典拠となるところの明示[15]――加速器実験に伴う欺瞞性、 そして、そこより証示
なせもすること

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加速器によるブラックホールやワームホール生成仮説に通ずる「先覚的」言及作品らの存在について(1)

 ここ本段に至るまでにて

第一。
「[本稿で問題視したいこと]は[物理学者ら理論にあっての欠陥性]を指摘するなどということには毛頭ない。そういうこと、物理学者ら理論にあっての欠陥性を摘示するとの資格も能力も筆者にはない(などと述べると心得違いをなしている向きは『この者が摘示事物に確証・自信を抱いていないからそうもしたことを言うのだろう』などと誤解するかもしれないが、そうではない)。 専門家らの理論の適否を論ずることなどせずとも、それでも、[実験](と世間的には明示されている営為)に伴う問題となることは「容易に」摘示できるようになっているし、第三者でもそのことは確認できるようになっている。そのことの把握を求め、その先にあることの意味を問うのが本稿の趣意である」
同点、第一の点の明示のために本稿では[「反面教師としての」海外のLHC関連訴訟を巡る顛末の解説]を話柄としての説明をなす

第二。
「本稿では[他の人間に誤解されるようなこと]を敢えても指摘しているが、といったことにしても[きちんとした論拠](属人的目分量の問題から離れもしてそこに確として存在しているとの論拠)に基づいているとのことを厳選・取捨選択して取り上げている。それが果たして本当なのか、本稿が真剣なる顧慮に値するもの、そう、[具体的行動の指針となして然るべきようなもの]とのレベルで真剣なる顧慮に値するものなのかとの観点にて読み手に切に確認いただきたいと考えている」
同点、第二の点の明示のために本稿では[奇異奇矯と受け取られもしようこと、であるが、顧慮に値すること]がいかようなことなのか、極々一例、先行するところの説明を間を経ずに(紙幅にしてそう先のところではないとの段にて)なすこととする

との計二点のことらを、

[[重要なることのさらなる呈示]をなす「その前に」[強くも断っておきたいことらの明示]をなす]

との流れにて説明していくと申し述べもし、うち、

第一。
「[本稿で問題視したいこと]は[物理学者ら理論にあっての欠陥性]を指摘するなどということには毛頭ない。そういうこと、物理学者ら理論にあっての欠陥性を摘示するとの資格も能力も筆者にはない(などと述べると心得違いをなしている向きは『この者が摘示事物に確証・自信を抱いていないからそうもしたことを言うのだろう』などと誤解するかもしれないが、そうではない)。 専門家らの理論の適否を論ずることなどせずとも、それでも、[実験](と世間的には明示されている営為)に伴う問題となることは「容易に」摘示できるようになっているし、第三者でもそのことは確認できるようになっている。そのことの把握を求め、その先にあることの意味を問うのが本稿の趣意である」
同点、第一の点の明示のために本稿では[「反面教師としての」海外のLHC関連訴訟を巡る顛末の解説]を話柄としての説明をなす

との点について論拠を入念に挙げながらもの詳説を既になし終えている(直前頁までで、にまつわっての解説は終えている)。

 以上、振り返りなしたうえで述べるが、ここ本頁以降では

第二。
「本稿では[他の人間に誤解されるようなこと]を敢えても指摘しているが、といったことにしても[きちんとした論拠](属人的目分量の問題から離れもしてそこに確として存在しているとの論拠)に基づいているとのことを厳選・取捨選択して取り上げている。それが果たして本当なのか、本稿が真剣なる顧慮に値するもの、そう、[具体的行動の指針となして然るべきようなもの]とのレベルで真剣なる顧慮に値するものなのかとの観点にて読み手に切に確認いただきたいと考えている」

とのことの(「長くもなっての、」)説明に入ることとする。

 さて、本稿および本稿を公開しているサイトで本稿筆者にあっては、従前、

[常識人の眉を顰(ひそ)めさせるようなこと]

を多々書いてきもしたとの属人的きしたしがある(:それが耳目に触れえるとのことがそうそうにあったか否かの問題を置き試験的にかなりもってして前からアップロードしていた本稿を公開しているサイトの一にあってはやりすぎたか、と思うぐらいにそうしたこと、常識人の眉をひそめさせるようなことを(「多くの重要事」にまつわる典拠を挙げての説明を割愛してしまっている中で)多々書いてきたとの属人的背景が手前にはある)。

 たとえば、である。


[CERNの挙動が異世界への扉とも表すべきワームホール(別名アインシュタイン・ローゼン・ブリッジ)を開く可能性がある。それによって、この世界に我々を支配すべくもの何がしかのもの(ナノマシンのような構造体)が入ってくる可能性や我々の世界の崩壊がもたらされる可能性が観念される]

[先に発生した911の事件にまつわる予見文物が数多存在している。それら予見文物には[共通の特性]が垣間見れ、その共通の特性とは[フリーメーソン象徴主義との連続性]、そして、[ギリシャ神話の特定のエピソードとの濃密なる接続性]となっている(視覚的事実、そして、記録的事実にまつわる問題である)。また、同じくもの特性を伴っての事前言及をなしている文物ら ――本来ならばといったものらが存在していること自体が奇怪でならないとの文物ら―― が存在している一方で、そうした予見文物らそれ自体から離れてものこととして、[先に911の事件が発生したニューヨークの一画(たるワールド・トレード・センター)]からもってして[フリーメーソン象徴主義との連続性]、そして、[ギリシャ神話の特定のエピソードとの接続性]をその場に見出せるようになっている。 従って、([予見文物]と[現実的状況]の対応から)、911の事件 ――正確にはワールト・トレード・センタ-の一画にあって[飛行機のツインタワーへの衝突]に続いて計7棟のビル群が順次崩れ去っていったとの事件―― については[フリーメーソンに通ずる儀式](注:現時、この言いようには問題があったかととらえており、[フリーメーソンのような存在を動かす力学が固執するところの儀式]とした方が適切であろうと判ずるに至っている)である申し述べられるようになっている]


といったこと、常識人の眉をひそめさせてならないとのことを多々扱っている。

 言論流通動態につき多少詳しき向きにあってはお分かりだろうが、上のことに響き近しきこと ――本稿を公開したサイトでもそれにまつわる話をなしているとのことと響き近しきこと―― をネット上および紙媒体上で述べている、

[神秘家・宗教家](しばしば[陰謀論者]を兼ねている)

が数多いる(:具体的事例を挙げる必要もない。相応のキーワードで検索エンジンを走らせれば、日々増殖していると見受けられもするそうした者たち由来の[ゴミ](この場合、[ゴミ]とは何ら[論拠]らしいものを伴っておらぬ[神秘家漫談としての情報価値伴わぬもの]のことを指す)ばかりが目立って目に入ってくるからである。次元の上昇?何が言いたいのだ?この者らは?といった塩梅で、である)。

 神秘家・宗教家申しよう、あるいは、常識的人間が傍から見れば

Conspiracy Theorist陰謀「論」者とも言い換えられよう詐欺師ないし頭の具合のよろしくはない妄想癖の徒の戯言である」

としか受け取られないだろう申しよう(そもそも論拠などないために検証できないか、検証できる余地があってもすぐに鍍金(めっき)がはがれようとの「薄い」申しよう)と上述のような申しよう、繰り返せば、


[CERNの挙動が異世界への扉とも表すべきワームホール(別名アインシュタイン・ローゼン・ブリッジ)を開く可能性がある。それによって、この世界に我々を支配すべくもの何がしかのもの(ナノマシンのような構造体)が入ってくる可能性や我々の世界の崩壊がもたらされる可能性が観念される]

