とは意味が違っている。このフレーズは出典である聖書の一節とも違っているが、私のタイトルはこちらの意図を拝借したものだ。聖書の「マタイ伝」には、このように書かれている。「求めよ。さらば与えられん。尋ねよ、さらば見いださん。門を叩け、さらば聞かれん。すべて求むる者は得、たづねる者は見いだし、門を叩く者には開かれるるなり
(以上、引用部とした)
 といったところ、新約聖書のマタイ伝にあっての
[求めよ。さらば与えられん。尋ねよ、さらば見いださん。門を叩け、さらば聞かれん。すべて求むる者は得、たづねる者は見いだし、門を叩く者には開かれるるなり]
とのフレーズ、それが
[天国の門]・[天国への扉]・[天国への階梯](ステアウェイ・トゥ・ヘブン)
との兼ね合いでいかように嗜虐的なる別側面での意味( Double Meaning )と共にあるのか、そのことからして具体的典拠を挙げ連ねるとの式で遺漏無くも事細かに示そうというのが本稿の本義であるとここ脇に逸れての部にあって訴求しておきたいとの意図が筆者にはある)

当サイト内にあっての【各頁および各典拠への一覧方式遷移部】、及び、【PDF形式文書配布ページ】へのリンクを直下、設けておく

各頁および各典拠への一覧方式遷移部へは以下より


問題となる[「予見的」言及→実現]の体系についての[典拠紹介部]一覧呈示頁

PDF形式文書配布ページへは以下より


典拠解説媒体としての[一括PDF文書]の公開頁

ここ本頁内の記述内容を支える【「容易に後追い確認なる」「堅い」ソースを呈示しての出典紹介部ら】の主たるところへの[遷移経路]を下に設けておく。 典拠について疑わしいとの部があれば、必要に応じて参照されたい (:クリックすることでブラウザ ―インターネット閲覧ソフト― の[別タブ(別枠)]にて典拠紹介部を表示( open "additional" tabbed window(s) of web browsers

[出典(Source)紹介の部101]先に発生した911の事件は(飛行機が突撃したツインタワーのみならず)ワールド・トレード・センターに存在していたビル七棟がすべて倒壊したとの事件となる】、 【その中身が適正なものか否かはとりあえず置き、かつてそこにあったワールド・トレード・センターの第七ビルに関してはそれが発破倒壊 ―コントロール・デモリッション(ビルを炸薬を用いて一挙に破壊して解体処理する手法)― によって倒壊したのだとの申しようが専門家団体、[建築家団体]より呈されている】、 【911の事件が発生する「直前」、2001年7月にて、「アメリカで[アルカイダ]と[オサマ・ビン・ラディン]の犯行を名目にしての政府関係者筋による[自作自演のテロ]が起こされることを警告していた」との有名な論客が存在している】とのことらを各別に紹介しての典拠紹介部101の部)
の参照は直下より (クリックすることで当該の出典紹介部を別タブにて表示)


典拠紹介部第117頁 重大事件の先覚的言及と『使徒行伝』に見る占いの霊

[出典(Source)紹介の部102(4)](1999年公開の映画作品『ファイト・クラブ』がいかようにして[911の事件の先覚的言及]を多重的になしていると指摘出来るのか、そのことについての[1]から[9]と振っての典拠紹介部にあっての「一例」としての ―[4]と振っての部の「一例」としての― 典拠紹介部102(4)の部)
の参照は直下より (クリックすることで当該の出典紹介部を別タブにて表示)


典拠紹介部第118頁 ファイト・クラブに見る911の前言、その解説[1]

[出典(Source)紹介の部102(8)](1999年公開の映画作品『ファイト・クラブ』の原作小説(1996年刊)からして911の予見的側面と相通ずるようになっていることにまつわっての典拠紹介部102(8)の部)
の参照は直下より (クリックすることで当該の出典紹介部を別タブにて表示)


典拠紹介部第119頁 ファイト・クラブに見る911の前言、その解説[2]