[先に発生した911の事件にまつわる予見文物が数多存在している。それら予見文物には[共通の特性]が垣間見れ、その共通の特性とは[フリーメーソン象徴主義との連続性]、そして、[ギリシャ神話の特定のエピソードとの濃密なる接続性]となっている(視覚的事実、そして、記録的事実にまつわる問題である)。また、同じくもの特性を伴っての事前言及をなしている文物ら ――本来ならばといったものらが存在していること自体が奇怪でならないとの文物ら―― が存在している一方で、そうした予見文物らそれ自体から離れてものこととして、[先に911の事件が発生したニューヨークの一画(たるワールド・トレード・センター)]からもってして[フリーメーソン象徴主義との連続性]、そして、[ギリシャ神話の特定のエピソードとの接続性]をその場に見出せるようになっている。 従って、([予見文物]と[現実的状況]の対応から)、911の事件 ――正確にはワールト・トレード・センタ-の一画にあって[飛行機のツインタワーへの衝突]に続いて計7棟のビル群が順次崩れ去っていったとの事件―― については[フリーメーソンに通ずる儀式](注:現時、この言いようには問題があったかととらえており、[フリーメーソンのような存在を動かす力学が固執するところの儀式]とした方が適切であろうと判ずるに至っている)である申し述べられるようになっている]


は[ほとんど区別がつかないものである]と受け取る向きも多かろう (:筆者としてもそうした誤解を避けようとの[断り書き]を折にふれなし、[言い過ぎ](憶測の先行しすぎ)や[他の望ましくもなきものとの重なり合い]があれば、都度、修正表記をなそうとしてきたわけだが、(仮に聞く耳を持った人間がいたとしても)、伝えんとしていることの機微を書ききっていたのか確証がない ――そも、本稿を公開しているようなサイトが[ジャンク]をばら撒く以外に能がないとの紛い「者」、主体的かつ理性的な思考などとは無縁なる宗教の徒以外の真っ当なる語るに足る人間に閲覧されているのかのさえ、希望的観測の範疇を超えては望めないととらえるに至ってしまったとの中でも敢えても述べれば、である―― )。

 であるから書いておくが、軽侮軽蔑、読み手にそういったマイナスの反応を誘発すれば、あるいは、本当に告発すべき問題点が存在することを練度・程度低き人間ら由来の[ゴミと同一視させんとする作用]がある一定以上働ければそれで目的達成といった紛い「者」らと[責任感をもってやっているこの身の言論(にあっての「たとえば、」の上記物言い)]には違いがあるとのこと、強くもこの場にて(申しようについて断わっておきたいことの第二の点として)訴求しておく。

 その点、[「当然に」誤解を招きかねない言辞]として直近言及したことらのうち、


[先に発生した911の事件にまつわる予見文物が数多存在している。それら予見文物には[共通の特性]が垣間見れ、その共通の特性とは[フリーメーソン象徴主義との連続性]、そして、[ギリシャ神話の特定のエピソードとの濃密なる接続性]となっている(視覚的事実、そして、記録的事実にまつわる問題である)。また、同じくもの特性を伴っての事前言及をなしている文物ら ――本来ならばといったものらが存在していること自体が奇怪でならないとの文物ら―― が存在している一方で、そうした予見文物らそれ自体から離れてものこととして、[先に911の事件が発生したニューヨークの一画(たるワールド・トレード・センター)]からもってして[フリーメーソン象徴主義との連続性]、そして、[ギリシャ神話の特定のエピソードとの接続性]をその場に見出せるようになっている。 従って、([予見文物]と[現実的状況]の対応から)、911の事件 ――正確にはワールト・トレード・センタ-の一画にあって[飛行機のツインタワーへの衝突]に続いて計7棟のビル群が順次崩れ去っていったとの事件―― については[フリーメーソンに通ずる儀式](注:現時、この言いようには問題があったかととらえており、[フリーメーソンのような存在を動かす力学が固執するところの儀式]とした方が適切であろうと判ずるに至っている)である申し述べられるようになっている]


といった

[一見にして「頭の具合がよろしくない」と解されもしようとの実にシュールな申しよう]

からして残念ながら[具体的論拠][具体的懸念材料]に基づいて申し述べているとのこととなる。

 そのことの(先立っての)明示をなすべくもの解説をなすことで、

「本稿筆者は[他の人間に誤解されるようなこと]をも敢えても申し述べることとしているのだが、そうしたところからして[きちんとした論拠](属人的目分量・属人的観点から離れもしてそこに確として存在しているとの論拠)を伴っており、真剣な顧慮に値するもの、そう、[具体的行動の指針となして然るべきようなもの]とのレベルで真剣な顧慮に値するものになっている」

とのことを(ここ本段にて)強くも訴求しておきたい。

 以上申し述べたところでまずもっては、


[CERNの挙動が異世界への扉とも表すべきワームホール(別名アインシュタイン・ローゼン・ブリッジ)を開く可能性がある。それによって、この世界に我々を支配すべくもの何がしかのもの(ナノマシンのような構造体)が入ってくる可能性や我々の世界の崩壊がもたらされる可能性が観念される]


とのこと ――傍目から見る限り「当然にして」頓狂と見えるであろうとのこと―― に関わるところとして


[CERNのLHC実験によってワームホールの類(時空間のショートカットを約束する重力の歪み)が生成されうるとの科学的理論が存在しており、そこから何かを行き来させることができるようになるとの科学者見解が俎上にのぼったことがある]


とのことを取り上げることからはじめる。

 下の出典(Source)紹介の部18を参照されたい。


| 出典(Source)紹介の部18 |

 ここ出典紹介部にあっては

[CERNのLHC実験によってワームホールの類(時空間のショートカットを約束する重力の歪み)が生成されうるとの科学的理論が存在しており、そこから何かを行き来させることができるようになるとの科学者見解が俎上にのぼったことが「ある」]

とのことの典拠を挙げることとする。

(直下、『神の素粒子 ―宇宙創成の謎に迫る究極の加速器― 』(原著表題 COLLIDER: The Search for the World's Smallest Particles/邦訳版刊行元は日経ナショナルジオグラフィック社で同著、本稿先立っての[事実B]にまつわる解説部にてもその内容を問題視した実験機関担ぎ上げ本としての色彩強き書籍ともなる)のp.287-p.289よりの原文抜粋をなすとして)

 これまでの議論は明確な科学的根拠に基づいているが、最後に紹介するのは、SF小説のような、あるいは夢のような話である。CERNがここまで太鼓判を押してまだ不安ならば、未来から何の警告もないことで安心すればよいのだという。ロシアの数学者イリーナ・アレフエワとイゴール・ヴォロビッチによれば、LHCは現在と未来を結ぶ時空の通路、通過可能なワームホールを生み出すだけのエネルギーを持っている。もし、 LHCが危険なら、未来からのメッセージがあったり、LHCの完成を阻止して歴史を改変する科学者が出てくるであろう・・・・ 
 通過可能なワームホールは、アインシュタインの一般相対性理論方程式を解くことで得られるもので、時空の離れた二点をつなぐという特徴がある。 ワームホールもブラックホールと同じく、物質が宇宙という織物を強力に曲げてできる重力井戸だ。 しかし、そこに含まれる幽霊物質(未知の物質)という仮想の物質が負の質量とエネルギーを持っているため、侵入者に対する反応が違う。ブラックホールに落ちた物質が崩壊するのに対し、幽霊物質は通過可能なワームホールを開け、時空に通路をつくって宇宙の別の場所へつなぐ。
・・・(中略)・・・
1980年代後半以来、通過可能なワームホールはCTC(時空曲線)をつくり、これをたどれば過去へタイムトラベルできるという説が唱えられてきた。
・・・(中略)・・・
勇敢な宇宙船が飛び込めるほど大きいワームホールなら、ループは完全につながっているので、理論的にCTCが出来た後のどの地点にも戻ることができる。
・・・(中略)・・・
アレフエとヴォロビッチは、LHCの衝突現場のエネルギーなら過去との通信が可能なワームホールが出現すると推測する。LHCの研究者たちはもし未来の日付の奇妙なメッセージがモニターに現れたら、このことを真っ先に知るだろう。

(書籍『神の素粒子 ―宇宙創成の謎に迫る究極の加速器― 』よりの引用部はここまでとしておく)

(注記1:ちなみに、 ――理論の適否はともかくも―― 上抜粋部に見るロシアの数学者イリーナ・アレフェバ(アレフエ)とイゴール・ヴォロビッチらの来歴も彼ら申しようが重んじられる背景にあるように解されもする。LHCでワームホールが生成されるとの見解を呈しているとの彼・彼女らロシア人数学者らが属する研究機関が[その業績より高評価を受けている研究機関]であることも彼らの仮説呈示が重んじられている背景にあるように解されもするのである、具体的にはイリーナ・アレフェバとイゴール・ヴォロビッチらが属している研究機関が[数学の世界で有名なリーマン予想などと並んでのミレニアム懸賞問題のひとつたるポアンカレ予想]を解明したことでも有名なグレゴリー・ペレルマンといった学究が所属していたことで令名がつとに知れ渡っている Steklov Institute of Mathematics[ステクロフ数学研究所]であることも彼らの申しようがある程度重んじられている背景になっているように受け取れる  ――※[ステクロフ数学研究所]成員のイリーナ・アレフェバとイゴール・ヴォロビッチらのワームホール生成にまつわる申しようがある程度は市民権を得て欧米圏に受け取られているとのことについては主流メディア「にさえ」同じくものことが(ほとんど目立たないとのウェイト付けなされての節ありの中ながらも)取り上げられていたことからも推し量れるようになっている。たとえば、検索エンジン上での Time travellers from the future 'could be here in weeksとのそちら英文記事タイトル(『未来からのタイムトラベラーがここ数週間のうちにお目見えするかもしれない』といった語感の英文記事タイトル)の入力で同定・捕捉できるところの2008年2月発のデイリー・テレグラフ( The Daily Telegraph/英国主要新聞)のオンライン上記事にあって(以下、一部引用なすとして) Prof Irina Aref'eva and Dr Igor Volovich, mathematical physicists at the Steklov Mathematical Institute in Moscow believe that the vast experiment at CERN, the European particle physics centre near Geneva in Switzerland, may turn out to be the world's first time machine, reports New Scientist.(訳として)「ステクロフ数学研究所に所属の数理物理学者であるイリーナ・アレフェバ教授とイゴールヴォロビッチ博士は、ニュー・サイエンティスト誌が報ずるところ、ジュネーヴにある欧州素粒子物理学の中枢たるCERNの大規模実験が世界初のタイムマシンたりうると判明するであろうと考えているようである」と[報道]されているところからもステクロフ数学研究所の彼・彼女らの[タイムマシンとしてのワームホール]の生成にまつわる申しようが(その理論としての適否はともかくも)それなりに市民権を得ているとのことが察せられるようになっている――  )

(注記2:上の COLLIDER: The Search for the World's Smallest Particles(邦題)『神の素粒子 ―宇宙創成の謎に迫る究極の加速器― 』よりの抜粋部にては
「1980年後半以来、通過可能なワームホールはCTC(時空曲線)をつくり、これをたどれば過去へタイムトラベルできるという説が唱えられてきた」
とされているが、といった説、ワームホールがタイムマシンたりうるとの説の[隆盛の契機]は
「その逝去を見た90年代に至るまでメディアが担ぐ時代の寵児たるカリスマ物理学者として活動していたカール・セーガンの求めに応じて、「1980年代中葉に」キップ・ソーンという物理学者が[通過可能なワームホール]というものの存在を想定・提案した(そして、同キップ・ソーンがその[通過可能なワームホール]によって[過去への伝送路]を確保するとの理論をさらにもって提唱した)」
ことにあると諸所にて指摘されるところとなっている ――キップ・ソーンの(元を辿れば[フィクションに対する助言]としての科学考証に由来する)新規理論についてはそれをまとめた著作 BLACK HOLES & TIME WARP Einstein's Outrageous Legacy(邦題)『ブラックホールと時空の歪み』(邦訳版の版元は白揚社/本稿でもその細かき内容を原著から、そして、訳書からさらに後の段にて原文引用していくとの著作)を含めて海外ではよく知られたところとなっている。 につき、和文ウィキペディア[タイムマシン]項目程度のものにても[タイムマシンの現実的理論枠組み]についての解説部で同じくものことについての紹介がなされているわけだが(現行にての和文ウィキペディア[タイムマシン]項目記載内容より引けば、(以下、引用なすとして)カリフォルニア工科大学のキップ・ソーンは1988年に、通過可能なワームホールを考察し、量子の泡から生まれるワームホールを広げて利用する時間旅行の概念を発表した(以上、引用部とする)との記載がなされているところである)、 ソーン主著の訳書『ブラックホールと時空の歪み』のp.437以降に1985年に原著が鳴り物入りで世に出た(そして大ヒットを見た)カール・セーガンContact『コンタクト』のためのアイディアを[通過可能となっているワームホール]との絡みでキップ・ソーンがいかように提供していたかが記載されてもいる ――ソーン著作のそちらパートよりの原文引用も本稿の後の段にてなす―― (尚、ここではその程度の言及にとどめておくが、同じくもの点については本稿本段執筆時現況、英文ウィキペディア[ Kip Thorne ]項目にも Carl Sagan once asked Thorne to examine the time travel section of the manuscript for Contact. Thorne immediately dismissed Sagan's hypothesis;however,he later had an epiphany --wormholes may be used as time machine (訳として)「カール・セーガンがかつてキップ・ソーンに小説『コンタクト』との絡みでタイムトラベルに関係する部の記述内容の検証を頼んだことがある。の折、ソーンは(セーガン・サイドよりその妥当性について尋ねられていた)セーガンの仮説を即時に斥けた.だが、しかし、キップ・ソーンは後にワームホールがタイムマシンとして使われうるとの閃き的アイディア(エピファニー)を得る(呈示する)に至った」(引用部はここまでとする)との記載がなされているようなことがある(そうしたウィキペディア上の記述は易変性を伴う当該の媒体の編集に伴い消除を見るかもしれないが、同じくものことが記録的事実であることを示すべくもの引用も後にソーン著作そのものよりからなす)。 にまつわってはキップ・ソーンが[通過可能なワームホール]について[本格的な研究]を始めたのは1988年「以降」であるとのこと「も」[先覚的言及に関わって問題となるところ]として本稿の後の段で取り上げる)―― )

出典(Source)紹介の部18はここまでとする)


 さて、上にて特定著作、

COLLIDER: The Search for the World's Smallest Particles(邦題)『神の素粒子 ―宇宙創成の謎に迫る究極の加速器― 』

より引きもしたアレフエとヴォロビッチは、LHCの衝突現場のエネルギーなら過去との通信が可能なワームホールが出現すると推測する.LHCの研究者たちはもし未来の日付の奇妙なメッセージがモニターに現れたら、このことを真っ先に知るだろうとの申しようについては

(仮にそうした奇妙奇怪なものが構築されえたとして、の話として、)
「ワームホール生成それ自体に伴う安全性の問題をなおざりにしているとの欺瞞性がある」

「とも」解釈できるようなところがありもする。

 については(後に科学解説書より引用なすところでもあるのだが)
[ブラックホールもワームホールも[重力の化け物]のような存在であることに相違はないとされる、ブラックホールをエレベーターの入り口に、ワームホールをエレベーターのシャフト(昇降路)に例えるたとえ話]
がよくも持ち出される、ゲート(通用路・扉)との役割を観念した場合にワームホールとカー・ブラックホールは混然としているとの話がよくも持ち出される ――にまつわっては後にそうしたワームホールの特性と結びつく[他世界に微小機械を送るためのゲート]としてのワームホール性質につき言及した Parallel Worlds; A Journey Through Creation,Higher Dimensions and the Future of the Cosmos『パラレルワールド――11次元の宇宙から超空間へ』という書物よりの原文引用をなす―― )とのことがあるからである。

 といったところでよりもって疑義を呈したくもなることとして(上にて表記の書籍)『神の素粒子 ―宇宙創成の謎に迫る究極の加速器― 』の作者が ―その申しようが正しいか否かは置いておき― [権威ある物理学者]とされるポール・ハルパーンという男 (理論物理学の分野で博士号を持ち現合衆国フィラデルフィア科学大学教授との肩書きを持つ男/詳しくは英文ウィキペディアの[ Paul Halpern ]項目を参照されたい) となっており、その邦訳に監訳者として関与しているのが日本のアトラス実験の代表者であるということ「も」気がかりなところとしてある。

 が、真に問題となるのは、」[権威](とされる向きら)が専門家として述べていること、その理論それ自体の内容の適否ではない。先にも述べた通り、[理論]の適否 ―e.g.LHCレベルのエネルギー規模の加速器でワームホール(と呼称されるようなもの)が生成されうるのかとのことの適否etc.,etc.,― それそのものは問題にはならない(いいだろうか。物事を履き違えている向きは勘違いするかもしれないが、筆者が問題視しているのはワームホールが構築されるとの理論それそのものにいかほどに信憑性があるかなどとのこと「ではない」。そのような理論適否はそも、素人・門外漢にあっては判断しがたいとのところがある)。

 「真に問題となるのは、」 ―ややこしいと受け取られるかもしれないところながらきちんと理解なしていただきたいところとして―

「[権威]が[特定のこと]を述べているとの[事実]そのものが
[理論の歴史的登場時期を示す資料]
と共に存在しているとのことがある。
 また、[権威]が同じくもの[特定のこと]を述べていることに関して存在しているとの、
[理論の歴史的登場時期を示す資料]
がそれ以前はいかな者でもそういうことが述べることができたとは思えないことをそれ自体で指し示しているとのことがある。
 他面、そうしたはきと見出せるとの権威サイドの特定の申しようの[登場経緯]とは全く平仄・辻褄が合わない、にも関わらず、登場時期の問題を除いてその内容だけに着目する限りは、そうした権威申しようと「不気味」かつ「異常無比」な形で平仄・辻褄が合うとのことら、言葉を換えれば、権威が後の世にてこれはこうであろうと事細かに説明してきたことと一致しているとのことが史的に見て長期にわたって、
[権威の申しよう自体と全く関係ないところ]
に数多存在していること、そして、(一呼吸置き)、そうして権威が科学的裏付けを与える前から存在しているとのことらが「相互に」「多重的に」絡み合って密結合関係を呈しているとのことが現実にある

とのことである(についてはそこに伴う[嗜虐性]の問題とともに先立っての段でもくどくも訴求している)。

 同じくものことについて[たとえ話]をなせば、次のようなことが問題であると述べたいとの次第なのである。

「相対性理論の登場時期に関しては「特殊相対性理論は1905年、一般相対性理論は(1915年-)1916年である」とある程度厳密にアインシュタイン発表動向にまつわる資料と共にあわせて申し述べられるようになっている ――特殊相対性理論を体現しての[エネルギー=質量×光速度の二乗]との有名な式(E=mc2)についてはアインシュタイン以前にドイツのフリードリヒ・ハーゼノールといった科学者が1904年に先鞭をつけていたとの主張(親ナチス的ともされる主張)も存在するが、その信憑性も含めてここでは重きを置かないこととして、である―― 。
 それ以前は、たとえば、相対性理論が1905年より登場し出すより先立つこと数十年前にて相対性理論のことを無関係なところで示唆している文物があるとは考えられていないし、そうしたことを強くも主張する人間はいない。だが、もし仮にそうした文物が存在している、アインシュタインの相対性理論と同様のものを極めて克明・露骨に描いているとの文物がアインシュタイン登場前に存在していたとしたらば、どうか。のみならず、そうした文物が複数作あり、それらが相互に結びつくような"なり"を呈していたらば、どうか。その[機序]が奈辺にあるのか以前の問題として「明らかに異常.」となるところであろう(ここでなしている話とは詰まるところ、そうした性質の話に通ずることである)」

(なお、一応、断っておくが、以上の話は[類例]にまつわる[たとえ話]に留まるところとなり、アインシュタインの相対性理論のことを克明に事前言及しているとの相対性理論登場より数十年前の文物らが目に付くところに実際に存在しているなどとのことを本稿で目立って取り上げるつもりはない ――本稿の後の段で The House on the Borderland(邦題)『異次元を覗く家』(1908年刊)との荒唐無稽怪奇フィクションが(アインシュタインの特殊相対性理論登場年次たる1905年より後にて登場しているとの作品としてながら)[1916年まで具体化してこなかった相対性理論「帰結」に通ずるブラックホール的特色の言及]との絡みで化け物がかった先覚的言及をなしていると解されること、ほんの少し、触れるつもりであるが、ここでの話は例え話と受け取ってもらいたい―― )

((この段階では)微に入りすぎ、そして、まどろっこしすぎるとしか受け取られないような筆の運びをなしてしまっている風があるかとも思うのだが)
 さて、上にて強調するところの[真に問題になる側面]がここにてその話をなすこととしているとの[表層上、エキセントリックなこと(奇矯なること)と見られもしようこと]たる、


[CERNの挙動が異世界への扉とも表すべきワームホール(別名アインシュタイン・ローゼン・ブリッジ)を開く可能性がある。それによって、この世界に我々を支配すべくもの何がしかのもの(ナノマシンのような構造体)が入ってくる可能性や我々の世界の崩壊がもたらされる可能性が観念される]


とのことといかにして「深く」そして「深く」関わってくるかは長大なるものとなる本稿全体にて入念に証示なすとして、ここ本段では差しあたり、

唯・常識的な観点から見ても[常識世界の科学理論の登場時期]と「奇怪に」間尺が合わぬことが[加速器によるワームホール生成仮説](いいだろうか、これ自体はたかだかもの仮説にすぎない)にすら伴っているとのことがある

とのことについて「限局的なる」解説をなしておきたいと思う(※)。

(※そちら解説をなすことでもってして
「本稿筆者は[他の人間に誤解されるようなこと]をも敢えても申し述べることとしているのだが、そうしたところからしてきちんとした論拠を伴っており、真剣な顧慮に値するもの、そう、[具体的行動の指針となして然るべきようなところ]とのレベルで真剣な顧慮に値するものになっている」
とのことを訴求するとのここでの[小目的]は充足したことになるか、とも考えつつ、である)

 につき、

唯・常識的な観点から見ても[常識世界の科学理論の登場時期]と「奇怪に」間尺が合わぬことが[加速器によるワームホール生成仮説]にすら伴っているとのことがある

とのことの解説をなす前に ―(それを頭から肯定、首肯すべしと述べているのではないということ、上にて述べているわけだが)― そも、

[ワームホール生成にまつわるメインストリート(表通り)での言われようにまつわる事例紹介]

が少なかったかとの観点があるため、「まずは、」[ワームホール生成]にまつわるところとして他にも次のような申しようがなされていることを取り上げておくこととする。


| 出典(Source)紹介の部19 |

 こちら出典紹介部にあっては

[加速器によるワームホール人為生成にまつわってメインストリート(衆目に触れえるとの表通り)でいかような言われようがなされてきたのか]

とのことにまつわっての事例紹介をなすこととする(:同じくもの問題については本稿のかなりもってして後の段に至るまで諸種の資料から引用なしつつも、縷々(るる)、折に触れて取り上げもしていく所存だが、本段では取りあえずもの目につくところの典型的言われようを引いておくこととする)。

(直下、 Attack of the Hyperdimensional Juggernaut-Menとの題名で2009年11月6日付け( 6th November 2009付け)で発信されているとの The Reg The Register/テクノロジー情報紹介商業ウェブサイト)の記事の冒頭部よりの原文引用をなすところとして)

A top boffin at the Large Hadron Collider (LHC) says that the titanic machine may possibly create or discover previously unimagined scientific phenomena, or "unknown unknowns" - for instance "an extra dimension".
"Out of this door might come something, or we might send something through it," said Sergio Bertolucci, who is Director for Research and Scientific Computing at CERN, briefing reporters including the Reg at CERN HQ earlier this week.

(拙訳として)
「LHC実験にかかわるトップクラスの科学者が巨大マシンは従前想像だにされていなかった科学的現象、よく知られていない未知の事柄ら、たとえば、余剰次元のようなものを発生ないし発見する可能性があると発言している。
「この扉を通過して何かが来るかもしれないし、それを通じて我々が何かを送れるようになるかもしれない」
今週初頭のCERN本部でのブリーフィングで当媒体( the Register )の記者を含むレポーターらを前にしてCERNのリサーチおよびコンピューティングの責任者であるセルジオ・ベルトリッチはそのように述べた」」

(訳を付しての引用部はここまでとする ―※― )

(※上記事は欧米圏で比較的よく知られたテクノロジー情報提供サイト、 The Register(略称 The Reg)の記者がCERNにあっての記者会見で聴いたものとしてオンライン上の彼らの情報媒体に載せているものとなる(転載サイトも多いため、記事一次ソースに当たるには記事表題 Attack of the Hyperdimensional Juggernaut-Menおよびドメイン名theregister. co.ukから検索していくのがよいか、と思う)。 その点、 The Registerの記事は Attack of the Hyperdimensional Juggernaut-Men[超次元の絶対的不可抗力(ジャガーノート)の力を有した者らの侵襲]との一見にして『ふざけているのか』とも受け取れる副題が付された[satire](風刺記事)との側面色濃きものとなっているが、CERN調査部門ならびにコンピューター部門を統括する人間セルジオ・ベルトリッチが
「(未曽有の高エネルギー状態で想像もできないような結果がもたらされ)なにかを送れるようになったり、何かが現れることになる」
などと発言していたと報じられているとのその事実自体が問題であるととらえられる ――尚、CERN関係者セルジオ・ベルトリッチ申しようは物理学者 Paul Halpern(ポール・ハルパーン)がその著書 COLLIDER: The Search for the World's Smallest Particles(邦題)『神の素粒子 ―宇宙創成の謎に迫る究極の加速器― 』で述べていることと同じ背景を受けてなされている物言いであろうと思われる(ロシアのステクロフ数学研究所の二名の科学者の計算結果を受けてのことであろうと思われる)ところとなっている―― )

出典(Source)紹介の部19はここまでとする)


 以上、ワームホール生成にまつわっての言われように関して(せんだって取り上げていた物理学者手仕事としての書籍内記述に対する他例としての)報道事例について引き合いに出したところで、

[唯・常識的な観点から見ても[常識世界の科学理論の登場時期]と「奇怪に」間尺が合わぬことが[加速器によるワームホール生成仮説]にすら伴っているとのことが「ある」]

とのことに関わりもすること、本稿での話を進めていくうえでのひとつの布石となりもするところとして、科学に興味がある向きが読むような科学読み本、

Parallel Worlds; A Journey Through Creation,Higher Dimensions and the Future of the Cosmos『パラレルワールド ――11次元の宇宙から超空間へ』(邦訳版の版元は日本放送出版協会(現NHK出版)で原著の米国にての初出は2005年)

という書籍 (著者を米国マス・メディアに頻出する有名日系人科学者、ハーバード卒業の後、加速器実験ともマンハッタン計画とも密接に結びつく科学者アーネスト・ローレンスと縁あるローレンス・バークレー国立研究所にて博士号を取得したとのミチオ・カクとする書籍) に以下のような記述がなされていることを引いておく。


| 出典(Source)紹介の部20 |

 こちら出典紹介部にあっては

[目立っての専門家筋の手になる書籍にあって【ワームホールやブラックホールの類を活用する上でのありうべき先進文明やりよう】についてどのような解説がなされもしているのか]

とのことの紹介をなすこととする。

(直下、邦訳版『パラレルワールド ――11次元の宇宙から超空間へ』384ページよりの原文引用をなすとして)

カー・リングの中心にワームホールがあれば、われわれの宇宙をまったく別の宇宙と、あるいは、同じ宇宙のなかにある別の地点と、結びつけてくれるかもしれない。
・・・(中略)・・・
現在、おおかたの物理学者は、ブラックホールを生きて通り抜けることはできないと考えている。しかし、ブラックホールの物理的解釈はまだ未熟な段階で、この推測は検証されていない。ここでの議論のために、ブラックホールを通り抜けることができ、とくに回転するカー・ブラックホールでそれが可能だと考えてよう。すると、どの先進文明も、ブラックホールの中を探査しようと真剣に考えるだろう。

(引用部はここまでとしておく ―※― )

(※以上をもってして日本放送出版協会(現NHK出版)より刊行されている国内流通の訳書よりの引用となしたが、(検索エンジンにての下記長文テキストの入力などを通じ)「オンライン上よりその通りの記載がなされている、すなわち、[文献的事実]であるとのことを確認できるところの」原著 Parallel Worlds; A Journey Through Creation,Higher Dimensions and the Future of the Cosmos内該当表記部もここでは引用しておく。(以下、原著 CHAPTER ELEVEN Escaping the Universeの節よりの引用として) The wormhole in the center of the Kerr ring may connect our universe to quite different universes or different points in the same universe.[ . . . ] Currently, most physicists believe that a trip through a black hole would be fatal. However, our understanding of black hole physics is still in its infancy, and this conjecture has never been tested. Assume, for the sake of argument, that a trip through a black hole might be possible, especially a rotating Kerr black hole. Then any advanced civilization would give serious thought to probing the interior of black holes.(引用部はここまでとする))

(続いて直下、邦訳版『パラレルワールド ――11次元の宇宙から超空間へ』385ページよりの原文引用をなすとして)

探査機は、事象の地平線の近傍にどれだけ放射が存在するかを正確に決定し、そうした莫大なエネルギーのさなかでワームホールが安定していられるかどうかを明らかにしてくれるだろう。

(引用部はここまでとしておく ―※― )

(※以上をもってして訳書よりの引用となしたが、(検索エンジンにての下記テキストの入力などを通じ)「オンライン上よりその通りの記載がなされている、すなわち、[文献的事実]であるとのことを確認できるところの」原著 Parallel Worlds; A Journey Through Creation,Higher Dimensions and the Future of the Cosmos原著該当表記部も引用しておく。(以下、原著 CHAPTER ELEVEN Escaping the Universeの節よりの引用をなすとして) The probe would determine precisely how much radiation there is near the event horizon and whether the wormhole could remain stable in spite of all this energy flux.(引用部はここまでとする))

(さらに続いて直下、邦訳版『パラレルワールド ――11次元の宇宙から超空間へ』403ページよりの原文引用をなすとして)

 ワームホールのなかでは潮汐力や放射が猛烈になりそうなので、未来の文明は、向こう側の宇宙で再生するのに必要な燃料やシールドや養分を、最小限にして運ばなければならないだろうそこでナノ・テクノロジーを使えば、それらを詰めた小さな鎖を細胞ほどの大きさの装置に入れて、ワームホールの向こうへ送れる可能性がある
 ワームホールが非常に小さくて原子サイズだとしたら、その向こう側で全人類を再生できるだけの莫大な情報を、原子でできた長いナノチューブに詰めて送ることになるだろう。さらに小さくて、ワームホールが素粒子のサイズだったら、原子核をそこへ送り込み、向こう側で電子をつかまえて原子や分子を再構成するようにするしかない

(引用部はここまでとしておく ―※― )

(※以上をもってして訳書よりの引用となしたが、(検索エンジンにての下記長文テキストの入力などを通じ)「オンライン上よりその通りの記載がなされている、すなわち、[文献的事実]であるとのことを確認できるところの」原著 Parallel Worlds; A Journey Through Creation,Higher Dimensions and the Future of the Cosmos原文内該当表記部を上と同文に引用しておく。(以下、原著 CHAPTER ELEVEN Escaping the Universeの節よりの引用をなすとして) Because the tidal forces and radiation fields would likely be intense, future civilizations would have to carry the absolute minimum of fuel, shielding, and nutrients necessary to re-create our species on the other side of a wormhole. Using nanotechnology, it might be possible to send microscopic chains across the wormhole inside a device no wider than a cell.(引用部はここまでとしておく))

 上にて引用なしたのは

[滅びに瀕してなどの事情によって[別宇宙]への脱出を図るといった設定の架空の未来文明ないし架空の超文明のやりよう]

として『パラレルワールド ――11次元の宇宙から超空間へ』にてワームホールによる[種子](ナノマシンに収められての種子)の播種が試みられるとのことが解説されているとのパートとなるまさしくもの Science Fictionがかった申しようだが、問題なのは、といったアイディアがサイエンス・フィクション分野の文物に [科学者(ここでの引用元書籍をしたためているハーヴァード卒のカリスマ物理学者として知られるカク・ミチオのような科学者)由来のもの] として供給されだしたのは何時なのか、ということであるとも申し述べておく)。

 その点、同じくものことについては同著 Parallel Worlds; A Journey Through Creation,Higher Dimensions and the Future of the Cosmos『パラレルワールド ――11次元の宇宙から超空間へ』(邦訳版の版元は日本放送出版協会(現NHK出版))にて次のような記載「も」なされている。

(直下、 Parallel Worlds; A Journey Through Creation, Higher Dimensions and the Future of the Cosmosにての CHAPTER ELEVEN Escaping the Universeの節よりの原文引用をなすとして)

Since a trip through a black hole would be a one-way trip, and because of the enormous dangers found near a black hole, an advanced civilization would likely try to locate a nearby stellar black hole and first send a probe through it. Valuable information could be sent back from the probe until it finally crossed the event horizon and all contact was lost. (A trip past the event horizon is likely to be quite lethal because of the intense radiation field surrounding it. Light rays falling into a black hole will be blueshifted and thereby will gain in energy as they get close to the center.) Any probe passing near the event horizon would have to be properly shielded against this intense barrage of radiation.

(拙訳として)
「ブラックホールを通じての旅はおそらく片道切符のものであり、そして、ブラックホール近傍では多大な危険が観念されるのであるから、先進文明はまずもって近傍のブラックホールを特定し、そのうえで、そこに試験的に探針(プローブ)を送り込むことを企図するであろう事象の地平線を通り越し通信が途絶するまで種々様々な情報がプローブより送り返されてくることが観念される(事象の地平線を超えての旅はそのまわりにあっての凄まじい放射線領域がために致死的なものであるブラックホールに落ち込んだ光線らは青方偏移を起こしており。ブラックホール中心に近付いての折にはそうしたエネルギーの直撃に曝されることになる)。それがゆえ事象の地平線の近くを通過せんとする探針(プローブ)はいかなるものであれ凄まじい放射線被曝状況下に耐えうるだけの防御を施されていなければならない

(訳を付しての引用部はここまでとする ―※― )

(※尚、以上、抜粋してきたようなことにつき米国にてのマス・メディア露出の日系人物理学者ミチオ・カクの[ありうべき先進文明のやりよう]にまつわる科学予測では次のような記載がなされていることも本稿筆者は「ゆえあって」重要視している。

(直下、 Parallel Worlds; A Journey Through Creation, Higher Dimensions and the Future of the Cosmosにての CHAPTER FIVE Dimensional Portals and Time Travelの節より引用をなすとして)

The frame of Alice’s looking glass, in other words, was like the spinning ring of Kerr. But any trip through the Kerr ring would be a one-way trip. If you were to pass through the event horizon surrounding the Kerr ring, the gravity would not be enough to crush you to death, but it would be sufficient to prevent a return trip back through the event horizon.
[ . . . ]
The Kerr black hole, in fact, has two event horizons. Some have speculated that you might need a second Kerr ring, connecting the parallel universe back to ours, in order to make a return trip.

(以上の原著よりの引用部に対して邦訳版『パラレルワールド ――11次元の宇宙から超空間へ』の書かれようとしてはその148ページにて(同じくも原文抜粋するところとして)つまり、アリスが通り抜けた鏡の枠は、カーの見つけた回転するリングに相当する。しかし、このカー・リングを抜けるのは、片道切符の旅になる。カー・リングを取り巻く事象の地平線を通過するとき、重力でつぶれて死にはしないにしても、事象の地平線を超えてまた戻ることはできないのだ・・・(中略)・・・カー・ブラックホールには事象の地平線がふたつある。一部の科学者は、その並行宇宙とわれわれの宇宙をつなぐ第二のカー・リングがあれば、帰りの道ができると考えた(引用部はここまでとする)とされているところともなる)

出典(Source)紹介の部20はここまでとする)


 さてもってして、ここで注意を向けたいところとして、である。

「[唯・常識的な観点から見ても[常識世界の科学理論の登場時期]と「奇怪に」間尺が合わぬことが[加速器によるワームホール生成仮説]にすら伴っているとのことがある]とのことについて「限局的なる」解説をなしておく

との本段での話の趣意に関わるところとして上の書籍 Parallel Worlds; A Journey Through Creation, Higher Dimensions and the Future of the Cosmos『パラレルワールド ――11次元の宇宙から超空間へ』にての、

「ワームホールのなかでは潮汐力や放射が猛烈になりそうなので、未来の文明は、向こう側の宇宙で再生するのに必要な燃料やシールドや養分を、最小限にして運ばなければならないだろう。そこでナノ・テクノロジーを使えば、それらを詰めた小さな鎖を細胞ほどの大きさの装置に入れて、ワームホールの向こうへ送れる可能性がある。
 ワームホールが非常に小さくて原子サイズだとしたら、その向こう側で全人類を再生できるだけの莫大な情報を、原子でできた長いナノチューブに詰めて送ることになるだろう。さらに小さくて、ワームホールが素粒子のサイズだったら、原子核をそこへ送り込み、向こう側で電子をつかまえて原子や分子を再構成するようにするしかない」

との解説のなされように関しては([事実F]から[事実J]と振っての事実群の摘示の中で)[事実I]と振りもしてせんだって摘示してきたこと、すなわち、

[事実I]

[事実F]の部にてその名を挙げた小説 Adrift Just off the Islets of Langerhans : Latitude 38°54'N,Longitude77°00'13W(邦題)『北緯38度54分、西経77度0分13秒 ランゲルハンス島沖を漂流中』は

[欧州の加速器運営機関(CERNならぬCEERNなどと呼称される15TeV加速器を運用する機関)のビーム照射装置でもって[自らを縮退させての極小の分身]をホログラム上に造り出した主人公がそちら分身を己の[「底無しの」「黒々とした」「渦を巻く」へそ]に落とし込み、もって、己の魂に引導を渡させるとの粗筋の作品]

「とも」なっている。

とのことと「不可思議に結びつきもする」ようになってしまっているとの側面「も」ある(ポイントは「不可思議に結びつくようになっている」とのことだが、それは、詰まるところ、時期的先後関係にて[不自然なる[先覚的言及]がなされている]とのことである)。

 その点、直前にて文献的事実の問題として引用なしている(カリスマ物理学者と米国でもてはやされているとの向きの手になる)書籍『パラレルワールド ――11次元の宇宙から超空間へ』にあっては

[ワームホール(ブラックホールが二つあった際にそれらを連結したものがワームホールであるとの言われようもなされる時空間の通路)を境にする他宇宙に潮汐力や放射に耐えうる[極微機械]としてのナノマシン(極微性がゆえに潮汐力などに堪えうる)の種子をが送り込まれる]

とのかたちでの

[ありうべき先進科学文明やりよう ――それが本当に適切なる物言いなのか門外漢には判じようもないし、その適否判断それ自体は必要もなかろうとの申しようにあって見る「仮説上の」先進科学文明やりよう―― ]

が[(未来の)先進文明の考えられるやりようにまつわるひとつの予測]として紹介されている。
 
 他面、上にて再掲の[事実I]のようなところでその先覚性を本稿にての先立っての段で問題視してきたとの Adrift Just off the Islets of Langerhans:Latitude 38°54'N,Longitude77°00'13W (邦題)『北緯38度54分、西経77度0分13秒 ランゲルハンス島沖を漂流中』という小説では ―オンライン上よりも確認できる部の事細かなる原文抜粋にて示してきたところとして―

[CEERN(CERNではない)などと呼称される15TeV加速器を運用する機関のビーム照射装置でもって[自らを縮退させての極小の分身]をホログラム上に造り出した主人公がその分身を己の[底無しの黒々とした渦を巻くへそ]に落とし込み自身の魂に引導を渡すとの粗筋が採用されている(そして、そのようなあらすじの同小説が[ケージに閉じ込められた極微ブラックホール暴走を描く他小説]と連結させられている)]

との設定が採用されている。

 きちんと内容検討いただければ自然(じねん)としてお気付きいただけるところかとは思うのだが、


極微性がゆえに潮汐力などに堪えうるナノマシン等の[文明再建の種子]がワームホールないしカー・ブラックホール越しに(多世界解釈における)他世界・他宇宙に送り込まれる(科学読み本 Parallel Worlds; A Journey Through Creation, Higher Dimensions and the Future of the Cosmos『パラレルワールド ――11次元の宇宙から超空間へ』に見る未来予測 ――(くどくも再引用なせば) Because the tidal forces and radiation fields would likely be intense, future civilizations would have to carry the absolute minimum of fuel, shielding, and nutrients necessary to re-create our species on the other side of a wormhole. Using nanotechnology, it might be possible to send microscopic chains across the wormhole inside a device no wider than a cell.(訳書訳文)「ワームホールのなかでは潮汐力や放射が猛烈になりそうなので、未来の文明は、向こう側の宇宙で再生するのに必要な燃料やシールドや養分を、最小限にして運ばなければならないだろう。そこでナノ・テクノロジーを使えば、それらを詰めた小さな鎖を細胞ほどの大きさの装置に入れて、ワームホールの向こうへ送れる可能性がある」といった記述に関わるところの未来予測―― )

[CEERNなどと呼称される15兆電子ボルト加速器を運用する機関のビーム照射装置でもって[自らを縮退させての「極小の」分身]を造り出した主人公がその分身を己の[「底無しの」「黒々とした」「渦を巻く」へそ]に落とし込む](小説 Adrift Just off the Islets of Langerhans : Latitude 38°54'N, Longitude77°00'13W(邦題)『北緯38度54分、西経77度0分13秒 ランゲルハンス島沖を漂流中』に見る内容 ――尚、[「底無しの」「黒々とした」「渦を巻く」へそ]がブラックホールの比喩的象徴物と受け取れることには(本稿前段にて摘示に努めているように)同小説 と複合的に連続する他小説『ホール・マン』が[極微ブラックホール暴走による惑星呑込み]を主たる内容とする作品となっているとのこと「も」ある―― )


とのことで「話が似通っている」わけである(:筆者が同じくものことを問題視している背景にはブラックホールとホログラムと情報理論に関わる現代科学理論の[登場]をも表記の70年代小説が「あまりにも奇怪にも」[予見描写]しているように解されるようになっているとのことがあるわけだが、そちらの点についてはおいおい解説するとして、表層的・皮相的に見ても、上にて俎上にあげているとのことらにあっての描写らが両サイド似通っているとのことがある)。

 双方作品共々(かたや2005年初出の科学読み本『パラレルワールド ――11次元の宇宙から超空間へ』かたや1974年初出のフィクション『北緯38度54分、西経77度0分13秒 ランゲルハンス島沖を漂流中』)にて

底無しの渦を巻く、暗黒の(重力の)怪物】(ブラックホールの類ナノマシンの如き縮小ユニット】(自らないし自らの属する文明をコピーした存在として科学上仮説にて取り沙汰されているものとが双方ともども接続しているとの側面]

が「ある」わけである。

 などと述べても、1974年の小説をものした小説家からして

ブラックホールへの極微の[種子]投入の観点を導出できるだけの知識

を有しており(先進文明のやりようにまつわる未来予測につき把握しており)、そうしたアイディアに関する知識を自己の小説に反映させたととらえるのが常識人がすがりたくもなるとのところであろう(それにつき、同じくものこと、アイディアの登場時期に着目しての理非の程についてまで検証した段階ではじめて[思索][考究]として意をなすところであろうかと思う)。

 以上申し述べたうえで書くが、残念なことに上のように、小説家 ――『北緯38度54分、西経77度0分13秒 ランゲルハンス島沖を漂流中』を書き記したハーラン・エリスンという作家―― が「当時の」科学界にて流通の理論体系から自己の小説のあらすじを導出したと考えることが「できない」、現代科学史に関する一領域の分析からは普通には考えることが「できない」ようになっているから問題になるとのことがある(:[ブラックホールやワームホールの放射や潮汐力に堪えうる「自律的」極微構造体の投入をなす]とのアイディアが70年代小説登場時の科学者らに導き出されて「いなかった」と考えられるようになっているとのことが指摘できるようになっているから問題になる)。

 その点、『パラレルワールド ――11次元の宇宙から超空間へ』(原著は2005年に刊行された Parallel Worlds; A Journey Through Creation,Higher Dimensions and the Future of the Cosmos
にあっての書きよう(70年代小説にての描写との近似性について直前部にて振り返りもしているとの書きよう)に関しては

80年代になってよりはじめて考案された[通過可能なワームホール]にまつわる理論に基づいての予測

のことが顧慮され、そして、それが

科学者E・ドレクスラーが70年代中葉に遡ると言われる自身の思索・研究を元にして80年代より目立って提唱しだしたナノ・テクノロジー理論にあってのありうべきナノマシン像

と結びつけられての科学予測がなされていると述べられるようになっている。

 同じくものこと、目立っての科学理論の(広くも認知されていると受け取れるところの)初期登場時期については続いての出典紹介の部を参照されたい。

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直下、冒頭部へのリンクを設けておく

(⇒[加速器実験にまつわる根深き虚偽]の問題よりはじめての状況指し示し部、その冒頭頁へは下より)

[典拠紹介部第1頁 加速器実験に伴う欺瞞性から証示なせることについて]

 上にて挙げているのはドイツ浪漫主義芸術の巨匠たる18世紀画家、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(Freemasonでもあったとの画家 Caspar David Friedrich)の手になる一品、

Der Wanderer uber dem Nebelmeer雲海の上の旅人』(に多少の[動き]をアレンジとして加えたもの)

となる。

 言われようの問題として一般に、

[人間の崇高なる精神が高みを目指し、ついぞ多くの物事を達観するに至った時、その折の孤独と感慨を描いた画]

などと形容される上掲の『雲海の上の旅人』に関して(本稿でもその言行を順次・段階的に取り上げることになるとの)物理学者リサ・ランドールは[次のような申しよう]をなしている。


(直下、物理学者リサ・ランドールの手になる著作 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)にての CHAPTER THREE LIVING IN A MATERIAL WORLD[第三章 物質世界に生きる]の章の記述内容 ――オンライン上検索エンジンにあっての原文検索にて該当部特定できるところの記述内容―― よりの原文引用をなすとして)

Our universe is in many respects sublime. It prompts wonder but can be daunting ―even frightening― in its complexity.  Nonetheless, the components fit together in marvelous ways. Art,science, and religion all aim to channel people’s curiosity and enlighten us by pushing the frontiers of our understanding. They promise, in their different ways, to help transcend the narrow confines of individual experience and allow us to enter into―and comprehend―the realm of the sublime. (See Figure 11.)
          [ . . . ]
[ FIGURE 11 ] Caspar David Friedrich’s Wanderer Above the Sea of Fog (1818), an iconic painting of the sublime ― a recurring theme in art and music.

(上の原著引用部に対する[訳文]として国内流通訳書『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)ハードカヴァー版にあっての81ページに記載されているところを引くとして)

多くの点で、私たちの宇宙は崇高だ。その複雑さは好奇心を駆り立てはするが、無力感も抱かせるし、ことによっては恐怖さえも感じさせる。にもかかわらず、宇宙の構成要素は素晴らしくぴたりと絡みあっている。芸術、科学、宗教は、いずれも人々の好奇心を促して、理解の限界を広げさせ、それによって私たちを啓蒙することを目指している。いずれもそれぞれのやり方で、個人の経験の狭い領域を越えさせることを約束している。それがかなえられたとき、私たちは崇高なものの領域に踏み込む――そして理解する――ことができるのだ(図11を参照)。 …(中略)… [図11]ドイツの画家カスパー・ダーヴィド・フリードリヒの「雲海の上の旅人」は、崇高なものを象徴的に描いた作品だ。崇高さは、美術と音楽に繰り返し登場するテーマである

(以上をもって Knocking on Heaven’s Doorにての原著表記および訳書よりの引用とした)


 さて、何故、ここ脇に逸れての部にあって「目立つように」特定絵画 ― 『雲海の上の旅人』― を挙げ、その絵画に対する物理学者の評しよう ―「雲海の上の旅人」は、崇高なものを象徴的に描いた作品だ....― などを引いたりもしたのか

「それは、」
絵画『雲海の上の旅人』に対して直上引用なしたような評しようをなしているとの物理学者リサ・ランドールが

加速器によるブラックホール生成可能性にまつわるトピックの理論深化に一廉ならぬ貢献をなしているとの著名物理学者

[[崇高なるもの]を目指しての宇宙の探求(およびそのための装置と銘打たれている巨大加速器LHC)の称揚・礼讃をなしているとの向き

であるとのことがあり、また、なおかつ、彼女リサ・ランドールの手による、(絵画『雲海の上の旅人』を科学者が目指しての[崇高さ]とを結びつけている)引用元著作 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)が

人間のありよう(崇高さとはおよそ程遠いところにあるありよう)]
人間の辿る運命

を嘲笑うような[嗜虐的寓意]で満ち満ちていると申し述べられるようになっている著作であるとのことがある、遺憾ながら
[理の当然]
として申し述べられるところとしてある ――個人のせせこましい偏頗(へんぱ)な主観などとは一線を画したところで客観的かつ具体的にこれはこうでこうだと申し述べられるようになっている(出典呈示を第一義にしての本稿では無論、その論拠を事細かに挙げる)とのところとしてある―― からであり、そのことに注意を向けたかったからである(※)。

(※上にて引用元とした著作、 Knocking on Heaven’s Door『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)、同著にあってはその冒頭部より
September 10, 2008, marked the historic first trial run of the Large Hadron Collider (LHC). Although the name―Large Hadron Collider― is literal but uninspired, the same is not true for the science we expect it to achieve, which should prove spectacular. (表記英文引用部に対する訳として)「2008年9月10日、ラージ・ハドロン・コライダー(LHC)が歴史的始動を見た.[ラージ・ハドロン・コライダー]との名称は有り体に言ってインスピレーションを何ら与えぬとの平凡なものだが、私たちがそれ(LHC)に[証明すべきととらえている壮大なる挙]を託しているとの意では[科学(の進歩)]にとり同じくものことは真実とはならない(LHCは際立ってのインスピレーションを与えるものである)」
などとのことが書き記されている。
 そうもした書きようが目立ってもの冒頭部にてみとめられる著作ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアにおける表題、 [天国のドアをノックする]の由来についてリサ・ランドール女史は同じくもの著作の中で次のようなことを述べてもしている。
(以下、 Knocking on Heaven’s Doorにての CHAPTER FOUR LOOKING FOR ANSWERSより引用なすところとして)
I first heard the phrase “knockin”on heaven’s door”when listening to the Bob Dylan song at his 1987 concert with the Grateful Dead in Oakland, California. Needless to say, the title of my book is intended differently than the song’s lyrics, which I still hear Dylan and Jerry Garcia singing in my head. The phrase differs from its biblical origin as well, though my title does toy with this interpretation. In Matthew, the Bible says, “Ask, and it shall be given you; seek, and ye shall find; knock, and it shall be opened unto you: For every one that asketh receiveth; and he that seeketh findeth; and to him that knocketh it shall be opened. (以上原著表記に対して訳書『宇宙の扉をノックする』(NHK出版)ハードカヴァー版[第四章]103ページにての表記を引くとして) Knocking on Heaven’s Door(天の扉を叩く)]――これが本書の原題だが、私が最初にこのフレーズを聞いたのは、一九八七年、カリフォルニア州オークランドでのグレイトフル・デッドとのコンサートで、ボブ・ディランが『天国への扉』を歌うのを聞いたときだった。いまでも私の頭の中ではディランとジェリー・ガルシアがこれを歌っているのが聞こえてくるけれど、いうまでもなく、私の本のタイトルは、この曲の歌詞とは意味が違っている。このフレーズは出典である聖書の一節とも違っているが、私のタイトルはこちらの意図を拝借したものだ。聖書の「マタイ伝」には、このように書かれている。「求めよ。さらば与えられん。尋ねよ、さらば見いださん。門を叩け、さらば聞かれん。すべて求むる者は得、たづねる者は見いだし、門を叩く者には開かれるるなり
(以上、引用部とした)
 といったところ、新約聖書のマタイ伝にあっての
[求めよ。さらば与えられん。尋ねよ、さらば見いださん。門を叩け、さらば聞かれん。すべて求むる者は得、たづねる者は見いだし、門を叩く者には開かれるるなり]
とのフレーズ、それが
[天国の門]・[天国への扉]・[天国への階梯](ステアウェイ・トゥ・ヘブン)
との兼ね合いでいかように嗜虐的なる別側面での意味( Double Meaning )と共にあるのか、そのことからして具体的典拠を挙げ連ねるとの式で遺漏無くも事細かに示そうというのが本稿の本義であるとここ脇に逸れての部にあって訴求しておきたいとの意図が筆者にはある)

当サイト内にあっての【各頁および各典拠への一覧方式遷移部】、及び、【PDF形式文書配布ページ】へのリンクを直下、設けておく

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